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Lotus Notes 8.5.3 と IBM Connections 3.0.1 プロフィール & ファイル連携 導入手順書(Windows 版)

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Lotus Notes 8.5.3 と IBM Connections 3.0.1 プロフィール & ファイル連携 導入手順書(Windows 版)
Lotus Notes 8.5.3 と IBM Connections 3.0.1
プロフィール & ファイル連携
導入手順書(Windows 版)
∼ IBM Lotus Notes 導入作業編 ∼
Ver 1.0
2012/04 発行
2012/04/01 初版
<目次>
1.はじめに …………………………………………………………………………...3
1-1. 序文 ……………………………………………………………………………………………3
2.導入環境 .……………………………………………………………………………5
2-1. 当資料にて想定する環境 ……………………………………………………………………5
3.IBM LOTUS NOTES と 連携 PLUG-IN の導入作業 ……………………………….7
3-1. IBM Lotus Notes の導入/セットアップ ……………………………………………………7
3-1-1. IBM Lotus Notes の導入 …………………………………………………………………7
3-1-2. Lotus Notes のセットアップ …………………………………………………………11
3-2. 連携 plug-in の導入/設定 ………………………………………………………………14
3-2-1. 連携 plug-in のダウンロード ………………………………………………………14
3-2-2. 連携 Plug-in の導入 ……………………………………………………………………22
3-2-3. Connections 連携の設定 ………………………………………………………………28
当資料は、3編に分けて構成されています。
1編:IBM Connections を導入するための導入前作業
2編:IBM Connections の導入と導入後の作業
3編:IBM Lotus Notes 8.5.3の導入とIBM Connections 3.0.1 プロフィール & ファイル
連携の作業(当資料)
1. はじめに
1-1. 序文
当資料は、Lotus Notes 8.5.3でIBM Connections 3.0.1のプロフィール機能とファイル機
能を利用する為の手順書となります。IBM Connections 3.0.1を構成する為に必要となる製
品を1台のWindows Server 2008 R2 Enterprise Edition 64bit上へ導入します。LDAPとし
ては、Lotus Domino 8.5.3のLDAP機能を利用して構成します。また、Lotus Notes 8.5.3で
IBM Connections 3.0.1を利用する為に必要となるPlug-in導入の手順書も含みます。(IBM
Connections 3.0.1のWebサーバーとしては、IBM HTTP ServerとのWebサーバー構成を行い
ます。IBM Connectionsの構成としては、1台でのクラスター構成(シングルクラスター構
成)としています。)
<<注意事項>>
z
当資料は日本アイ・ビー・エム株式会社ならびに日本アイ・ビー・エム システムズ・
エンジニアリング株式会社の正式なレビューを受けておりません。当資料は正式なマ
ニュアルをはじめとするドキュメントの補完資料として参照して下さい。
z
当資料は、製品の特定バージョンを使ってテストをした結果を基に記述しています。
今後のPTF, Fix Packの適用により動作が当資料に記述された内容とは異なってくる可
能性がありますのでご了承下さい。
z
当資料は、Windows Server 2008 R2 Enterprise Edition 64bitでのみ稼動確認を行っ
ており、他の環境での動作確認は実施しておりません。他のオペレーティング・シス
テムでの手順につきましては、マニュアルを参照下さい。
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z
資料中、以下の略称を使用する場合があります。
略称
正式名称
Connections
IBM Connections
WAS
WebSphere Application Server
WAS ND
WebSphere Application Server Network Deployment
DB2
DB2 Universal Database
Domino LDAP
IBM Lotus Domino Server LDAP Task
TDI
IBM Tivoli Directory Integrator
IHS
IBM HTTP Server
便宜上、以下のディレクトリーについて、省略した表記を使用する場合があります。
略称
説明
<DB2_IMAGE>
DB2 ESE 9.7 FP2インストールイメージ配置場所
<DB2_NLS_IMAGE>
DB2 ESE 9.7 FP2 NLSインストールイメージ配置場所
<IC301_ Wizard>
IBM Connections 3.0.1インストール・ウィザード配置場所
<WAS_ND_IMAGE>
WebSphere Application Server Network Deployment 7.0.0.15
インストールイメージ配置場所
<WAS_UPD_IMAGE>
Update Installer for WebSphere Application Serverのインス
トールイメージ配置場所
<IC301_INSTALL_IMAGE>
IBM Connections 3.0.1インストールイメージ配置場所
<TDI_INST_IMAGE>
Tivoli Directory Integratorインストールイメージ配置場所
<TDI_FIX_IMAGE>
Tivoli Directory Integrator Fixイメージ配置場所
<Domino_INST_IMAGE>
IBM Lotus Domino インストールイメージ配置場所
<DOMINO_LP_IMAGE>
IBM Lotus Domino Language Pack インストールイメージ配置場
所
<WAS_INSTALL_ROOT>
WebSphere Application Server Netowork Deployment 7.0.0.15
インストール場所
<Notes_INST_IMAGE>
IBM Lotus Notes Client インストールイメージ配置場所
<Plug-In_INST_IMAGE>
Notes-Connections 連携 Plug-in インストールイメージ配置場
所
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2. 導入環境
2-1. 当資料にて想定する環境
z
IBM Connections は次のような主要バックエンド・サービスで構成されます。
¾ LDAP サーバー (Domino LDAP) : 認証および許可サービスを IBM Connections に
提供し、プロフィール機能によって使用される個人情報の 1 次データ・ソースと
して機能します。
¾ リレーショナル・データベース: IBM Connections の機能に必要なデータベースお
よび表を保存します。各機能はそれぞれ固有のデータ・ソースを持ちます。
¾
データ統合 (IBM Tivoli Directory Integrator):LDAP ディレクトリーのデー
タ・ソースから個人情報を抽出し、この情報をプロフィール機能のデータベース
表にプッシュします。
z
*プロフィール機能でのみ使用されます。
Client は Lotus Notes にプロフィール機能とファイル機能を連携するための Plug-in
を導入して構成します。
下記は小規模な構成の例を表しています。このようなトポロジーを基本として要件に応じ
て構成を決めていきます。
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■ 当資料では以下のような環境を想定して導入を行います。
„
Connections 3.0.1 (64bit)
„
WAS ND V7.0 FP15
„
DB2 ESE 9.7 F2
クライアント
„
Domino LDAP 8.5.3
ƒ
Lotus Notes 8.5.3
„
IBM TDI V7.0 FP5
ƒ
Profilesプラグイン
„
IHS V7.0 FP15
ƒ
Filesプラグイン
VMware
■ 注意事項
実動環境に IBM Connections を導入する際、必ずしも当資料の構成が推奨されるわけでは
ありません。IBM Connections 3.0.1 で用意されているデプロイメントの詳細については、
以下の Information Center を参照し、最適なトポロジーを選択してください。
z
http://infolib.lotus.com/resources/connections/3.0.1/doc/lc301abd001/ja_jp/h
tml-wrapper.html#c_planning_the_installation
z
当資料にて導入を想定するソフトウェア
今回は、以下のマシンに IBM Connections 3.0.1 および関連ソフトウェアを導入します。
なお、マシン名については資料作製時に使用した環境のマシン名となり、実際の環境では
置き換えることとなりますので、ご注意ください。なお、資料中では略称を使用して操作
を行うマシンを表すことがあります。
マシン名
wpsrv14.makuhari.japan.ibm.com
略称
導入製品
【LC01】 ・ WebSphere Application Server
Network Deplyoment 7.0.0.15
・ IBM HTTP Server 7.0.0.15
・ IBM Connections 3.0.1
・ DB2 Enterprise Server Edition
9.7.0.2
・ Lotus Domino Server 8.5.3
・ Tivoli Directory Integrator 7.0
FP5
なお、マシンの OS については、Windows Server 2008 R2 Enterprise Edition 64bit (x86-64)を導入
しています。
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3. IBM Lotus Notes と 連携 Plug-in の導入作業
3-1. IBM Lotus Notes の導入/セットアップ
※ すでに IBM Lotus Notes 8.5.3 を導入/セットアップ済みの場合はこの手
順は省略可能です。
3-1-1. IBM Lotus Notes の導入
まず、IBM Lotus Notes の導入を行います。
1. Windows
の エ ク ス プ ロ ー ラ を 開 き 、 <Notes_INST_IMAGE>
へ 移 動 し
Lotus_Notes853_WIN_JA を実行します。インストールファイルの削除画面が開きます。
左側メニューにて「仮の場所に∼」を選択して、「次へ」ボタンを押します。
2. InstalShield ウィザードへようこそ画面が開きます。「次へ」ボタンを押します。
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3. ソフトウェア・ライセンス情報画面が表示されたら「使用条件の条項に同意します」を
選択して「次へ」を押します。
4. インストールパスの選択画面が表示されます。当資料では単一ユーザーインストールを
行い、デフォルトパスを変更します。まず「このアプリケーションを次のユーザーに対
してインストールします」で「自分のみ」を選択します。プログラムファイルのパスを
C:\Lotus\Notes に、データファイルのパスを C:\Lotus\Notes\Data に変更します。
「次
へ」を押します。
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5. カスタム セットアップ画面が表示されます。当資料ではデフォルトのまま「次へ」を
押します。
6. プログラムをインストールする準備ができました画面が表示されます。当資料ではデフ
ォルトのまま「インストール」を押します。
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7. インストールが開始します。
8. インストールが完了すると、以下のような Install Wizard ウィザードを完了しました画
面が表示されます。「完了」を押します。Lotus Notes の導入は終了しました。
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3-1-2. Lotus Notes のセットアップ
引き続き Lotus Notes をセットアップします。
Lotus Notes クライアントをセットアップするためには、以下の情報が必要になります。
Lotus Domino サーバー管理者から必要な情報を入手するようにしてください。
ユーザー名:この資料では Taro Yamada/Lotus
Lotus Domino Server 名:この資料では wpsrv14/Lotus
ユーザーID ファイル:この資料では tyamada.id
(事前に管理者から入手し、Lotus Notes のデータディレクトリ C:\Lotus\Notes\Data
にコピーしておきます)
ID ファイルのパスワード:この資料では passw0rd
1. デスクトップの「Lotus Notes8.5」アイコンをダブルクリックして Lotus Notes クライ
アントを起動します。
2. ようこそ画面が表示されます。「次へ」を押します。
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3. ユーザーの情報画面が表示されます。「ユーザー名」に Taro Yamada 、「Lotus Domino
Server 名」に wpsrv14/Lotus を入力し、「Lotus Domino Server へ接続する」にチェッ
クが付いていることを確認します。
「次へ」を押します。
4. Notes ID ファイル画面が表示されます。「ファイル名」に
C:\Lotus\Notes\Data\tyamada.id と入力し、「次へ」を押します。
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5. パスワードプロンプトが表示されます。「パスワード」に passw0rd を入力し、「ログイ
ン」を押します。
6. 追加のサービス画面が表示されます。すべての項目にチェックをつけずに「次へ」を押
します。
以上で、Lotus Notes のセットアップは完了です。
7. セットアップ完了画面が表示されます。「完了」を押してセットアップを終了します。
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3-2. 連携 plug-in の導入/設定
3-2-1. 連携 plug-in のダウンロード
Lotus Notes から Lotus Connections のファイル機能とプロフィール機能を利用するため
には、連携 plug-in を導入する必要があります。この連携 plug-in の入手方法は、Lotus
Greenhouse( http://greenhouse.lotus.com )からのダウンロードとなっています。また、
ダウンロードするためには、Lotus Greenhouse へのアカウント登録が必要です。
以下の手順で、アカウント登録とダウンロードを行います。
(すでにアカウントをお持ちの場
合は、Greenhouse にログインして手順 11 に進んでください。)
1. Web ブラウザを実行して、URL http://greenhouse.lotus.com を開きます。
2. Lotus Greenhouse のトップページが表示されます。
「Sign Up Today」をクリックします。
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3. Create a Greenhouse Account 画面で、名、姓、メールアドレスなどの必要な項目を入
力します(* がある項目は必須です)
。必要な項目の入力が完了したら「Submit Request」
をクリックします。
4. Self Nomination 画面が表示されます。「Log in」をクリックします。
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5. Welcome to Greenhouse 画面が表示されます。手順 3 で入力したメールアドレスに
Greenhouse からのメールが届いていない場合、
「Forgot Password?」をクリックします。
(メールが届いた場合はメールに書かれたパスワードを使用してログインします。)
6. Password Assistant 画面が表示されます。手順 3 で入力したメールアドレスを入力し
「Get My Account」をクリックします。
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7. 表示されたメールアドレスが正しいことを確認し、「Reset My Password」をクリックし
ます。その次に「Log In」をクリックします。
8. メールアドレスに Greenhouse から「Your Lotus Greenhouse Request.」という件名のメ
ールが届いたことを確認します。メールにパスワードが書かれていることを確認します。
9. Welcome to Greenhouse 画面で、メールアドレスと手順 8 で確認したパスワードを入力
します。「Log In」をクリックします。
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10. Password Assistant 画面が表示されます。左上の「Lotus Greenhouse」をクリックしま
す。
11. Green House のトップ画面が表示されます。右上の「Solution Catalog」をクリックし
ます。
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12. IBM Lotus and WebSphere Portal Business Solution Catalog 画面が表示されます。画
面左側の「Product」で「IBM Connections」を選択します。
13. IBM Lotus and WebSphere Portal Business Solution Catalog 画面の中央部に検索結果
が表示されます。この中に「IBM Connections 3.0.1 Files Plug-in for Lotus Notes」
と「IBM Connections 3.0.1 Status Updates Plug-in for Lotus Notes」が含まれてい
ることを確認します。「IBM Connections 3.0.1 Files Plug-in for Lotus Notes」をク
リックします。
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14. 「IBM Connections 3.0.1 Files Plug-in for Lotus Notes」のページが開きます。画
面左上の「Start Download」をクリックします。
15. License Agreement が表示されます。
「I Agree」をクリックします。
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16. 画面左上の「Download Solution」の左側にある下矢印のアイコンをクリックするとダ
ウンロードを開始します。ダウンロードしたファイルは<Plug-in_INST_IMAGE>に保存し
ます。
17. 同様にして「IBM Connections 3.0.1 Status Updates Plug-in for Lotus Notes」もダ
ウンロードします。
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3-2-2. 連携 Plug-in の導入
次に、Lotus Notes に 3-1-3 でダウンロードした 2 つの連携 Plug-in を導入します。
1. Lotus Notes を実行している場合は終了します。
2. エクスプローラで<Plug-in_INST_IMAGE>を開きます。まずファイル連携 Plug-in の
IC301_Files_20111011.zip を解凍し、解凍したディレクトリーを開きます。
3. 解凍したディレクトリーの中にある、output ディレクトリーの setup.exe を実行します。
4. セットアップ言語の選択画面が表示されます。 「日本語(日本)」を選択して「OK」を
押します。
5. InstallShield Wizard へようこそ画面が表示されます。 「次へ」を押します。
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6. ソフトウェア・ライセンス情報画面が表示されます。「使用条件の条項に同意します。」
を選択して「次へ」を押します。
7. 続行する前に Notes が実行中で無いことを確認してください画面が表示されます。「次
へ」を押します。
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8. インストールを開始する準備ができました画面が表示されます。「インストール」を押
します。
9. インストールしています画面が表示され、インストールが始まります。
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10. しばらくすると、InstallShield ウィザードを完了しました画面が表示されます。
「完了」
を押してインストールを終了します。
11. エクスプローラで<Plug-in_INST_IMAGE>を開きます。次にプロフィールル連携 Plug-in
の IC301_StatusUpdates_20111219.zip を解凍し、解凍したディレクトリーを開きます。
12. ディレクトリーの中の setup.exe を実行します。
13. InstallShield Wizard へようこそ画面が表示されます。 「次へ」を押します。
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14. ソフトウェア・ライセンス情報画面が表示されます。「使用条件の条項に同意します。」
を選択して「次へ」を押します。
15. 続行する前に Notes が実行中で無いことを確認してください画面が表示されます。「次
へ」を押します。
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16. インストールを開始する準備ができました画面が表示されます。「インストール」を押
します。
17. インストールしています画面が表示され、インストールが始まります。
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18. しばらくすると、InstallShield ウィザードを完了しました画面が表示されます。
「完了」
を押してインストールを終了します。
3-2-3. Connections 連携の設定
連携 Plug-in の導入が完了したら、Lotus Notes クライアントを Connections と連携する
ための設定を行います。
1. Lotus Notes クライアントを起動し、ノーツ ID ファイルのパスワードを入力します。
2. 「ファイル」-「プリファレンス」でユーザープリファレンスを開き、
「IBM Connections」
を選択します。
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3. IBM Connections 画面で、以下の項目を入力して、「OK」を押します。
IBM Connections 機能を使用可能に設定:チェック
Connection サーバー設定
サーバーの URL:http://<IBM Connections サーバーのホスト名>/files/
ユーザー名:Connections にログインするユーザーの短縮名
ユーザーのパスワード:インターネットパスワード
当資料では、以下の値を設定します。
サーバーの URL:http://wpsrv14.makuhari.japan.ibm.com/files/
ユーザー名:TYamada
ユーザーのパスワード:passw0rd
※Activity 機能が導入されていない Connections に接続する場合、ホスト名に明示
的に files もしくは profiles の URL を指定する必要があります。そのため、当ガイ
ドでは files の URL を指定しています。
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4. 相互認証の発行画面が表示されたら「相互認証」を押します。
5. サイドパネルの「File」をクリックして開きます。エラーメッセージが表示されていな
いことを確認します。
まだ利用していないため、正常な状態であれば何も表示されていません。
ここまでで、IBM Lotus Notes クライアントと連携 Plug-in の導入/設定は完了です。
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