Lotus Domino 6/6.5 定と通知タイミングについて 2004年10月 日本アイ・ビー・エム株式会社
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Lotus Domino 6/6.5 定と通知タイミングについて 2004年10月 日本アイ・ビー・エム株式会社
® IBM Software Group Lotus Domino 6/6.5 メールファイルの警告値、制限値の設 定と通知タイミングについて 2004年10月 日本アイ・ビー・エム株式会社 ソフトウェア事業 Lotus テクニカル・セールス IBM Software Group | Lotus software 特記事項 本資料の記載内容は、正式な IBM のテストやレビューを受けておりません。内容について、で きる限り正確を期すよう努めてはおりますが、いかなる明示または暗黙の保証も責任も負いか ねます。本資料の情報は、使用先の責任において使用されるべきものであることを、あらかじめ ご了承ください。 掲載情報は不定期に変更されることもあります。他のメディア等に無断で転載する事はご遠慮 ください。 本資料の著作権は日本アイ・ビー・エムにあります。非営利目的の個人利用の場合において、 自由に使用してもかまいませんが、営利目的の使用は禁止させていただきます。 IBM、AIX、WebSphere、は IBM Corporation の商標。 Lotus、Lotus、Lotus Workplace Messaging、Lotus Enterprise Integrator、Lotus Enterprise Script Builder、Lotus Domino Unified Communications Service、Lotus Instant Messaging/Web Conferencing、Lotus Team Workplace、Lotus Workplace Team Collaboration、Lotus Learning Management System、Lotus Virtual Classrooom、Lotus LearningSpace、Lotus Workplace Collaborative Learning、Lotus Domino Document Manager、Lotus Discovery Server、Lotus Extended Search、Lotus Workplace Web Content Management、Lotus Workflow、は IBM-Lotus の商標。 その他、記載された社名および製品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。 IBM Software Group | Lotus software Agenda 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. Lotus Domino 6/6.5 でメールファイルサイズを制限する ・・・・・・・・・・・・・・・・ 4 メールファイルに制限値を設定する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 5 警告値・制限値の通知タイミングを設定する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6 警告ダイアログと通知メッセージ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・7 制限値を越えた場合のメール受信可否を設定する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9 ファイルサイズの計算方法を設定する ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11 補足事項 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13 IBM Software Group | Lotus software 1. Lotus Domino 6/6.5 でメールファイルサイズを制限する Lotus Domino 6/6.5 ではユーザーのメールファイルに2種類のサイズ制限を設 定できます。 絶対的なサイズの制限値 • 設定したサイズを越えると、メールの使用を中止するポリシーを設定することができます。 警告しきい値 • 制限値に近いしきい値を設定することで、制限値に近づいたユーザーに事前 に通知することができます。 ユーザーのメールファイルが制限値を超えると、以下の機能を制限することがで きます。 メールの受信を制限する • 制限値を超えたユーザーに対してメールを送信すると、送信者にエラーで返信するか、 設定した上限まで Mail.box に保持するかを設定できます。 メールの保存を制限する • 送信メールの保存やカレンダーエントリーの作成、ドラフト保存などを実行できなくなりま す。 IBM Software Group | Lotus software 2.メールファイルに制限値を設定する Administrator クライアント を利用して、既存のメール ファイルにサイズの制限値 と警告するしきい値を設 定します。 IBM Software Group | Lotus software 3.警告値・制限値の通知タイミングを設定する サーバー設定文書の [ルーター/SMTP]-[制限と制御]-[配信制御] タブの「上限コントロー ル」で通知の有無とタイミングを設定します。 警告値・制限値オーバーの通知を頻繁に行いたい場合 通知を「メッセージ別」に設定します。これにより、警告値・ 制限値を越えているユーザーが新規メッセージ受信する毎 に警告メッセージが配信されます。 警告値・制限値オーバーを一定間隔で通知したい場合 通知を「間隔別」に設定し、通知する間隔を 日、時間、 分単位で設定します。これにより、設定した一定間隔を 経過するまでは警告メッセージは配信されず、設定した間 隔を経過した後、新規メッセージを受信するタイミングで警 告メッセージが配信されます。 IBM Software Group | Lotus software 4.警告ダイアログと通知メッセージ (1/2) 警告値・制限値を越えて最初にメールファイルにアクセスすると、以下のような警告ダ イアログでメールファイルの状況と対処方法を通知します。 警告値・制限値を越えてから新規メー ルを受信すると、サーバー設定文書で 設定した間隔で警告メッセージが送ら れて来ます。 警告値オーバー → 制限値オーバー → IBM Software Group | Lotus software 4.警告ダイアログと通知メッセージ (2/2) 制限値を越えてから新規メールの保存やカレンダーの作成など、メールファイルへの 保存アクションを実行すると、以下のダイアログが表示され保存できません。 IBM Software Group | Lotus software 5.制限値を越えた場合のメール受信可否を設定する (1/2) メールファイルが制限値を越えても新規メールを受信するかどうかは、サーバー設定文書の[ルー ター/SMTP]-[制限と制御]-[配信制御] タブの「上限コントロール」 で設定することができます。 新規メール受信を制限しない場合(デフォルト) 「制限を越えた時の実施」 フィールドで「常に配信(制限を無視)」を設定すると、制 限値を無視してメッセージを配信します。 新規メールの受信を制限する場合 送信者へ即時に返信する • 「作成者へ配信しない」を設定すると、制限を越えたメールファイルには送信 されず、メッセージの送信者に即時にエラー理由を告げるエラーメッセージが 送信されます。 メールボックスで一時的に保持する • 「メールを保持し再試行」を設定すると、その下に設定する最大メッセージ数、 または最大メッセージサイズに達するまで、サーバー上の Mail.box に一時 メールを保持します。保持している間はリトライを繰り返し、データベースの容 量が空いたら配信します。 IBM Software Group | Lotus software 5.制限値を越えた場合のメール受信可否を設定する(2/2) 注意事項 サーバーでメッセージを保持する場合、ルーター は再試行を繰り返すため、メッセージの数が増 えるとサーバーに負荷が掛かる事になりますので 注意が必要です。 メールファイルのサイズが制限値を越えたユー ザーがメールを削除しても、実際のファイルサイ ズは圧縮しなければ小さくなりません。このことを 考慮し、圧縮をしなくても論理的な空き領域を 識別する計算方法を、サーバー側で設定でき ます。(詳細はP.11 をご参照下さい。) IBM Software Group | Lotus software 6.ファイルサイズの計算方法を設定する(1/2) サイズ制限値を越えたメールユーザーがメールを削除しても、データベースを圧縮しな ければ実際のサイズは小さくなりません。サーバー文書の[トランザクションログ] タブの [制限値の実施] フィールドの設定を変更することで、実際のファイルサイズではなく、 未使用領域はサイズ計算から除外する設定が可能です。トランザクションログを利 用している場合や、メッセージ削除後即時に配信を許可したい場合などは、ファイル サイズの計算方法を慎重に検討する必要があります。 計算サイズ 未使用領域をサイズ計算から除外する ルーターが配信先メールファイルサイズを計算する際に、 未使用領域を除外するには、「追加するときにファイ ルのスペースをチェックする」オプションを選択しま す。これにより、ユーザーがメールを削除すると、そ のメッセージによって占有されていた容量が、メール ファイルの計算サイズから即時に削除されます。 トランザクションログが有効になっているサーバーで は通常の圧縮ではサイズが小さくならないため、こ のオプションを選択することを推奨します。 100MB 受信 削除 IBM Software Group | Lotus software 6.ファイルサイズの計算方法を設定する(2/2) 計算サイズ ファイルサイズが大きくなる場合にのみチェックする(デ フォルト) ルーターが配信先メールファイルサイズを計算する際に、未使 用領域も含めた物理サイズを計算します。ルーターがメールを 配信する際、配信メッセージが未使用領域に格納できる場 合には、実際のファイルサイズは変わりません。「ファイルの拡 張時にファイルサイズをチェック」を選択すると、未使用 領域に十分な空きがあり、ファイルサイズが大きくならない場 合にはメール配信を許可します。 100MB 計算サイズ ファイルサイズが制限値に達すると毎回サイズをチェッ クする 「追加のときファイルサイズをチェック」を設定すると、さら に制限が厳しくなります。ルーターはメッセージの追加に よってファイルサイズが増加するかどうかに関係なく、制 限値に達するとメールファイルの未使用領域内に収まる サイズのメールであっても新しいメールを配信しません。 削除 受信 100MB 受信 × 削除 IBM Software Group | Lotus software 7. 補足事項 メールファイルサイズには全文索引サイズは含まれません メールファイルサイズの計算には、全文索引サイズは含まれません。メールファイル の全文索引作成を許可する運用の場合には、全文索引サイズを考慮した容量 設計が必要です。 メールの送信を制限することはできません メールファイルサイズが制限値に達した場合、メールの保存や受信を制限すること はできますが、メールの送信を制限することはできません。メール送信時に、コピー を保存せずに送信を選択すれば、メールの送信は可能です。 制限値に達した際にメールの送信を制限したい場合には、カスタマイズによる送 信制限機能を追加する必要があります。