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Lotus Notes Traveler の運用ガイドと 8.5.2 最新情報 2010/09 日本アイ・ビー・エムシステムズエンジニアリング株式会社 © 2008 IBM Corporation

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Lotus Notes Traveler の運用ガイドと 8.5.2 最新情報 2010/09 日本アイ・ビー・エムシステムズエンジニアリング株式会社 © 2008 IBM Corporation
®
Lotus Notes Traveler の運用ガイドと 8.5.2 最新情報
2010/09
日本アイ・ビー・エムシステムズエンジニアリング株式会社
© 2008 IBM Corporation
IBM Software Group | Lotus software
特記事項
 本資料の記載内容は、正式な IBM のテストやレビューを受けておりま
せん。内容について、できる限り正確を期すよう努めてはおりますが、い
かなる明示または暗黙の保証も責任も負いかねます。本資料の情報
は、使用先の責任において使用されるべきものであることを、あらかじめ
ご了承ください。
 掲載情報は不定期に変更されることもあります。他のメディア等に無
断で転載する事はご遠慮ください。
 本資料の著作権は日本アイ・ビー・エムにあります。非営利目的の個
人利用の場合において、自由に使用してもかまいませんが、営利目的
の使用は禁止させていただきます。
 IBM, AIX, Lotus, Lotus Notes, Lotus Domino は Internal Business
Machines Corporation の米国およびその他の国における商標。その
他、記載された社名および製品名は、それぞれ各社の商標または登
録商標です。
IBM Software Group | Lotus software
目次
 Lotus Notes Traveler とは
 iNotes との比較
 システム要件
 システム構成
– サーバー構成例
– クライアント構成手順
 管理機能
 考慮事項
 パフォーマンス
 8.5.2 新機能
3
IBM Software Group | Lotus software
Lotus Notes Traveler とは
 スマートフォンに、 Lotus Domino サーバー上のメール・カレンダー・連絡先等の情報を
同期
– iPhone 、 iPod touch 、 iPad 、 Windows Mobile 、 Nokia S60 に対応
 ネットワークに繋がっていない状態でも、同期した情報を確認可能
 Lotus Domino サーバーに Lotus Notes Traveler モジュールを追加でインストールす
ることで構築
4
IBM Software Group | Lotus software
Lotus iNotes との比較
比較項目
Lotus iNotes ウルトラライトモード
Lotus Notes Traveler
対応デバイスプラットフォーム
iPhone, iPod Touch
Windows Mobile
iPhone, iPod Touch
利用可能機能
メール
カレンダー
( 1 日表示のみ、読込のみ)
アドレス帳
メール
カレンダー
(日、週、月、年)
アドレス帳
タスクリスト
ノートブック
メール
カレンダー
(リスト、日、月)
アドレス帳
自動同期
不可
ほぼリアルタイムで可能
デバイスへのインストール
不要
必要
アクセスタイプ
リモートアクセス
同期アクセス
オフライン利用可否
不可
可
デバイス上のデータ残有無
無し
有り
デバイスセキュリティ
データがデバイスに残らないため問題な 管理者がリモートからデバイス上のデータを消去可
し
能
デバイスの電池の持ち
アクセス頻度に依存
自動同期を利用している場合は電力消費量多い。手
動同期の設定や、同期頻度の変更が可能
必要サーバー
メールサーバーのみ
メールサーバー+ Lotus Notes Traveler サーバー
(同居可)
不要
5
IBM Software Group | Lotus software
システム要件
 サーバー
– 8.5.1
項目
要件
備考
オペレーティングシステム
Microsoft Windows 2003 ( 32 ビット、 64 ビット)
Microsoft Windows 2008 ( 32 ビット、 64 ビット)
ユーザー数が 400 名を超える場合は 64 ビット推
奨
ディスクスペース
最低 500MB のフリーディスクスペース
データベースおよびログファイル用
メモリ
最低 512MB のフリー RAM
Lotus Domino サーバー自体に必要な容量を除く
Lotus Domino サーバー
Lotus Domino 8.5.1
メールサーバー
Lotus Domino 7.0.2 以上
メールファイルテンプレート
6.5 以上
メールサーバーは Lotus Domino サーバーでサ
ポートされるすべての OS 上にインストール可能
6
IBM Software Group | Lotus software
システム要件
 サーバー
– 8.5.2
項目
要件
備考
オペレーティングシステム
Red Hat Enterprise Linux ( RHEL ) 5 Server
ユーザー数が多い場合は 64 ビット推奨
for x86 ( 32 ビット、 64 ビット)
Red Hat Enterprise Linux ( RHEL ) 5
Advanced Platform for x86 ( 32 ビット、 64 ビット)
SUSE Linux Enterprise Server ( SLES ) 10.2
for x86 ( 32 ビット、 64 ビット)
SUSE Linux Enterprise Server ( SLES ) 11 for
x86 ( 32 ビット、 64 ビット)
Microsoft Windows Server 2003 Enterprise
Edition x86 ( 32 ビット、 64 ビット)
Microsoft Windows Server 2003 R2 Enterprise
Edition x86 ( 32 ビット、 64 ビット)
Microsoft Windows Server 2003 Standard
Edition x86 ( 32 ビット、 64 ビット)
Microsoft Windows Server 2003 R2 Standard
Edition x86 ( 32 ビット、 64 ビット)
Microsoft Windows Server 2008 Enterprise
Edition x86 ( 32 ビット、 64 ビット)
Microsoft Windows Server 2008 R2 Enterprise
Edition x86 ( 64 ビット)
Microsoft Windows Server 2008 Standard
Edition x86 ( 32 ビット、 64 ビット)
Microsoft Windows Server 2008 R2 Standard
Edition x86 ( 64 ビット)
7
IBM Software Group | Lotus software
システム要件
 サーバー
– 8.5.2 (続き)
項目
要件
備考
ディスクスペース
最低 500MB のフリーディスクスペース
データベースおよびログファイル用
メモリ
最低 512MB のフリー RAM
Lotus Domino サーバー自体に必要な容量を除く
Lotus Domino サーバー
Lotus Domino 8.5.2
メールサーバー
Lotus Domino 7.0.2 以上
メールファイルテンプレート
6.5 以上
メールサーバーは Lotus Domino サーバーでサポート
されるすべての OS 上にインストール可能
8
IBM Software Group | Lotus software
システム要件
 デバイス
– 8.5.1
• Windows Mobile
項目
要件
オペレーティングシステム
Windows Mobile 6.1 Professional
Windows Mobile 6.1 Standard
Windows Mobile 6.1 Classic
Windows Mobile 6.0 Professional
Windows Mobile 6.0 Standard
Windows Mobile 6.0 Classic
Windows Mobile 5.0 for PocketPC
Windows Mobile 5.0 for PocketPC Phone
Edition
Windows Mobile 5.0 for SmartPhone
空き容量
約 4MB
備考
Lotus Notes Traveler インストール用スペース。
トレースまたはログを収集する場合は追加で最大
2MB 必要。
キャビット( CAB )インストールファイルをダウン
ロードする場合は追加で 4MB 必要。ただし CAB
ファイルはインストール後に削除可能。
PIM および E メールデータに必要なストレージは
除く
9
IBM Software Group | Lotus software
システム要件
 デバイス
– 8.5.1
• Nokia Series 60
項目
要件
オペレーティングシステム
Series 60
Series 60
1
Series 60
2
Series 60
空き容量
約 1MB
備考
第 3 エディション
第 3 エディションのフィーチャーパック
第 3 エディションのフィーチャーパック
第 5 エディション
Lotus Notes Traveler インストール用スペース。
トレースまたはログを収集する場合は追加で最大
2MB 必要。
SIS インストールファイルをダウンロードする場合は
追加で 1MB 必要。ただし SIS ファイルはインストー
ル後に削除可能。
PIM および E メールデータに必要なストレージは除
く
10
IBM Software Group | Lotus software
システム要件
 デバイス
– 8.5.1
• Apple
項目
要件
デバイス
iPod Touch
iPhone
iPhone 3G
iPhone 3GS
オペレーティングシステム
2.2 以上テスト済み、 3.1 以上推奨
2010/07/22 から 4.0.1 以降もサポート
備考
4.0.2 ではプロファイルをインストールできず、手動
でアカウントを作成する必要あり
11
IBM Software Group | Lotus software
システム要件
 デバイス
– 8.5.2
• Windows Mobile
項目
要件
オペレーティングシステム
Windows Mobile 6.5 Professional
Windows Mobile 6.5 Standard
Windows Mobile 6.1 Professional
Windows Mobile 6.1 Standard
Windows Mobile 6.1 Classic
Windows Mobile 6.0 Professional
Windows Mobile 6.0 Standard
Windows Mobile 6.0 Classic
空き容量
約 4MB
備考
Lotus Notes Traveler インストール用スペース。
トレースまたはログを収集する場合は追加で最大
2MB 必要。
キャビット( CAB )インストールファイルをダウン
ロードする場合は追加で 4MB 必要。ただし CAB
ファイルはインストール後に削除可能。
PIM および E メールデータに必要なストレージは
除く
12
IBM Software Group | Lotus software
システム要件
 デバイス
– 8.5.2
• Nokia Series 60
項目
要件
オペレーティングシステム
Series 60
Series 60
Series 60
Series 60
空き容量
約 4MB
備考
第 3 エディション
第 3 エディションのフィーチャーパック 1
第 3 エディションのフィーチャーパック 2
第 5 エディション
Lotus Notes Traveler インストール用スペース。
トレースまたはログを収集する場合は追加で最大
2MB 必要。
SIS インストールファイルをダウンロードする場合
は追加で 1MB 必要。ただし SIS ファイルはインス
トール後に削除可能。
PIM および E メールデータに必要なストレージは
除く
13
IBM Software Group | Lotus software
システム要件
 デバイス
– 8.5.2
• Apple
項目
要件
デバイス
iPod Touch
iPhone
iPhone 3G
iPhone 3GS
iPhone 4
iPad
オペレーティングシステム
Apple iPhoneOS 3
iOS 4
備考
3.1 以上推奨
4.0.1 以上推奨
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IBM Software Group | Lotus software
システム構成 ~機能の概要~  デバイスから HTTP で Traveler サーバーにアクセス、 Traveler サーバー上で Domino
Web 認証を行う
 Traveler サーバー上でホームサーバー情報を取得し、メールデータ等を同期
– メールの送信は、ホームサーバーを介して行われる
 デバイスとの同期機能
– WindowsMobile,Nokia では SyncML プロトコルを使用
– Apple は Exchange ActiveSync プロトコルを使用
HTTP でのアクセス
Domino Web 認証
ユーザーのホームサーバーと
メールデータ等を同期( NRPC )
MailDB
Lotus Domino (8.5.1 +) with
Lotus Notes Traveler service
(Traveler サーバー )
Lotus Domino (7.0.2 +)
( メールサーバー )
15
IBM Software Group | Lotus software
システム構成 ~サーバー構成例~
 シングルサーバー構成
セキュリティの実現方法
は後述
Lotus Domino (8.5.1 +) with Lotus
Notes Traveler service
(Traveler および メールサーバー )
Secure Connections
Firewall
Firewall
DMZ
Trusted Domain
– メリット
• シンプルな構成
– デメリット
• 冗長性がなく、セキュリティおよびパフォーマンス上の問題もある。検証環境用の構成
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IBM Software Group | Lotus software
システム構成 ~サーバー構成例~
 複数メールサーバー構成
セキュリティの実現方法 Lotus Domino (8.5.1 +) with
は後述
Lotus Notes Traveler service
(Traveler サーバー )
Lotus Domino (7.0.2 +)
( メールサーバー )
Secure Connections
Firewall
Firewall
DMZ
Trusted Domain
– メリット
• メールサーバーをクラスタ化すれば、メールサーバーの冗長性をもてる
• Lotus Notes Traveler サーバーと Mail サーバーを分けることで、同居時よりもセキュリティ
およびパフォーマンスが向上する
– デメリット
• Lotus Notes Traveler サーバーには冗長性がない
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IBM Software Group | Lotus software
システム構成 ~サーバー構成例~
 複数サーバー構成
セキュリティの実現方法
は後述
Lotus Domino (7.0.2 +)
( メールサーバー )
Secure Connections
Firewall
Firewall
DMZ
Lotus Domino (8.5.1 +) with
Lotus Notes Traveler service
(Traveler サーバー )
Trusted Domain
– メリット
• 高い冗長性
– デメリット
• Lotus Notes Traveler 自体にはクラスター機能はないため、仕組みを作る必要がある
– クライアントとの同期情報を引き継ぐためには、 MSCS 等の OS レベルでのクラスター化が必要
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IBM Software Group | Lotus software
システム構成 ~サーバー構成例~
認証時にユーザー情報を参照
Autosync
Request
TCP/8642
Sync Request
SSL/443
DA.nsf
Names.nsf
NRPC
TCP Port 1352
Lotus Notes Traveler service
(Traveler サーバー )
DMZ
Firewall
Firewall
HTTPS protocol
TCP Port 443 Lotus Domino (8.5.1 +) with
Lotus Domino (7.0.2 +)
( メールサーバー )
Trusted Domain
 Lotus Notes Traveler サーバーと Mail サーバーを分け、 Mail サーバーのみ
にデータを持たせる
– 両サーバーは別のドメインとして構成し、 Lotus Notes Traveler サーバー上で、 Mail サー
バー上の Names.nsf を参照するようにディレクトリアシスタントを設定
– Mail サーバー上の Names.nsf は Lotus Notes Traveler サーバーに複製せず、ユーザー情
報はセキュアなゾーンに保持する
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IBM Software Group | Lotus software
システム構成 ~サーバー構成例~
Autosync
Request
TCP/8642
( PORT FORWARDING )
HTTPS protocol
TCP Port 443
Sync Request
SSL/443
リバースプロキシ
DMZ
Firewall
Firewall
HTTPS protocol
TCP Port 443
Lotus Domino (8.5.1 +) with
Lotus Notes Traveler service
(Traveler サーバー )
Lotus Domino (7.0.2 +)
( メールサーバー )
Trusted Domain
 DMZ にリバースプロキシを配置し、 Lotus Notes Traveler サーバーもセキュ
アなゾーンに隠蔽する
– Windows Mobile, Nokia 端末を使用する場合は、自動同期用に 8642 ポートを転送する構
成が必要
20
IBM Software Group | Lotus software
システム構成 ~サーバー構成例~
Autosync
Request
TCP/8642
IPSEC
HTTPS protocol
TCP Port 443
IPSEC
Firewall
Firewall
IPSEC VPN
( Cisco 等)
HTTPS protocol
TCP Port 443
DMZ
Lotus Domino (8.5.1 +) with
Lotus Notes Traveler service
(Traveler サーバー )
Lotus Domino (7.0.2 +)
( メールサーバー )
Trusted Domain
 DMZ に VPN サーバーを配置し、 Lotus Notes Traveler サーバーもセキュ
アなゾーンに隠蔽する
– VPN を使用するためにクライアントの構成が必要
21
IBM Software Group | Lotus software
システム構成 ~クライアント構成手順~
 Apple 製品
①Lotus Notes
Traveler 設定用画面に
Web ブラウザでアクセ
スし、「ご使用の Apple
iPhone/iPod Touch の
設定」をクリック
②Domino のインター
ネットユーザー名とイン
ターネットメールアドレ
スを入力し、「生成」をク
リック
③ プロファイルが表示
されるので、内容を確
認して「インストール」を
クリック。画面例では、
クライアント用パスワー
ドポリシーと機能制限も
同時に設定される
④Domino のインター
ネットパスワードを入力
⑤ 設定完了
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IBM Software Group | Lotus software
システム構成 ~クライアント構成手順~
 Apple 製品
iPhone の設定画面か
ら、メール・連絡先・カレ
ンダーのどのデータを
同期するか設定可能
過去何日分のメールを
同期するか設定可能
受信ボックス以外に
同期するメールフォル
ダを設定可能
過去何ヵ月分のカレン
ダーデータを同期する
か設定可能。将来のイ
ベントは常に同期され
る
データ取得間隔を設定
可能
※ Lotus Notes
Traveler 以外のメール
設定( Gmail など)と共
有される
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IBM Software Group | Lotus software
システム構成 ~クライアント構成手順~
 Windows Mobile
①Lotus Notes
Traveler 設定用画面に
Web ブラウザでアクセ
スし、ダウンロード用リ
ンクをクリック
②Lotus Notes
Traveler がインストー
ルされ、プログラムへの
ショートカットが作成さ
れる
③ 登録ウィザードが
開始される
④Domino のインター
ネットユーザー名、パス
ワード、 Lotus Notes
Traveler サーバーを入
力
④' 「 Advanced 」をク
リックすると、詳細な接
続設定が可能
24
IBM Software Group | Lotus software
システム構成 ~クライアント構成手順~
 Windows Mobile
⑤ 自動同期対象のア
プリケーションを選択
⑥ 完了
25
IBM Software Group | Lotus software
管理機能
 基本設定
– サーバー文書 -[Lotus Traveler] タ
ブで設定を行う
• Traveler アクセスを許可するユーザー
• ログの詳細度
• 自動同期設定 等
26
IBM Software Group | Lotus software
管理機能
 クライアントの管理
– デバイス情報
27
IBM Software Group | Lotus software
管理機能
 クライアントの管理
– デバイスセキュリティ情報
28
IBM Software Group | Lotus software
管理機能
 クライアントの管理
– デバイスの設定
29
IBM Software Group | Lotus software
管理機能
 クライアントの管理
– デバイスの設定(続き)
30
IBM Software Group | Lotus software
管理機能
 デバイスの設定は、ポリシーを使用することが用可能
31
IBM Software Group | Lotus software
管理機能
 クライアントの管理
– ユーザー情報
32
IBM Software Group | Lotus software
管理機能
 セキュリティ
– リモートワイプ
• デバイスを紛失、または盗まれた場合に、管理者がリモートワイプコマンドを実行することで
デバイスからデータを削除することができる
• 以下のオプションを選択可能
– デバイスのハードリセット:デバイスを出荷時デフォルト設定に戻す
– Lotus Notes Traveler アプリケーションおよびデータ: Lotus Traveler アプリケーションおよび Lotus
Traveler と同期されたすべての PIM および E メールデータを削除
– ストレージカード:デバイスに搭載されたストレージカードのすべての保存データを削除
– パスコードロック
• Lotus Notes Traveler ポリシー設定文書を作成することで、デバイスが画面ロックパスワー
ドを使用するよう強制することができる
– パスワードを n 回間違えたら強制的にワイプ、といった設定が可能
• Apple 製品は Apple.xml ( <Domino の Data ディレクトリ >\traveler\cfg\client ディレク
トリに配置されている)を編集することで、プロファイルをインストールしたユーザーに対して強
制可能
33
IBM Software Group | Lotus software
管理機能
 トラブルシューティング
– サーバー
• 稼働確認
– show task tell コマンドで以下が出力されることを確認
> 「 Lotus Traveler は実行中であり、○名のユーザーのうちの○名がアクティブです」
(Running: X of X users active. Completed X device and X prime syncs.)
> 「 HTTP サーバーが TCP ポート 80 で接続要求を listen しています」
(Listen for connect requests on TCP Port:80)
– サーバーコンソールで以下の出力を確認
> 「 Lotus Traveler サーバーが始動しました」
(Lotus Traveler: Server started.)
– Microsoft Windows タスクマネージャで ntraveler.exe を確認
• システム全体のステータス
– LotusTraveler.nsf でデバイスおよびユーザーの状況を確認
• ディレクトリアクセスの確認
– tell traveler show < ユーザー名 > コマンドでユーザー名が解決されることを確認
> 解決されない場合は、サーバー文書のセキュリティ>インターネットアクセス>インターネット認証
のセキュリティ設定で < ユーザー名 > のフォーマットが許可されていることを確認する。 < ユーザー
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IBM Software Group | Lotus software
管理機能
 トラブルシューティング
– サーバー(続き)
• 統計およびログ情報
– t ell traveler stat show コマンドで
以下を確認
> システムに既知のユーザー数(オン
ライン、オフライン、およびメールファ
イル統計を含む)
> システムに既知のデバイス数(オン
ライン、オフライン、および接続統
計を含む)
> プライム同期数(時間および成功
率統計を含む)
> デバイス同期数(時間および成功
率統計を含む)
35
IBM Software Group | Lotus software
管理機能
 トラブルシューティング
– クライアント
• Windows Mobile
– http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/domhelp/v8r0/topic/com.ibm.help.lnt851.doc/Wi
ndows_Mobile_Troubleshooitng.html
• Nokia S60
– http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/domhelp/v8r0/topic/com.ibm.help.lnt851.doc/No
kia_S60_Troubleshooting.html
• Apple
– http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/domhelp/v8r0/topic/com.ibm.help.lnt851.doc/Ap
ple_Troubleshooting.html
36
IBM Software Group | Lotus software
考慮事項
 Lotus Notes Traveler サーバーは Lotus Domino クラスタに対応していない
– 複数の Lotus Notes Traveler サーバーをセットアップし、それぞれが同一のメー
ルサーバにアクセスするように設定することは可能。1つのサーバーがダウンし
た場合、ユーザーは手動で他の Lotus Notes Traveler サーバーにアクセスする。
この場合、同期アンカーがサーバーとデバイスの間で一致しなくなるため、同期
のリフレッシュが行われる
– 障害発生時、他のサーバーに同期情報を引き継ぐ形の冗長化をしたい場合は、
MSCS 等ノード間でディスクを共有する形式のクラスター技術を使用する
– メールサーバーを Lotus Domino クラスタで冗長化することは可能
• Lotus Notes Traveler サーバーはメールサーバーがクラスタ化されていること
を認識し、一次メールサーバーがダウンすると自動的に切り替えを行い、代替
のレプリカからメールデータの同期をとる
37
IBM Software Group | Lotus software
考慮事項
 Lotus Notes Traveler サーバーと Mail サーバーは別のドメインに構築可能
– ドメイン間で相互認証を行う
– ディレクトリアシスタントを使用してユーザーの認証時に Lotus Notes Traveler サー
バーが Mail サーバーの Domino ディレクトリを参照するように設定し、 Lotus Notes
Traveler サーバーには Mail サーバーの Domino ディレクトリを複製しないことで、
ユーザーデータへ直接アクセスさせない構成が可能
 Lotus Notes Traveler サーバーと Mail サーバーは以下の観点から別サー
バーとすることを推奨
– セキュリティ
– 冗長構成
– パフォーマンス
– 障害発生時の切り分け
38
IBM Software Group | Lotus software
考慮事項
 デバイスから直接 Lotus Notes Traveler サーバーに接続することも可能だが、リバー
スプロキシまたは VPN との併用を推奨
– 以下のリバースプロキシについてテスト済み
• IBM WebSphere Edge Server 6.1
• IBM Tivoli Access Manager 6.0(WebSEAL)
– Lotus Mobile Connect 6.1.3
 リバースプロキシを使用する場合、クライアント構成ファイルに含まれるアドレ
スはLotus Notes Travelerサーバーのアドレスではなくプロキシアドレスとする
 Single Sign On
– 認証プロキシーサーバーを使用する
– 複数サーバー認証用のDomino HTTP セッション認証をセットアップ
• LTPAトークンを使用
39
IBM Software Group | Lotus software
パフォーマンス
 8.5.1 でのパフォーマンス情報
http://www.ibm.com/developerworks/lotus/library/notes851-travperf/index.html
– 使用 H/W
•
•
•
•
プロセッサー
メモリ
ディスク
OS
IBM X3550
4 Xeon (dual core) at 3.2 GHz
8 GB
2 disks, 73 GB , 10000 RPM, 320 MB
Microsoft Windows 2003 Server Enterprise (64-bit)
 Traveler サーバーのパフォーマンス
Resource
WM
1000 ユーザー
WM
2000 ユーザー
Apple
1000 ユーザー
Apple
1500 ユーザー
Processor percent busy
28
45
37
51
Memory usage in MB
N/A
1600
N/A
1500
40
IBM Software Group | Lotus software
パフォーマンス
 メールサーバーのパフォーマンス
Resource
WM 2000 ユーザー +
Mail 4000 ユーザー
Apple 1500 ユーザー +
Mail 4000 ユーザー
Processor percent busy
46
51.21
Total disk reads/second
0.15
0.05
Total disk reads/second
393
275
Lotus Notes Traveler server virtual memory (MB)
1603
1498
Network bytes / second
1766
3102
41
IBM Software Group | Lotus software
8.5.2 新機能
 Apple デバイスでの Invitation 機能のサポート
– 8.5.1 まででは Invitation メールの内容を参照することしかできなかったが、イベント
の Accept 等の出席者側の操作および、ミーティング作成等の議長側操作が可
能になる
「了解」を選択すると、
参加依頼一覧に「依頼
了解済み」として表示さ
れる。「拒否」を選択す
ると消える
Invitation を受信すると
、「参加依頼」としてポッ
プアップとアラーム音で
通知
Invitation を受信した
ユーザーのカレンダー
の「参加依頼」画面に
Invitation 内容が表示
され、「了解」「仮承認」
「拒否」が選択可能
受信者が「了解」を選択
すると、送信者には
「 Accepted:< 件名 > 」
というタイトルのメール
が送信される
受信者が「拒否」を選択
すると、送信者には
「 Declined:< 件名 > 」
と
いうタイトルのメールが
送信される
42
IBM Software Group | Lotus software
8.5.2 新機能 ( 続き )
 Apple 用の暗号化メール使用をするためのアプリケーションを配布
 Apple デバイスに対しても Lotus Traveler ポリシー設定文書の適用が可能に
 Push にも HTTP を使用
 Linux サポート
 Windows Mobile 、 Nokia S60 においてディレクトリー検索が可能に
 Windows Mobile 、 Nokia S60 において自動同期のスケジュールが可能に
43
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