Lotus Notes/Domino 6 解体新書 【Notesクライアントの新機能を斬る!!】 Agenda 2002年11月12日
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Lotus Notes/Domino 6 解体新書 【Notesクライアントの新機能を斬る!!】 Agenda 2002年11月12日
Lotus Notes/Domino 6 解体新書 【Notesクライアントの新機能を斬る!!】 2002年11月12日 日本アイ・ビー・エム株式会社 Agenda 既存のアプリでまずは実感!! 新たにNotes 6クライアントを導入することで既存のアプリケーションであっても利 便性を向上できるいくつかのポイントをご説明します。 既存のアプリを簡単ブラッシュアップ!! Notes 6 でご提供される代表的テンプレート(メール、ブックマーク)から、他のアプ リケーションへも簡単に応用できる非常に便利な部分について、その設計要素に まで踏み込んでご説明いたします。 お手間を掛けずに、メンテナンス!! 実際に皆様のクライアント環境をメンテナンスする際に有効な機能としてNotes Smart Upgradeについてご説明いたします。 本資料では、Lotus Notes 6における新機能について記述しており、その内容は、IBM Lotus Notes/Domino 6 日本語版 Gold Candidateを基にしております。そのため、正式な日本語版では内容が異なる可能性があり ますのでご注意ください。 また、本資料に含まれている情報は、正式な IBM のレビューを受けていません。また、明記にしろ、暗黙的に しろ、何らの保証もなしに配布されるものです。この情報の使用またはこれらの技術の実施は、いずれも使用 先の責任において行われるべきものであり、また、それらを評価し、実際に使用する 環境に統合する使用先 の判断に依存しています。 本資料では、IBM Lotus Notes/Domino 6 をNotes/Domino 6、IBM Lotus Notes 6 をNotes 6、IBM Lotus Domino 6 をDomino 6と省略して記述しています。 1-2 既存のアプリでまずは実感!! Notes 6クライアントの機能拡張 マルチスレッド対応 クライアント上で行ういくつかの処理については、クライアントのマルチスレッド化に よって同時に複数の処理が可能になりました 添付ファイルの保存 複製の実行 DBの設計の置換、再設計 特定の処理の終了まで待たされることなく、他の処理の実行中も作業を継続すること が可能になります。 3-4 Notes 6クライアントの機能拡張(続き) レプリケーターの機能拡張 DBのレプリカについて、レプリカの優先度設定が可能になりました。 高優先度と通常優先度の二つの優先度により、双方の複製のタイミングを変えて 設定することが可能です。 フォルダーを作成して、DBのグルーピングができるようになりました。 個々のロケーションや通信環境に応じてレプリカのOn-Offがフォルダーごとに可 能です。 Notes 6クライアントの機能拡張(続き) Multi User Install 対象プラットフォームは以下のとおりです。 Windows NT 4.0 Windows 2000 Windows XP Professional 上記プラットフォーム上で、同一のクライアント・マシン上に複数のユーザー環境を構 築することが可能になりました OS上の各ユーザー・アカウントにあわせてNotesクライアントのユーザー環境を切 り替えることが可能です。 いわゆるユーザーIDの切り替えではありませんので、ブックマークや、ワークス ペースについてはユーザー毎にそれぞれの環境を持つことができます。 Notesクライアントのシングル・ログオン機能を併用することで、Notesクライアント 側でパスワードの再入力を促されることなく、Notesクライアントの起動が可能にな ります。 ※Notes/Domino 6.0.1でのリリースが予定されている"Roaming"機能との併用により、 一層使いやすいNotesクライアント環境が実現できます。 5-6 Notes 6クライアントの機能拡張(続き) 添付ファイルのハンドリング変更 添付ファイルのハンドリング時に以下のコマンドが追加されました。 「保存して、削除」 添付ファイルを指定のフォルダーに保存したあと、添付ファイルの削除をし ます。 実行後は、元文書に添付ファイルを削除した旨、メッセージが挿入されま す。 「編集」 選択したファイルを該当のアプリケーションを起動して編集モードとします。 一旦ローカルに保存してから、元文書に貼りなおす必要がなくなりました。 既存のアプリを簡単ブラッシュアップ!! 7-8 Notes 6の新しいテンプレート - ブックマーク Welcomeページ → 簡易的なポータル画面実装の入り口 Domino 6のポリシー管理とあわせて柔軟性のあるオープニング画面の作成が可能で すApplettを実装可能です 社内の非Notesシステムとの架け橋に!! Notes 6の新しいテンプレート - ブックマーク 「履歴」フォルダー 過去一週間に参照したすべてのフォルダーを日付ごとに階層表示します 「スタートアップ」フォルダー Notesクライアントは起動時に「スタートアップ」フォルダーで指定されたDBを自動的に 開きます ポリシー管理と組み合わせて、より効果的なDB運用が可能です。 9-10 Notes 6の新しいテンプレート - メール 受信ボックスの未読数を表示します フォルダー名が強調表示になると同時に、未読文書数が表示されます。 追加作成したフォルダーについても、未読文書数をカウントして、表示 することが可能です。 Notes 6の新しいテンプレート - メール(続き) 送信者名によるビュー・カラーの変更 ビューの色を変える仕組み Notes 6より、ビューの表示色をプログラミングにより変更できるようになってい ます。 この仕組みを応用すれば、以下のようなビューの作成が可能になります。 文書のSubjectによる表示色の変更 ワークフローDBにおいて、進捗度合いに応じたビューの表示色の変更 11-12 Notes 6の新しいテンプレート - メール(続き) 返信アクションの追加 @Commandの拡張(ComposeからComposeWithReferenceへ) スクリプトでのプログラミングによる機能実装ではなく、@コマンドの機能拡張に より、ユーザーが実装しやすい形での機能実現を可能にしています。 ex1)「添付ファイルなしで履歴付き返信」の実装例 @Command([ComposeWithReference];"":"";"Reply"; 23) ex2)「インターネットスタイルの履歴付き返信」の実装例 @Command([ComposeWithReference];"":"";"Reply"; 11) 既存のNotesアプリケーションにも簡単に実装可能です。 Notes 6の新しいテンプレート - メール(続き) ごみ箱 「一時的削除」機能による機能改善 「一時的削除」機能自体はノーツ/ドミノ R5で実装されていました。 今回、上記機能をフルに使用できるよう、メール・テンプレート側で対応しまし た。 「一時的削除」機能では、ユーザーは個々に削除文書の保持期限を設定する ことが出来ます。(通常はDBのプロパティーで設定) メールではプリファレンスからでも上記の設定が可能になっています。 Domino DesignerでDBのプロパティーの変更するだけで適用できます。 13-14 Notes 6の新しいテンプレート - メール(続き) ビューの列表示の個人カスタマイズが可能に サーバー上のDBの設計変更を行うことなく、ビューのカスタマイズが可能です。 列の並び替え 並び替えについては、ビューのドラッグ&ドロップで可能です。 特定の列の表示、非表示設定 カスタマイズ情報は、bookmark.nsfで保持しています。 既存のDBのビューについても、個人カスタマイズを可能にすることが出来ます。 「カスタマイズを許可」にチェック Notes 6の新しいテンプレート - カレンダー 複数日をまたいだスケジュール設定が可能です。 海外との打ち合わせや、日付をまたがった会議予定の設定が可能になりました。 プリファレンスで、タイムゾーンを設定することで、日本以外の標準時間を確認しな がら、会議召集等が可能です。 InView Editの実装 カレンダーの変更の際には、変更したい文書の列をクリックするだけで、ビュー上 で変更が可能になりました。 ビューのプロパティー設定だけで、既存のDBにも適用可能です。 カレンダー種別によるビュー・カラーの変更 15-16 Notes 6の新しいテンプレート - タスク InView Editの実装 タスクの変更の際には、変更したい文書の列をクリックするだけで、ビュー上で変 更が可能になりました。 ビューのプロパティー設定だけで、既存のDBにも適用可能です。 タスク種別によるビュー・カラーの変更 お手間を掛けずに、メンテナンス!! 17-18 Notes Smart Upgrade 配布されたNotesクライアントを、ユーザーになるべく意識させること無 くリリースアップを容易に実施するため、Notes 6でSmart Upgradeの 機能が拡張されました。 ノーツ/ドミノ R5からは以下の点が機能強化されています。 ノーツ/ドミノ R5では、メールによるアップグレードの通知が必要でした。 Notes/Domino 6では、ポリシー管理による自動アップグレードとNotesクライア ントのメニューからの実行と2種類の方法を選択できます。 ノーツ/ドミノ R5では、ネットワーク・ドライブ上のフル・インストールKitによるイン トールでした。 Notes/Domino 6では、適用できるインストールKitはいわゆるフル・インストー ルKitと差分インストールKitの双方を選択することが可能です。 ノーツ R5と同様、フル・インストールKitをネットワーク・ドライブ上におくことも 能です。 最後に Notes 6では、本日ご紹介した機能のほかにも多数のクライアント機能の向上が 図られています。 詳しくは以下のURLをご参照ください。 Notes 6クライアント活用講座 http://www-6.ibm.com/jp/domino07/lotus/home.nsf/Content/DE3_X_deepdive 「6」ご存知でしたか、こんな機能(生産性向上編) 「6」ご存知でしたか、こんな機能(メール編) 「6」ご存知でしたか、こんな機能(ウェルカムページ編) http://www-6.ibm.com/jp/domino07/lotus/home.nsf/Content/DP1_Lotus_Notes_Domino_6_top 19-20