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Lotus Notes/Domino 7 IBM 認定 アソシエイト・デベロッパー受験用速習資料 2007年10月 (2007年11月改訂) 日本アイ・ビー・エム ソフトウェア事業 ロータステクニカルセールス

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Lotus Notes/Domino 7 IBM 認定 アソシエイト・デベロッパー受験用速習資料 2007年10月 (2007年11月改訂) 日本アイ・ビー・エム ソフトウェア事業 ロータステクニカルセールス
Lotus Notes/Domino 7
IBM 認定 アソシエイト・デベロッパー受験用速習資料
( 認定資格試験 : 190-710: IBM Lotus Domino 7 アプリケーション開発 : ファウンデーション・スキル用 )
2007年10月 (2007年11月改訂)
日本アイ・ビー・エム ソフトウェア事業 ロータステクニカルセールス
本書のねらいと位置づけ
背景
Lotus Notes/Dominoの特長の一つに、
アプ
リケーション開発があります。際だっているの
が、幅広い開発環境のサポートで、
アプリケー
ションのニーズと開発者のスキルに合わせて、
様々な開発手法を採ることができます。
例えば、マクロ言語である@関数では比較的
少ない学習で、多くのニーズを満たすアプリ
ケーションを作ることができます。また、高度
なニーズについては、LotusScriptを用いて、
複雑なロジックを組むこともできます。
この特長を生かすためには、アプリケーショ
ン開発者がある一定のスキルを持っているこ
とが条件になります。そのスキルを証明する
認定資格制度をLotusでは、
アプリケーション
開発者向けとシステム管理者向けの2種類を
ご用意しております。
社内および社外で、一定のスキルを持ってい
ることを証明する認定資格は、様々な局面で
利用価値があります。
アプリケーションを求め
るお客様やユーザーに対して、資格保有者を
示すことにより安心感を提供でき、ビジネス
を有利に進めることができます。
また、社内の
スキルを一定に保ち、ビジネスを安定的に進
める上でも資格保持は有利に作用します。
Lotusでは、
より多くの方に認定資格を取得し
ていただきたく考えております。今回は、特に
需要の多いアプリケーション開発者について、
認定資格取得の支援を行う運びとなりました。
本書をご活用いただき、一人でも多くの方に
証明書を取得していただく考えております。
本書で扱う資格試験の位置づけ
アプリケーション開発の認定資格には、その
難易度に応じて、下記の3種類の資格があり、
上位の認定資格を得るためには、下位の資格
を取得していることが前提です。
本書では、その1つ目の認定資格である「IBM
認定アソシエイト・デベロッパー」を取得する
ためのガイドを行います。
この資格を取得し
た後に、次の資格を取得されることをお勧め
します。
IBM 認定 アドバンスト・アプリケーション・デベロッパー
IBM 認定 アプリケーション・デベロッパー
Web サービス
IBM 認定 アソシエイト・デベロッパー
や LotusScript
アプリケーション開発の基礎
認定試験「190-710: IBM Lotus Domino 7 アプ
リケーション開発 : ファウンデーション・スキ
LotusScript などを
の高度な活用に
利用した一通りの
よる、高い開発
開発スキル
スキル
ル」の合格で認定
詳細については、下記のLotusのWebページを参照してください。
http://ibm.com/jp/profesnl/subject/lotus.html
前提とねらい
基本的に、Lotus Notes/Domino R4.x/R5/6の
いずれかで、Lotus Domino Designerに触れ
たことのある方を前提としています。
確認するためのものです。つまり、受験勉強を
して、
より多くの知識を詰め込んで資格を取得
する性格のものではありません。
数時間で、知識の整理と確認を行っていただ
くことを目的としていますので、知識を積み上
げる目的では書かれておりません。
そのため、試験内容は、日頃の業務で得られ
るものが出題されます。本書では出題傾向を
踏まえて、重要なポイントをまとめています。
受験の直前の準備として活用していただける
と幸いです。
認定資格試験は、受験される方の日頃の業務
などを通じて取得しているスキルのレベルを
1
ポイント 1: アプリケーションのアーキテクチャ
データベースの作成方法や複製、テンプレートの作り方やその反映方法などを主に問われます。
最も基本的な内容ですので、設計を数度経験された方ならば、確認程度でよいでしょう。
練習問題
2. データベース・プロパティー・ ダイアロ
グボックスの「更新時に再設計/設計の
置換を禁止する」を設定する。
3. 設計プロパティー・ダイアログボックス
の「更新時に再設計/設計の置換を禁
止する」を設定する。
4. テンプレート設計プロパティー・ダイア
ログボックスの「更新時に再設計/設計
の置換を禁止する」を設定する。
問題1
メール・データベースにビューを新規に作
成しました。テンプレートの置換を行った
際に、そのビューの設計が削除されないよ
うにする操作はどれですか。
1. ビュー・プロパティー・ダイアログボック
スの「更新時に再設計/設計の置換を禁
止する」
を設定する。
3. アプリケーションを、ntfの拡張子でサー
バー上に保存して、データベースプロ
パティー・ダイアログボックスで「テンプ
レートを引き継いで設計」
を設定する。
4. アプリケーションを、ntfの拡張子でサー
バー上に保存して、
データベースプロパ
ティー・ダイアログボックスで「マスター
テンプレートのデータベース」
を設定す
る。
問題2
設計したアプリケーションの設計を、サー
バー上の複数のアプリケーションに対して、
夜間のDesingタスクで設計置換させたい
場合の方法はどれですか。
1. アプリケーションを、ntfの拡張子でサー
バー上に保存する。
2. アプリケーションを、nsfの拡張子でサー
バー上に保存する。
解説
この領域では、基本的な理解とLotus Domino
Designerでの操作手順を尋ねてきます。
この
問題のように、似た名称のダイアログボックス
を尋ねてくることがありますので、注意が必要
です。存在しない架空の名前も含まれることも
ありますので、聞き慣れないものは消去法を
用いることも一考です。
問題1の場合は、1と2と4がこれに該当します。
2.を選ぶことも考えられますが、そのような設
定項目がありませんので、引っかからないよう
に注意しましょう。
問題2では、一度行ったことがあれば分かる問
題ですが、行ったことがない場合には3と4で
迷うかも知れません。
テンプレートを引き継ぐ
方法と引き継がれる側の設定やマスターテン
プレートの意味をいま一度確認しておきましょ
う。
この領域では、新規データベースの作り方や、
テンプレートの作り方、複製の作成方法など
が尋ねられます。一度操作を行って、
メニュー
の名称も確認しておきましょう。
もう一度確認!
・ 設計継承禁止の方法
・ マスターテンプレートの意味とテンプレートからの設計継承
の方法
・ データベースとテンプレートの作り方
・ データベースの複製の作成方法
2
ポイント 2: 設計要素
データベースの設計構成要素の種類や役割、そして使用時の注意事項を尋ねられます。R4.xの設
計者の場合は、R5以降に新たに加わった設計要素を一度確認しておきましょう。
練習問題
問題1
フォーム上で、複数の情報を折り重ねて表
示させたい場合に、最適な設計要素はどれ
ですか。
問題2
フィールド名について正しい記述はどれで
すか。
問題3
リンク情報のみを入力するフィールドを作
成しようとしています。最も適切なものはど
れですか。
問題4
ビュー列の非表示機能について正しいもの
はどれですか。
1.
2.
3.
4.
サブフォーム
レイヤー
スタイルシート
フレームセット
1. サーバー上の全てのデータベースで一
意(ユニーク)である
2. ひとつのデータベースで一意(ユニーク)
である。
3. ひとつのビューで1回だけ使える。
4. ひとつのフォームで1回だけ使える。
1. リッチテキスト・フィールド
2. リッチテキスト・フィールドにリンク情報
かどうかを確認する式を設定する。
3. リッチテキスト・ライト・フィールドの「リ
ンク」属性設定を用いる。
4. リッチテキスト・ライト・フィールドにリン
ク情報かどうかを確認する式を設定す
る。
1. ビュー列は条件式を使って非表示にで
きない。
2. ビュー列は条件式を使って非表示にで
きる。
3. ビュー列の非表示機能はない。
4. 非表示にされた列はユーザーのカスタ
マイズで表示できる。
解説
Lotus Domino Designerを今一度開き、
自分
がその役割を理解していない設計要素がない
か確認しましょう。比較的後から加わった、設計
要素である、
レイヤーやフレームセット、
ページ
やイメージ・リソースなどを確認しましょう。
で
きれば、実際にLotus Domino Designerで触っ
てみることをお勧めします。(Webサービスは高
度な開発のため、出題範囲に入っていません)。
設計に必ず用いられるフィールドについては、
利用できるフィールドの種類を、実際に手を動
かして確認しておきます。
リッチテキスト・ライ
トは後発の機能ですが、理解しておくと便利に
利用できます。
列の非表示機能は一度使うと、
しっかり記憶で
きますので、試してみてください。
以上のことを一通り行っていれば、上記の問題
に正解できるでしょう。
ここでもお気づきでしょうが、
「ひっかけ」の選
択肢があると同時に、消去法で正解に近づく
こともできます。が、そのためには、一度Lotus
Domino Designerを触ってみる必要がありま
す。
もう一度確認!
・ 設計要素の種類と役割の理解
・ フィールドの種類と設定項目の理解
3
ポイント 3: プログラミング (基本)
プログラミングに関する出題には、LotusScriptが含まれず、@関数や@コマンドのみです。その際
に必要となる基本的な事柄その他をおさえておきましょう。
練習問題
問題1
式で、A、B、Cの複数の値を、
コンボボックス
などで選択一覧に表示させる場合に適切
な記述方法はどれですか。
問題2
エージェントを使って、既存の文書のフィー
ルドに、式で値を設定する場合に適切な記
述はどれですか。
問題3
あるアプリケーションには、
メインの文書
フォームとそ れ にぶら下 がる返 答 文 書
フォームがあります。
ビューを作成しました
が、返答文書が見えません。
どこを確認す
べきですか。
問題4
あるアプリケーションのビュー列に、数値を
表示させようとしていますが、通貨表示にし
たいと思っています。適切な設定はどれで
しょう。
1.
2.
3.
4.
A, B, C
A; B; C
A; B; C;
A:B:C
1.
2.
3.
4.
A=5
Set A = 5
FIELD A := 5
A := 5
1. 「返答文書を階層表示にする」の設定
2. 共有されているフィールド値
3. フォームの継承設定
4. 共有フィールドの設定
1. フィールド・プロパティーで数値(通貨)
を設定する。
2. ビューの列式で@Currencyを使う。
3. ビュー・プロパティーの数値タブを使う。
4. 列プロパティーで通貨の設定を行う。
解説
試験においては、重箱の隅をつつくような設
問はありません。アプリケーション開発を行う
と、必ず通過する設定や遭遇する問題をテー
マにしています。つまり、
「受験者は実際にアプ
リケーションを組んだことがあるか」を確認し
ているわけです。
このように、アプリケーション開発経験者なら
ば難なく解ける問題がだされます。
もし、
この問
題で引っかかった場合には、FAQを蓄積するよ
うな簡単なデータベース(件名、作成者、作成日
付、
カテゴリー、本文のフィールドがある程度)
で十分ですので、一度作成してみてください。
4
例題としてあげませんでしたが、列にアイコン
として表示する方法や、ビューを開いたとき
に、折りたたんで表示する方法など、
よくアプリ
ケーションで使う機能は出題の可能性があり
ます。一度確認しておきましょう。
ポイント 4: プログラミング (@関数)
@関数や@コマンドを使ったアプリケーション開発の経験が重要です。
まずは、練習問題を解いて
みましょう。
練習問題
問題1
フォームAを使って新規文書を作る場合の
式として適当なものはどれでしょうか。
1.
2.
3.
4.
@Command([ComposeDoc]; A )
@Command([Compose]; A )
@Command([NewDoc]; A )
@Command([Create]; A )
問題2
1.
2.
3.
4.
@Command([Close])
@Command([CloseWindow])
@Command([CloseDoc])
@Command([CloseDocument])
1.
2.
3.
4.
@Unique
@Key
@Random
@UniqueKey
1.
2.
3.
4.
@Children
@AllChildren
@AllResponses
@AllDescendants
1.
2.
3.
4.
@HideWhen( [Owners] ;@UserRoles)
@Hide( [Owners] ;@UserRoles)
@IsMember( [Owners] ;@UserRoles)
@IsNotMember( [Owners] ;@UserRoles)
作成した文書を閉じる場合の式として適当
なものはどれでしょうか。
問題3
一意となる固有キーを生成したい場合に
適切な関数はどれでしょうか。
問題4
ビューで返答文書を表示する際に、すべて
の返答文書を表示するために使用する@関
数はどれでしょうか。
問題5
フォームの一部分を、セクションとその条件
式を使って非表示にしようと考えています。
[Owners]ロールを持つユーザーだけが見
えるようにするにはどのような式を設定す
るのが適切ですか。
解説
LotusScriptを多用する開発者が意外に躓き
やすいのが、
この領域の設問です。@関数や@
コマンドを使わない期間が空いてしまうと、選
択肢が似ているこのような設問では誤答して
しまいかねません。
@関数と@コマンドで、
フォームを開いて、保存
して[FileSave]、閉じる操作[CloseWindow]、
あるいは既存の文書を開いて、編集モードに
する[EditDocument]といった基本コマンドを
Lotus Domino Designerを用いて確認してみ
てください。
問題3では、
「すべての返答文書を表示する」
と
書かれている点に注意してください。2も正解
として選択できそうですが、その微妙な違いを
復習しておきましょう。
5
非表示式は勘違いしやすいので注意しましょ
う。式を評価した結果がTrueの時に非表示に
なるのが、非表示機能の条件式の設定方法で
す。
ま た 、@ S o r t や @ L e f t 、@ R i g h t 、
@ T e x t 、@ C r e a t e d 、@ N o w 、@ T o d a y 、
@IsDocBeingSaved、@IsDocBeingEditedと
いった多用する関数も、
どのような目的で使う
のか、
どのような引数をとるか確認しておきま
しょう。
ただし、あくまで試験では、基本知識の確認で
す。
「複雑なことはヘルプを調べればよい」
とい
う見地で設問を作成しています。引数をすべて
覚える必要はありません。基本を重点的に確認
していきましょう。
ポイント 5: セキュリティー
ACLの基本と読者フィールドが出題の中心です。開発者にとってはミスが許されない部分ですの
で、理解が正しいか今一度確認しておきます。
練習問題
問題1
読者フィールドの正しい記述はどれですか。
問題2
文書を投稿した後で、データベースを見て
も自分の作成した文書がビューに見えませ
ん。
もっとも可能性の高い、
このユーザーの
アクセス権はどれでしょうか。
問題3
作成者権限を持ったユーザーが、文書作成
して保存をしたのですが、その文書を再編
集しようとしても、編集状態にできませんで
した。
この状態が発生する原因として考えら
れるものはどれでしょうか。
問題4
文書には読者フィールドが設定されていま
す。
この状態で、
その文書を表示されるユー
ザーについて正しい記述はどれですか。
1. 読者フィールドは複数持つことができ
ない。
2. セクションに対して読者フィールドを割
り当てて、セクションが読めるユーザー
を設定できる。
3. 読者フィールドは計算、編集できる。
4. 編 集 者 権 限 を 持 って い れ ば 、読 者
フィールドに名前がなくとも、文書を開
くことができる。
1.
2.
3.
4.
投稿者
アクセス権なし
編集者
作成者
1. 読者フィールドに名前がない。
2. 作成者フィールドがあるのに、
自分の名
前/所属グループがない。
3. 読者フィールドがない。
4. ACLのオプションで編集権限がつけら
れていない
1. ACLで読者権限があるユーザー
2. 読者権限以上を持っており、読者フィー
ルドに名前/所属グループがあるユー
ザー
3. 読者フィールドに格納されたユーザー
のみ
解説
セキュリティーは、本試験の中で、
もっとも重点
的に出題されますので、
きちんと理解しておく
必要があります。
7つのレベルのACLと、それを補うためのロー
ル機能、文書の削除権限を指定できるオプショ
ン設定を、ACLのパネルを見ながら復習しま
しょう。
読者フィールドと作成者フィールドとACLをか
らめた問題が必ず出題されます。読者フィール
ドが存在していて、
その中に自分の名前がない
場合には、編集者であっても文書がビューに見
えなくなるように、読者として許可されるかどう
かが指定されることを理解しておいてください。
また、作成者フィールドも今一度理解を整理し
ておいてください。
6
ACL で [作成者] のアクセス権が割り当てられ
ているユーザーは、データベースの文書を読
み込むことはできますが、
自分の文書であって
も編集できません。[作成者]フィールドに登録
されているユーザーは、データベースの文書
を編集できます。
[作成者]フィールドのエントリは、
データベース
ACL を無効にするものではなく、
さらに細かく
制御するためのものです。ACLに対して [なし]
が指定されているユーザーは、[作成者]フィー
ルドに登録されていても、文書を編集できませ
ん。ACL に対して既に[編集者]以上のアクセス
権を持っているユーザーは、[作成者] フィー
ルドの影響は受けません。[作成者] フィールド
は、ACL で[作成者]のアクセス権を持っている
ユーザーだけに影響を与えます。
ポイント 6: エージェント
アプリケーションの処理を行うプログラムは、エージェントという形で実装される場合が殆どです。
エージェントに対する正しい理解は比較的細かく尋ねられますので、重点的におさらいをしましょ
う。
練習問題
問題1
エージェントで自動的にレポートを作成す
るプログラムを実行するように設計しまし
た。
テストでは正常に動作しましたが、本番
環境で動かしたところ、複数のレポートが
できてしまいました。原因として考えられる
ものはどれですか。
問題2
個人エージェントで作成したものを、隣の
人に使わせたい場合に行う操作として、最
も適切なものはどれですか。
問題3
エージェントの定期実行として、頻度設定
ができますが、選択肢として正しいのはど
れですか。
問題4
エージェントのトリガーとして設定できない
ものをあげてください。
1. エージェントの署名者のACLを、1つを
除いて、読者にしなかったから。
2. ACLにLocalDomainServersを入れて
いるため。
3. エージェントの実行サーバーを指定し
ていなかったため。
4. サーバー管理者の名前でエージェント
を署名しなかったから。
1. エージェントのプロパティーで、共有に
設定する。
2. エージェントの内容を共有できるよう書
き直す。
3. 共有エージェントとして作り直す。
1. 一日1回以上、毎日、毎週、毎月、なし
2. 1回、毎日、毎週、毎月、なし
3. 毎日、毎週、毎月、なし
1.
2.
3.
4.
文書が作成または変更後
新規メールの受信前
新規メールの受信後
クリック時
解説
エージェントは、4、5、6、7にかけて変化の大き
な箇所ですので、R4やR5の知識のみをお持ち
の場合は、
リフレッシュが必要です。例題では、
1、2、3が該当します。
エージェントの実行サーバーの設定は、現在
必須の設定項目です。放置していると、複数の
サーバーで実行される可能性がありますので、
データベースのレプリカを複数のサーバーに
展開する場合には注意が必要です。
以前は、一度個人エージェントとして作成した
ものは、後から共有エージェントに変更するこ
とはできませんでした。
しかし、6からは、
この
7
制限がなくなっており、任意のタイミングで切
り替えることができます。
エージェントのトリガーとして新規メールの受
信前というオプションが6から追加されていま
す。主にメールファイルで設定しますが、実際
の実行されるのは、ルーターレベルです。
メー
ルが到着する前に処理ができるので、
メール
ファイルへの負荷を下げることができます。
エージェントで重要なポイントは以上3つです
が、実際のアプリケーション開発活動でも使え
るものですが、理解を深めるためにも試してみ
ることをお勧めします。
ポイント 7: その他
比較的、新しい機能に関する出題をまとめてみました。
練習問題
問題1
何らかの理由で文書を保存できず、文書の
編集途中で、Lotus NotesやOSが終了した
場合のために、
自動保存機能がありますが、
これを使うにはどのような設定が必要です
か。
問題2
作成したビューのアクションを、マウスの右
クリックメニューに表示するには、
どのよう
な設定が必要ですか。
問題3
文書の競合を防ぐためには、文書ロックが
有効ですが、
どのように設定しますか。
問題4
ビュー列の3つについて、いずれかの列を
任意のタイミングでソートさせて表示した
いニーズがあります。
どのような設定を行
いますか。
1. フォーム毎にプロパティーを設定する。
2. @Commandを用いる。
3. データベースのプロパティーを設定す
る。
4. エージェントを有効にする。
1. データベースのプロパティーを設定す
る。
2. ビューのプロパティーを設定する。
3. アクション・ボタンのプロパティーを設
定する。
4. アクション・バーのプロパティーを設定
する。
1. データベースのプロパティーを設定す
る。
2. プロファイル文書を設定する。
3. ビューのプロパティーを設定する。
4. ビュー列のプロパティーを設定する。
1. ビューのプロパティーを設定する。
2. 各列のプロパティーで「列のヘッダーを
クリック時にソート」
オプションを設定す
る。
3. 各列のプロパティーでソート・オプショ
ンを設定する。
解説
ここにあげた内容は、6や7で新たに追加され
た機能です。いずれも、市場のニーズから生ま
れた機能で、有用ですので、実際の開発時にも
使ってみることをお勧めします。
のタスクマネージャを使って、強制的にLotus
Notesクライアントを終了させることで、
クラッ
シュ時の状態を擬似的に発生させることがで
きます。
もし、馴染みがない場合は、
この4つについて
Lotus Domino Designerを使って試してみて
ください。いずれもヘルプに詳細な設定方法
が記載されています。
6や7の新機能に関する出題は、極めて限定的
です。やはり、基本事項が理解できているかを
確認するテストですので、
これより前のページ
の部分を重点的におさらいすることをお勧め
します。
自動保存の機能を試す場合には、Windows
8
正解、特記事項
ポイント1
問題1: 1
問題2: 4
ポイント2
問題1: 2
問題2: 4
問題3: 3
問題4: 2
問題2: 3
問題3: 1
問題4: 4
問題2: 2
問題3: 1
問題4: 4
問題2: 1
問題3: 2
問題4: 2
問題2: 1
問題3: 1
問題4: 4
問題2: 3
問題3: 1
問題4: 2
ポイント3
問題1: 4
ポイント4
問題1: 2
問題5: 4
ポイント5
問題1: 3
ポイント6
問題1: 3
ポイント7
問題1: 1
誤記訂正とお詫び
2007年10月公開の本資料に誤記がありましたので、11月改訂版では以下の通り訂正しました。
ご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。
・ 「ポイント3:プログラミング(基本)」の問題2の問題文が不十分でした。複数の選択肢が正解とならないよう
に記述内容を追加しました。
・ 「ポイント4:プログラミング(@関数)」の問題4の問題文が不十分でした。複数の選択肢が正解とならないよ
うに、問題の記述内容を追加しました。
・ 同ページの問題5の正解が誤っていました。3と誤記のところを4に訂正しました。
・ 「ポイント6:エージェント」の問題4の設問に不備がありました。複数の回答が正解とならないように設問の
記述を訂正しました。
特記事項・著作権
・
本書は米国IBMが提供する製品およびサービスについて作成したものです。本資料の著作権は日本IBMにあります。
・
本資料の記載内容は、正式な日本IBMのテストやレビューを受けておりません。内容について、できる限り正確を期すよ
う努めてはおりますが、いかなる明示または暗黙の保証も責任も負いかねます。本資料の情報は、使用先の責任におい
て使用されるべきものであることを、あらかじめご了承ください。
・
掲載情報は不定期に変更されることもあります。他のメディア等に無断で転載する事はご遠慮ください。
・ この資料は単独ページでの配布、使用を禁止します。PDF全ページをセットで配布、
ご利用ください。
・
本書に記載の製品、サービス、
または機能が日本においては提供されていない場合があります。
日本で利用可能な製品、
サービス、および機能については、
日本IBMの営業担当員にお尋ねください。本書でIBM製品、
プログラム、
またはサービ
スに言及していても、そのIBM製品、
プログラム、
またはサービスのみが使用可能であることを意味するものではありま
せん。
これらに代えて、IBMの知的所有権を侵害することのない、機能的に同等の製品、
プログラム、
またはサービスを使
用することができます。ただし、IBM以外の製品とプログラムの操作またはサービスの評価および検証は、お客様の責任
で行っていただきます。
・
IBMは、本書に記載されている内容に関して特許権(特許出願中のものを含む)を保有している場合があります。本書の提
供は、お客様にこれらの特許権について実施権を許諾することを意味するものではありません。実施権についてのお問
い合わせは、書面にて下記宛先にお送りください。
〒106-8711 東京都港区六本木 3-2-12 IBM World Trade Asia Corporation Intellectual Property Law & Licensing
・
以下の保証は、国または地域の法律に沿わない場合は、適用されません。以下の保証は、国または地域の法律に沿わな
い場合は、適用されません。IBMおよびその直接または間接の子会社は、本書を特定物として現存するままの状態で提供
し、商品性の保証、特定目的適合性の保証および法律上の瑕疵担保責任を含むすべての明示もしくは黙示の保証責任を
負わないものとします。国または地域によっては、法律の強行規定により、保証責任の制限が禁じられる場合、強行規定の
制限を受けるものとします。
・ この情報には、技術的に不適切な記述や誤植を含む場合があります。本書は定期的に見直され、必要な変更は本書の次
版に組み込まれます。IBMは予告なしに、随時、
この文書に記載されている製品またはプログラムに対して、改良または変
更を行うことがあります。
・
本書においてIBM以外のWebサイトに言及している場合がありますが、便宜のため記載しただけであり、決してそれらの
Webサイトを推奨するものではありません。それらのWebサイトにある資料は、
この IBM製品の資料の一部ではありませ
ん。それらのWebサイトは、お客様の責任でご使用ください
商標
以下は、米国内における IBM Corporation の商標です。
・ Lotus Domino、IBM Lotus Enterprise Integrator
・ Lotus Notes、Lotus、Lotus Notes
他の会社名、製品名およびサービス名等はそれぞれ各社の商標です。
9
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