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Lotus Notes/Domino 7 Welcome ページ配布設定方法 ポリシーを利用した

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Lotus Notes/Domino 7 Welcome ページ配布設定方法 ポリシーを利用した
Lotus Notes/Domino 7
ポリシーを利用した Welcome ページ配布設定方法
2006 年 5 月
日本アイ・ビー・エム株式会社
西日本ソフトウェア事業部
特記事項
•
本資料の記載内容は、正式な IBM のテストやレビューを受けておりません。内容に
ついて、できる限り正確を期すよう努めてはおりますが、いかなる明示または暗黙の
保証も責任も負いかねます。本資料の情報は、使用先の責任において使用されるべき
ものであることを、あらかじめご了承ください。
•
掲載情報は不定期に変更されることもあります。他のメディア等に無断で転載する事
はご遠慮ください。
•
本資料の著作権は日本アイ・ビー・エムにあります。非営利目的の個人利用の場合に
おいて、自由に使用してもかまいませんが、営利目的の使用は禁止させていただきま
す。
•
IBM、AIX、WebSphere は IBM Corporation の商標。
•
Lotus、Lotus Domino、Lotus Notes は IBM-Lotus の商標。
その他、記載された社名および製品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。
2
目次
■はじめに............................................................................................................................ 4
■Welcome ページ反映の仕組み .......................................................................................... 4
■設定方法............................................................................................................................ 5
1. カスタム Welcome ページ用データベースを作成します。 ............................................. 5
2. 「Toggle advanced configuration editor」を有効にします。 ........................................ 6
3. 作成したデータベースで配布したい Welcome ページを作成します。 ......................... 7
4. デスクトップ設定文書を作成します。.......................................................................... 10
5. ポリシー文書を作成します。 ........................................................................................ 12
6. ポリシーをユーザーに適用します。(明示的ポリシーの場合) ....................................... 13
■カスタム Welcome ページが反映されない場合の確認項目............................................. 15
● サーバーの確認.......................................................................................................... 15
1.
[デフォルト Welcome ページ] ................................................................................ 15
2. ポリシーの割り当て ................................................................................................... 15
3. ($Users)ビュー ........................................................................................................... 15
4. アクセス権 ................................................................................................................. 16
●
クライアントの確認 ............................................................................................. 16
1. ホームページの設定 ................................................................................................... 16
2.
($Policies)ビュー...................................................................................................... 16
3.
Dynamic Client Configuration (DCC) tool ............................................................. 16
4.
DCC を強制起動方法................................................................................................ 17
5.
UNID ....................................................................................................................... 17
3
■はじめに
当資料は、Lotus Domino 7 の環境において、カスタマイズした Welcome ページを配布す
る一般的な設定方法、また反映されない場合の確認項目について記述しています。カスタ
マイズした Welcome ページについてはご利用の環境に合わせて作成してください。
■Welcome ページ反映の仕組み
1. ユーザーがホームサーバーにアクセスします。(Lotus Notes 起動後の最初のアクセス時,
上図①)
2. Server dynamic profile と Client dyninfo object を比較します。(上図②)
3. 相違箇所があった場合、クライアントで Dynamic Client Configuration が実行され以下
を確認します。(上図③)
・ Welcome ページ DB にリンクが貼ってあるかを確認
・ “downloads” ビューを確認
4. “downloads”ビューに変更、追加がある場合、クライアントの Local にある Bookmark.nsf
に変更箇所を反映し、カスタム Welcome ページが適用されます。(上図④)
4
■設定方法
デスクトップポリシーによって Welcome ページを配布する手順概略は次のとおりです。
1.
カスタム Welcome ページ用データベースを作成します。
2.
「Toggle advanced configuration editor」を有効にします。
3.
作成したデータベースで配布したい Welcome ページを作成します。
4.
デスクトップ設定文書を作成します。
5.
ポリシー文書を作成します。
6.
ポリシーをユーザーに適用します。
以下詳細を記述します。
1. カスタム Welcome ページ用データベースを作成します。
1.1. 管理者権限で Lotus Notes 7 にログインします。
1.2. Lotus Notes 7 で「ファイル」-「データベース」-「作成」を選択します。
1.3. サーバー「local」を選択し、データベース名(任意)、ファイル名(bookmark.nsf 以外
のユニークなファイル名)を指定します。
例:データベース名:CustWelcome
ファイル名:CustWelcome.nsf
「詳細テンプレートの表示」にチェックを入れ、テンプレートに「ブックマーク(7)」(フ
ァイル名 bookmark.ntf)を選択して、
「OK」をクリックします。
1.4. 作成したデータベースを開いたまま、「ファイル」-「データベース」-「アクセス制
御リスト」を選択し、アクセス制御リストを表示します。
1.5. -Default-のアクセス権を「読者」以上に設定し、
「個人エージェントの作成」と「個
人フォルダ/ビューの作成」にチェックをいれ、
「OK」をクリックし、保存します。
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2. 「Toggle advanced configuration editor」を有効にします。
2.1. Lotus Domino Designer を利用し、1.で作成したカスタム Welcome ページ用データ
ベースを開きます。
2.2. 「共有コード」-「エージェント」より、エージェント一覧から「Toggle advanced
configuration editor」を選択し、右クリックで「実行」を選択します。
2.3. 以下のダイアログを確認し、「OK」をクリックします。
2.4. 表示されるエージェントログを確認し、「終了」をクリックします。
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3. 作成したデータベースで配布したい Welcome ページを作成します。
3.1. Lotus Notes クライアントより「ファイル」-「データベース」-「開く」を選択し、
Local に作成したデータベースを開きます。
3.2. 画面上部の「クリックすると Welcome ページのオプションを表示します」をクリッ
クしオプションを表示します。
3.3. 画面左上の「新しい Welcome ページの作成」ボタンをクリックします。
※以降の作業手順は一例です。利用する環境に合わせて作成してください。
3.4. 「ページの名前を入力してください」の下にあるフィールドに、$マイページと表示
されている部分を$から始まる任意の名前に設定し、「次へ」をクリックします。
例:$CustWelcome
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3.5. 「マイワーク」を選択し、「次へ」をクリックします。
3.6. 表示したいコンテンツやロゴを任意で変更し、「次へ」をクリックします。
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3.7. リストのソートキーが他の Welcome ページと重複していない事とマイワーク項目の
設定を確認し、「終了」をクリックします。
※以下では設定をユーザーに変更させないため、「設定をすべてロック」を選択していま
す。
3.8. 設定した Welcome ページが表示されるか確認し Welcome ページの作成は完了です。
3.9. Lotus Notes クライアントを使用して、作成したカスタム Welcome ページ用データ
ベースをサーバーに配置します。
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4. デスクトップ設定文書を作成します。
4.1. 管理クライアントよりカスタム Welcome ページ用データベースを配置したサーバー
を開きます。
4.2. 「ドメイン」タブを開き、タブ内の「設定」タブを開き、「ツール」-「ポリシー」「作成」を選択します。
4.3. 「設定」を選択し、プルダウンメニューより「デスクトップ」を選択し、「OK」を
クリックします。
4.4. 「基本」タブに任意の名前を入力します。
例:CustWelcome
4.5. 「ファイル」タブよりコピーしたカスタム Welcome ページ用データベースを開きま
す。
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4.6. ホームページ/Welcome ページのオプションで、
「共通 Welcome ページデータベース」
フィールドにカスタム Welcome ページ用データベースのウィンドウをドラッグします。
4.7. データベースリンクが作成されたことを確認後、「デフォルト Welcome ページ」の
プルダウンメニューより任意で名付けた Welcome ページ名を選択します。
例:$CustWelcome
4.8. 「ホームページの選択」で、
「ユーザーにホームページの変更を許可しない」にチェ
ックをいれ保存して閉じます。
4.9. デスクトップ設定を再度開き、
「共通 Welcome ページデータベース」のデータベー
スリンクのプロパティを確認し、ヒントに配置したサーバーが表示されている事を確認
します。
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5. ポリシー文書を作成します。
5.1. 「設定」タブより「ツール」-「ポリシー」-「作成」を選択します。
5.2. 「ポリシー」が選択されていることを確認し、「OK」をクリックします。
5.3.
ポリシー名に任意の名前をつけ、ポリシータイプを選択します。
例:
ポリシー名:WelcomePolicy
ポリシータイプ:明示的
※ ポリシータイプには明示的と組織的の 2 種類があります。詳細はシステム管理ヘルプを
ご参照ください。
5.4. デスクトップのプルダウンより作成した設定を選択し、保存して閉じます。
例:CustWelcome
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6. ポリシーをユーザーに適用します。(明示的ポリシーの場合)
6.1. Lotus Domino Administrator で「ユーザーとグループ」タブより「ユーザー」ビュ
ーを開き、ポリシーを割り当てたいユーザーを選択します。
6.2. ユーザーを右クリックし、「ポリシーの割り当て」を選択します。
6.3. 作成したポリシーをプルダウンから選択し、「OK」をクリックします。
6.4. 表示されるダイアログより、エラーがなかったかを確認し、「OK」をクリックしま
す。
6.5. ポリシーを割り当てたユーザーのユーザー文書を開きます。
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6.6. 「管理情報」タブを開き、ポリシー管理の「アサインされたポリシー」に作成した
ポリシーが登録されていることを確認します。
6.7. ポリシーを割り当てたユーザーで、Lotus Notes クライアントを起動します。(既に
起動している場合は一度 Lotus Notes クライアントを終了させてから再度起動してくだ
さい)
6.8. 作成した Welcome ページが表示されれば完了です。
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■カスタム Welcome ページが反映されない場合の確認項目
● サーバーの確認
1.
[デフォルト Welcome ページ]
作成したカスタム Welcome ページ名が表示されない場合、Lotus Domino Designer で
[Toggle advanced configuration editor] エージェントを実行していないことが原因です。
設定方法の手順 2 を確認してください。
2. ポリシーの割り当て
以下手順よりポリシーが反映されているかどうか確認してください。
2-1.
Lotus Domino Administrator より、カスタム Welcome ページを配置したサーバー
を開きます。
2-2. 「ユーザーとグループ」タブより「ユーザー」ビューを開き設定を確認したいユー
ザーを選択します。
2-3.
「ツール」-「ポリシーの一覧」を選択します。
2-4.
「ポリシーの一覧」ダイアログより以下を設定します。
2-4-1.
「ポリシー設定の表示」で選択したユーザー数が表示されていることを確認しま
す。
2-4-2.
「レポートの種類」で「詳細」を選択し、
「ダイナミックデスクトップ」を選択し
ます。
2-4-3.
「結果データベース」で「このデータベースに追加」を選択します。
2-4-4.
「OK」をクリックします。
2-5.
Local にポリシー一覧データベース(polcysyn.nsf)に文書が作成されます。
2-6.
割り当てたポリシーが反映されていることを確認します。
ポリシーが反映されていない場合、設定方法の手順 6 を確認してください。
3. ($Users)ビュー
3-1.
Domino ディレクトリを開きます。
3-2.
Ctrl+Shift を押しながら、「表示」-「移動」を選択します。
3-3.
表示されるダイアログより「($Users)」ビューを選択し、
「OK」をクリックします。
3-4.
割り当てたポリシー名が反映されているかどうか確認します。(列が右側にある為
表示されていない場合は、スクロールしてください。)
反映されていない場合、以下コマンドを実行してください。
Load Updall -T "($Users)" NAMES.NSF –R
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4. アクセス権
Welcome ページ DB へのアクセス権と admin4.nsf のアクセス権を確認してください。
● クライアントの確認
1. ホームページの設定
Welcome ページを起動時に表示するには、「ブックマークをホームページに設定」で
Welcome ページを設定する必要があります。Lotus Notes クライアントの左に表示され
る「お気に入りブックマーク」を開き、”Welcome”DB を右クリック−「ブックマークを
ホームページに設定」を選択してください。
2.
($Policies)ビュー
2-1.
設定を反映させたいユーザーの Lotus Notes クライアントより Local の names.nsf
を開きます。
2-2.
Ctrl+Shift を押しながら、「表示−移動」を選択します。
2-3.
表示されるダイアログより「($Policies)」を選択し、「OK」をクリックします。
2-4.
割り当てたデスクトップ設定文書と同じの名前が反映されているかどうか、変更日
付等を確認します。
3.
Dynamic Client Configuration (DCC) tool
3-1.
Lotus Notes クライアントより Local の names.nsf を開きます。
3-2.
「詳細」より「ロケーション」ビューを選択します。
3-3.
現在のロケーション文書を編集モードで開きます。
3-4.
メニューバーの「アクション」-「詳細」-「更新フラグの設定」をクリックします。
3-5.
ロケーション更新設定ダイアログが表示された場合は「はい」を選択します。
3-6.
ロケーション文書を保存して閉じます。
3-7.
Lotus Notes クライアントを再起動します。
3-8.
Local の log.nsf を開き、最新の情報を表示します。
3-9.
DCC が起動していることを確認します。
<ログの例>
2006/03/14 12:00:00
Dynamic Client Configuration の開始
2006/03/14 12:00:00
Dynamic Client Configuration の初期化
2006/03/14 12:00:03
Dynamic Client Configuration がロケーション情報を更新して
います。
2006/03/14 12:00:03
Dynamic Client Configuration の終了
ここで DCC が起動していない場合、DCC を強制的に実行してください。
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4.
DCC を強制起動方法
4-1.
Local の names.nsf を開きます。
4-2.
メニューバーより「アクション」-「アドレス帳のプリファレンスを削除」を選択
します。
4-3.
Lotus Notes クライアントを再起動し、Local の log.nsf より DCC が実行されたか
確認します。
5.
UNID
5-1.
Local の names.nsf を開きます。
5-2.
Ctrl+Shift を押しながら、メニューバーより「表示」-「移動」を選択します。
5-3.
表示されるダイアログより($Policies)ビューを選択し「OK」をクリックします。
5-4.
デスクトップ設定文書が表示されていることを確認し、文書のプロパティより
「CurrentLayoutKey」フィールドに表示される値をメモしておきます。
5-5.
Local の Bookmark.nsf を Lotus Domino Designer で開きます。
5-6. ビュー一覧より(Layouts)ビューを開きます。
5-7. 先程メモした値と同様の値が UNID として表示されるか確認します。
表示されない場合は、クライアントの確認を再度実施してください。
参考資料:
Lotus サポート/技術情報
http://www-06.ibm.com/jp/domino04/lotus/support/faqs/faqs.nsf
#726622 「カスタム Welcome ページをユーザーに設定する方法」
http://www-6.ibm.com/jp/domino07/lotus/support/kbase/kbnw.nsf/all/726622
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