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WebSphere Application Server 7.0 Base 導入ガイド
WebSphere Application Server 7.0 Base エディション 導入ガイド ver. 1.1 日本アイ・ビー・エム株式会社 ソフトウェア事業 2008 年 10 月 目次 1. はじめに ..............................................................................................................................1 2. 事前の準備 ...........................................................................................................................2 2-1. ハードウェアおよびソフトウェア前提条件 ..................................................................2 2-2. インストール開始前に確認しておくこと......................................................................2 3. 導入概要 ..............................................................................................................................4 3-1. 構成...............................................................................................................................4 3-2. 導入の流れ ....................................................................................................................5 4. WebSphere Application Server のインストール .................................................................6 5. IBM HTTP Server のインストール ...................................................................................14 6. Web サーバー・プラグインのインストール.......................................................................20 7. Web サーバーの定義...........................................................................................................30 8. 稼働確認 ............................................................................................................................34 修正履歴 日付 バージョン 修正履歴 2008/10/16 2008.10.22 1.0 1.1 初版 書式統一 1. はじめに 当文書は WebSphere Application Server 7.0 Base エディションと IBM HTTP Server 7.0 を単一マ シン上にインストールし、稼動確認を行うまでの最少の手順を示すものです。 当文書はできるだけ正確を期して作成しておりますが、製品の稼動を保証するものではありません。 IBM からの正式な技術サポートは、お客様との保守契約に基づいて提供されます。 また、当文書内では、各製品・コンポーネントについて、以下の略称を使用しております。 正式名称 略称 IBM WebSphere Application Server WAS IBM HTTP Server IHS -1- 2. 事前の準備 2-1. ハードウェアおよびソフトウェア前提条件 最新の稼動要件は http://www.ibm.com/software/webservers/appserv/doc/latest/prereq.html に記載されておりますので、必ずご確認ください。 2-2. インストール開始前に確認しておくこと インストール前に必要な事項(必要ディスク容量や OS の追加ファイルセット等)は infocenter の以下 のサイトに記載されています。使用するプラットフォームの最新情報を必ずご確認ください。 ■ AIX http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v7r0/topic/com.ibm.websphere.installation.ba se.doc/info/aes/ae/tins_aixsetup.html ※ 主な確認事項は以下の通りです。(2008/9/25 時点) y umask の設定 y 使用ディスク容量 y X11.fnt.ucs.ttf のインストール y システム cp コマンドの使用確認 y ブラウザー(Mozilla)のインストールと BROWSER 環境変数の設定(オプション) y 導入作業前のプロセス(WAS、Web サーバー、Java プロセス)の停止 ■ Windows http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v7r0/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.in stallation.base.doc/info/aes/ae/tins_winsetup.html ※ 主な確認事項は以下の通りです。(2008/9/25 時点) y 使用ディスク容量 y ブラウザー(Internet Explorer)のインストール y 導入作業前のプロセス(WAS、Web サーバー、Java プロセス、process_spawner.exe プロ セス)の停止 y Windows Script 5.6 の導入(Windows 2000, Windows XP の場合) -2- ■ Linux http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v7r0/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.in stallation.base.doc/info/aes/ae/tins_linuxsetup.html ※主な確認事項は以下の通りです。(2008/9/25 時点) y umask の設定 y ブラウザー(Mozilla Firefox)のインストールと BROWSER 環境変数の設定(環境変数の設 定はオプション) y 使用ディストリビューションに応じた追加設定の実施 y 使用ディスク容量 y ulimit の設定 y /etc/issue ファイルのリストア y 前提 rpm パッケージの追加インストール y システム cp コマンドの使用確認 y 導入作業前のプロセス(WAS、Web サーバー、Java プロセス)の停止 ■ Solaris http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v7r0/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.in stallation.base.doc/info/aes/ae/tins_solsetup.html ※主な確認事項は以下の通りです。(2008/9/25 時点) y umask の設定 y ブラウザー(Mozilla)のインストールと BROWSER 環境変数の設定(オプション) y 使用ディスク容量 y カーネルパラメータの設定(/etc/system ファイルの修正) y システム cp コマンドの使用確認 y Solaris Software Group の Entire Group オプション指定 y 導入作業前のプロセス(WAS、Web サーバー、Java プロセス)の停止 ■ HP-UX http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v7r0/index.jsp?topic=/com.ibm.websphere.in stallation.base.doc/info/aes/ae/tins_hpuxsetup.html ※主な確認事項は以下の通りです。(2008/9/25 時点) y umask の設定 y ブラウザー(Mozilla)のインストールと BROWSER 環境変数の設定(オプション) y 使用ディスク容量 y HP-UX のパッチの適用 y カーネルパラメータの設定(maxfiles、maxfiles_lim 等) y システム cp コマンドの使用確認 y 導入作業前のプロセス(WAS、Web サーバー、Java プロセス)の停止 -3- 3. 導入概要 3-1. 構成 当ガイドでは、下図の構成の導入手順を記述します。 1 台のマシンにアプリケーション・サーバー、Web サーバーとプラグイン(アプリケーション・サーバーと Web サーバーの接続モジュール)をインストールします。Web サーバーは IBM HTTP Server(IHS) を使用します。当ガイドの手順では、Web サーバーを HTTP 管理サーバー経由で WAS の管理コン ソールから管理できるように構成します。 (HTTP 管理サーバーを起動しない構成も可能です。その場合は、WAS の管理コンソールから Web サーバーの管理はできません。OS のコマンドで Web サーバーの起動・停止を行う必要があります。) 当ガイドでは、管理者ユーザー(Unix・Linux では root ユーザー、Windows では Administrator 権限 ユーザー)でのインストール手順を記述します。また、GUI のインストーラーを使用しますので、Unix の 場合は X Window が稼働している必要があります。 -4- 3-2. 導入の流れ WebSphere Application Server 7.0 Base エディションの導入の流れは以下の通りです。 WebSphere Application Server のインストール WebSphere Application Server をインストールします。 IBM HTTP Server のインストール IBM HTTP Server をインストールします。 IBM HTTP Server の インストールでは、インストール・ウィザードを使用して、Web サーバー・プラ グインを同時にインストールすることも可能ですが、当ガイドでは Web サーバー・プラグインのインスト ールは、次のステップ「Web サーバー・プラグインのインストール」で実施します。 Web サーバー・プラグインのインストール 既にマシンに Web サーバーがインストールされている場合は、プラグイン・インストール・ウィザードを 使用して Web サーバー・プラグインをインストールし、Web サーバーを構成します。 Web サーバーとアプリケーション・サーバーが同じマシン上にある場合、プラグイン・インストール・ウ ィザードにより、 次のステップである「Web サーバー定義」が自動的に作成されます。 Web サーバー定義 WAS の管理コンソールから IHS を管理できるように、管理コンソールで Web サーバー定義を作成し ます。Web サーバーとアプリケーション・サーバーが同じマシン上にある場合は、ステップ「Web サー バー・プラグインのインストール」により、 自動的に Web サーバー定義が作成されます。 あるいは、管理コンソールを使用して Web サーバー定義を作成することも可能です。 -5- 4. WebSphere Application Server のインストール WebSphere Application Server をインストールします。以下の手順に従います。 1. システムに管理者ユーザー(Unix・Linux では root ユーザー、Windows では Administrator 権限 ユーザー)でログインします。 2. WAS 7.0Base エディションの CD-ROM(あるいは DVD-ROM)をドライブに挿入します。Unix・ Linux の場合は、CD-ROM(あるいは DVD-ROM)をマウントし、マウントポイントにアクセスできるよ うにします。 3. launchpad.sh(exe)コマンドを実行し、ランチパッドを起動します。 ■ Unix・Linux の場合 # cd 〈マウントポイント〉 # ./launchpad.sh ■ Windows の場合 > cd 〈マウントポイント〉 > launchpad.exe 4. ランチパッドの「ようこそ」画面で「WebSphere Application Server のインストール・ウィザードを 起動。」をクリックします。ランチパッドは終了せず、そのままにしておきます。 -6- 5. 「IBM WebSphere Application Server インストール・ウィザードへようこそ。」で「次へ」をクリックし ます。 6. 「ソフトウェア・ライセンス情報」では使用条件に同意して「次へ」をクリックします。同意いただけな い場合は、製品を使用することができません。 -7- 7. 「システム前提条件の検査」が始まりますのでそのまま待ちます。正常に終了したら「次へ」をクリッ クします。 8. 「オプション・フィーチャーのインストール」で、サンプル・アプリケーションのインストールを選択す ることができます。特に必要ない限り、サンプルは選択せずデフォルトのままにしてください。その 他はデフォルトのまま、または必要に応じて変更して「次へ」をクリックします。 -8- 9. 「インストール・ディレクトリー」で製品の導入先を指定します。デフォルトのまま、または必要に応じ て書き換えて「次へ」をクリックします。後ほど Web サーバーの定義をする際に必要となりますの で、忘れないようにメモなどをお取りください。 【インストール・ロケーション設定例】 ■ AIX の場合: ■ Windows の場合: /usr/IBM/WebSphere/AppServer C:¥Program Files¥IBM¥WebSphere¥AppServer ■ Linux,その他 Unix の場合: /opt/IBM/WebSphere/AppServer 10. 「WebSphere Application Server 環境」で、インストール中に作成する WAS 環境のタイプを選択 します。デフォルトのままアプリケーション・サーバーを選択していることを確認して、または必要に 応じて選択して「次へ」をクリックします。 -9- 11. 「管理セキュリティーを有効にする」では、管理セキュリティーで使用するユーザー名とパスワード を入力します。 管理セキュリティーを有効にすると、管理コンソールへのアクセスやサーバーの停止を行う際にユ ーザー認証を行います。認証が必要ない場合は、このチェックを外してください。また、インストー ル後でも管理コンソールから管理セキュリティーの設定変更は可能です。 12. 「インストールの要約」が表示されます。内容を確認し「次へ」をクリックします。インストールが開始 されます。 - 10 - Linux の場合 インストールを実行する権限があることを確認した後、権限の確認の成功およびインストール要約 画面が出ます。 - 11 - 13. 「インストール結果」が表示されます。内容を確認し「終了」をクリックします。 Linux の場合 ファーストステップコンソールの起動をする場合は、選択をして「終了」をクリックします。 - 12 - 14. 「ファースト・ステップ」が起動します。ここでは「終了」をクリックし、「ファースト・ステップ」を終了し ます。 以上で WebSphere Application Server のインストールは完了です。 - 13 - 5. IBM HTTP Server のインストール IBM HTTP Server をインストールします。以下の手順に従います。 1. ランチパッドに戻り、「ようこそ」画面の「IBM HTTP Server のインストール・ウィザードを起動。」を クリックします。ランチパッドは終了せず、そのままにしておきます。 2. 「IBM HTTP Server 7.0 へようこそ」で「次へ」をクリックします。 - 14 - 3. 「ソフトウェア・ライセンス情報」では使用条件に同意して「次へ」をクリックします。同意いただけな い場合は、製品を使用することができません。 4. 「システム前提条件の検査」が始まりますのでそのまま待ちます。正常に終了したら「次へ」をクリッ クします。 - 15 - 5. 「インストール・ロケーションを入力してください」で製品の導入先を指定します。デフォルトのまま、 または必要に応じて書き換えて「次へ」をクリックします。 【インストール・ロケーション設定例】 ■ AIX の場合: /usr/IBM/HTTPServer ■ Windows の場合: C:¥Program Files¥IBM¥HTTPServer ■ Linux,その他 Unix の場合: /opt/IBM/HTTPServer 6. 「ポート値の割り当て」で、IHS と HTTP 管理サーバーが使用するポートを指定します。デフォルト のまま、または必要に応じて書き換えて「次へ」をクリックします。 - 16 - 7. Windows の場合 「Windows サービスの定義」画面が表示されます。IHS と HTTP 管理サーバーを Windows サー ビスとして実行するかどうかを設定します。必要に応じて、それぞれ値を入力し「次へ」をクリックし ます。 8. 「HTTP 管理サーバー認証」では、HTTP 管理サーバーの認証に使用するユーザーID とパスワー ドを入力します。WAS の管理コンソールから HTTP 管理サーバー経由で IHS を管理する際に使 用します。ユーザーID、パスワードを入力したら、「次へ」をクリックします。 - 17 - 9. Unix・Linux の場合 「HTTP 管理サーバーのセットアップ」画面が表示されます。ここでユーザーID とグループを指定 します。HTTP 管理サーバープロセスは指定したユーザーで実行され、IHS の設定ファイル (httpd.conf)へアクセスできるように構成されます。よって、WAS の管理コンソールから HTTP 管理 サーバー経由で設定ファイルにアクセスすることができるようになります 10. 「IBM HTTP Server Plug-in for IBM WebSphere Application Server」で、プラグインのインスト ールを選択します。当ガイドでは、プラグインは次のステップでインストールするため、「IBM HTTP Server Plug-in for IBM WebSphere Application Server をインストール」のチェックを外し、 「次へ」をクリックします。 - 18 - 11. 「インストールの要約」が表示されます。内容を確認し「次へ」をクリックします。インストールが開始 されます。 12. 「インストール結果」が表示されます。内容を確認し「終了」をクリックします。 以上で IBM HTTP Server のインストールは完了です。 - 19 - 6. Web サーバー・プラグインのインストール Web サーバー・プラグインのインストールをします。IHS 用のプラグインを選択します。 1. ランチパッドに戻り、「Web Server Plug-in のインストール・ウィザードを起動。」をクリックします。 2. インストール・ウィザードが起動します。「インストール・ロードマップ: 概要とインストール・シナリ オ」のチェックを外して、「次へ」をクリックします。 - 20 - 3. 「ソフトウェア・ライセンス情報」では、使用条件に同意して「次へ」をクリックします。同意いただけ ない場合は、製品を使用することができません。 4. 「システム前提条件の検査」が始まりますのでそのまま待ちます。正常に終了したら「次へ」をクリッ クします。 - 21 - 5. 「構成する Web サーバーを選択します。」では「IBM HTTP Server V7」を選択して「次へ」をクリッ クします。 6. インストール・シナリオを選択します。「WebSphere Application Server マシン(ローカル)」を選択 して「次へ」をクリックします。 - 22 - 7. 製品の導入先を指定します。デフォルトのまま、または必要に応じて書き換えて「次へ」をクリックし ます。 【インストール・ロケーション設定例】 ■ AIX の場合: /usr/IBM/HTTPServer/Plugins ■ Windows の場合: C:¥Program Files¥IBM¥HTTPServer¥Plugins ■ Linux,その他 Unix の場合: /opt/IBM/HTTPServer/Plugins 8. WebSphere Application Server のインストール先を指定します。手順 4-8 で入力した WAS の インストール・ディレクトリーを入力し、「次へ」をクリックします。 - 23 - 9. Web サーバー定義を構成します。デフォルトのまま、または必要に応じてファイルを選択、Web サーバー・ポートの指定をして、「次へ」をクリックします。 10. 固有の Web サーバー定義名を指定します。デフォルトの「webserver1」のまま、または必要に応 じて書き換えて「次へ」をクリックします。 - 24 - 11. Web サーバー・プラグイン構成ファイルの場所を指定します。デフォルトのまま、または必要に応 じて書き換えて「次へ」をクリックします。 【導入 Tips】 ここで指定した Web サーバー・プラグイン構成ファイルの場所は IHS の構成ファイル(httpd.conf) に追加されます。 ■Unix・Linux の httpd.conf 記述例 ~省略~ LoadModule was_ap20_module /opt/IBM/HTTPServer/Plugins/bin/mod_was_ap20_http.so WebSpherePluginConfig /opt/IBM/HTTPServer/Plugins/config/webserver1/plugin-cfg.xml ■Windows の httpd.conf 記述例 ~省略~ LoadModule was_ap20_module "C:¥Program Files¥IBM¥HTTPServer¥Plugins¥bin¥mod_was_ap20_http.dll" (1 行) WebSpherePluginConfig "C:¥Program Files¥IBM¥HTTPServer¥Plugins¥config¥webserver1¥plugin-cfg.xml" (1 行) WAS の管理コンソール経由で IHS を管理しない構成の場合など、IHS が読み込むプラグインファ イル(plugin-cfg.xml)を手動で設定したい場合は、httpd.conf の WebSpherePluginConfig のファ イルパスを変更することで可能になります。 - 25 - 12. ウィザードはローカルマシンにインストールされた WAS を検出し、自動的に WAS 側の Web サー バー定義を行います。メッセージを確認して「次へ」をクリックします。 Linux の場合 「Web サーバーの開始前に、手動での構成ステップが必要です」で確認をして、「次へ」をクリック します。 - 26 - 13. インストールの要約を確認して「次へ」をクリックします。インストールが開始されます。 Linux の場合 インストール終了画面で結果を確認し、「終了」をクリックします。 - 27 - 14. ブラウザー「Web server plug-in installation roadmaps for WebSphere Application Server Version7.0」が起動します。プラグイン構成についての手順が記述されています。必要に応じて 内容を参照し、ブラウザーを閉じます。 15. 自動的に実施された WAS 側の Web サーバー定義結果を確認します。メッセージを確認して「次 へ」をクリックします。 - 28 - 16. ブラウザー「Web server plug-in installation roadmaps for WebSphere Application Server Version7.0」が起動します。プラグイン構成についての手順が記述されています。必要に応じて 内容を参照し、ブラウザーを閉じます。 17. インストール終了画面で結果を確認し、「終了」をクリックします。 以上で Web サーバー・プラグインのインストールは完了です。 - 29 - 7. Web サーバーの定義 Web サーバーの定義を実施します。すでにステップ 6 で、自動的に Web サーバー定義が実行され ますが、追加で HTTP 管理サーバーのパスワードの設定を行う必要があります。(ステップ 6-12 で Linux では「手動での構成ステップが必要です。」の画面が表示されますが、以降ステップ7の手順は Windows の手順と同様で問題ありません。) 1. startServer コマンドで WAS を起動します。 ■ Unix・Linux の場合 # cd <WAS のインストール・ディレクトリー>/profiles/AppSrv01/bin # ./startServer.sh server1 【実行例】 [root@wpi04 bin]# cd /opt/IBM/WebSphere/AppServer/profiles/AppSrv01/bin/ [root@wpi04 bin]# ./startServer.sh server1 ADMU0116I: ツール情報はファイル /opt/IBM/WebSphere/AppServer/profiles/AppSrv01/logs/server1/startServer.log に記録さ れています ADMU0128I: AppSrv01 プロファイルを使用してツールを開始しています ADMU3100I: サーバーの構成を読み取ります: server1 ADMU3200I: サーバーが起動しました。 開始処理中です。 ADMU3000I: サーバー server1 が e-business 用にオープンされました。プロセス ID は 12431 です ■ Windows の場合 > cd <WAS のインストール・ディレクトリー>¥profiles¥AppSrv01¥bin > startServer.bat server1 【実行例】 >cd "C:¥Program Files¥IBM¥WebSphere¥AppServer¥profiles¥AppSrv01¥bin" >startServer.bat server1 ADMU0116I: ツール情報はファイル C:¥Program Files¥¥IBM¥WebSphere¥ AppServer¥profiles¥AppSrv01¥logs¥server1¥startServer.log に記録されています ADMU7701I: server1 は Windows サービスとして実行すると登録されているので、このサー バーを開始する要求は、関連する Windows サービスを開始することによって実行されます。 ADMU0116I: ツール情報はファイル C:¥Program Files¥IBM¥WebSphere¥ AppServer¥profiles¥AppSrv01¥logs¥server1¥startServer.log に記録されています ADMU0128I: AppSrv01 プロファイルを使用してツールを開始しています ADMU3100I: サーバーの構成を読み取ります: server1 ADMU3200I: サーバーが起動しました。 開始処理中です。 あるいは、Windows の場合であれば、Windows サービスのウィンドウで「IBM WebSphere Application Server V7.0 - <サービス名(ホスト名+Node01)>」を開始します。 - 30 - 【導入 Tips(1)】 Base エディションをインストールすると、デフォルトで「AppSrv01」というプロファイルが作成され、 そのプロファイル環境に「server1」という名前のアプリケーション・サーバーが作成されます。 設定ファイルやコマンド、アプリケーションは<WAS のインストール・ディレクトリー >/profiles/AppSrv01 ディレクトリーに保管されます。 【導入 Tips(2)】 WAS の停止は stopServer コマンドを使用します。 管理セキュリティーを有効に設定した場合は(ステップ 4―11 参照)、停止時にユーザー名とパス ワードが必要です。 ■Unix・Linux の場合 # cd <WAS のインストール・ディレクトリー>/profiles/AppSrv01/bin # ./stopServer.sh server1 [管理セキュリティー有効の場合] #./stopServer.sh server1 -username <ユーザー名> -password <パスワード> ■Windows の場合 > cd <WAS のインストール・ディレクトリー>¥profiles¥AppSrv01¥bin > stopServer.bat server1 [管理セキュリティー有効かつ WAS が Windows サービスに登録されていない場合] > stopServer.bat server1 -username <ユーザー名> -password <パスワード> - 31 - 2. 管理コンソールを起動します。 ブラウザーから、http://<ホスト名>:9060/ibm/console にアクセスします。(管理セキュリティーを 有効に設定した場合は、SSL 通信にリダイレクトされます。) 管理セキュリティーを有効に設定した場合は、ステップ 4-11 で設定した管理セキュリティーのユ ーザー名とパスワードを入力し、「ログイン」をクリックします。管理セキュリティーを無効に設定した 場合は、任意のユーザー名を入力して「ログイン」をクリックします。 3. ステップ 6 で実施した Web サーバーの定義を確認します。 管理コンソールから、「サーバー」→「Web サーバー」をクリックし、「webserver1」が定義されてい ることを確認します。 - 32 - 4. WAS が HTTP 管理サーバーへアクセスする際に必要となる HTTP 管理サーバーのパスワードを 設定します。 管理コンソールから、「サーバー」→「Web サーバー」→「webserver1」をクリックし、追加プロパテ ィーの「リモート Web サーバー管理」をクリックします。ステップ 5-8 で入力したユーザーID、パス ワードを入力し、「OK」をクリックします。 5. 構成情報の保存を促すメッセージが表示されますので、「保存」をクリックし、構成を保存してくだ さい。 6. 構成を保管したら、「ログアウト」をクリックし管理コンソールからログアウトします。 以上で Web サーバー定義が完了です。 - 33 - 8. 稼働確認 デフォルトでインストールされる snoop サーブレットを使用して稼働確認をします。 1. WAS が起動していない場合は、ステップ 7-1 と同様の手順で WAS を起動します。 2. WAS の管理コンソールから IHS を管理できるように、HTTP 管理サーバーを起動します。 ■ Unix・Linux 上の場合 # cd <IHS のインストール・ディレクトリー>/bin/ # ./adminctl start 【実行例】 [wpi09@root]cd /opt/IBM/HTTPServer/bin [wpi09@root]./adminctl start ./adminctl start: admin http started ■ Windows の場合 スタートメニューから、「すべてのプログラム」→「IBM HTTP Server V7.0」→「Start Admin Server」をクリックします。 あるいは、サービスから「IBM HTTP Administration 7.0」を開始します。 - 34 - 3. 管理コンソールを起動します。 ブラウザーから、http://<ホスト名>:9060/ibm/console にアクセスし管理コンソールを起動します。 (管理セキュリティーを有効に設定した場合は、SSL 通信にリダイレクトされます。) 管理セキュリティーを有効に設定した場合は、ステップ 4-11 で設定した管理セキュリティーのユ ーザー名とパスワードを入力し、「ログイン」をクリックします。管理セキュリティーを無効に設定した 場合は、任意のユーザー名を入力して「ログイン」をクリックします。 4. Web サーバーを起動します。管理コンソールで、「サーバー」→「Web サーバー」をクリックし、 Web サーバーの一覧画面へ移動します。「webserver1」にチェックをし、「開始」をクリックします。 5. メッセージを確認し、「状況」が「開始済み」(緑の矢印マーク)に変わったことを確認します。管理 コンソールでの作業が終了したら、ログアウトします。 - 35 - 6. snoop サーブレットにアクセスします。 ブラウザーから、http://<ホスト名>/snoop にアクセスします。以下の Snoop Servlet の画面が表 示されることを確認してくだい。 以上で WebSphere Application Server 7.0 Base エディションの導入が完了です。 - 36 -