Lotus Notes /Domino Lotus Notes Diagnostic Utility 日本アイ・ビー・エム株式会社 Lotus Notes/Domino
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Lotus Notes /Domino Lotus Notes Diagnostic Utility 日本アイ・ビー・エム株式会社 Lotus Notes/Domino
® Lotus Notes /Domino問題判別手法解説 ∼ Lotus Notes Diagnostic Utility で簡単問題判別 ∼ 日本アイ・ビー・エム株式会社 システムテクニカルサービスセンター Lotus Notes/Domino サポート 長島 広隆 © 2006 IBM Corporation IBM Software Group | Lotus software 特記事項 本資料の記載内容は、正式な IBM のテストやレビューを受けておりません。 内容について、できる限り正確を期すよう努めてはおりますが、いかなる明示 または暗黙の保証も責任も負いかねます。本資料の情報は、使用先の責任 において使用されるべきものであることを、あらかじめご了承ください。 掲載情報は不定期に変更されることもあります。他のメディア等に無断で転載 する事はご遠慮ください。 本資料の著作権は日本アイ・ビー・エムにあります。非営利目的の個人利用 の場合において、自由に使用してもかまいませんが、営利目的の使用は禁止 させていただきます。 IBM, AIX, Lotus, Lotus Notes, Lotus Domino, は International Business Machines Corporationの米国およびその他の国における商標。 その他、記載された社名および製品名は、それぞれ各社の商標または登録 商標です。 IBM Software Group | Lotus software アジェンダ Lotus Notes Diagnostic (LND)とは? ダウンロードと導入 LND を使ってクラッシュ分析をする NSD Filter を使ったNSD分析 デモ 参考情報 IBM Software Group | Lotus software アジェンダ Lotus Notes Diagnostic (LND)とは? ダウンロードと導入 LND を使ってクラッシュ分析をする NSD Filter を使ったNSD分析 デモ 参考情報 IBM Software Group | Lotus software LND(Lotus Notes Diagnostic Utility)とは? サポートが日常の業務や解析時に使っている調査ツールのPublic 版 – 複数のサポートツールを統合 – 元々は海外のプレミアムサポートのお客様に限定的に提供されていたもの 定型的な1次調査・データの加工を必要とする分析で威力を発揮 Notes データベースからの実行と右クリックメニューからの実行をサポート NSD ファイル・ SEMDEBUG.TXT・ Domino メモリダンプ などのファイル形式をサ ポート R5以上の各バージョン・各プラットフォームのNSDをサポート IBM Software Group | Lotus software LND とは −続きー 主な機能 – NSD : Fatal Stackの検索と技術文書検索 – NSD : サマリー情報の出力 – NSD : Filter (ユニークなスタックの抽出と頻度分析) – SEMDEBUG.TXT : Timeスタンプの時刻変換 – Domino メモリダンプ : 各メモリブロックの出現頻度分析 – System i : EBCDIC 形式のファイルを Shift JIS などに変換 IBM Software Group | Lotus software LND とは −続きー 主な機能 – NSD : Fatal Stackの検索と技術文書検索 – NSD : サマリー情報の出力 – NSD : Filter (ユニークなスタックの抽出と頻度分析) – SEMDEBUG.TXT : Timeスタンプの時刻変換 – Domino メモリダンプ : 各メモリブロックの出現頻度分析 – System i : EBCDIC 形式のファイルを Shift JIS などに変換 このセッションでは NSD に関連した機能を中心に紹介します。 IBM Software Group | Lotus software アジェンダ Lotus Notes Diagnostic (LND)とは? ダウンロードと導入 LND を使ってクラッシュ分析をする NSD Filter を使ったNSD分析 デモ 参考情報 IBM Software Group | Lotus software LND のダウンロード ダウンロードサイト – Lotus Notes Diagnostic Utility (文書番号 4019151) http://www.ibm.com/support/docview.wss?rs=899&uid=swg24019151 – FTP サイト (6月22日現在) ftp://ftp.software.ibm.com/software/lotus/tools/LND_2.7_Setup.zip システム要件 – Windows プラットフォームのみ – R5 以上のクライアントが導入されている必要あり IBM Software Group | Lotus software LNDの導入 ー インストールの開始 ー IBM Software Group | Lotus software LND の導入 ー License Agreement ー IBM Software Group | Lotus software LND の導入 ー インストールディレクトリの指定 ー IBM Software Group | Lotus software LND の導入 ー インストールの確認ー IBM Software Group | Lotus software LND の導入 ー Notes クライアントのパス指定ー IBM Software Group | Lotus software LND の導入 ー ECL の確認 − IBM Software Group | Lotus software LND の導入 − LND データベースの設定 − IBM Software Group | Lotus software LND の導入 − EBCDIC 変換の設定 − IBM Software Group | Lotus software アジェンダ Lotus Notes Diagnostic (LND)とは? ダウンロードと導入 LND を使ってクラッシュ分析をする NSD Filter を使ったNSD分析 デモ 参考情報 IBM Software Group | Lotus software LNDを使ったクラッシュ分析 NSD ファイルを選択して右クリックをするだけ! – [Lotus Notes Diagnostic]-[Automatic process] を選択します IBM Software Group | Lotus software LNDを使ったクラッシュ解析 − 分析の開始 − クラッシュの検出 IBM Software Group | Lotus software LND による分析結果の表示 (基本情報) クラッシュした時刻 クラッシュしたプロセス IBM Software Group | Lotus software LND による分析結果の表示 (続き) 解析したファイルの一覧 Fatal Stack 情報 KB検索情報 IBM Software Group | Lotus software クラッシュ解析 − Fatal Stack とは? ー クラッシュ発生時のNSDには必ずFatal スレッドが存在します Windows ではコールスタックに「Fatal Thread」と言う文字が入ります 新しいNSDでは引数からFatal となっているPIDやTIDが特定できます Input arguments : -batch -crashpid 225456 -crashtid 1300 –wrapper 以下のようなキーワードを含むコールスタックに着目してください – Windows Fatal, panic, halt, access violationなど – UNIX “fatal”, “raise.raise”, “signal handler”, “abort”, or “terminate” など Fatal スタックの情報からナレッジベースを検索します IBM Software Group | Lotus software 自動検索の結果 自動検索: 検索語が一般的過ぎるため大量にヒットしている IBM Software Group | Lotus software クラッシュ情報検索時のポイント 関数名で探す – × nnotes._NSFItemAppendExt@32+57 – ○ NSFItemAppendExt – LNDでは自動的に関数名を取り出します 一般的なものを避ける – クラッシュ時に確実に含まれているもの • Panic, fatal_error, Halt, OSFaultCleanup • LNDでは自動的に排除 – よく出てくるもの • OSLockXXXX、OSVBlockXXXX、OSUnlockXXXX、LockXXXX • 比較的長い関数名(約15文字以上)は除かなくてもよい場合が多い • LND では排除されないので、補正が必要 IBM Software Group | Lotus software 検索結果の補正 検索結果の補正: 「Search Options」タブ 一般的なキーワードを避けて上位2∼3個の関数名を選択 「Search using these functions」ボタンで再検索 IBM Software Group | Lotus software 補正された検索結果 技術文書の検索結果が表示されます IBM Software Group | Lotus software 検索された技術文書の情報 機械翻訳を使 用することも 出来ます。 IBM Software Group | Lotus software 日本語の技術情報の検索 Lotus サポート技術情報 URL: http://www.ibm.com/jp/domino04/lotus/support/faqs/faqs.nsf/ 検索ページ URL: http://www.ibm.com/jp/domino04/lotus/support/faqs/faqs.nsf/search LNDの検索結果: 「Copy」ボタンでキーワードをコピーできます IBM Software Group | Lotus software 日本語技術情報の検索 − 続き − Copy ボタンではキーワードの間に「+」が入ってしまうので除いたものを入力 IBM Software Group | Lotus software 日本語の技術情報 IBM Software Group | Lotus software Fatal スレッドが開いているDBを探す 障害情報や回避策についてよい情報が無い! ¾ 特定のデータベースやビューで集中的に起こっていないか? ¾ エージェントの一時停止、DBメンテナンス(Fixupなど)など・・・ DB 関連の問題/ビュー関連/全文索引関連の問題を判別する – DB関連: Fatal スタック上部にNSF から始まる関数が含まれる • NSFDbOpenExtended, NSFNoteOpenExtended, NSFCompute, etc… – ビュー関連: Fatal スタック上部にNIFやCollection、Entryを含む関数が現れる • ReadEntries, OpenCollection, NIFOpenCollection, etc… – 全文索引関連: Fatal スタック上部にFT 、GTR、KVから始まる関数が含まれる • FTSearch, FTGIndex , FTGGetHighlights, GTRCreateIndex, FTGetDocStream, KV_FilterStream, etc… IBM Software Group | Lotus software Thread & Process Info タブ: Fatal スレッドが開いているDBを確認する Thread & Process Infos タブに表示されます。 (Virtual Thread セクション) DB関連のクラッシュではここで確認されたDBを調査します データベース名 ビューのNOTEID ビュー名 IBM Software Group | Lotus software データベースやビューが特定できたら・・・・ どのようなデータベース/ビューか – 多数のユーザーがアクセスするか? – 多数のエージェントが実行されるか? – 設計が複雑ではないか? – ビューのソート列の数が多くは無いか? – 列式や選択式は複雑であったり時間を計算するもの(@Todayなど)を使用 していないか? – 読者名フィールドで表示されない文書が多いビューは重くなります メンテナンスタスク (DBの動きや動作がいつもと違う場合) – Fixup –F / Updall –r / Compact –c – アクセスを十分に排除できない場合はオフライン(サーバー停止)での実行 も検討します IBM Software Group | Lotus software アジェンダ Lotus Notes Diagnostic (LND)とは? ダウンロードと導入 LND を使ってクラッシュ分析をする NSD Filter を使ったNSD分析 デモ 参考情報 IBM Software Group | Lotus software NSD Filter とは? NSD のコールスタック情報を走査し、同じコールスタックをまとめる ハングアップ/セマフォタイムアウトの調査などに有益 – 特定のスレッドが原因でハングアップしている場合の特徴 • 待たされているスレッド: 同じ状況に陥るため頻繁に出現する • 問題となっているスレッド : 通常は1つ。多くの場合長めのコールスタックになる 「当たりをつける」目的で使用 – 使用するかどうかは好みが分かれます セマフォタイムアウト: SEMDEBUG.TXTを使用した解析を行うのが一般的 IBM Software Group | Lotus software NSD Filter の実行 右クリックから [Lotus Notes Diagnostic]-[Filter (NSD)] で実行 IBM Software Group | Lotus software LND によるNSD FILTER の実行結果 全プロセスのスタック情報を分析 プロセス毎に分類して表示 発生頻度 プロセス名 スレッドID一覧 コールスタック IBM Software Group | Lotus software NSD Filter の実行結果 (By Process) プロセス毎にユニークス タックを表示します 特定のタスクの問題に着 目している場合に使用し ます IBM Software Group | Lotus software NSD Filter – 解析のTips (Serverタスク) 同時トランザクションはポート毎に最大20個まで – 例: Ports=TCPIP,CLUSTER = ポート毎に20個 = 40個 – トランザクション?? • NRPCなどで発生するデータベースやビューに対する処理のこと ユニークスタックで NSF/NIF 関連の処理をカウント – サーバーの応答が遅延している場合では20個に達している場合が多く見られます – 特定のDBへのアクセスが集中していないか? などを調査します – 1 Occurrence + NSF/NIF関連の比較的長めのコールスタックに着目します IBM Software Group | Lotus software NSD Filter – 解析のTips (HTTPタスク)– 最大のアクティブスレッド数はサーバー文書で指定 • サーバー文書の [インターネットプロトコル] - [HTTP] タブの 「アクティブスレッド数」で設定 • リクエストを処理しているスレッドはこの数を超えません – Web エージェントの実行数: AgentRun を含むスレッド数をカウント – Javaエージェントは実行時にもう1つスレッドを生成するので注意! • 見かけ上アクティブスレッド数を超えているように見えます IBM Software Group | Lotus software LND ご利用の上での注意点 サポートについて – As-isで(現状のまま)提供される製品で、使用方法やご利用上の問題など についてのサポートは受けられないのでご注意下さい。 – お問い合わせの際にLNDを利用したサマリー結果などを添付して頂いたり、 そこで分かったことをご連絡頂く事は問題ありません。 コンソールログの重要性 – LNDではコンソールログのエラーなどを加味した解析を行いません。 – 問題発生前の重要なエラー等を確認する際にはコンソールログは非常に重 要です IBM Software Group | Lotus software アジェンダ Lotus Notes Diagnostic (LND)とは? ダウンロードと導入 LND を使ってクラッシュ分析をする NSD Filter を使ったNSD分析 デモ 参考情報 IBM Software Group | Lotus software アジェンダ Lotus Notes Diagnostic (LND)とは? ダウンロードと導入 LND を使ってクラッシュ分析をする NSD Filter を使ったNSD分析 デモ 参考情報 IBM Software Group | Lotus software 参考情報 − ブログ/Wiki − My Blog: Notes サポートのつぶやき – 「長島広隆」で検索して頂ければ見つかります – LNDのその他の機能も紹介していきます! – URL: http://hnagasim.blog8.fc2.com/ Lotus Notes/Domino Wiki (英語) – 最近はヘルプの一部のような情報も入るようになりました。 – URL: http://www.lotus.com/ldd/dominowiki.nsf?Opendatabase Lotus Domino Web Application Development Wiki (英語) – Webアプリケーション開発に特化したWiki です – URL: http://www.ibm.com/developerworks/wikis/display/dominoappdev/Home IBM Software Group | Lotus software 参考情報 − 技術情報 − Notes From Lotus Support (英語) – USのサポートが運営しているブログです – 新しいTechnoteやRedbookの情報などがあります – URL: http://www.lotus.com/ldd/nflsblog.nsf サポート技術情報 – 日本語の技術情報サイトです – URL: http://www.ibm.com/jp/domino04/lotus/support/faqs/faqs.nsf/ Lotus Notes/Domino notes.ini settings (英語) – Notes.ini の情報を一覧から探せるサイトです – URL: https://www.ibm.com/developerworks/lotus/documentation/notes-ini/ IBM Software Group | Lotus software 参考情報 − Documentation − Lotus Notes/Domino Infocenter (英語) – ヘルプの串刺し検索ができます。 – URL: http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/domhelp/v8r0/index.jsp Lotus Documentation – 日本語版を含むヘルプ/リリースノートの入手 – URL: http://www.ibm.com/developerworks/lotus/documentation/ Lotus Notes/Domino Fix List (英語) – Notes クライアントからもアクセスできます。(全文索引・複製) – URL: http://www.lotus.com/ldd/r5fixlist.nsf/SPR?OpenView – URL: notes://notes1.notes.net/r5fixlist.nsf (Notes) IBM Software Group | Lotus software 参考情報 − その他 − Lotus Notes/Domino 障害修正リスト – Fix List の日本語版です。 – リリース毎の修正リストをCSV形式で一覧を提供しています。 – URL: http://www.ibm.com/software/jp/lotus/techsupport/fixlist.html Lotus Notes/Domino Forum (英語) – Notesクライアントからのアクセスも可能です。 (notes1.notes.net へ接続文書を作成して下さい) – URL: http://www.lotus.com/ldd/nd8forum.nsf (Lotus Notes/Domino 8) – URL: http://www.lotus.com/ldd/nd6forum.nsf (Lotus Notes/Domino 6, 7) – URL: http://www.lotus.com/ldd/nd85forum.nsf (Lotus Notes/Domino 8.5) ドミノ懇談室 – ノーツコンソーシアムが運営している日本語のフォーラム – URL: http://ncdomino.notescons.gr.jp/ncdisc.nsf/ IBM Software Group | Lotus software