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Lotus Sametime 8.5のご紹介 Agenda ƒ Sametime 8.5のValue

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Lotus Sametime 8.5のご紹介 Agenda ƒ Sametime 8.5のValue
®
Lotus Sametime 8.5のご紹介
© 2010 IBM Corporation
IBM Software Group | Lotus software
Agenda
ƒ Sametime 8.5のValue
ƒ Sametime 8.5のアーキテクチャ
ƒ 基本構成
ƒ クラスタ構成
ƒ 混在環境の注意点
ƒ 構成上の注意点
ƒ 運用・管理
ƒ 参考情報
2
IBM Software Group | Lotus software
Lotus Sametimeが果たす役割
ƒ 遠隔勤務者など、異なった場所でのリアルタイムコミュニケーションの実現
ƒ 電話(音声のみ)では実現できない「本来のリアルタイムコラボレーション」の実現
Lotus Sametime
による解決
リアルタイム
会話、会議、etc…
遠隔地/多人数会
議、画面・資料共
有、共同作業
報告、記録、メモ、etc…
非リアルタイム
電話・・・だけ?
FAX、メール、etc…
グループウェア(Lotus Notes/Domino)
同じ場所
異なった場所
3
IBM Software Group | Lotus software
解説
ƒ リアルタイム・コミュニケーションツールの欠如が社員の時間やコストを増やし、
生産性を低下させています。
– 電話・内線での在席確認、不在時の折り返し依頼、連絡待ち
– 打ち合わせ、会議のための移動
– 電話による作業や思考の中断
– 遠隔地での資料共有のための郵送やサイズの大きなファイル添付メール
ƒ リアルタイム・コミュニケーションツールは、これらの時間やコストの無駄を省き、
生産性を向上させます。
ƒ Lotus Sametimeは異なった場所でのリアルタイム・コミュニケーションを実現す
るためのさまざまなコラボレーション機能を提供するソフトウェア製品です。
4
IBM Software Group | Lotus software
Lotus Sametimeが果たす役割(関連類似製品との関係)
ƒ テレビ会議室のような専用の設備を必要とせず、既存PCインフラを使用
– PCから会議に出られるので場所を選ばない
ƒ 統制の取れた形でセキュアなコミュニケーション/Web会議を実現
多人数
テレビ会議
Yahoo,MSN,
Googleなど
(インスタントメッセージング)
少人数
Lotus Sametime
テレビ電話
電話
システム
電話会議
既存PC/NWインフラの利用 ← → 専用テレビ会議システム構築
プライベート/非セキュア
ビジネス/セキュア
5
IBM Software Group | Lotus software
解説
ƒ Lotus Sametimeはセキュアなインスタント・メッセージングやWeb会議から電話
網とのシームレスな連携だけでなく、さまざまなビジネス・パートナー(IP電話・ビ
デオ会議・モバイル端末など)と協業した多用な統合コミュニケーション(Unified
Communication)ソリューションを実現します。
ƒ Lotus Sametimeは既存のPCインフラを利用しているため、専用の設備や場所
を選ばず利用することができます。
6
IBM Software Group | Lotus software
IBM Lotus Sametime
IBM Lotus Sametime の特徴
¾ 安心できるセキュリティ・レベルでリア
ルタイム・コミュニケーションを実現し
ます。
¾ 地理的に分散した個人やチームの生
産性向上をします。
¾ 移動時間を含めた出張コストの削減
をします。
¾ 業務の効率化と意思決定を迅速に行
います。
¾ Lotus Notes クライアントやMicrosoft
Office 製品と連携して利用できます。
IBM Lotus Sametime の主要機能
¾ 在席確認
¾ Java/Eclipseでのアプリ拡張
¾ チャット
¾ 画面・アプリ共有(1対1)
¾ Microsoft製品連携
¾ 継続的なグループ・チャット
¾ 連絡先表示
¾ ロケーション管理
¾ ボイス・チャット
¾ ソーシャル機能(コミュニティ、同報、質
問・FAQ、アンケート)
¾ ビデオ・チャット
¾ Web会議
¾ 電話網連携
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IBM Software Group | Lotus software
解説
ƒ Lotus Sametimeの特徴として、次の点が挙げられます。
– 企業内で無断で利用される無償(コンシューマ向け)インスタントメッセージ利用をセ
キュアに抑制するなど、安心できるセキュリティ・レベルの機能を提供します。
– 物理的な場所・状況に依存しない業務が行え、地理的に分散したチームの生産性を
高めます。また、会議のためにかかっていた移動時間やコストを抑えることができます。
– 相手の状況を知り適切なタイミングでコミュニケーションを図ることができ、意思決定ま
で迅速に進めることができます。
– Lotus NotesやMicrosoft Office製品との連携が可能です。
8
IBM Software Group | Lotus software
Sametime 8.5 のValue
ƒ 新しいオンライン・ミーティング機能の実現
ƒ オーディオ/ビデオ品質と相互接続性の向上
ƒ WebブラウザークライアントとモバイルIMクライアントの追加
ƒ ビジネス・プロセス・アプリケーションへのSametime機能組み込みによる
ユニファイド・コミュニケーションの容易な実現
9
IBM Software Group | Lotus software
解説
ƒ Sametime 8.5では、IBMが提唱するユニファイド・コミュニケーションを実現する
ためのプラットフォームとして実現されます。
– オンライン・ミーティング機能を再設計し、全く新しいミーティングサービスとして提供さ
れています。(従来のバージョンのミーティングサービスも引き続き提供されていますが、
その場合Sametime8.5の新機能は利用できません。)
– オーディオ/ビデオ機能では、新たにコーデックを追加することで品質向上をはかるほ
か、SIPを経由した接続で他社会議システムとの接続性も向上しています。
– Webブラウザー・クライアントの機能を拡充し、Webアプリケーションとの連携やカスタマ
イズが可能です。またiPhone用Webブラウザ・クライアントも提供されています。
10
IBM Software Group | Lotus software
Sametime 8.5のコネクト・クライアント
ツールバー
・在席状態(ステータス)の変更
・インスタント・メッセージ
・ボイスチャット
・コール
・ファイルの送信
・アナウンスの送信
・インスタント・ミーティングの開始
・画面キャプチャ
Sametime代替ビュー
・プライマリ連絡先ビュー
・最近の連絡先ビュー
・頻繁な連絡先ビュー
連絡先ビュー
・在席確認
・ビジネスカード表示
ビュー表示形式
・行列ビュー
・クラシックビュー
Sametimeミーティング
・新規ミーティング・ルームの作成
・ミーティング・ルームへの参加
・ミーティング・ルームへの招待
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IBM Software Group | Lotus software
解説
ƒ Sametime 8.5ではコネクト・クライアントがより使いやすく拡張され、次のような
特徴を持っています。
– テキスト・チャットだけでなく、音声通話、オンライン・ミーティングなど、各種手段をシー
ムレスに切り替えて利用できるため、ユーザーが現在の課題を解決する上で最も効果
的な手段を臨機応変に選択可能です。
– 従来のプライマリ連絡先ビューに加え、最近の連絡先ビューや頻繁にコンタクトを取る
ユーザービューが追加されたことで、アクセスしたい相手へ容易にアクセスできます。相
手の状況把握やコミュニケーションを快適に行うことができます。
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IBM Software Group | Lotus software
オンライン・ミーティング機能 ~ミーティングルーム~
共有の開始
・画面
・文書
参加者ビュー
・リストビュー
・写真ビュー
ライブラリ
・文書
・URL
ディスカッション
・グループチャット
・議事録
・質問
etc...
挙手する
録画
・MPEG
etc....
ルームのツール
・設定変更
・ミーティング・レポート作成
etc....
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IBM Software Group | Lotus software
解説
ƒ 予約型ミーティングルームから常設型ミーティングルームへ
従来のバージョンでは、ミーティングはスケジュールに基づいて作成されていまし
たが、Sametime 8.5からは、明示的に削除するまで存続する、「常設型会議室」
タイプになりました。資料や議事録を残して退室することが可能で、いつでも会
議室に入って、以前に記録したホワイト・ボードを利用したり、新しく書き込みも
できますので、物理的な会議室以上に効率的な会議を行えます。
ƒ ミーティングルームには主に以下の特性があります。
– 「終了」することはなく、明示的に削除されるまでずっと存続します。
– 保管している内容 (文書やプレゼンテーションなど) も、明示的に削除するまで残ります。
– ミーティングルームを非公開にしてパスワード保護し、セキュリティを確保できます。
– 各ミーティングルームには所有者が 1 人存在しますが、所有者は参加者にさまざまな
役割を割り当てることができます。例えば、一部の参加者にはミーティングルームの管理
を許可し、他のユーザーは参加のみにすることができます。
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IBM Software Group | Lotus software
オンライン・ミーティング機能 ~ミーティングルームの作成~
コネクト・クライアントのツール、
チャット画面からの
インスタントミーティングルーム作成
コネクト・クライアントからの
ミーティングルーム作成
インスタントミーティングルーム
ミーティングルーム(常設型)
N e w s e rve rs ca n b e
re g is te re d fro m the fo rm
N e w m e e ting ro o m s ca n b e cre a te d
o r e d ite d o n the s e rve r fro m the fo rm
ミーティングルームセンターからの
ミーティングルーム作成
Lotus Notes クライアントからの
ミーティングルーム作成
Outlookカレンダーから
ミーティングルーム作成
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IBM Software Group | Lotus software
解説
ƒ ミーティングルーム
– コネクト・クライアントのミーティング・ビューから、新規ミーティングルームを作成
できます。また、リストからミーティング・ルームを選択し、参加したり他のユー
ザーを招待することができます。
– Notesのカレンダー、Microsoft Outlook のカレンダーから、ミーティングルームを
作成することができます。
– ブラウザーからミーティング・センターにアクセスし、ミーティングを作成すること
ができます。
ƒ インスタントミーティングルーム
– 内容、関連情報を保存する必要がないときに必要に応じてすぐに作成できる
ミーティングのことです。インスタントミーティングルームを閉じると、内容は保存
されません。
– コネクトクライアントのツールから開始したり、チャット画面からチャットに参加し
ているユーザーとすぐに開始することができます。
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IBM Software Group | Lotus software
オンライン・ミーティング機能 ~ミーティングルームの利用~
インスタントミー
ティングの開始
ミーティングの
開始
リッチクライアント
ミーティングの
開始
Webブラウザークライアント
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IBM Software Group | Lotus software
解説
ƒ ミーティングルームは2種類のクライアントで利用できます。
– コネクト・クライアントからミーティングを開始すると、ミーティングルームはリッチ・
クライアントで開かれます。
– ミーティングルームセンターからミーティングを開始すると、ミーティングルームは
Webブラウザで開かれます。(この場合、利用できる機能に制限があります。)
ƒ ゼロ・ダウンロードの実現
オンライン・ミーティングを利用する際、新たなJavaアプレットなどのダウンロードが
ありません。 (但し、アプリケーション共有機能を使う場合のみ、非常に小さなアプ
レットをダウンロードする必要があります。)
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IBM Software Group | Lotus software
コネクト・クライアントとWebブラウザーとのミーティング機能比較
ƒ コネクト・クライアントのみ提供されている機能例
– オーディオ/ビデオの利用
– アプリ共有時のリモート制御機能
– コンタクトリストからのユーザーのドラッグ&ドロップによるミーティングへの招待
– ドラッグ&ドロップによるミーティングへのファイル追加
– ミーティングの記録
– プレゼンターツール(ハイライト/ポインターツール)の利用
– スクリーンキャプチャー機能
– アンケートの作成と送信
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IBM Software Group | Lotus software
解説
ƒ オンライン・ミーティング機能を利用するにあたって、コネクト・クライアントからと
Webブラウザからでは、利用できる機能が異なります。コネクト・クライアントの
利用が前提となる機能も多くありますので注意が必要です。
ƒ たとえば、旧バージョンでのSametime サーバーでは、ブラウザからのミーティン
グ利用でもオーディオ・ビデオの利用が可能でしたが、Sametime 8.5 において
は、コネクト・クライアントを使用したミーティングのみオーディオ・ビデオの利用が
可能です。
ƒ その他の違いに関しては、以下をご覧下さい。
(参考) Info Center: 『Meeting features in Connect versus Web clients』
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/sametime/v8r5/index.jsp?topic
=/com.ibm.help.sametime.v85.doc/overview/st_c_meetingsfeaturesavaila
ble.html
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IBM Software Group | Lotus software
オーディオ/ビデオ機能
ボイス/ビデオチャット
SIP
Sametime 8.5
SIP
SIP
ミーティング
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IBM Software Group | Lotus software
解説
ƒ 高品質なオーディオ/ビデオの提供
新しいオーディオ・コーデック(G.722.1)およびビデオ・コーデック(H.264)を採
用したことにより、より原音に近い高品質のオーディオ・ビデオを利用でき、自然
な形でコミュニケーションをとることができます。
ƒ サードパーティー製オーディオ/ビデオ会議システムとの連携
Media Manager サーバーはIETF標準の音声、映像の通信プロトコルとして相互
互換性の高いSIPを採用しています。SIPを採用することにより、様々なオーディ
オ/ビデオ製品との連携が可能です。このため、広い組み合わせで音声会議シ
ステムやビデオ会議システムの相互運用が可能です。
ƒ オーディオ/ビデオ機能はコネクト・クライアントからの利用を前提としています。
コネクト・クライアントを通して、ボイスチャット、ビデオチャット、オーディオ/ビデオ
を使ったオンラインミーティング利用ができます。
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IBM Software Group | Lotus software
Webインスタント・メッセージング・クライアント(Web IMクライアント)
Web IM クライアント
・連絡先ビュー
・在席確認
・ユーザーやグループの追加
・クイック検索
・ビジネスカード表示
・ロケーション機能
・1対1のチャット
・複数人チャット(招集を含む)
・アナウンス
・リッチテキスト
・顔文字
・外部IMユーザーとのチャット
・サードパーティー提供のテレ
フォニーを使ったClick to call
iPhone クライアント
クライアントのカスタマイズ
連絡先ビュー
在席確認
ビジネスカード表示
APIを利用したWebアプリとの連携
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IBM Software Group | Lotus software
解説
ƒ Sametime 8.5では、Webインスタント・メッセージング・クライアント(Web IMクラ
イアント)によりWebブラウザーからもインスタント・メッセージを送ることができま
す。また、Web 2.0 API により Sametime の機能を Web サイトやアプリケーショ
ンに組み込んだり、クライアントをカスタマイズすることができます。これにより、
ユーザーは画面を切り替える頻度が少なくなり、効率的に業務を行えるように
なります。
ƒ Apple iPhone 用にブラウザー・ベースのチャット・クライアントが追加されました。
モバイル環境でも Sametime が使えるようになり、迅速にコミュニケーションを
とることができます。
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IBM Software Group | Lotus software
Agenda
ƒ Sametime 8.5のValue
ƒ Sametime 8.5のアーキテクチャ
ƒ 基本構成
ƒ クラスタ構成
ƒ 混在環境の注意点
ƒ 構成上の注意点
ƒ 運用・管理
ƒ 参考情報
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IBM Software Group | Lotus software
ƒ (ブランクページ)
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IBM Software Group | Lotus software
Sametime 8.5の基本構成要素
Sametime Clients
Notes
Client
LDAP
Server
Connect
Client
Sametime Web Clients
Mobile
Client
Meetings
Community
Server
Lotus Domino
Media
Server
Meeting Room
Center
Meeting
Server
Browser
Client
Proxy
Server
iPhone
Client
System
Console
Server
WebSphere Application Server (Network Deployment)
DB2
Sametime Servers
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IBM Software Group | Lotus software
解説
ƒ Sametime8.5は次の5つのサーバーコンポーネントで構成されます。
– コミュニティサーバー
– ミーティングサーバー
– Proxy サーバー
– Media Manager サーバー
– Sametime System Console サーバー (SSC)
ƒ Sametime 8.5ではコミュニティサーバーはLotus Dominoをベースとし、
それ以外のコンポーネントはWebShere Application Server (WAS)、
DB2をベースとしています。また、ディレクトリサーバーとしてLDAPサー
バーが必要です。
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IBM Software Group | Lotus software
WASの仕組み
ƒ アプリケーション・サーバー
シングル・ノード構成
– Web/EJBコンテナー、Namingサービス、
リソース管理など
ノード
プロセスA
ƒ ノード
プロセスB
アプリケーション・サーバー
– アプリケーション・サーバーの集まり
ƒ セル
マルチ・ノード構成
セル
ノードA
– ノードの集まり
– 論理的な管理の単位
ƒ デプロイメント・マネージャー(DM)
– セルを構成するすべてのノードをノード・
エージェント経由で管理するコンポーネント
DM
ノードB
ノードC
Node agent
プロセスC
プロセスD
アプリケーション・サーバー
Node agent
プロセスE
プロセスF
アプリケーション・サーバー
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IBM Software Group | Lotus software
解説
ƒ アプリケーション・サーバー
– Javaプロセスとして稼動し、J2EEアプリケーション実行環境を提供します。
– Web/EJBコンテナー、Namingサービス、リソース管理などが含まれます。
ƒ ノード
– アプリケーション・サーバーの集まりです。
– 通常は物理的な1つのマシン上に1つのノードになりますが、1つのマシン上に複数の
ノードを構成することも可能です。
ƒ セル
– ノードの集まり。論理的な管理の単位です
– デプロイメント・マネージャーはセルを構成するすべてのノードをノード・エージェント経由
で管理します。
ƒ デプロイメント・マネージャー(DM)
– すべてのノードをノード・エージェント経由で管理するコンポーネントです。
– Sametimeサーバーをクラスタリング構成にする場合は、デプロイメント・マネージャーが
必要となります。
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IBM Software Group | Lotus software
Sametime 8.5のWAS構成例
Community Server
ST Community server
Domino Server
セル
System Console Server
Deployment
Manager
Node Agent
LDAP Server
ST System Console Server
Media Server
Meeting Server
Proxy Server
Node Agent
Node Agent
Node Agent
ST Media Server
ST Meeting Http Proxy
ST Proxy Server
ST Meeting Server
:ノード
DB Server
:アプリケーションサーバー
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IBM Software Group | Lotus software
解説
ƒ 一つのSSCでSametimeサーバーを管理する構成例です。各サーバーの
管理を一元化できるほか、将来システムが大規模になった際にもサー
バーの追加や管理が行いやすい構成です。
ƒ 構成方法は次のようになります。
– 各サーバーコンポーネントは別々のマシン上へインストールします。一
つのサーバーコンポーネントは、一つのアプリケーション・サーバー上で
稼動します。このとき、各サーバーをノードと呼びます。
– SSCをデプロイメント・マネージャーとし、他のSametimeサーバー郡を
一つの論理的な管理グループ「セル」として構築します。このことで、
各アプリケーション・サーバーに関する管理を一つのSSCを通して実
施することが出来ます。
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IBM Software Group | Lotus software
ミーティングサーバー
Web
Browser
HTTP
Web会議
Meeting
Server
DB Server
LDAP Server
33
IBM Software Group | Lotus software
解説
ƒ ミーティングサーバーでは、オンライン・ミーティングのためのミーティング・プレー
スを提供します。Webブラウザから利用するミーティング・ルーム・センターや、コ
ネクト・クライアントに組み込まれたインタフェースを利用して機能を提供します。
ƒ ミーティングに関するデータはDB2に格納されます。
ƒ 旧バージョンのミーティング・サービスは、Dominoベースの1台のサーバー上でコ
ミュニティ・サービスと共に提供されていましたが、8.5からはJava EE Webアプ
リケーションとしてWASベースで提供されています。これにより、すべての通信は
HTTP/HTTPS通信で行われるため、ファイアーウォールを越えての通信の際に
も空けるポートが最小限で済むようになりました。
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IBM Software Group | Lotus software
コミュニティサーバー
Web
Browser
HTTP
Web会議
コネクトクライアントからの利用
Meeting
Server
DB Server
LDAP Server
Sametime
Client
Community
Server
VP
在席確認
チャット
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IBM Software Group | Lotus software
解説
ƒ コミュニティサーバーでは、ユーザーの在席情報やインスタント・メッセージング
(チャット)の機能を提供します。コミュニティに接続しているすべてのユーザーの
在席状況とチャットデータの配信を行います。また、オンライン・ユーザーのプラ
イバシー情報を管理、保持します。
ƒ コネクト・クライアントとコミュニティサーバー間の通信には、旧バージョンと同様、
デフォルトではVP (Virtual Places)プロトコルを使用したポート1533上での通
信となります。また、従来通り、HTTPプロトコルでのトンネリング構成や、ポート
80番上でのトンネリングも可能です。
ƒ Dominoベースとなり、基本的に旧バージョンまでのSametimeサーバーと同じと
考えていいですが、インストールの際にSSCによってデプロイした場合、コミュニ
ティサービスに関する管理はSSC上から実施します。また、SSCによってデプロイ
される場合は、その前提としてLDAPディレクトリを参照する必要があるため、
nativeのDominoディレクトリを見る構成は出来ません。
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IBM Software Group | Lotus software
SSC
簡単なインストール・管理
設定用GUI
ポリシー用GUI
Web
Browser
HTTP
Meeting
Server
DB Server
LDAP Server
Sametime
Client
System
Console
Community
Server
VP
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IBM Software Group | Lotus software
解説
ƒ System Consoleサーバーは、Sametime製品のインストール、構成、管理、モニ
タリングを行うためのWebベースのアプリケーションです。各サーバーに関する管
理も、ブラウザーを使ってSSCの管理画面にアクセスし実施することが出来ます。
– 必須なコンポーネントの導入管理
• 例えば、複数のミーティングサーバーをインストールする際で同じDB2サーバーに接
続する場合、個々のサーバーごとにDB2のインストールに関する細かい設定をする
必要はありません。SSC上から一度DB2接続に関して設定を行って、複数サーバー
に対してそれを利用することが出来ます。
– 構成の管理
• 例えばSSC上でLDAP接続に関する設定を行うことにより、各サーバー上ごと複数の
インストーラを使って設定する必要がなくなります。
– インストールの簡略化
• SSCを使用して、あらかじめ各サーバーのインストールに関するデプロイメント計画を
作成しておくことで、実際のインストールの際にユーザーが入力する必要がなく、イ
ンストール作業を簡略化することが出来ます。
– 各サービスに関する管理
• 各サービスに関するたとえばポリシーなどの設定について、SSC上で管理することが
出来ます。
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IBM Software Group | Lotus software
Proxy サーバー
Web
Browser
HTTP
ミーティング内在席確認
チャット
Meeting
Server
DB Server
LDAP Server
Sametime
Client
Proxy
Server
System
Console
在席確認
チャット
VP
Community
Server
VP
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IBM Software Group | Lotus software
解説
ƒ Proxy サーバーでは、 コミュニティサーバーと連携し、Web IMクライアン
トに対する在席確認・チャットの機能を提供しています。また、HTTPプロ
トコル-VPプロトコル変換を実施し、Web IMクライアントとコネクト・クラ
イアント間の在席確認やチャット通信を可能にしています。
ƒ また、Proxy サーバーを通じて、ミーティングサーバー上で在席確認や
チャットを利用することが出来ます。
ƒ Lotus Sametimeのアーキテクチャーで新たに追加されたものです。WAS
のインフラを活用しており、開発者がWeb2.0開発ツールを使ってLotus
Sametimeサービスにアクセスできるようになります。この仕組みにより、
Lotus Sametimeの機能をWebアプリケーションやポータルサイト、そして
企業内の業務アプリケーションに簡単に組み込むことが出来ます。
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IBM Software Group | Lotus software
Media Manager サーバー
Web
Browser
HTTP
コネクト・クライアントからのオー
ディオ・ビデオミーティング
Meeting
Server
DB Server
LDAP Server
Sametime
Client
Proxy
Server
System
Console
オーディオ
ビデオ
SIP
UDP
Media
Manager
Community
Server
VP
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IBM Software Group | Lotus software
解説
ƒ Media Manager サーバーでは、オーディオとビデオ機能をコネクト・クライアント
に対して提供します。音声、映像の通信プロトコルとして相互互換性の高い
SIP(Session Initiation Protocol)を使用しています。
ƒ Lotus Sametimeのアーキテクチャーで新たに追加されたもので、高解像度まで
実現可能なビデオ・コーデックと高品質なオーディオ・コーデックを提供していま
す。SIP Proxy機能も持っていますので、サードパーティー社製のオーディオ/ビデ
オ会議システムと連携・統合することが可能です。
– Media Manager サーバーには3つのコンポーネントがあります。3つのコン
ポーネントを1つのサーバーに構成できますが、本番環境では、それぞれ別の
サーバーに構成することが奨励されます。
• Conference Manager
PtoP/マルチポイントのコールを含んだ全ての会議を管理するコンポーネントです。
外部TCSPIアダプターを保持し、サードパーティ社との連携を実現しています。
• SIP Proxy / Register
クライアントとSIPセッションを確立し、SIPメッセージを目的地へと転送するコンポー
ネントです。
• Packet Switcher
オーディオ/ビデオデータの参加者への送受信を管理するコンポーネントです。
42
IBM Software Group | Lotus software
クラシック版での利用
ƒ Dominoサーバー上でのミーティングサービスの稼動
– 8.5新機能の利用不可
43
IBM Software Group | Lotus software
解説
ƒ 従来のSametimeでは、コミュニティサービス、ミーティングサービス、オーディオ/
ビデオサービスすべてを、Dominoをベースとした1台のサーバーで提供すること
が可能でした。
ƒ Sametime 8.5 でも、Dominoベースのコミュニティサーバー上には、従来と同じ
nsfファイルがインストールされるので、従来のミーティングサービスを利用するこ
とが可能です。この、Dominoベースのサーバー上で利用するミーティングのこと
を、新しいWASベースのミーティングサービスと区別するために、クラシック版
ミーティングサービスと呼びます。Sametime 8.5では、クラシック版ミーティング
サービスの利用がサポートされています。ただし、その場合は、Sametime 8.5
での新機能は利用できず、8.0.2でのミーティング利用と同じイメージになります。
– ミーティング利用時に、Javaアプレットのミーティングルームクライアントをダウ
ンロードする必要あり
– 予約型ミーティングの利用
ƒ ミーティングをクラスタ構成するために従来必要だったEnterprise Meeting
Server (EMS)は、Sametime 8.5 ではサポートしていません。
44
IBM Software Group | Lotus software
Agenda
ƒ Sametime 8.5のValue
ƒ Sametime 8.5のアーキテクチャ
ƒ 基本構成
ƒ クラスタ構成
ƒ 混在環境の注意点
ƒ 構成上の注意点
ƒ 運用・管理
ƒ 参考情報
45
IBM Software Group | Lotus software
ƒ (ブランクページ)
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IBM Software Group | Lotus software
基本構成
Community
Server
クラシック版MTG
Server
SSC
Server
Meeting
Server
8.5
コネクト
クライアント
Web IM
クライアント
Proxy
Server
LDAP
Server
Media
Server
DB2
Server
47
IBM Software Group | Lotus software
解説
ƒ 基本構成
基本的なシングル構成では、各機能一台構成が推奨となります。全て
のサーバーコンポーネントをインストールすることで、以下の機能を利用
することが可能です。
– SSC
– 在席確認・チャット
– AV付きConnect Client
– Web IMクライアント
– ミーティング・ルームおよびクラシック版Web会議
48
IBM Software Group | Lotus software
ケース1:クラシック版Web会議 + A/V無しConnect Client + Web IMクライアント構成
Community
Server
クラシック版MTG
Server
SSC
Server
LDAP
Server
Proxy
Server
8.5
コネクト
クライアント
Web IM
クライアント
DB2
Server
49
IBM Software Group | Lotus software
解説
ƒ ケース1:クラシック版Web会議 + A/V無しConnect Client + Web IM
クライアント構成
ミーティング・ルームではなく、クラシック版Web会議のみを使用する場
合は、Domino上で稼動するミーティングサービスを利用します。そのた
め、WAS版のミーティングサーバーをインストールする必要はありません。
また、オーディオ/ビデオ機能の利用がいらない場合は、Media
Managerのインストールは必要ありません。
ƒ ブラウザから利用するWeb IMクライアントを利用する場合はProxy サー
バーで実現します。
50
IBM Software Group | Lotus software
ケース2:A/VありWeb会議構成
Community
Server
パターン①
クラシック版MTG
Server
SSC
Server
Meeting
Server
8.5
コネクト
クライアント
パターン②
LDAP
Server
Media
Server
DB2
Server
51
IBM Software Group | Lotus software
解説
ƒ ケース2:A/VありWeb会議構成
ミーティングでオーディオ/ビデオ機能を利用したい場合は、パターンが2
つあります。
– パターン1:クラシックWeb会議 の利用(ただし、8.0.xバージョン相当
での利用となります)
– パターン2:ミーティングサーバー + Media Manager サーバー+ コネク
トクライアント
• Sametime 8.5 では、コネクトクライアントからのミーティング利用時のみ
オーディオ/ビデオ機能を利用できます。
52
IBM Software Group | Lotus software
Agenda
ƒ Sametime 8.5のValue
ƒ Sametime 8.5のアーキテクチャ
ƒ 基本構成
ƒ クラスタ構成
ƒ 混在環境の注意点
ƒ 構成上の注意点
ƒ 運用・管理
ƒ 参考情報
53
IBM Software Group | Lotus software
ƒ (ブランクページ)
54
IBM Software Group | Lotus software
Sametime 8.5 クラスタ構成
Dominoクラスタ
WASクラスタ
Community Cluster
Community
Community
ノード
アプリケーション
コンポーネント
サーバー
Meeting
WebSphere
Proxy
Web
ブラウザ
WebSphere
Proxy
Load
Balancer
meeting1
meeting2
Proxy
Sametime
Connect
Client
Proxy1
Proxy2
Media Manager
WebSphere Proxy
Conference
Proxy
/Register Manager
Packet
Switcher
WebSphere Proxy
Conference
Proxy
/Register Manager
PacketPacket Switcherは
Switcher クラスタ不可
55
IBM Software Group | Lotus software
解説
ƒ システムの大規模展開を考える場合、複数台のサーバーによるクラスタ
構成を構築することが出来ます。クラスタ構成にすることで、以下のよ
うなメリットがあります。
– スケーラビリティ
– パフォーマンス
– ロードバランシング
– 耐障害性
ƒ Sametime 8.5からは、大きく分けてDominoベースとなるコミュニティ
サーバーと、Wasベースとなるミーティングサーバー、Proxy サーバー、
Media Managerの2つの観点から、クラスタ構成を考える必要がありま
す。
56
IBM Software Group | Lotus software
コミュニティサーバー クラスタ構成
Sametimeクラスタ
Community
Server#1
names vpuserinfo
.nsf
.nsf
stnamechange
.nsf
ドミノクラスタによる
即時複製
Community
Server#2
names vpuserinfo
.nsf
.nsf
stnamechange
.nsf
57
IBM Software Group | Lotus software
解説
ƒ Dominoクラスタ構成の利用
大規模コミュニティにおいて、コミュニティサーバー をクラスタ構成にすることで、ユーザー
からのアクセスの負荷分散とフェイルオーバーの機能を提供できます。コミュニティサー
バーのクラスタ構成は、Dominoクラスタリング機能を使用して実現しています。クラスタメ
ンバーになったSametimeサーバー間では、以下のデータベースを共通して持つことになり
ます。
– Dominoディレクトリ(names.nsf)
SametimeサーバーのベースとなるDominoサーバーの設定情報を保持します。Domino
クラスタメンバーのサーバー上では必ず同じDominoディレクトリ情報を保有する必要が
あります。
– ユーザー情報データベース(vpuserinfo.nsf)
Sametimeコネクトユーザーの「コンタクトリスト」、「プライバシー情報」が保存されていま
す。ユーザーはコネクトクライアントでログインした時に各自のユーザーのリストをダウン
ロードして使用します。また、ユーザーリストをアップデートした際にも更新されます。
– Sametime名前の変更データベース(stnamechange.nsf)
Dominoディレクトリ上またはLDAP上でのユーザー名やグループ名の変更をコンタクトリ
スト上に反映させる際の、名前変更タスクを保存します。
ƒ ユーザーのアクセスは、負荷分散装置やラウンドロビンDNSなどによって振り分けられます。
58
IBM Software Group | Lotus software
ミーティング/Proxy/Media Manager サーバー クラスタ構成
ƒ
WASクラスタリング
– クラスターメンバーと呼ばれる
アプリケーションサーバーのグ
ループ
セル
Deployment
Manager
– クラスター・メンバー上では同
じJ2EEアプリケーションを実
行
Node agent
– 1つのセル上では複数のクラ
スターを作成することが可能
Node agent
クラスター
アプリケーションアプリケーション
アプリケーション アプリケーションアプリケーション
アプリケーション
アプリケーション
アプリケーション
アプリケーション
アプリケーション
アプリケーション
アプリケーション
サーバー
サーバー
サーバー
サーバー
サーバー
サーバー
サーバー
サーバー
サーバー
サーバー
サーバー
サーバー
ノード
ノード
59
IBM Software Group | Lotus software
解説
ƒ ミーティング/Proxy/Media Manager サーバーはWASベースとなるため、WASク
ラスタリングの構成となります。WASクラスタリングの構成要素は以下の通りで
す。
– クラスター/クラスターメンバー
• WASクラスターは、クラスターメンバーと呼ばれるアプリケーションサーバーのグルー
プから構成されます。クラスターメンバー上では、同じJ2EEアプリケーションが稼動
します。
• 同一クラスターのメンバー間では、負荷分散・フェイルオーバーがサポートされ、クラ
イアントからの接続は負荷分散装置を通してクラスターメンバー間に振り分けられ
ます。また、あとからクラスターメンバーを追加構成することも可能で、必要なときに
システムを容易に拡張することができます。
– デプロイメント・マネージャー(DM)
• WASクラスタリング構成にする場合、セルを構成するすべてのノードをノード・エー
ジェント経由で管理するデプロイメント・マネージャー という機能があります。
Sametimeサーバーをクラスタリング構成にする場合は、DMコンポーネントが必要と
なります。
– セル
• セルはWASシステムにおいて論理的な管理ドメインを示します。セル内には必ず1つ
のDMが存在します。システム管理者はDMの管理コンソールにアクセスすることでセ
ル内の全てのリソースを管理することができます。
60
IBM Software Group | Lotus software
ミーティング/Proxy/Media Managerクラスタ構成例
セル
Deployment
Manager
Meeting
Server
クラスタ
SSC
Server
Proxy
Server
クラスタ
LDAP
Server
Media
Server
クラスタ
DB2
Server
61
IBM Software Group | Lotus software
解説
ƒ このクラスタ構成例では、SSCをDMとして構成しています。これにより、
クラスタ構成となっているミーティングサーバー、Proxy サーバー、Media
Manager サーバーはSSC上のDMを通して管理することが出来ます。
ƒ WASクラスタによって、冗長性を確保するためのフェールオーバー機能
が実現されるため、これまでミーティングのクラスタ化のために必要だっ
たEnterprise Meeting Server(EMS)を別途購入する必要はなくなりま
した。
62
IBM Software Group | Lotus software
ミーティング/Proxy/Media Managerクラスタ構成
ƒ WASのクラスタリングの種類
水平クラスター構成
垂直クラスター構成
Deployment
Manager
Deployment
Manager
プライマリノード:
2以上のクラスタメンバー
アプリケーション
サーバー
アプリケーション
サーバー
・・・
アプリケーション
サーバー
プライマリノード:
1クラスタメンバー
アプリケーション
サーバー
セカンダリノード:
1クラスタメンバー
・ ・ ・
アプリケーション
サーバー
セカンダリノード:
1クラスタメンバー
アプリケーション
サーバー
63
IBM Software Group | Lotus software
解説
ƒ WASのクラスタ構成
WASではアプリケーションサーバーのクラスタ構成について、「垂直クラスタ」と
「水平クラスタ」という考え方があります。
– 垂直クラスタ
1台のマシンに複数の同じアプリケーション・サーバーを構築する方法です。プ
ロセス障害に対応します。1つのプライマリノード上で複数のクラスタメンバー
が構成され、同じアプリケーション・サーバーが構築されます。
– 水平クラスタ
複数のマシンにそれぞれアプリケーション・サーバーを構築する方法で、パ
フォーマンス・可用性を高めることができます。1つのプライマリノード+複数
のセカンダリノード構成からなり、それぞれで同じアプリケーション・サーバーを
構築します。
64
IBM Software Group | Lotus software
Agenda
ƒ Sametime 8.5のValue
ƒ Sametime 8.5のアーキテクチャ
ƒ 基本構成
ƒ クラスタ構成
ƒ 混在環境の注意点
ƒ 構成上の注意点
ƒ 運用・管理
ƒ 参考情報
65
IBM Software Group | Lotus software
ƒ (ブランクページ)
66
IBM Software Group | Lotus software
混在環境における注意点
ƒ 相互運用性に関して
– ボイスチャット/ビデオコールについて
• 8.5 コネクト・クライアントは8.0.x以下のクライアントとボイスチャットとビデ
オコールの設立不可
• 8.5 コネクト・クライアント同士でのみボイスチャットとビデオコール可能
67
IBM Software Group | Lotus software
解説
ƒ Sametime 8.5 でボイスチャット、ビデオコールを使用するためには、
Media Managerが必要となります。
ƒ Sametime 7.5.x/8.0.xクライアントは、Sametime 8.5 Media Manager
を使用してのボイスチャット、ビデオコールは出来ません。
ƒ Sametime 8.5 コネクト・クライアントは、同じ8.5のコネクト・クライアント
に対してのみボイスチャット、ビデオコールが可能です。Sametime
7.5.x/8.0.xクライアントとボイスチャット、ビデオチャットをすることは出
来ません。
68
IBM Software Group | Lotus software
Agenda
ƒ Sametime 8.5のValue
ƒ Sametime 8.5のアーキテクチャ
ƒ 基本構成
ƒ クラスタ構成
ƒ 混在環境の注意点
ƒ 構成上の注意点
ƒ 運用・管理
ƒ 参考情報
69
IBM Software Group | Lotus software
ƒ (ブランクページ)
70
IBM Software Group | Lotus software
構成上の注意点
ƒ 現時点で判明している制限事項
– ユーザー側機能面
• ミーティングでオーディオ/ビデオを使用したい場合はコネクト・クライアントからの利
用が必要
– サーバー側の構成について
• 『日本語ランゲージパック適用済みの Lotus Domino 8.5 に Lotus Sametime 8.5
をインストールできない』問題
http://www.ibm.com/jp/domino04/lotus/support/faqs/faqs.nsf/all/733840
• Media ManagerはWindows かLinuxのみサポート(AIX、Solaris、IBMiは不可)
• ビデオコールに関するIPV6は未サポート
• コミュニティサーバーにおけるディレクトリ構成で、SSCを使ったデプロイの場合は
LDAP構成必須
71
IBM Software Group | Lotus software
解説
ƒ 『日本語ランゲージパック適用済みの Lotus Domino 8.5 に Lotus Sametime
8.5 をインストールできない』問題について
– Lotus Domino 8.5 サーバーに日本語のランゲージパックを適用し、その上で
Lotus Sametime 8.5 コミュニティサーバーのインストーラを実行すると、イン
ストーラが異常終了します。
– 日本語化された domcfg5.ntf が原因であるため、修正された domcfg5.ntf
を日本語ランゲージパックを適用した環境の domcfg5.ntf と置き換える必
要があります。
– 修正済みdomcfg5.ntfの入手先は以下となります。
【Sametime Community Server installer error on Domino 8.5 with
Japanese language pack】
http://www01.ibm.com/support/docview.wss?rs=477&uid=swg21416858
ƒ コミュニティサーバーにおけるディレクトリ構成
– コミュニティサーバーのみ、native Dominoディレクトリを参照できます。しかし、
Sametime System Consoleによってデプロイされる全てのサーバーは、LDAP
ディレクトリを参照する必要があるため、native Dominoディレクトリを参照す
るコミュニティサーバーは、Sametime System Consoleはサポートしません。
72
IBM Software Group | Lotus software
Agenda
ƒ Sametime 8.5のValue
ƒ Sametime 8.5のアーキテクチャ
ƒ 基本構成
ƒ クラスタ構成
ƒ 混在環境の注意点
ƒ 構成上の注意点
ƒ 運用・管理
ƒ 参考情報
73
IBM Software Group | Lotus software
ƒ (ブランクページ)
74
IBM Software Group | Lotus software
運用・管理 ~バックアップ編~
ƒ Sametime サーバーにおけるバックアップ対象
– コミュニティサーバー
– クラシック版ミーティングサーバー
– ミーティングサーバー
– Proxy サーバー
– Media Managerサーバー
– SSC
– DBサーバー
– LDAPサーバー
日次のバックアップが必要
75
IBM Software Group | Lotus software
解説
ƒ 基本的なバックアップ運用として以下の方針があります。
– システム・バックアップ
• サーバー障害(HDD破損)、OS自体が破損などによりシステムが起動しなくなった場
合に、システムの再構築に必要なバックアップを指します。
– データ・バックアップ
• 日々更新されるデータを対象とし、障害時に最新の状態まで復元するために必要
なデータのバックアップを指します。
ƒ それぞれの取得タイミングとしては、以下が考えられます。
• システム・バックアップ : まずはサーバー構築直後の状態を取得します。その後は
fix適用、サーバー構成変更のタイミングで取得します。
• データ・バックアップ : データを復旧させたい期間に合わせて取得します。データ
は日々更新されているので、可能であれば日次取得、最低でも週次取得を推奨し
ます。
76
IBM Software Group | Lotus software
運用・管理 ~バックアップ編~
ƒ コミュニティサーバー
– バックアップ対象ファイル
server.id
notes.ini
names.nsf
vpuserinfo.nsf ( 「コンタクトリスト」、「プライバシー情報」を格納)
streg.nsf (ユーザーに対して、自己登録を許可している場合)
stconfig.nsf (Lotus Sametime のシステム管理ツールで設定した構成パ
ラメータを格納)
• da.nsf (ディレクトリアシスタントを使用してLDAPディレクトリを参照してい
る場合)
• sametime.ini
•
•
•
•
•
•
77
IBM Software Group | Lotus software
解説
ƒ コミュニティサーバーのバックアップ
– Sametimeサーバーが何らかの障害にてクラッシュした場合、ほとんどがサー
バーの再起動をすることで対応できます。しかし、まれにデータの破損を伴う
ケースもあります。その場合は、バックアップしているデータから破損したデー
タを復旧させる必要があります。
– コミュニティサーバーはDominoベースとなるため、バックアップの対象となる
データは、大きく分けて2種類あります。Dominoサーバー(Sametimeサー
バー)のシステムを稼働するために必要なデータと、サーバーを使用すること
によって作成されるデータがあります。どちらも、Dominoサーバー(Sametime
サーバー)がインストールされているプログラムディレクトリと、データが保存さ
れているデータディレクトリに保存されています。可能であれば、プログラム
ディレクトリとデータディレクトリの両方にある全ファイルをバックアップ対象と
してください。
– バックアップの考え方としては、基本的にDominoサーバーと同じです。バック
アップ方法は、サーバー稼働中に行った場合はシステムが使用中のため、コ
ピーできないファイルや、コピーしたファイルが破損してしまう場合もあります。
定期的にサーバー停止をした上でのバックアップをお勧めします。
78
IBM Software Group | Lotus software
運用・管理 ~バックアップ編~
ƒ クラシック版ミーティングサーバー
– バックアップ対象ファイル
•
•
•
•
前述のファイル
stconf.nsf (クラシック版ミーティングの情報を格納)
*.RAP (クラシック版ミーティングの記録を実施している場合)
meetingserver.ini (Windows以外のOSの場合)
79
IBM Software Group | Lotus software
解説
ƒ クラシック版ミーティングサーバーのバックアップ
– クラシック版ミーティングサーバーの使用では、Dominoベースとなるた
め、バックアップの対象となるデータは、ミーティングの情報を格納す
るnsfファイルと、ミーティングの記録を実施している場合はミーティン
グ記録ファイル(rapファイル)となります。
80
IBM Software Group | Lotus software
運用・管理
~バックアップ編~
ƒ SSC、ミーティング/Proxy/Mediaサーバー
– バックアップ対象
• WAS構成ファイル
• DBサーバー
Sametime
System Console
サーバー
•
WAS 7.0
DBサーバー
WAS構成ファイル
各リポジトリデータベース
SSC:STSC
ミーティングサーバー:STMS
ミーティングサーバー
•
WAS 7.0
81
IBM Software Group | Lotus software
解説
ƒ SSCおよびミーティングサーバーのバックアップについては、大きく分けて、WAS
が稼動するために必要な構成ファイルと、データが保存されるデータベースの2
種類になります。
ƒ まず、WASの構成ファイルのバックアップ方法としては、<WAS_ROOT>以下をま
とめてバックアップ取得しておく方法が、もっとも確実な方法です。
ƒ WASの構成情報のバックアップ取得ツールとして、以下のコマンドが用意され
ていますが、これらのツールでは一部のディレクトリ下しか取得されません。
– backupConfig.sh(bat)、restoreConfig.sh(bat):バックアップ・リストアの対
象が<Profile_root>/configディレクトリ以下になります。プロセスを止めずに
行えるオプション(-nostop)があります。
– manageprofiles.sh(bat) -backupProfile/-restoreProfile:バックアップ・
リストアの対象が<Profile_root> ディレクトリ以下になります。必ず関連するプ
ロセスを停止する必要があります。
82
IBM Software Group | Lotus software
運用・管理
~バックアップ編~
ƒ DB2サーバー
– 対象リポジトリデータベース
• SSC: STSC
• ミーティングサーバー: STMS
– オフラインバックアップ
• > db2 backup database STMS
– オンラインバックアップ
• >db2 update database configuration for STMS using logretain on
⇒オンライン・バックアップの前提条件 データベースを「回復可能」にする
• >db2stop
• >db2start
• >db2 backup database STMS ⇒一度オフラインバックアップを実行し
て、上記オプションを有効にする
• >db2 backup database STMS online include logs ⇒ バックアップ・
イメージ内に最小限必要なログファイルを含める(推奨オプション)
83
IBM Software Group | Lotus software
解説
ƒ SSCおよびミーティングルームのデータは、DB2に格納されるため、DB2
のバックアップコマンドを使用してバックアップを取得することが出来ま
す。
ƒ SSCは、DB2上に各Sametimeサーバーの情報を格納します。(データ
ベース名:デフォルト「STSC」) また、ミーティングルームに関するデータ
もDB2上に保管されます。(データベース名:デフォルト「STMS」)
ƒ バックアップの方法ですが、基本的にSametimeサーバー、DB2双方を
停止してオフラインでバックアップを実施しますが、DB2では他のアプリ
ケーションが接続している状態でもバックアップできる、「オンラインバッ
クアップ」を実施することも可能です。
84
IBM Software Group | Lotus software
運用・管理
~ケーススタディ1~
ƒ クラシック版ミーティングとの併用
コミュニティサーバー
システム変更時に取得
LDAPサーバー
日次で取得
SSCサーバー
DBサーバー
ミーティングサーバー
85
IBM Software Group | Lotus software
解説
ƒ クラシック版ミーティングとの併用
– シングル構成によるバックアップ対象サーバーは以下の通りです。
•
•
•
•
•
クラシック版ミーティングサーバー
ミーティングサーバー
SSC
DBサーバー
LDAP
– クラシック版/WAS版ミーティングサーバーについて
•
•
両方とも構成終了後、システム・バックアップを取得します
システム・バックアップは、以下のイベント発生時に、再度サーバーを停止して取得します
– (クラシック版)Dominoサーバーへのfix適用、Sametimeサーバーの設定変更
– (Was版)WASへのfix適用、構成変更
• 日々更新されるデータを、障害時・上書き時などの前日の状態まで復元するためにデータバック
アップを行う。
– DBサーバーについて
•
•
DBサーバーには、構成情報・ミーティング情報・ミーティング時に使用する添付ファイルが格納さ
れています
通常はデータベースを停止し、オフラインバックアップでします
86
IBM Software Group | Lotus software
運用・管理
~ケーススタディ2~
ƒ クラスタ構成
コミュニティサーバー
システム変更時に取得
LDAPサーバー
日次で取得
ミーティング
サーバーA
DBサーバー
SSCサーバー
ミーティング
サーバーB
87
IBM Software Group | Lotus software
解説
ƒ クラスタ構成の場合、システム・バックアップに関しては、全サーバー対
象となり、取得対象の台数は増えます。一方、日次のデータ・バックアッ
プに関しては以下の通り、取得対象台数はシングル構成時と考え方は
同じとなります。
– コミュニティサーバーのデータに関して
• Dominoクラスタにより、クラスタメンバーのサーバー上では両者とも同じ
データを保持しているため、どちらか一台から取得します。
– ミーティングサーバーのデータに関して
• クラスタメンバーのサーバーが同じDBサーバーを見る構成の場合、データ・
バックアップの対象はDBサーバーのみとなります。
88
IBM Software Group | Lotus software
運用・管理
~オーディオ/ビデオ~
ƒ オーディオ/ビデオ使用上の注意点
– 以下の設定が可能
• オーディオ・コーデック
• ビデオ画像の質、ビットレート
– ネットワークの帯域・品質の考慮が必要
– クライアント側のスペックも必要
89
IBM Software Group | Lotus software
解説
ƒ オーディオ/ビデオで使用するプロトコル
Sametimeでは一部の機能を除いては、基本的にサーバー経由で通信を行いま
す。従って、音声やビデオや共有している画面のデータがサーバーへ送られ、
サーバーからそれらのデータが他の参加者へ送信される動きになります。
ƒ オーディオ/ビデオデータの送信時に使用するプロトコルはUDPです。UDPはその
特性から、固定のビットレートで送信されます。ネットワークが混雑した場合で十
分な帯域が用意されていないと、優先度の低いUDPパケットは破棄され、再送
機能がないため音とびなどが発生しやすくなります。このように、ネットワークの
帯域と遅延の影響を受けることが多いため、まずは事前にSametimeが使用す
る必要なネットワーク帯域幅を見積もることが重要です。
ƒ オーディオ/ビデオを使用する場合、サーバー側のネットワーク帯域は1Gbps以
上、遅延に関してはクライアント-サーバー間で100ms以下推奨となります。
90
IBM Software Group | Lotus software
運用・管理
~オーディオ/ビデオ~
ƒ オーディオ・ビデオコーデック
オーディオ
ビデオ
プロトコル
コーデック
ビットレート
UDP
ISAC (デフォルト)
可変 10 - 32Kbps
iLBC
15.2 kpbs
G.722.1
32kbps/24kbps/1
6kbpsから選択可
G.711
64 kbps
H264(デフォルト)
任意設定; SQCIF
( 64 kbps )- Wide
Full HD.
(20000kbps)
UDP
H263
91
IBM Software Group | Lotus software
解説
ƒ Sametime Media Manager では、以下のオーディオ・コーデックをサポートしています。
– ISAC - Internet Speech Audio Codec (iSAC) 使用できるネットワークの帯域に合わ
せて 10 から 32 kbps(Kilobit per second) の帯域で送信されます。デフォルトの
コーデックになります。
– iLBC - Internet Low Bit-rate Codec (iLBC) ナローバンド/低ビットレートのコーデッ
クになります。15.2 kpbs の帯域が必要です。
– G.722.1 – 3つのビットレートから選択可能です。(32kbps, 24kbps, 16kbps).
– G.711 – 旧バージョンでも使用されていたコーデックとなります。 64 kbps の帯域が
必要です。
ƒ また、以下のビデオ・コーデックをサポートしています。
– H264 - MPEG-4 AVC として知られているコーデックです。このコーデックを選ぶこと
で、高画質のビデオ映像を使用することが出来ます。
– H263 – 旧バージョンでも使用されていたコーデックとなります。
ƒ ビデオの解像度で高いものを選ぶほど、より高いスペックのCPU、グラフィック・メモリー、
グラフィックカードが必要になります。
ƒ 例) Lenovo T60 同等のマシンスペックにおいては、CIF および VGAを処理できます。
HD 処理のためには、Intel Core 2 Quad 以上のCPUと 256 MB以上のグラフィック・メモ
リーが必要です。
92
IBM Software Group | Lotus software
(参考)ビデオ・ビットレートの設定
ƒ ビデオの解像度に関しては、以下の選択肢があります。
– SQCIF 128x96@30fps 64kbps
– 2000kbpsVGA 640x480@15fps 4000kbps
– SQCIF 128x96@30fps 128kbps
– 4CIF 704x576@12fps 4000kbps
– QCIF 176x144@15fps 64kbps
– VGA 640x480@30fps 4000kbps
– QCIF 176x144@15fps 128kbps
– VGA 640x480@30fps 10000kbps
– QCIF 176x144@30fps 192kbps
– 4CIF 704x576@25fps 10000kbps
– QVGA 320x240@10fps 192kbps
– HD 960x720@30fps 14000kbps
– QCIF 176x144@30fps 384kbps
– XGA 1024x768@35fps 14000kbps
– QVGA 320x240@20fps 384kbps
– FULL HD 1440x1080@30fps 20000kbps
– CIF 352x288@15fps 384kbps (デフォルト)
– WFULL_HD 1920x1080@30fps 20000kbps
– CIF 352x288@30fps 768kbps
– CIF 352x288@30fps
93
IBM Software Group | Lotus software
ƒ (ブランクページ)
94
IBM Software Group | Lotus software
運用・管理
~オーディオ/ビデオ~
ƒ Media Manager サーバー のチューニング
– オーディオ/ビデオ会議の最大接続数の調整
• ConferenceManager.propertiesによる設定が可能
• デフォルトで1つのオーディオ/ビデオ会議あたり最大6人まで
– オーディオストリーム/ビデオ切り替えに関する設定
• 以下デフォルト値
– 5人までのオーディオ・ストリーム処理
– 3000msのビデオ切り替えの待機時間
95
IBM Software Group | Lotus software
解説
ƒ オーディオ/ビデオ会議の最大接続数の調整
– オーディオ/ビデオを使用したWeb会議では、参加者の人数が増えるほど、
ネットワーク帯域を必要とします。サーバー側では、参加者の最高接続数の
設定が可能です。デフォルトでは1つのオーディオ会議に対し最大10人、ビデ
オ会議に対し6人の接続設定になっていますが、ネットワーク・チームと相談し
て実環境に合わせた設定を行うことが出来ます。
– 設定ファイルは「ConferenceManager.properties 」です。
#
# MaximumAudioConferenceUsers is the maximum number of users the
service provider supports for each audio conference call.
#
MaximumAudioConferenceUsers=10
#
# MaximumVideoConferenceUsers is the maximum number of users the service provider
supports for each video conference call.
#
MaximumVideoConferenceUsers=6
96
IBM Software Group | Lotus software
解説
ƒ オーディオストリーム/ビデオ切り替えに関する設定
– Media Managerは、ミーティング参加者内で誰が話をしているかを管理し、デ
フォルトで5人までのオーディオ・ストリームを受け付け、Web会議の全参加者
にそのストリームを流します。受付可能なオーディオ・ストリームに関して2-16
の間で設定が可能ですが、最大で「設定した人数*参加者数」のデータが
ネットワークを流れることに注意が必要です。
– 必要のないオーディオ/ビデオに関するパケットを送信しないため、発言をしな
いユーザーは積極的にミュートにするようガイドが必要です。
– ビデオ映像の処理はオーディオの処理の後に実施されます。
– Media Managerは、現在話しているユーザーのビデオ映像を映し出します。ビ
デオ映像が頻繁に切り替わると、その分の処理能力とネットワーク帯域を消
費するため、ビデオ切り替えの待機時間が設定されています。(デフォルトで3
秒)
97
IBM Software Group | Lotus software
98
®
参考情報
© 2010 IBM Corporation
IBM Software Group | Lotus software
(参考)Sametime 8.5 システム要件
ƒ Sametimeクライアント ~ソフトウェア要件~
対象
ソフトウェア条件
8.5 コネクトクライアント
Microsoft Windows XP Pro SP2 or later
Microsoft Windows XP Pro 64-bit (32-bit certification
only)
Microsoft Windows Vista Business 32-bit (note "Aero"
GUI support for all Vista versions)
Microsoft Windows Vista Business 64-bit
Microsoft Windows Vista Enterprise
Microsoft Windows XP Tablet PC Edition
Meeting Playback: VideoLan Client (VLC) Media player
物理メモリ: 推奨2GB、最小1GB
100
IBM Software Group | Lotus software
(参考)Sametime 8.5 システム要件
ƒ Sametimeクライアント ~ソフトウェア要件~
対象
ソフトウェア条件
Webブラウザ
ƒWindows
Mozilla Firefox 2.0 on Microsoft Windows XP Pro, Red Hat
Enterprise Linux (RHEL) 5.2, and SUSE Linux Enterprise Desktop
(SLED) 10 SP2
Mozilla Firefox 3.0 on Microsoft Windows XP Pro, Windows Vista
IE 6.0 on Microsoft Windows XP Pro
IE 7.0/IE 8.0 on Microsoft Windows XP Pro, Microsoft Windows
Vista, and Microsoft Windows XP Tablet PC
ƒLinux
Mozilla Firefox 2.0 on Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 5.2, and
SUSE Linux Enterprise Desktop (SLED) 10 SP2
Mozilla Firefox 3.0 on Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 5.2
ƒMAC
Apple - Safari 3.2 and 4.0.x on Mac OSX 10.5.x
Mozilla Firefox 3.0 on Mac OSX 10.5.x
101
IBM Software Group | Lotus software
(参考)Sametime 8.5 システム要件
ƒ オーディオ・ビデオを使用時のSametime クライアント ~ハードウェア要
件~
対象
ハードウェア条件
8.5 コネクトクライアント
VGA以上の解像度使用時:256MB 以上のグラフィックメモリ
QVGA以下の解像度使用時:128MBのグラフィックメモリ
物理メモリ: 最小1GB、2GB推奨
102
IBM Software Group | Lotus software
(参考)Sametime 8.5 システム要件
ƒ オーディオ・ビデオを使用時のSametime クライアント ~ソフトウェア要
件~
対象
ソフトウェア条件
8.5 コネクトクライアント
Microsoft Windows XP Pro SP2 以上
Microsoft Windows XP Pro 64-bit (※)
Microsoft Windows Vista Business 32-bit (note "Aero" GUI
support for all Vista versions)
Microsoft Windows Vista Business 64-bit
Microsoft Windows Vista Enterprise
Windows XP Tablet PC and Windows 7 clients are not
supported
(※)32 bit アプリケーションとして稼働
103
IBM Software Group | Lotus software
(参考)Sametime 8.5 システム要件
ƒ Sametime サーバー(Windows) ~ハードウェア要件~
対象
ハードウェア条件
全サーバー共通
CPU: Intel Pentium 4 2.4GHz 以上
物理メモリ: 最小2GB
HDD: 最小3GB、5GBのディスク空き容量推奨
ディスクスワップスペース最小 1GB (※)
SSC サーバー
(上記「全サーバー共通」項目の他、下記条件)
Proxy サーバー
ネットワークカード: 最小100Mbit/s、1000Mbit/s推奨
ミーティングサーバー
(上記「全サーバー共通」項目の他、下記条件)
Media Manager サーバー
ネットワークカード: 1GB/s推奨
ビデオ: ディスプレイ16-bit カラー推奨、256色以上推奨
コミュニティサーバー
(上記「全サーバー共通」項目の他、下記条件)
ネットワークカード: 1000Mbit/s推奨
クラシック版ミーティングサーバー
(上記「全サーバー共通」項目の他、下記条件)
ネットワークカード: 最小100Mbit/s、1000Mbit/s推奨
ビデオ: ディスプレイ16-bit カラー推奨、256色以上推奨
(※)(DB2、およびクラシック版 ミーティングサーバーのみ)作成するミーティングルーム数と各ミーティングルームに保存するデータに順ずる
104
IBM Software Group | Lotus software
(参考)Sametime 8.5 システム要件
ƒ 全Sametimeサーバー共通 ~ソフトウェア要件~
対象
ソフトウェア条件
Windows(※1)
Windows Server 2003 Standard Edition SP1 以降
Windows Server 2003 Standard Edition 64-bit (※2)
Windows Server 2003 Enterprise Edition SP1 以降
Windows Server 2003 Enterprise Edition 64-bit (※2)
Windows Server 2008 Standard Edition
Windows Server 2008 Standard Edition 64-bit (※2)
Windows Server 2008 Enterprise Edition
Windows Server 2008 Enterprise Edition 64-bit (※2)
IBM i
IBM i5.4/i6.1
(※1)Media Manager はWindowsとLinuxのみサポート
(※2)32 bit アプリケーションとして稼働
105
IBM Software Group | Lotus software
(参考)Sametime 8.5 システム要件
ƒ 全Sametimeサーバー共通 ~ソフトウェア要件~
対象
ソフトウェア条件
Linux(※)
Red Hat Enterprise Linux 5.x
Red Hat Enterprise Linux Advanced Platform 5.x
SuSE Linux Enterprise Server 10.0 SP1 or later
AIX
AIX 6 .1
AIX 5.3 TL5
AIX 5.3 TL7
Solaris
Solaris 10 on SPARC
(※)Media Manager はWindowsとLinuxのみサポート
106
IBM Software Group | Lotus software
(参考)Sametime 8.5 システム要件
ƒ WAS版Sametime サーバー ~ソフトウェア要件~
対象
ソフトウェア条件
SSC サーバー
WebSphere Application Server 7.0.0.3 Network
Deployment (※)
ミーティングサーバー
Proxy サーバー
Media Manager サー
バー
DB2 Universal
Database Server
DB2 Universal Database (UDB) Limited Use
Edition V9.5 (※)
(※)サーバーインストール時に自動的に導入されます
107
IBM Software Group | Lotus software
(参考)Sametime 8.5 システム要件
ƒ Domino版Sametimeサーバー ~ソフトウェア要件~
対象
ソフトウェア条件
コミュニティサーバー
- Domino 8.0.x
(クラシック版ミーティング - Domino 8.5
サーバー)
108
IBM Software Group | Lotus software
(参考)Sametime 8.5 システム要件
ƒ ディレクトリサーバー ~ソフトウェア要件~
対象
ソフトウェア条件
LDAPディレクトリサーバー
IBM Tivoli Directory Server 5.2/6.0/ 6.1
IBM Lotus Domino 6.5.x /7.0.x/ 8.0.x/ 8.5.x
Microsoft Active Directory 2003
Microsoft Active Directory 2008
Microsoft Windows 2003 Active Directory Application
Mode (ADAM)
Sun Microsystems ONE Directory 5 (iPlanet 5.1 and 5.2)
Novell eDirectory 8.8
Dominoディレクトリサー
バー(※)
BM Lotus Domino 7.0.x /8.0.x /8.5.x
(※)Sametime コミュニティサーバーのみ、native Dominoディレクトリを参照できます。SSCによってデプロイされる全
てのサーバーは、LDAPディレクトリを参照する必要があるため、native Dominoディレクトリを参照するコミュニティサー
バーは、SSCはサポートしません。
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IBM Software Group | Lotus software
(参考)Sametime 8.5 システム要件
ƒ ディレクトリサーバー ~ソフトウェア要件~
対象
ソフトウェア条件
HTTPサーバー
IBM WebSphere Application Server Proxy (WAS ND Proxy 。
Sametime 8.5のインストールに含まれるWASをベースとした
Proxy Serverコンポーネント。Caching Proxyではありません。
またIBM HTTP Server(IHS)はサポートされません。)
DominoのHTTPサーバーはクラシック版ミーティングサーバーに
使用可
(参考)【Detailed system requirements - Sametime 8.5】
http://www.ibm.com/support/docview.wss?rs=477&uid=swg27016451#S
erver%20Requirements
110
IBM Software Group | Lotus software
(参考)サーバーの起動/停止
ƒ WAS上のサーバー起動/停止
– コマンドの流れは以下の通りです。
①WAS-DMの起動(WASの構成管理をする(管理コンソールを使う)場合に起動)
②Node-Agentの起動(WAS-Nodeの起動に際してはWAS-DMは起動している必要
はありませんが、Node Agentは起動している必要があります※)
③WAS-Nodeの起動
※ただし、Sametime System Consoleについてのみは、WAS-DM、NodeAgent、WAS-Nodeすべてが実行している必要があります。
– 停止に関しては上記を逆の順番で停止
ƒ Domino上のサーバーの起動
– コミュニティサーバー はDominoサーバーを起動すると自動的に起動
111
IBM Software Group | Lotus software
(参考)サーバーの起動コマンド
ƒ
SSCの起動
–
<WAS_ROOT>¥profiles¥STSCDMgrProfile¥bin>startManager.bat
–
<WAS_ROOT>¥profiles¥STSCAppProfile¥bin
>startNode.bat
>startServer.bat STConsoleServer
ƒ
ミーティングサーバー の起動
–
<WAS_ROOT>¥profiles¥<hostname>MeetingPNProfile1¥bin
>startServer.bat STMeetingHttpProxy
>startServer.bat STMeetingServer
ƒ
Proxy サーバー の起動
–
<WAS_ROOT>¥profiles¥<hostname>ProxyPNProfile1¥bin
>startNode.bat
>startServer.bat STProxyServer
ƒ
Media Manager の起動
–
<WAS_ROOT>¥profiles¥<hostname>MediaPNProfile1¥bin
>startNode.bat
>startServer.bat STMediaServer
112
IBM Software Group | Lotus software
(参考)サーバーの停止コマンド
ƒ SSCの停止
– <WAS_ROOT>¥profiles¥STSCAppProfile¥bin
>stopServer.bat STConsoleServer -username wasadmin -password passw0rd
>stopNode.bat -username wasadmin -password passw0rd
– <WAS_ROOT>¥profiles¥STSCDMgrProfile¥bin>stopManager.bat -username
wasadmin -password passw0rd
ƒ ミーティングサーバー の停止
– <WAS_ROOT>¥profiles¥<hostname>MeetingPNProfile1¥bin
>stopServer.bat STMeetingServer -username wasadmin -password passw0rd
>stopServer.bat STMeetingHttpProxy -username wasadmin -password
passw0rd
ƒ Proxy サーバー の停止
– <WAS_ROOT>¥profiles¥<hostname>ProxyPNProfile1¥bin
>stopServer.bat STProxyServer -username wasadmin -password passw0rd
>stopNode.bat -username wasadmin -password passw0rd
ƒ Media Manager の停止
– <WAS_ROOT>¥profiles¥<hostname>MediaPNProfile1¥bin
>stopServer.bat STMediaServer -username wasadmin -password passw0rd
>stopNode.bat -username wasadmin -password passw0rd
113
IBM Software Group | Lotus software
(参考)バックアップ取得方法 《Domino》
ƒ (参考)Lotus Domino サーバーを再インストールする、または Lotus
Domino サーバーを別のマシンに移動する手順
http://www06.ibm.com/jp/domino04/lotus/support/faqs/faqs.nsf/all/731
361
– 以下のファイルのバックアップが必要
•
•
•
•
•
•
拡張子 .NSF を持つすべてのファイル
サーバーの ID ファイル
システム管理者の ID ファイル
認証者 ID ファイル
サーバーの公開アドレス帳 (NAMES.NSF)
Notes.ini
114
IBM Software Group | Lotus software
(参考)バックアップ取得方法 《WAS》
ƒ
<WAS_ROOT>ディレクトリ以下を丸ごとアーカイブ化しておくことが最も確実な
方法
– WASにはバックアップ・リストアのためのツールが提供されているが、これ
らのツールでは一部のディレクトリ下しか取得されないため、構成によって
はその他ディレクトリのバックアップを取得する仕組みが必要となる
<WAS_ROOT>
etc
profiles
manageprofiles.sh(bat) -backupProfileでアーカイブされるディレ
クトリ ]
<PROFILE_ROOT>
config
WAS構成情報(xmlファイル群)が保持されるディレクトリ
[backupConfig.sh(bat)でアーカイブされるディレクトリ ]
etc
installedApps
properties
properties
115
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