WebSphere Application Server 6.0 Network Deployment サンプル・アプリケーション導入の手引き
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WebSphere Application Server 6.0 Network Deployment サンプル・アプリケーション導入の手引き ver. 1.0 日本アイ・ビー・エム株式会社 ソフトウェア事業 2005 年 9 月 1 目次 1 はじめに______________________________________________________ 3 2 DefalutApplication のインストール ______________________________ 4 3 2.1 Deployment Manager と Node Agent の起動 ........................................ 4 2.2 Deployment Manager 管理コンソールの起動 ........................................... 4 2.3 新規アプリケーションのインストール ....................................................... 5 アプリケーションの稼働確認 ___________________________________ 12 3.1 アプリケーション・サーバーの起動......................................................... 12 3.2 アプリケーション・サーバーでの稼働確認 .............................................. 13 3.3 Web サーバー・プラグインの生成と伝搬 ................................................ 14 3.4 IHS の起動................................................................................................ 14 3.5 Web サーバー経由の稼働確認 .................................................................. 14 2 1 はじめに この手順では、WebSphere Application Server V6.0 ND 導入ガイドで構築したアプリケー ション・サーバーと Web サーバー(IBM HTTP Server)の環境で、サンプル・アプリケー ションの稼働を確認します。また、Web サーバーを経由してアプリケーションの画面がブ ラウザに表示されるまでを確認します。 ここでは、アプリケーションのサンプルとして WebSphere Application Server (WAS)に付 属の DefaultApplication を使用します。この DefaultApplication は、本番環境ではアンイ ンストールされることが推奨されますので、ご注意ください。 以下の手順でアプリケーションの稼動確認を行います。 アプリケーションのインストール(デプロイ) アプリケーションの稼働確認 この手順では、WAS のインストール・ディレクトリーを<WAS ルート>と記述します。適 宜読み替えて、手順を行ってください。以下に、デフォルト環境でのインストール・ディレ クトリーを記述しますので参考にしてください。同様に IBM HTTP Server のインストー ル・ディレクトリーを<IHS ルート>と記述します。 <WAS ルート> · Windows (WAS インストール・ディレクトリー) C:¥Program Files¥IBM¥WebSphere¥AppServer · AIX · /usr/IBM/WebSphere/AppServer Linux・Solaris・HP /opt/IBM/WebSphere/AppServer <IHS ルート> (IHS インストール・ディレクトリー) · Windows C:¥Program Files¥IBM HTTP Server · AIX /usr/IBMIHS · Linux・Solaris・HP /opt/IBMIHS 3 2 DefalutApplication のインストール 2.1 Deployment Manager と Node Agent の起動 ・ Deployment Manager を起動します。導入時にプロファイル名を変更している場合は、 ディレクトリー名を導入環境に合わせて実行してください。 端末エミュレーターから(コマンドプロンプトから) # cd <WAS ルート>/profiles/Dmgr01/bin # ./startManager.sh (Windows は、 「startManager.bat」) Windows の場合は、windows メニュー、または windows サービスから実行可能です。 ・ Node Agent を起動します。導入時にプロファイル名を変更している場合は、ディレク トリー名を導入環境に合わせて実行してください。 端末エミュレーターから(コマンドプロンプトから) # cd <WAS ルート>/profiles/Custom01/bin # ./startNode.sh (Windows は、「startNode.bat」) 詳しくは、ご使用の OS に対応する WebSphere Application Server V6.0 ND 導入ガイドの 8 章を参考にして、Deployment Manager と Node Agent を起動してください。 2.2 Deployment Manager 管理コンソールの起動 Web ブラウザから http://<ホスト名>:9060/ibm/console へアクセスします。 管理コンソールが起動しますので、適当なユーザー名でログインします。 4 2.3 新規アプリケーションのインストール 1 ナビゲーション・ツリーから、「アプリケーション」→「新規アプリケーションのイ ンストール」を展開します。 2 アプリケーションのインストールの準備で「ローカル・ファイル・システム」を選択 します。 「パスの指定」には、「<WAS ルート>/installableApps/DefaultApplication.ear」を 指定します。「参照」をクリックし、上記のパスにある「DefaultApplication.ear」 を選択します。「次へ」をクリックします。 5 3 デフォルトの設定のまま、「次へ」をクリックします。 6 4 セキュリティー警告がでます、今回は関係ありませんので「継続」をクリックします。 ・この警告は、Java2 セキュリティーを有効(デフォルト無効)にしたとき、管理者 が確認すべき項目となります。Java2 セキュリティーの必要な許可を was.policy ファ イルで定義したアプリケーションでは、常に下のような警告がでます。 7 5 「新規アプリケーションのインストール」画面でステップごとに設定を行い、アプリ ケーションをインストールします。今回は、以下の設定項目を編集し、他の項目はデ フォルトの設定でインストールします。 ステップ 2 サーバーにモジュールをマップ ステップ 11 要約 では、 「ステップ2」をクリックします。 8 6 「サーバーにモジュールをマップ」画面では、「クラスターおよびサーバー」から導 入したいアプリケーション・サーバーと、関連する Web サーバーを選択します。今 回の環境では、アプリケーション・サーバー名が server1、Web サーバー名が webserver1 となっています。 WebSphere:...,server=webserver1 と WebSphere:...,server=server1 の両方を選択 (Ctrl キーを押したままクリック)し、「全項目を選択」ボタン、「適用」ボタンの順 にクリックします。 7 「ステップ11 要約」をクリックします。 9 8 要約が表示されます。「終了」をクリックします。アプリケーションのインストール が開始します。 10 9 「正常にインストールされました」と表示されましたら、「マスター構成に保管」を クリックします。 10 「ノードと変更を同期化」をチェックして「保管」ボタンを押します。 以上で、アプリケーションのインストールは終了です。 11 3 アプリケーションの稼働確認 以下の手順で稼働確認を行います。 アプリケーション・サーバーを起動 アプリケーション・サーバーに直接接続して、アプリケーションの稼動確認 Web サーバー・プラグインの生成と伝搬 Web サーバー(IHS)の起動 Web サーバーを経由して、アプリケーションの稼動確認 注)リモート構成の場合は、IHS サーバーと WAS サーバーが別マシンにあるので、ホスト 名が違います。WAS に直接アクセスする時と IHS を通してアクセスする場合がありますの で、どちらのホスト名を使用するかご確認のうえ、URL をご指定してください。 3.1 アプリケーション・サーバーの起動 1 ナビゲーション・ツリーから「サーバー」→「アプリケーション・サーバー」を展開 します。 2 アプリケーション・サーバー(今回は「server1」)にチェックを入れて「始動」を クリックします。 12 3 状況の欄が、緑の矢印で表示されましたら、始動完了です。 3.2 アプリケーション・サーバーでの稼働確認 アプリケーション・サーバーに直接 HTTP リクエストを送信し、画面を確認します。 http://<WAS サーバーのホスト名>:9080/snoop にアクセスします。正常に稼働していれば、 以下のような結果が表示されます。 13 3.3 Web サーバー・プラグインの生成と伝搬 Web サーバーからアプリケーション・サーバーへの HTTP リクエストの転送を正しく動作さ せるため、Web サーバー・プラグイン構成ファイル(plugin-cfg.xml)を生成し、伝搬します。 1 ナビゲーション・ツリーから「サーバー」→「Web サーバー」の順に展開します。 2 Web サーバー(今回は webserver1)の左のチェックボックスをチェックし、「プラ グインの生成」ボタンをクリックします。もう一度チェックボックスをチェックし、 「プラグインの伝搬」ボタンをクリックします。 3.4 IHS の起動 1 Web サーバー(webserver1)の左のチェックボックスをチェックし、「始動」をクリッ クします。状況欄のアイコンが緑の矢印に変われば、IHS の起動は成功です。 (補足)Windows サービスに登録している場合は、Windows サービスから始動でき ます。Windows サービスで始動した場合は、「状況」の隣の「更新マーク」をクリ ックすると緑の矢印に変わります。 3.5 Web サーバー経由の稼働確認 Web サーバーに HTTP リクエストを送信して、Web サーバー経由のアプリケーションの稼 働を確認します。 http://<IHS サーバーのホスト名>/snoop にアクセスして、3.2 と同様の画面が表示されるか 確認します。 14 以上で、サンプル・アプリケーションの稼動確認は終了です。 15