第2章 サーバーの構成 1 © 2008 IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd.
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第2章 サーバーの構成 1 © 2008 IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd. 目次:サーバーの構成 1. アプリケーション・サーバーの構成 2. データ・ソースの構成 3. HTTPサーバーの構成 2 © 2008 IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd. 1.アプリケーション・サーバーの構成 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 3 アプリケーション・サーバーについて 構成方法について IBM i HTTPアドミン・サーバーの開始 IBM Web Administration for i の開始 “アプリケーション・サーバーの作成“ウィザード アプリケーション・サーバーで使用するJVMの選択 アプリケーション・サーバーの開始 © 2008 IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd. アプリケーション・サーバーについて WebSphere Application Server (WAS) は、Javaコンポーネントの実行環境 – HTTPサーバーおよびデータベース・サーバーと連携して動作します – この資料では、全てが同一のIBM i 上に存在する場合の構成方法を記述します HTTP サーバー http Plug-In WebSphere Application Server アプリケーション・サーバー http WebコンテナServlet JSP ブラウザ EJBコンテナデータ ソース データベース EJB HTML 画像 4 XML構成 ファイル サーバー管理情報 を保管するファイル © 2008 IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd. 構成方法について IBM i 上のWASの構成方法は2通り – WAS自身の提供する機能で構成する • スクリプト、管理コンソールなどを利用する – IBM i の提供するWebインターフェースから構成する • IBM Web Administration for i を利用する この資料では、IBM i の提供するWebインターフェースを使用する方法を記述 する – IBM i のバージョンは 6.1 を想定 – IBM Systems Director Navigator for IBM i (i5/OS) の一機能として存在 する IBM Web Administration for i を利用する • HTTP グループPTF (SF99115) レベル4が前提 – WAS 7.0のエディションは Base を想定 5 © 2008 IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd. IBM i HTTPアドミン・サーバーの開始 HTTPサーバーの*ADMINサーバー・インスタンスの開始 – 5250セッションから下記コマンド入力 • STRTCPSVR SERVER(*HTTP) HTTPSVR(*ADMIN) – ジョブ開始の確認 • WRKACTJOBでサブシステムQHTTPSVR下のジョブを確認 6 © 2008 IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd. IBM Web Administration for i の開始(1) ブラウザーからIBM System Director Navigator for i5/OSにログイン – Internet Explorer などのブラウザーから以下のURLを入力 • http://<ホスト名またはIPアドレス>:2001 – IBM i のユーザー名、パスワードの入力 7 © 2008 IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd. IBM Web Administration for i の開始(2) IBM Systems Director Navigator for i5/OS の初期画面が表示される “i5/OSの管理“ を展開して、”インターネット構成”をクリック 8 © 2008 IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd. IBM Web Administration for i の開始(3) インターネット構成の初期画面が表示される ”IBM Web Administration for i5/OS”をクリック 9 © 2008 IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd. IBM Web Administration for i の開始(4) 再度IBM i のユーザーとパスワード を入力する IBM Web Administration for i の画 面が表示される 10 © 2008 IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd. “アプリケーション・サーバーの作成“ウィザード(1) “アプリケーション・サーバーの作成”をクリック 11 © 2008 IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd. “アプリケーション・サーバーの作成“ウィザード(2) “次へ“をクリック 12 © 2008 IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd. “アプリケーション・サーバーの作成“ウィザード(3) 今回は WASのV7.0 Base を選択 13 © 2008 IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd. “アプリケーション・サーバーの作成“ウィザード(4) アプリケーション・サーバーの名前と説明を入力 – サーバー名はWASプロファイル名、IBM i のジョブ名として使われる 14 © 2008 IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd. “アプリケーション・サーバーの作成“ウィザード(5) WASと関連付けるHTTPサーバーを指定 – ここでは新規作成を選ぶ 15 © 2008 IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd. “アプリケーション・サーバーの作成“ウィザード(6) HTTPサーバーの構成を指定する – サーバー名は、IBM i のジョブ名になる – ここでは他と重複しないポート番号を指定している 16 © 2008 IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd. “アプリケーション・サーバーの作成“ウィザード(7) WASで使用する内部ポートを指定する – 他と重複しない連続した20個のポートが必要 17 © 2008 IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd. “アプリケーション・サーバーの作成“ウィザード(8) サンプル・アプリケーションを指定する – 特に要求が無ければデフォルトで可 18 © 2008 IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd. “アプリケーション・サーバーの作成“ウィザード(9) EIMを利用したSSOの為のIDトークンの構成の有無を指定 – ここでは構成しないものとする 19 © 2008 IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd. “アプリケーション・サーバーの作成“ウィザード(10) 設定した項目の確認画面 – “アプリケーション・サーバー“と”HTTPサーバー”の2つのタブがあるので、それぞ れ内容を確認 – これはアプリケーション・サーバーの構成情報 20 © 2008 IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd. “アプリケーション・サーバーの作成“ウィザード(11) 設定した項目の確認画面 – これはHTTPサーバーの構成情報 – “完了”ボタンを押す 21 © 2008 IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd. “アプリケーション・サーバーの作成“ウィザード(12) サーバーのプロファイルを作成中の画面 22 © 2008 IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd. “アプリケーション・サーバーの作成“ウィザード(13) 作成が終了すると、作成したサーバーのプロファイルの管理画面になる – サーバーの状態は“停止済み” 23 © 2008 IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd. アプリケーション・サーバーで使用するJVMの選択 プロファイルで使用するJVMを指定可能 – WebSphere Application Server V7.0 は IBM Technology for JavaVM (32bit) を デフォルトで使用 – 5250コマンド・ラインよりQSHELLを起動してスクリプトを実行 製品ディレクトリーより enableJVM スクリプトを使用 – オプション: • -jvm std32 | std64 | classic • -profile プロファイル名 (指定しない場合は全てのプロファイルに適用される) • -verbose – 作成したプロファイルW70SVRで、64bitのIBMTechnology for JavaVMを使用す る場合の実行例 • enableJVM –jvm std64 –profile W70SVR • ※W60SVRは作成した任意のプロファイル名 – 実行中のサーバーである場合、プロファイルの再起動が必要 24 © 2008 IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd. 稼動中サーバーで使用されるJVMの判別方法 アプリケーション・サーバー起動時のジョブ・ログを見ることで、使用されているJVMを判 別 – アプリケーション・サーバーのジョブ・ログ CALL PGM(QWAS7A/QWASSTRSVR) PARM('-profilePath' '/QIBM/UserData/WebSphere/ AppServer/V7/Base/profiles/WAS70SVR' '-server' 'WAS70SVR') 055793/QEJBSVR/WAS70SVR の ACGDTA がジャーナルできない。理由は 1 です。 JAVA 仮想マシンは IBM TECHNOLOGY FOR JAVA です。 PID(5318) 。 Server starting with user profile QEJBSVR and JDK 1.6.0. WebSphere application server WAS70SVR ready. – F1キーで詳細表示 メッセージ . . : JAVA 仮想マシンは IBM TECHNOLOGY FOR JAVA です。 PID(5318) 。 原因-- JAVA_HOME 環境変数は /QOpenSys/QIBM/ProdData/JavaVM/jdk60/32bitです。 – パスとJVMの種類 • IBM Technology for Java 32bit JVM = /QOpenSys/QIBM/ProdData/JavaVM/jdk60/32bit • IBM Technology for Java 64bit JVM = /QOpenSys/QIBM/ProdData/JavaVM/jdk60/64bit 25 © 2008 IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd. (参考) IBM iにおける2つのJVM “Classic”JVM – OS/400 V4R2からJVMが標準実装 (1998より出荷) – OS/400 System Licensed Internal Code (SLIC)内に実装 – 64-bit JVM を 64-bit hardware上で実装 – Direct Execution (DE) IBM i ユニーク • CRTJVAPGMによる実行ファイルの作成 – 並列(非同期)ガーベッジ・コレクション機能 “IBM Technology for Java” JVM – IBM i V5R4よりサポート – IBM i PASE 上で稼動 • AIX アプリケーション用の統合ランタイム環境 – 32-bit、64-bit アドレス空間 • IBM i6.1から64-bit アドレス空間サポート – 様々なガーベッジ・コレクション(GC)の方法を提供 • Optimize for throughput • Optimize for pause time • Generational concurrent • Subpooling 26 Windows、Unixなど 他のOSと同じ実装 © 2008 IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd. アプリケーション・サーバーの開始(1) 開始するサーバーを選択して、緑の矢印アイコンをクリック 27 © 2008 IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd. アプリケーション・サーバーの開始(2) 開始するサーバーを確認して、“始動”ボタンをクリック 28 © 2008 IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd. アプリケーション・サーバーの開始(3) サーバーの状態が“開始中”になる – “再表示”アイコンで最新状況を表示させることが可能 29 © 2008 IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd. アプリケーション・サーバーの開始(4) WASが実行中になる – サブシステムQWAS7の元で、サーバー名(WASプロファイル名)と同名のジョブが 1つ実行される 30 © 2008 IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd. アプリケーション・サーバーの開始(5) WASに関連付けられたHTTPサーバーが実行中になる – サブシステムQHTTPSVRの元で、サーバー名と同名のジョブが複数実行される 31 © 2008 IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd. 2.データ・ソースの構成 1. JDBCドライバーの選択 2. “データ・ソースの作成”ウィザード 32 © 2008 IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd. JDBCドライバーの選択 JDBCドライバーの選択 – ローカルのデータベースへアクセスする場合 • IBM Developer Kit for Java JDBCドライバーを使用 – Type 2 (Native) • IBM Toolbox for Java JDBCドライバーも使用可能 – Type 4 (Pure Java) – リモートのデータベースへアクセスする場合 • IBM Toolbox for Java JDBCドライバーを使用 この資料では、Type2 JDBCドライバーを使用する方法を記述する – WAS とDB2が同一のIBM i 上に存在する構成であるため 33 © 2008 IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd. “データ・ソースの作成“ウィザード(1) “データ・ソースの作成”を選択 – 定義されたデータ・ソースはこの画面にリストされる 34 © 2008 IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd. “データ・ソースの作成“ウィザード(2) データソース名を指定して、“次へ”をクリック 35 © 2008 IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd. “データ・ソースの作成“ウィザード(3) JDBCプロバイダーの選択 – ここでは既存のプロバイダーを指定することとする 36 © 2008 IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd. “データ・ソースの作成“ウィザード(4) 既に存在するプロバイダーを選択する – ここでは、”DB2 UDB for iSeries (Native XA) を選択 37 © 2008 IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd. “データ・ソースの作成“ウィザード(5) 接続するデータベースの情報を入力する 38 © 2008 IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd. “データ・ソースの作成“ウィザード(6) アプリケーションから使用するJNDI名を指定する – デフォルトでは、データソース名の前に”jdbc/”が付く 39 © 2008 IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd. “データ・ソースの作成“ウィザード(7) 指定したパラメーターの確認画面になる – 確認後、“完了”ボタンを押す 40 © 2008 IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd. “データ・ソースの作成“ウィザード(8) ウィザードが終了し初期画面に戻る – データ・ソースのリストに今作成した”DataSource1”が載っている 41 © 2008 IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd. 3.HTTPサーバーの構成 1. 2. 3. 4. 42 HTTPサーバーの選択 “HTTPサーバーの作成”ウィザード HTTPサーバーとWASの関連付け HTTPサーバーの開始 © 2008 IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd. HTTPサーバーの選択 IBM i 上で使用可能なHTTPサーバーは2通りある – IBM HTTP Server (Apacheで稼動) – Lotus Domino HTTPサーバー この資料では以下の構成について記述する – IBM HTTP Server (Apacheで稼動) – HTTPサーバーとWASサーバーを個別に作成し、関連付けを行う場合 • HTTPサーバーとWASサーバーを同時に作成する場合には、第1章を参照の こと 43 © 2008 IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd. “HTTPサーバーの作成”ウィザード(1) サイドバーの“HTTPサーバーの作成”をクリック 44 © 2008 IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd. “HTTPサーバーの作成”ウィザード(2) サーバー名と説明を入力 – サーバー名はIBM i 上のジョブ名に使われる 45 © 2008 IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd. “HTTPサーバーの作成”ウィザード(3) サーバー・ルートの設定 – 構成情報、ログなどが存在するIFS上のディレクトリー 46 © 2008 IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd. “HTTPサーバーの作成”ウィザード(4) 文書ルートの設定 47 © 2008 IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd. “HTTPサーバーの作成”ウィザード(5) IPアドレスおよびポート番号を指定 –デフォルトのポート番号は80 48 © 2008 IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd. “HTTPサーバーの作成”ウィザード(6) アクセス・ログの設定 49 © 2008 IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd. “HTTPサーバーの作成”ウィザード(7) ログ・ファイルを保持する時間を設定 50 © 2008 IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd. “HTTPサーバーの作成”ウィザード(8) 設定を確認後、「完了」ボタンを押す 51 © 2008 IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd. “HTTPサーバーの作成”ウィザード(9) 作成したHTTPサーバーの管理画面になる – サーバーは停止した状態 52 © 2008 IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd. HTTPサーバーとWASの関連付け(1) サーバー管理画面のサイドバーの”WebSphere Application Server” をクリック 53 © 2008 IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd. HTTPサーバーとWASの関連付け(2) 関連付けるWASとそのプロファイルを指定する 1.導入されているWASを選択する。 (今回はV7.0 base) 2.WASのプロファイルを選択する。 3.WASのアプリケーション を選択する。 4.「適用」ボタンを押す。 54 © 2008 IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd. HTTPサーバーとWASの関連付け(3) 構成変更のメッセージを確認 55 © 2008 IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd. HTTPサーバーとWASの関連付け(4) サイドバーから、“構成ファイルの表示”をクリック 56 © 2008 IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd. HTTPサーバーとWASの関連付け(5) 構成ファイルが表示される。最上部に注目する 57 © 2008 IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd. HTTPサーバーとWASの関連付け(6) 構成ファイルの最初の2行 – 1 WebSpherePluginConfig /QIBM/UserData/WebSphere/AppServer/V7/Base/profiles/W70SVR/config/cells/H ERCULES_W70SVR/nodes/PID12.XYZ.IBM.COMnode/servers/IHS_W70HTTP2/plugin-cfg.xml – 2 LoadModule was_ap20_module /QSYS.LIB/QHTTPSVR.LIB/QSVT2070.SRVPGM 1行目はWASのHTTPプラグイン構成ファイル( plugin-cfg.xml ) の位置を示す。これは 関連付けるWASのプロファイルのディレクトリーの下に存在する 2行目はWASのHTTPプラグインの本体となるプログラムを示す 58 © 2008 IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd. HTTPサーバーの開始(1) 停止済みになっているサーバーを、緑の矢印アイコンで開始する 59 © 2008 IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd. HTTPサーバーの開始(2) サーバーの状態が“実行中”になるまで待つ – QHTTPSVRサブシステムの下でHTTPサーバーのジョブが実行される 60 © 2008 IBM Japan Systems Engineering Co.,Ltd.