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WebSphere Application Server 7.0 Network Deployment 日本アイ・ビー・エム株式会社

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WebSphere Application Server 7.0 Network Deployment 日本アイ・ビー・エム株式会社
WebSphere Application Server 7.0
Network Deployment エディション
ジョブ・マネージャー 構成ガイド
ver. 1.0
日本アイ・ビー・エム株式会社
ソフトウェア事業
2008 年 12 月
目次
1. はじめに ..............................................................................................................................1
2. 事前の準備 ...........................................................................................................................2
2-1. ハードウェアおよびソフトウェア前提条件 ..................................................................2
2-2. インストール開始前に確認しておくこと......................................................................2
3. 構成概要 ..............................................................................................................................4
3-1. 構成...............................................................................................................................4
3-2. 構成の流れ ....................................................................................................................5
4. ジョブ・マネージャーの構成 ..............................................................................................6
5. WAS ND 環境:デプロイメント・マネージャーのジョブ・マネージャーへの登録..........17
6. WAS Base 環境:管理エージェントの構成とアプリケーション・サーバーの登録 ...........21
7. WAS Base 環境:アプリケーション・サーバーのジョブ・マネージャーへの登録 ...........32
8. ジョブ・マネージャーによるジョブ発行のテスト ............................................................38
修正履歴
日付
バージョン
修正履歴
2008/12/03
1.0
初版
1. はじめに
当文書は WebSphere Application Server 7.0 Network Deployment エディションのジョブ・マネー
ジャーを構成し、稼動確認を行うまでの最少の手順を示すものです。
当文書はできるだけ正確を期して作成しておりますが、製品の稼動を保証するものではありません。
IBM からの正式な技術サポートは、お客様との保守契約に基づいて提供されます。
また、当文書内では、各製品・コンポーネントについて、以下の略称を使用しております。
正式名称
略称
IBM WebSphere Application Server
WAS Base
IBM WebSphere Application Server Network Deployment
WAS ND
IBM HTTP Server
IHS
-1-
2. 事前の準備
2-1. ハードウェアおよびソフトウェア前提条件
最新の稼動要件は
http://www.ibm.com/software/webservers/appserv/doc/latest/prereq.html
に記載されておりますので、必ずご確認ください。
2-2. インストール開始前に確認しておくこと
インストール前に必要な事項(必要ディスク容量や OS の追加ファイルセット等)は InfoCenter の以下
のサイトに記載されています。使用するプラットフォームの最新情報を必ずご確認ください。
■ AIX
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v7r0/topic/com.ibm.websphere.installation.nd
.doc/info/ae/ae/tins_aixsetup.html
※ 主な確認事項は以下の通りです。(2008/12/03 時点)
y umask の設定
y 使用ディスク容量
y X11.fnt.ucs.ttf のインストール
y システム cp コマンドの使用確認
y ブラウザー(Mozilla)のインストールと BROWSER 環境変数の設定
y 導入作業前のプロセス(WAS、Web サーバー、Java プロセス)の停止
■ Windows
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v7r0/topic/com.ibm.websphere.installation.nd
.doc/info/ae/ae/tins_winsetup.html
※ 主な確認事項は以下の通りです。(2008/12/03 時点)
y 使用ディスク容量
y ブラウザー(Internet Explorer)のインストール
y 導入作業前のプロセス(WAS、Web サーバー、Java プロセス、process_spawner.exe プロ
セス)の停止
y Windows Script 5.6 の導入(Windows 2000, Windows XP の場合)
-2-
■ Linux
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v7r0/topic/com.ibm.websphere.installation.nd
.doc/info/ae/ae/tins_linuxsetup.html
※主な確認事項は以下の通りです。(2008/12/03 時点)
y umask の設定
y ブラウザー(Mozilla Firefox)のインストールと BROWSER 環境変数の設定
y 使用ディストリビューションに応じた追加設定の実施
y 使用ディスク容量
y ulimit の設定
y /etc/issue ファイルのリストア
y 前提 rpm パッケージの追加インストール
y システム cp コマンドの使用確認
y 導入作業前のプロセス(WAS、Web サーバー、Java プロセス)の停止
■ Solaris
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v7r0/topic/com.ibm.websphere.installation.nd
.doc/info/ae/ae/tins_solsetup.html
※主な確認事項は以下の通りです。(2008/12/03 時点)
y umask の設定
y ブラウザー(Mozilla)のインストールと BROWSER 環境変数の設定
y 使用ディスク容量
y カーネルパラメータの設定(/etc/system ファイルの修正)
y システム cp コマンドの使用確認
y Solaris Software Group の Entire Group オプション指定
y 導入作業前のプロセス(WAS、Web サーバー、Java プロセス)の停止
■ HP-UX
http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/wasinfo/v7r0/topic/com.ibm.websphere.installation.nd
.doc/info/ae/ae/tins_hpuxsetup.html
※主な確認事項は以下の通りです。(2008/12/03 時点)
y umask の設定
y ブラウザー(Mozilla)のインストールと BROWSER 環境変数の設定
y 使用ディスク容量
y HP-UX のパッチの適用
y カーネルパラメータの設定(maxfiles、maxfiles_lim 等)
y システム cp コマンドの使用確認
y 導入作業前のプロセス(WAS、Web サーバー、Java プロセス)の停止
-3-
3. 構成概要
3-1. 構成
当ガイドでは、下図のジョブ・マネージャーに関わる部分の構成手順を説明します。
WAS ND のデプロイメント・マネージャーをジョブ・マネージャーの管理対象にする場合はマシン B、
マシン C の事前準備が必要になります。WAS Base のアプリケーション・サーバーをジョブ・マネージ
ャーの管理対象にする場合はマシン A の事前準備が必要になります。
マシンA ( WAS00 )
Webサーバー
Webサーバー
(IHS)
(IHS)
Plug-in
Module
マシンD ( WAS03 )
HTTP(S)
アプリケーション
アプリケーション
サーバー
サーバー
(WAS
(WASBase)
Base)
管理
管理
エージェント
エージェント
(WAS
(WASBase)
Base)
ジョブ
ジョブ
マネージャー
マネージャー
(WAS
(WASND)
ND)
HTTP(S)
アプリケーション
アプリケーション
サーバー
サーバー
(WAS
(WASND)
ND)
ノード
ノード
エージェント
エージェント
(WAS
(WASND)
ND)
デプロイメント
デプロイメント
マネージャー
マネージャー
(WAS
(WASND)
ND)
HTTP(S)
アプリケーション
アプリケーション
サーバー
サーバー
(WAS
(WASND)
ND)
ノード
ノード
エージェント
エージェント
(WAS
(WASND)
ND)
Plug-in
Config
XML file
マシンB ( WAS01 )
HTTP / HTTPS
Webサーバー
Webサーバー
(IHS)
(IHS)
Plug-in
Module
Plug-in
Config
XML file
マシンC ( WAS02 )
Webサーバー
Webサーバー
(IHS)
(IHS)
Plug-in
Module
Plug-in
Config
XML file
(上図の WAS00、WAS01、WAS02、WAS03 は当ガイドにおけるホスト名を表しており、それぞれ正
しく名前解決できるよう、DNS が構成されている環境です。)
■ ジョブ・マネージャー:マシン D(WAS03)
マシン D にジョブ・マネージャーを構成します。構成の前提として、マシン D には WAS ND がインスト
ールされている必要があります。「WAS 7.0 ND エディション 導入ガイド」の 4 章「WAS ND のインスト
ール」に従い、事前にインストールを行ってください。
■ WAS ND アプリケーション・サーバー・クラスター:マシン B(WAS01)、マシン C(WAS02)
マシン B に構成されたデプロイメント・マネージャーをマシン D のジョブ・マネージャーに登録します。
マシン B とマシン C の間でアプリケーション・サーバー・クラスターが構成されている環境を想定してい
ます(マシン B にデプロイメント・マネージャーが共存している構成です)。「WAS 7.0 ND エディション
導入ガイド」に従い、事前にインストール、クラスターの構成を行ってください。
■ WAS Base アプリケーション・サーバー:マシン A(WAS00)
マシン A に構成された WAS Base のアプリケーション・サーバー環境に管理エージェントを構成しま
す。そして、管理エージェント経由でアプリケーション・サーバーをマシン D のジョブ・マネージャーに
登録します。「WAS 7.0 Base エディション 導入ガイド」に従い、インストール、アプリケーション・サー
バーの構成を行ってください。
-4-
3-2. 構成の流れ
ジョブ・マネージャーの構成の流れは以下の通りです(数字は当ガイドの章番号を表します)。
4. ジョブ・マネージャーの構成
マシン D(WAS03)にジョブ・マネージャーを構成します。このステップの前に、マシン D に対する
WAS ND のインストールが完了している必要があります。「WAS 7.0 ND エディション 導入ガイド」
の 4 章「WAS ND のインストール」に従い、事前にインストールを行ってください。
5. WAS ND 環境:
6. WAS Base 環境:
デプロイメント・マネージャーのジョ
管理エージェントの構成とアプリケー
ブ・マネージャーへの登録
ション・サーバーの登録
マシン B(WAS01)のデプロイメント・マネージ
マシン A(WAS00)に管理エージェントを構成
ャーをマシン D(WAS03)のジョブ・マネージャ
します。このステップの前に、マシン A に対する
ーに登録します。このステップの前に、マシン
WAS Base のインストール、アプリケーション・
B とマシン C に対する WAS ND のインストー
サーバーの構成が完了している必要がありま
ル、アプリケーション・サーバー・クラスターの構
す。「WAS 7.0 Base エディション 導入ガイド」
成が完了している必要があります(マシン B に
に従い、事前にインストール、構成を行ってく
デプロイメント・マネージャーが共存している構
ださい。
成です)。「WAS 7.0 ND エディション 導入ガ
イド」に従い、事前にインストール、構成を行っ
てください。
7. WAS Base 環境:
アプリケーション・サーバーのジョ
ブ・マネージャーへの登録
マシン A(WAS00)のアプリケーション・サーバ
ーをマシン D(WAS03)のジョブ・マネージャー
に登録します。このステップの前に、6 章「管理
エージェントの構成とアプリケーション・サーバ
ーの登録」が完了している必要があります。
8. ジョブ・マネージャーによるジョブ発行のテスト
マシン D(WAS03)のジョブ・マネージャーから、登録した管理対象ノード(マシン A のアプリケーシ
ョン・サーバー、マシン B のデプロイメント・マネージャー)へジョブを発行し、動作確認を行います。
-5-
4. ジョブ・マネージャーの構成
マシン D(WAS03)にジョブ・マネージャーを構成します。このステップの前に、マシン D に対する
WAS ND のインストールが完了している必要があります。「WAS 7.0 ND エディション 導入ガイド」の
4 章「WAS ND のインストール」に従い、事前にインストールを行ってください(プロファイルは作成しな
いでください)。また、手順の途中で、ジョブ・マネージャーの管理セキュリティー設定がありますが、ジ
ョブ・マネージャーとジョブ・マネージャーの管理対象ノードの管理セキュリティー設定は、有効か無効
で統一する必要があります。あらかじめご留意ください。
※ 64bit 環境では、「manageporfiles」コマンドを使用して、プロファイルを作成する必要があります。
1. システムに管理者ユーザー(Unix/Linux では root ユーザー、Windows では Administrator 権限
ユーザー)でログインし、プロファイル管理ツールを起動します。
■ Unix/Linux の場合
# cd <WAS ND のインストール・ディレクトリー>/bin/ProfileManagement
# ./pmt.sh
■ Windows の場合
> cd <WAS ND のインストール・ディレクトリー>¥bin¥ProfileManagement
> pmt.bat
2. 「プロファイル管理ツールへようこそ」画面が表示されます。プロファイルの作成を開始するために、
「プロファイル管理ツールを起動」をクリックします。
-6-
3. 「プロファイル」画面が表示されます。作成済みのプロファイルがないため、リストは空欄になって
います。「作成」をクリックします。
4. 「環境の選択」画面が表示されます。作成するプロファイルの種類を選択できます。ジョブ・マネー
ジャーのプロファイルは管理に含まれますので、「管理」を選択し、「次へ」をクリックします。
-7-
5. 「サーバー・タイプの選択」画面が表示されます。管理プロファイルで作成するサーバー・タイプを
選択できます。「ジョブ・マネージャー」を選択し、「次へ」をクリックします。
6. 「プロファイル作成オプション」画面が表示されます。拡張プロファイル作成を選択した場合は、作
成するノード名やセル名など、詳細を設定することができます。当手順では、詳細設定の内容を
確認するために、「拡張プロファイル作成」を選択し、「次へ」をクリックします。
-8-
7. 手順 6 で「拡張プロファイルの作成」を選択した場合は、「アプリケーション・デプロイメント」画面が
表示されます。管理コンソールのデプロイ有無を指定できます。デフォルトのまま「次へ」をクリック
します。
8. 手順 6 で「拡張プロファイル」を選択した場合は、「プロファイル名およびロケーション」画面が表示
されます。プロファイル名、プロファイル・ディレクトリーを指定できます。特に変更の必要がなけれ
ば、デフォルトのまま「次へ」をクリックします。
-9-
9. 手順 6 で「拡張プロファイル」を選択した場合は、「ノード名、ホスト名、セル名」画面が表示されま
す。ノード名、ホスト名、セル名を指定できます。必要に応じて変更し、「次へ」をクリックします。
10. 「管理セキュリティー」画面が表示されます。管理セキュリティーの有効化を指定できます。ジョブ・
マネージャーと管理対象ノードの管理セキュリティーは、有効か無効で統一する必要がありますの
で、ご注意ください。必要に応じて、管理セキュリティーで使用する「ユーザー名」と「パスワード」
を入力し、「次へ」をクリックします。この設定は管理コンソールからも変更することができます。
- 10 -
11. 「セキュリティー証明書(パート 1)」画面が表示されます。使用する個人証明書、ルート署名証明
書を作成できます。また、既存の証明書をインポートして使用することもできます。当手順では、新
規作成しますので、デフォルトの選択のまま「次へ」をクリックします。
12. 「セキュリティー証明書(パート 2)」画面が表示されます。作成する証明書の識別名、有効期限、
鍵ストアのパスワードを指定できます。「識別名に発行」の「CN」にはサーバーのホスト名を正しく
設定してください。必要に応じて変更し、「次へ」をクリックします。
- 11 -
13. 「ポート値の割り当て」画面が表示されます。ジョブ・マネージャーが使用するポート番号を指定で
きます。環境や構成によって、デフォルトとは異なる番号が割り当てられる場合があります。後の
手順で、管理コンソール・ポート番号と管理コンソール・セキュア・ポート番号を使用しますので記
録し、「次へ」をクリックします。
14. Windows の場合 「Windows サービスの定義」画面が表示されます。ジョブ・マネージャーの
Windows サービスへの登録有無を指定できます。必要に応じて変更し、「次へ」をクリックします。
- 12 -
15. 「プロファイル作成サマリー」画面が表示されます。この手順までの設定内容を確認できます。プ
ロファイルの作成を開始するために、「作成」をクリックします。
16. 「プロファイル作成の進行」画面が表示されます。プロファイルの作成が完了するまで、しばらくお
待ちください。
- 13 -
17. プロファイルの作成が完了すると「プロファイル作成の完了」画面が表示されます。ファースト・ステ
ップ・コンソールの起動有無を指定できます。「ファースト・ステップ・コンソールの起動」にチェック
を入れたまま、「終了」をクリックします。
18. 新しいウィンドウが開き、「ファースト・ステップ」画面が表示されます。プロファイルの作成が正常
に完了していることを確認するために、「インストール検査」をクリックします。
- 14 -
19. 新しいウィンドウが開き、「インストール検査」画面が表示されます。インストール検査が正常に終
了すると、「Installation Verification Tool 検査は正常に終了しました。」というメッセージが表示さ
れます。メッセージを確認し、ウィンドウを閉じます。
以上で、マシン D 上にジョブ・マネージャーが構成されました。
- 15 -
※ 5 章「デプロイメント・マネージャーのジョブ・マネージャーへの登録」、7 章「アプリケーション・サー
バーのジョブ・マネージャーへの登録」、8 章「ジョブ・マネージャーによるジョブ発行のテスト」の手
順では、ジョブ・マネージャーを開始していることが前提になります。引き続き手順を続ける場合は
「インストール検査」の過程でジョブ・マネージャーが開始されていますので、あらためて開始する
必要はありません。ジョブ・マネージャーが停止されている場合は、手順 20 を実施ください。
20. ジョブ・マネージャーを開始します(「JobMgr01」はジョブ・マネージャーのプロファイル・ディレクト
リーです)。
■ Unix/Linux の場合
# cd <WAS ND のインストール・ディレクトリー>/profiles/JobMgr01/bin
# ./startServer.sh jobmgr
■ Windows の場合
> cd <WAS ND のインストール・ディレクトリー>¥profiles¥JobMgr01¥bin
> startServer.bat jobmgr
【実行例】
> startServer.bat jobmgr
ADMU0116I: ツール情報は次のファイルに記録されています: C:¥Program
Files¥IBM¥WebSphere¥AppServer¥profiles¥JobMgr01¥logs¥jobmgr¥startServer.log
ADMU7701I: jobmgr は Windows サービスとして実行すると登録されているので、このサー
バーを開始する要求は、関連する Windows サービスを開始することによって実行されます。
ADMU0116I: ツール情報は次のファイルに記録されています: C:¥Program
Files¥IBM¥WebSphere¥AppServer¥profiles¥JobMgr01¥logs¥jobmgr¥startServer.log
ADMU0128I: JobMgr01 プロファイルを使用してツールを開始しています
ADMU3100I: サーバーの構成を読み取ります: jobmgr
ADMU3200I: サーバーが起動しました。 開始処理中です。
ADMU3000I: サーバー jobmgr が e-business 用に開かれました。プロセス ID は 1588
です。
- 16 -
5. WAS ND 環境:デプロイメント・マネージャーのジ
ョブ・マネージャーへの登録
マシン B(WAS01)のデプロイメント・マネージャーをマシン D(WAS03)のジョブ・マネージャーに登
録します。このステップの前に、マシン B とマシン C に対する WAS ND インストール、アプリケーショ
ン・サーバー・クラスター構成が完了している必要があります(マシン B にデプロイメント・マネージャー
が共存している構成です)。「WAS 7.0 ND エディション 導入ガイド」に従い、事前にインストール、ア
プリケーション・サーバー・クラスターの構成を行ってください。
※ 手順を実施する前に、ジョブ・マネージャーとデプロイメント・マネージャーを開始しておいてくださ
い。
1. デプロイメント・マネージャーの管理コンソールを起動します。ブラウザーから、http://<デプロイメ
ント・マネージャーのホスト名(マシン B のホスト名)>:9060/ibm/console にアクセスします
(「9060」はデフォルトの管理コンソール・ポート番号です)。
デプロイメント・マネージャーの管理セキュリティーを有効に設定している場合は、SSL 通信にリダ
イレクトされますので、管理セキュリティーのユーザー名とパスワードの入力し、「ログイン」をクリッ
クします。管理セキュリティーを無効に設定している場合は、任意のユーザー名を入力し、「ログイ
ン」をクリックします。
- 17 -
2. 左ペインの「システム管理」から「デプロイメント・マネージャー」をクリックし、右ペインの「追加プロ
パティー」から「ジョブ・マネージャー」をクリックします。
3. デプロイメント・マネージャーのジョブ・マネージャーへの登録状況が表示されます。現時点では
「なし」と表示され、ジョブ・マネージャーに登録されていないことが確認できます。「ジョブ・マネー
ジャーに登録」をクリックします。
- 18 -
4. ジョブ・マネージャーへの登録に必要となる「一般プロパティー」の入力画面が表示されます。
「管理対象ノード名」には、登録するデプロイメント・マネージャー・ノード名が自動的に入力されま
す。「ホスト名」にはジョブ・マネージャーのホスト名(マシン D のホスト名)を入力し、「ポート」には、
4 章「ジョブ・マネージャーの構成」の手順 13 で記録した、ジョブ・マネージャーの管理コンソール・
ポート番号(管理セキュリティが無効の場合)、もしくは、管理コンソール・セキュア・ポート番号(管
理セキュリティが有効の場合)を入力します。管理セキュリティーが有効な場合は、「ユーザー名」
と「パスワード」にジョブ・マネージャーの管理セキュリティーのユーザー名とパスワードを入力しま
す。入力内容を確認し、「OK」をクリックします。
- 19 -
5. ジョブ・マネージャーへの登録が完了すると、ジョブ・マネージャーへの登録状況が表示されます。
手順 3 で「なし」と表示されていた箇所にジョブ・マネージャーの UUID が表示されます。
以上で、マシン B 上のデプロイメント・マネージャー・ノードがジョブ・マネージャーに登録されました。
- 20 -
6. WAS Base 環境:管理エージェントの構成とアプリ
ケーション・サーバーの登録
マシン A(WAS00)に管理エージェントを構成します。このステップの前に、マシン A に対する WAS
Base のインストール、アプリケーション・サーバーの構成が完了している必要があります。「WAS 7.0
Base エディション 導入ガイド」に従い、事前にインストール、アプリケーション・サーバーの構成を行
ってください。
※ 64bit 環境では、「manageporfiles」コマンドを使用して、プロファイルを作成する必要があります。
1. システムに管理者ユーザー(Unix/Linux では root ユーザー、Windows では Administrator 権限
ユーザー)でログインし、プロファイル管理ツールを起動します。
■ Unix/Linux の場合
# cd <WAS Base のインストール・ディレクトリー>/bin/ProfileManagement
# ./pmt.sh
■ Windows の場合
> cd <WAS Base のインストール・ディレクトリー>¥bin¥ProfileManagement
> pmt.bat
2. 「プロファイル管理ツールへようこそ」画面が表示されます。プロファイルの作成を開始するために、
「プロファイル管理ツールを起動」をクリックします。
- 21 -
3. 「プロファイル」画面が表示されます。リストには作成済みのアプリケーション・サーバーのプロファ
イルが表示されます。「作成」をクリックします。
4. 「環境の選択」画面が表示されます。作成するプロファイルの種類を選択できます。管理エージェ
ントのプロファイルは管理に含まれますので、「管理」を選択し、「次へ」をクリックします。
- 22 -
5. 「プロファイル作成オプション」画面が表示されます。拡張プロファイル作成を選択した場合は、作
成するノード名やセル名など、詳細を設定することができます。当手順では、詳細設定の内容を
確認するために、「拡張プロファイル作成」を選択し、「次へ」をクリックします。
6. 手順 5 で「拡張プロファイルの作成」を選択した場合は、「アプリケーション・デプロイメント」画面が
表示されます。管理コンソールのデプロイ有無を指定できます。デフォルトのまま「次へ」をクリック
します。
- 23 -
7. 手順 5 で「拡張プロファイル」を選択した場合は、「プロファイル名およびロケーション」画面が表示
されます。プロファイル名、プロファイル・ディレクトリーを指定できます。特に変更の必要がなけれ
ば、デフォルトのまま「次へ」をクリックします。
8. 手順 5 で「拡張プロファイル」を選択した場合は、「ノード名、ホスト名、セル名」画面が表示されま
す。ノード名、ホスト名、セル名を指定できます。必要に応じて変更し、「次へ」をクリックします。
- 24 -
9. 「管理セキュリティー」画面が表示されます。管理セキュリティーの有効化を指定できます。必要に
応じて、管理セキュリティーで使用する「ユーザー名」と「パスワード」を入力し、「次へ」をクリックし
ます。この設定は管理コンソールからも変更することができます。
10. 「セキュリティー証明書(パート 1)」画面が表示されます。使用する個人証明書、ルート署名証明
書を作成できます。また、既存の証明書をインポートして使用することもできます。当手順では、新
規作成しますので、デフォルトの選択のまま「次へ」をクリックします。
- 25 -
11. 「セキュリティー証明書(パート 2)」画面が表示されます。作成する証明書の識別名、有効期限、
鍵ストアのパスワードを指定できます。「識別名に発行」の「CN」にはサーバーのホスト名を正しく
設定してください。必要に応じて変更し、「次へ」をクリックします。
12. 「ポート値の割り当て」画面が表示されます。管理エージェントが使用するポート番号を指定できま
す。環境や構成によって、デフォルトとは異なる番号が割り当てられる場合があります。後の手順
で、SOAP コネクター・ポート番号を使用しますので記録し、「次へ」をクリックします。
- 26 -
13. Windows の場合 「Windows サービスの定義」画面が表示されます。管理エージェントの
Windows サービスへの登録有無を指定できます。必要に応じて変更し、「次へ」をクリックします。
14. 「プロファイル作成サマリー」画面が表示されます。この手順までの設定内容を確認できます。プ
ロファイルの作成を開始するために、「作成」をクリックします。
- 27 -
15. 「プロファイル作成の進行」画面が表示されます。プロファイルの作成が完了するまで、しばらくお
待ちください。
16. プロファイルの作成が完了すると「プロファイル作成の完了」画面が表示されます。ファースト・ステ
ップ・コンソールの起動有無を指定できます。「ファースト・ステップ・コンソールの起動」にチェック
を入れたまま、「終了」をクリックします。
- 28 -
17. 新しいウィンドウが開き、「ファースト・ステップ」画面が表示されます。プロファイルの作成が正常
に完了していることを確認するために、「インストール検査」をクリックします。
18. 新しいウィンドウが開き、「インストール検査」画面が表示されます。インストール検査が正常に終
了すると、「Installation Verification Tool 検査は正常に終了しました。」というメッセージが表示さ
れます。メッセージを確認し、ウィンドウを閉じます。
- 29 -
※ 以降の手順、7 章「アプリケーション・サーバーのジョブ・マネージャーへの登録」、8 章「ジョブ・マ
ネージャーによるジョブ発行のテスト」の手順では、管理エージェントを開始していることが前提に
なります。引き続き手順を続ける場合は「インストール検査」の過程で管理エージェントが開始され
ていますので、あらためて開始する必要はありません。管理エージェントが停止されている場合は、
手順 19 を実施ください。
19. 管理エージェントを開始します(「AdminAgent01」は管理エージェントのプロファイル・ディレクトリ
ーです)。
■ Unix/Linux の場合
# cd <WAS Base のインストール・ディレクトリー>/profiles/AdminAgent01/bin
# ./startServer.sh adminagent
■ Windows の場合
> cd <WAS Base のインストール・ディレクトリー>¥profiles¥AdminAgent01¥bin
> startServer.bat adminagent
【実行例】
> startServer.bat adminagent
ADMU0116I: ツール情報は次のファイルに記録されています: C:¥Program
Files¥IBM¥WebSphere¥AppServer¥profiles¥AdminAgent01¥logs¥adminagent¥startServer
.log
ADMU7701I: adminagent は Windows サービスとして実行すると登録されているので、この
サーバーを開始する要求は、関連する Windows サービスを開始することによって実行されま
す。
ADMU0116I: ツール情報は次のファイルに記録されています: C:¥Program
Files¥IBM¥WebSphere¥AppServer¥profiles¥AdminAgent01¥logs¥adminagent¥startServer
.log
ADMU0128I: AdminAgent01 プロファイルを使用してツールを開始しています
ADMU3100I: サーバーの構成を読み取ります: adminagent
ADMU3200I: サーバーが起動しました。 開始処理中です。
ADMU3000I: サーバー adminagent が e-business 用に開かれました。プロセス ID は
3320 です。
20. アプリケーション・サーバーを管理エージェントに登録します(「AdminAgent01」は管理エージェ
ントのプロファイル・ディレクトリーです)。引数「-port」には、手順 12 で記録した SOAP コネクター・
ポート番号を使用してください。引数「-username」、「-password」、「-nodeusername」、
「-nodepassword」は、それぞれ管理セキュリティーを有効化していない場合は不要です。
■ Unix/Linux の場合(以下の registerNode.sh コマンドは改行せず、一行で入力してください。)
# cd <WAS Base のインストール・ディレクトリー>/profiles/AdminAgent01/bin
# ./registerNode.sh
-profilePath "<WAS ND のインストール・ディレクトリー>/profiles/AppSrv01"
-connType SOAP
-port <SOAP コネクター・ポート>
-username <管理エージェントの管理セキュリティー・ユーザー名>
-password <管理エージェントの管理セキュリティー・パスワード>
-nodeusername <アプリケーション・サーバーの管理セキュリティー・ユーザー名>
-nodepassword <アプリケーション・サーバーの管理セキュリティー・パスワード>
- 30 -
■ Windows の場合(以下の registerNode.bat コマンドは改行せず、一行で入力してください。)
> cd <WAS Base のインストール・ディレクトリー>¥profiles¥AdminAgent01¥bin
> registerNode.bat
-profilePath "<WAS ND のインストール・ディレクトリー>¥profiles¥AppSrv01"
-connType SOAP
-port <SOAP コネクター・ポート>
-username <管理エージェントの管理セキュリティー・ユーザー名>
-password <管理エージェントの管理セキュリティー・パスワード>
-nodeusername <アプリケーション・サーバーの管理セキュリティー・ユーザー名>
-nodepassword <アプリケーション・サーバーの管理セキュリティー・パスワード>
【実行例】
> registerNode.bat -profilePath "C:¥Program
Files¥IBM¥WebSphere¥AppServer¥profiles¥AppSrv01" -connType SOAP -port 8877
-username wasadmin -password wasadmin -nodeusername wasadmin -nodepassword
wasadmin
ADMU0116I: ツール情報は次のファイルに記録されています: C:¥Program
Files¥IBM¥WebSphere¥AppServer¥profiles¥AdminAgent01¥logs¥registerNode.log
ADMU0128I: AdminAgent01 プロファイルを使用してツールを開始しています
ADMU8053I: 正常に AdminAgent サーバーに接続しました: localhost:8877
ADMU8002I: パス C:¥Program Files¥IBM¥WebSphere¥AppServer¥profiles¥AppSrv01 の
adminagent と node 間での署名者を交換します。
ADMU8007I: 署名者を正常に交換しました。
ADMU0505I: 構成でサーバーが検出されました:
ADMU0506I: サーバー名: server1
ADMU0506I: サーバー名: webserver1
ADMU2010I: ノード WAS00Node01 のすべてのサーバー・プロセスを停止しています
ADMU0512I: サーバー server1 に到達できません。 停止されているようです。
ADMU8010I: パス C:¥Program Files¥IBM¥WebSphere¥AppServer¥profiles¥AppSrv01 の
Application Server の登録を開始します。
ADMU0024I: 古いバックアップ・ディレクトリーを削除します。
ADMU8004I: ノードの元の構成ディレクトリーのバックアップが登録されます。
ADMU8037I: ノードの元の wsadmin.properties ファイルのバックアップが登録されます。
ADMU8036I: ノードを AdminAgent に登録します。
ADMU8042I: ノードが正常に登録されました。
ADMU8040I: 管理エージェントが登録済みノードの管理サブシステムを初期化しています。
ADMU8014I: 登録済みノードの管理サブシステムが正常に初期化されました。
ADMU8041I: 管理エージェントが登録済みノードの管理サブシステムを開始しています。
ADMU8015I: 登録済みノードの管理サブシステムが正常に開始されました。
ADMU0505I: 構成でサーバーが検出されました:
ADMU0506I: サーバー名: server1
ADMU0506I: サーバー名: webserver1
ADMU7703I: server1 に関連した Windows サービス WAS00Node01 を登録解除していま
す。
ADMU8012I: パス C:¥Program Files¥IBM¥WebSphere¥AppServer¥profiles¥AppSrv01 の
Application Server は正常に登録されました。
以上で、マシン A 上のアプリケーション・サーバーが管理エージェントに登録されました。
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7. WAS Base 環境:アプリケーション・サーバーのジ
ョブ・マネージャーへの登録
マシン A(WAS00)のアプリケーション・サーバーを管理エージェント経由で、マシン D(WAS03)のジ
ョブ・マネージャーに登録します。このステップの前に、6 章「管理エージェントの構成とアプリケーショ
ン・サーバーの登録」が完了している必要があります。
※ 手順を実施する前に、ジョブ・マネージャーと管理エージェントを開始しておいてください。
1. 管理エージェントの管理コンソールを起動します。ブラウザーから、http://<管理エージェントのホ
スト名(マシン A のホスト名)>:9061/ibm/console にアクセスします(「9060」がデフォルトの管理コ
ンソール・ポート番号ですが、当ガイドでは管理エージェント構成時にアプリケーション・サーバー
が「9060」を使用しているため、「9061」になります)。
管理エージェントの管理セキュリティーを有効に設定している場合は、SSL 通信にリダイレクトされ
ます。「管理するノードの選択」画面では、管理エージェントと管理エージェントに登録されたアプ
リケーション・サーバーの管理コンソールを選択できます。管理エージェントのノード名を選択し、
「続行」をクリックします。
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2. 管理エージェントの管理セキュリティーを有効に設定している場合は、管理セキュリティーのユー
ザー名とパスワードの入力し、「ログイン」をクリックします。管理セキュリティーを無効に設定してい
る場合は、任意のユーザー名を入力し、「ログイン」をクリックします。
3. 左ペインの「システム管理」から「管理エージェント」をクリックし、右ペインの「管理対象ノード」から
「ノード」をクリックします。
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4. 管理エージェントに登録されている管理対象ノードが表示されます。ジョブ・マネージャーへの登
録はこの画面からも可能ですが、当手順では管理対象ノードを選択した上で登録します。ジョブ・
マネージャーに登録するアプリケーション・サーバーのノード名をクリックします。
5. 管理対象ノードのプロパティーが表示されます。「追加プロパティー」から「ジョブ・マネージャー」
をクリックします。
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6. 管理対象ノードのジョブ・マネージャーへの登録状況が表示されます。現時点では「なし」と表示
され、ジョブ・マネージャーに登録されていないことが確認できます。「ジョブ・マネージャーに登
録」をクリックします。
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7. ジョブ・マネージャーへの登録に必要となる「一般プロパティー」の入力画面が表示されます。
「管理対象ノード名」には、登録するアプリケーション・サーバー・ノード名が自動的に入力されま
す。「ホスト名」にはジョブ・マネージャーのホスト名(マシン D のホスト名)を入力し、「ポート」には、
4 章「ジョブ・マネージャーの構成」の手順 13 で記録した、ジョブ・マネージャーの管理コンソール・
ポート番号(管理セキュリティが無効の場合)、もしくは、管理コンソール・セキュア・ポート番号(管
理セキュリティが有効の場合)を入力します。管理セキュリティーが有効な場合は、「ユーザー名」
と「パスワード」にジョブ・マネージャーの管理セキュリティーのユーザー名とパスワードを入力しま
す。入力内容を確認し、「OK」をクリックします。
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8. ジョブ・マネージャーへの登録が完了すると、ジョブ・マネージャーへの登録状況が表示されます。
手順 6 で「なし」と表示されていた箇所にジョブ・マネージャーの UUID が表示されます。
以上で、マシン A 上のアプリケーション・サーバー・ノードがジョブ・マネージャーに登録されました。
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8. ジョブ・マネージャーによるジョブ発行のテスト
マシン D(WAS03)のジョブ・マネージャーから、登録した管理対象ノード(マシン A のアプリケーショ
ン・サーバー、マシン B のデプロイメント・マネージャー)へジョブを発行し、動作確認を行います。当
手順では、「ファイルの収集」というジョブ・タイプを使用し、管理対象ノードの指定ディレクトリー内にあ
るファイルをジョブ・マネージャーに収集します。
※ 収集するファイルは、ジョブを実行するノードのプロファイル・ディレクトリー配下に存在する必要が
あります。また、収集したファイルの保存先は、ジョブ・マネージャー・プロファイル・ディレクトリーの
config¥temp¥JobManager¥<ジョブ ID>¥<ノード名>配下になります。
1. 管理対象ノード上に収集対象ファイルを用意します。管理対象ノードのプロファイル・ディレクトリ
ー(<WAS / WAS ND のインストール・ディレクトリー>¥profiles¥<プロファイル名>)直下に「test」
というディレクトリーを作成してください。そして、このディレクトリー内に収集対象にする任意のファ
イルを作成してください。
当手順の画面例では、マシン A 上のアプリケーション・サーバー・プロファイル下(AppSvr01 ディ
レクトリー)と、マシン B 上のデプロイメント・マネージャー・プロファイル下(Dmgr01 ディレクトリー)
に test ディレクトリーを作成し、各ノード名を記述したテキスト・ファイルを作成しています。
■ マシン A(WAS00):WAS Base アプリケーション・サーバー (WAS00Node01)
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■ マシン B(WAS01):WAS ND デプロイメント・マネージャー (WAS01CellManager01)
2. ジョブ・マネージャーの管理コンソールを起動します。ブラウザーから、http://<ジョブ・マネージャ
ーのホスト名(マシン D のホスト名)>:9060/ibm/console にアクセスします(「9060」はデフォルトの
管理コンソール・ポート番号です)。
ジョブ・マネージャーの管理セキュリティーを有効に設定している場合は、SSL 通信にリダイレクト
されますので、管理セキュリティーのユーザー名とパスワードの入力し、「ログイン」をクリックします。
管理セキュリティーを無効に設定している場合は、任意のユーザー名を入力し、「ログイン」をクリッ
クします。
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3. 左ペインの「ジョブ」から「ノード」をクリックします。右ペインの「ノード」にジョブ・マネージャーに登
録されているノードが一覧表示されます。バージョン欄には、各ノードのエディションとバージョン
が表示されます。
画面例では、WAS Base 環境と WAS ND 環境をそれぞれ登録した場合を表しています。
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4. 左ペインの「ジョブ」から「サブミット」をクリックすると、右ペインに「ジョブ・タイプの選択」画面が表
示されます。使用するジョブの種類を指定できます。「ジョブ・タイプ」から「ファイルの収集」を選択
し、「次へ」をクリックします。
5. 「ジョブ・ターゲットの選択」画面が表示されます。ジョブを実行するノードを指定できます。当手順
では検索を用いてノードを指定しますので、「検索」をクリックします。
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6. 「ノードの検索」画面が表示されます。「検索」をクリックすると、ジョブ・マネージャーに登録されて
いるノードが「除外されているノード」に表示されます。
7. ジョブを実行するノード名を選択してから、右向きの矢印ボタンをクリックします。選択したノード名
が「選択済みノード」に追加されていることを確認し、「OK」をクリックします。
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8. 「ジョブ・ターゲットの選択」画面に戻ります。ジョブを実行するノードで管理セキュリティーを有効
に設定している場合は、ユーザー名とパスワードを入力し、「次へ」をクリックします。
9. 「ジョブ・パラメーターの指定」画面が表示されます。この画面ではジョブに関わるオプションを指
定できます。ファイルの収集では、収集対象のファイルまたはディレクトリーの場所(「ソース」)、収
集したファイルの保存先(「宛先」)を指定します。「ソース」は、ジョブを実行するノードのプロファイ
ル・ディレクトリーに対する相対パスで指定します。また、「宛先」は、ジョブ・マネージャー・プロフ
ァイル・ディレクトリーの config¥temp¥JobManager¥<ジョブ ID>¥<ノード名>に対する相対ファイ
ル名で指定します。当手順では、「ソース」に「test」と入力し、「次へ」をクリックします。
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10. 「ジョブのスケジューリング」画面が表示されます。この画面ではジョブの実行スケジュールを設定
できます。当手順では、設定後すぐに一回だけ実行するため、デフォルトのまま「次へ」をクリック
します。
11. 「要約を検討して、ジョブをサブミットする」画面が表示されます。ジョブの内容を確認し、問題がな
ければ「終了」をクリックします。ジョブのスケジューリングで「今すぐジョブを使用可能にする」に設
定しているため、そのままジョブが開始されます。
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12. 「ジョブ状況」画面が表示されます。表示を更新するためには、更新ボタン(
)をクリックします。
画面例では、ジョブを開始した直後であり、すべてのジョブが「未完了」となっています。ジョブの
詳しい情報を見るためには、「ジョブ ID」のリンクをクリックします。
13. 「ジョブ状況」の詳細が表示されます。表示を更新するためには、更新ボタン(
)をクリックしま
す。
画面例ではジョブは完了しておらず、「進行中」と「試行されていない」状況となっています。
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14. しばらくしてから、更新ボタンをクリックすると、画面例のように「成功」もしくは「失敗」に変化します。
この「成功」もしくは「失敗」のリンクをクリックします。
15. ジョブ・ヒストリーが表示されます。ジョブが失敗している場合は、その内容が表示されます。「ジョ
ブ状況」をクリックします。
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16. 「ジョブ状況」画面に戻ります。手順 12 で「未完了」であったジョブが「成功」もしくは「失敗」になっ
ていることが確認できます。
17. 実際にファイルが収集されているかを確認します。デフォルトの保存先である、マシン D 上のジョ
ブ・マネージャー・プロファイル(JobMgr01)下、config¥temp¥JobManager¥<ジョブ ID>¥を開き
ます。ジョブを実行したノード名がついたディレクトリーが作成されています。その中に収集対象
ディレクトリー「test」を圧縮した「test.zip」が格納されています。
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18. zip ファイルを展開し、ファイルの内容が手順 1 で作成したものと一致しているかを確認します。画
面例では、ノード名を記述したテキスト・ファイルが収集されていたことを確認しています。
■ マシン A から収集したファイル(WAS00Node01 ディレクトリーの test.zip ファイル)
■ マシン B から収集したファイル(WAS01CellManager01 ディレクトリーの test.zip ファイル)
以上で、ジョブ・マネージャーのジョブ発行テストが完了しました。
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