Lotus Notes Traveler の運用ガイドと 8.5.2 最新情報 2010/09 日本アイ・ビー・エムシステムズエンジニアリング株式会社 © 2008 IBM Corporation
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Lotus Notes Traveler の運用ガイドと 8.5.2 最新情報 2010/09 日本アイ・ビー・エムシステムズエンジニアリング株式会社 © 2008 IBM Corporation
® Lotus Notes Traveler の運用ガイドと 8.5.2 最新情報 2010/09 日本アイ・ビー・エムシステムズエンジニアリング株式会社 © 2008 IBM Corporation IBM Software Group | Lotus software 特記事項 本資料の記載内容は、正式な IBM のテストやレビューを受けておりま せん。内容について、できる限り正確を期すよう努めてはおりますが、い かなる明示または暗黙の保証も責任も負いかねます。本資料の情報 は、使用先の責任において使用されるべきものであることを、あらかじめ ご了承ください。 掲載情報は不定期に変更されることもあります。他のメディア等に無 断で転載する事はご遠慮ください。 本資料の著作権は日本アイ・ビー・エムにあります。非営利目的の個 人利用の場合において、自由に使用してもかまいませんが、営利目的 の使用は禁止させていただきます。 IBM, AIX, Lotus, Lotus Notes, Lotus Domino は Internal Business Machines Corporation の米国およびその他の国における商標。その 他、記載された社名および製品名は、それぞれ各社の商標または登 録商標です。 IBM Software Group | Lotus software 目次 Lotus Notes Traveler とは iNotes との比較 システム要件 システム構成 – サーバー構成例 – クライアント構成手順 管理機能 考慮事項 パフォーマンス 8.5.2 新機能 3 IBM Software Group | Lotus software Lotus Notes Traveler とは スマートフォンに、 Lotus Domino サーバー上のメール・カレンダー・連絡先等の情報を 同期 – iPhone 、 iPod touch 、 iPad 、 Windows Mobile 、 Nokia S60 に対応 ネットワークに繋がっていない状態でも、同期した情報を確認可能 Lotus Domino サーバーに Lotus Notes Traveler モジュールを追加でインストールす ることで構築 4 IBM Software Group | Lotus software Lotus iNotes との比較 比較項目 Lotus iNotes ウルトラライトモード Lotus Notes Traveler 対応デバイスプラットフォーム iPhone, iPod Touch Windows Mobile iPhone, iPod Touch 利用可能機能 メール カレンダー ( 1 日表示のみ、読込のみ) アドレス帳 メール カレンダー (日、週、月、年) アドレス帳 タスクリスト ノートブック メール カレンダー (リスト、日、月) アドレス帳 自動同期 不可 ほぼリアルタイムで可能 デバイスへのインストール 不要 必要 アクセスタイプ リモートアクセス 同期アクセス オフライン利用可否 不可 可 デバイス上のデータ残有無 無し 有り デバイスセキュリティ データがデバイスに残らないため問題な 管理者がリモートからデバイス上のデータを消去可 し 能 デバイスの電池の持ち アクセス頻度に依存 自動同期を利用している場合は電力消費量多い。手 動同期の設定や、同期頻度の変更が可能 必要サーバー メールサーバーのみ メールサーバー+ Lotus Notes Traveler サーバー (同居可) 不要 5 IBM Software Group | Lotus software システム要件 サーバー – 8.5.1 項目 要件 備考 オペレーティングシステム Microsoft Windows 2003 ( 32 ビット、 64 ビット) Microsoft Windows 2008 ( 32 ビット、 64 ビット) ユーザー数が 400 名を超える場合は 64 ビット推 奨 ディスクスペース 最低 500MB のフリーディスクスペース データベースおよびログファイル用 メモリ 最低 512MB のフリー RAM Lotus Domino サーバー自体に必要な容量を除く Lotus Domino サーバー Lotus Domino 8.5.1 メールサーバー Lotus Domino 7.0.2 以上 メールファイルテンプレート 6.5 以上 メールサーバーは Lotus Domino サーバーでサ ポートされるすべての OS 上にインストール可能 6 IBM Software Group | Lotus software システム要件 サーバー – 8.5.2 項目 要件 備考 オペレーティングシステム Red Hat Enterprise Linux ( RHEL ) 5 Server ユーザー数が多い場合は 64 ビット推奨 for x86 ( 32 ビット、 64 ビット) Red Hat Enterprise Linux ( RHEL ) 5 Advanced Platform for x86 ( 32 ビット、 64 ビット) SUSE Linux Enterprise Server ( SLES ) 10.2 for x86 ( 32 ビット、 64 ビット) SUSE Linux Enterprise Server ( SLES ) 11 for x86 ( 32 ビット、 64 ビット) Microsoft Windows Server 2003 Enterprise Edition x86 ( 32 ビット、 64 ビット) Microsoft Windows Server 2003 R2 Enterprise Edition x86 ( 32 ビット、 64 ビット) Microsoft Windows Server 2003 Standard Edition x86 ( 32 ビット、 64 ビット) Microsoft Windows Server 2003 R2 Standard Edition x86 ( 32 ビット、 64 ビット) Microsoft Windows Server 2008 Enterprise Edition x86 ( 32 ビット、 64 ビット) Microsoft Windows Server 2008 R2 Enterprise Edition x86 ( 64 ビット) Microsoft Windows Server 2008 Standard Edition x86 ( 32 ビット、 64 ビット) Microsoft Windows Server 2008 R2 Standard Edition x86 ( 64 ビット) 7 IBM Software Group | Lotus software システム要件 サーバー – 8.5.2 (続き) 項目 要件 備考 ディスクスペース 最低 500MB のフリーディスクスペース データベースおよびログファイル用 メモリ 最低 512MB のフリー RAM Lotus Domino サーバー自体に必要な容量を除く Lotus Domino サーバー Lotus Domino 8.5.2 メールサーバー Lotus Domino 7.0.2 以上 メールファイルテンプレート 6.5 以上 メールサーバーは Lotus Domino サーバーでサポート されるすべての OS 上にインストール可能 8 IBM Software Group | Lotus software システム要件 デバイス – 8.5.1 • Windows Mobile 項目 要件 オペレーティングシステム Windows Mobile 6.1 Professional Windows Mobile 6.1 Standard Windows Mobile 6.1 Classic Windows Mobile 6.0 Professional Windows Mobile 6.0 Standard Windows Mobile 6.0 Classic Windows Mobile 5.0 for PocketPC Windows Mobile 5.0 for PocketPC Phone Edition Windows Mobile 5.0 for SmartPhone 空き容量 約 4MB 備考 Lotus Notes Traveler インストール用スペース。 トレースまたはログを収集する場合は追加で最大 2MB 必要。 キャビット( CAB )インストールファイルをダウン ロードする場合は追加で 4MB 必要。ただし CAB ファイルはインストール後に削除可能。 PIM および E メールデータに必要なストレージは 除く 9 IBM Software Group | Lotus software システム要件 デバイス – 8.5.1 • Nokia Series 60 項目 要件 オペレーティングシステム Series 60 Series 60 1 Series 60 2 Series 60 空き容量 約 1MB 備考 第 3 エディション 第 3 エディションのフィーチャーパック 第 3 エディションのフィーチャーパック 第 5 エディション Lotus Notes Traveler インストール用スペース。 トレースまたはログを収集する場合は追加で最大 2MB 必要。 SIS インストールファイルをダウンロードする場合は 追加で 1MB 必要。ただし SIS ファイルはインストー ル後に削除可能。 PIM および E メールデータに必要なストレージは除 く 10 IBM Software Group | Lotus software システム要件 デバイス – 8.5.1 • Apple 項目 要件 デバイス iPod Touch iPhone iPhone 3G iPhone 3GS オペレーティングシステム 2.2 以上テスト済み、 3.1 以上推奨 2010/07/22 から 4.0.1 以降もサポート 備考 4.0.2 ではプロファイルをインストールできず、手動 でアカウントを作成する必要あり 11 IBM Software Group | Lotus software システム要件 デバイス – 8.5.2 • Windows Mobile 項目 要件 オペレーティングシステム Windows Mobile 6.5 Professional Windows Mobile 6.5 Standard Windows Mobile 6.1 Professional Windows Mobile 6.1 Standard Windows Mobile 6.1 Classic Windows Mobile 6.0 Professional Windows Mobile 6.0 Standard Windows Mobile 6.0 Classic 空き容量 約 4MB 備考 Lotus Notes Traveler インストール用スペース。 トレースまたはログを収集する場合は追加で最大 2MB 必要。 キャビット( CAB )インストールファイルをダウン ロードする場合は追加で 4MB 必要。ただし CAB ファイルはインストール後に削除可能。 PIM および E メールデータに必要なストレージは 除く 12 IBM Software Group | Lotus software システム要件 デバイス – 8.5.2 • Nokia Series 60 項目 要件 オペレーティングシステム Series 60 Series 60 Series 60 Series 60 空き容量 約 4MB 備考 第 3 エディション 第 3 エディションのフィーチャーパック 1 第 3 エディションのフィーチャーパック 2 第 5 エディション Lotus Notes Traveler インストール用スペース。 トレースまたはログを収集する場合は追加で最大 2MB 必要。 SIS インストールファイルをダウンロードする場合 は追加で 1MB 必要。ただし SIS ファイルはインス トール後に削除可能。 PIM および E メールデータに必要なストレージは 除く 13 IBM Software Group | Lotus software システム要件 デバイス – 8.5.2 • Apple 項目 要件 デバイス iPod Touch iPhone iPhone 3G iPhone 3GS iPhone 4 iPad オペレーティングシステム Apple iPhoneOS 3 iOS 4 備考 3.1 以上推奨 4.0.1 以上推奨 14 IBM Software Group | Lotus software システム構成 ~機能の概要~ デバイスから HTTP で Traveler サーバーにアクセス、 Traveler サーバー上で Domino Web 認証を行う Traveler サーバー上でホームサーバー情報を取得し、メールデータ等を同期 – メールの送信は、ホームサーバーを介して行われる デバイスとの同期機能 – WindowsMobile,Nokia では SyncML プロトコルを使用 – Apple は Exchange ActiveSync プロトコルを使用 HTTP でのアクセス Domino Web 認証 ユーザーのホームサーバーと メールデータ等を同期( NRPC ) MailDB Lotus Domino (8.5.1 +) with Lotus Notes Traveler service (Traveler サーバー ) Lotus Domino (7.0.2 +) ( メールサーバー ) 15 IBM Software Group | Lotus software システム構成 ~サーバー構成例~ シングルサーバー構成 セキュリティの実現方法 は後述 Lotus Domino (8.5.1 +) with Lotus Notes Traveler service (Traveler および メールサーバー ) Secure Connections Firewall Firewall DMZ Trusted Domain – メリット • シンプルな構成 – デメリット • 冗長性がなく、セキュリティおよびパフォーマンス上の問題もある。検証環境用の構成 16 IBM Software Group | Lotus software システム構成 ~サーバー構成例~ 複数メールサーバー構成 セキュリティの実現方法 Lotus Domino (8.5.1 +) with は後述 Lotus Notes Traveler service (Traveler サーバー ) Lotus Domino (7.0.2 +) ( メールサーバー ) Secure Connections Firewall Firewall DMZ Trusted Domain – メリット • メールサーバーをクラスタ化すれば、メールサーバーの冗長性をもてる • Lotus Notes Traveler サーバーと Mail サーバーを分けることで、同居時よりもセキュリティ およびパフォーマンスが向上する – デメリット • Lotus Notes Traveler サーバーには冗長性がない 17 IBM Software Group | Lotus software システム構成 ~サーバー構成例~ 複数サーバー構成 セキュリティの実現方法 は後述 Lotus Domino (7.0.2 +) ( メールサーバー ) Secure Connections Firewall Firewall DMZ Lotus Domino (8.5.1 +) with Lotus Notes Traveler service (Traveler サーバー ) Trusted Domain – メリット • 高い冗長性 – デメリット • Lotus Notes Traveler 自体にはクラスター機能はないため、仕組みを作る必要がある – クライアントとの同期情報を引き継ぐためには、 MSCS 等の OS レベルでのクラスター化が必要 18 IBM Software Group | Lotus software システム構成 ~サーバー構成例~ 認証時にユーザー情報を参照 Autosync Request TCP/8642 Sync Request SSL/443 DA.nsf Names.nsf NRPC TCP Port 1352 Lotus Notes Traveler service (Traveler サーバー ) DMZ Firewall Firewall HTTPS protocol TCP Port 443 Lotus Domino (8.5.1 +) with Lotus Domino (7.0.2 +) ( メールサーバー ) Trusted Domain Lotus Notes Traveler サーバーと Mail サーバーを分け、 Mail サーバーのみ にデータを持たせる – 両サーバーは別のドメインとして構成し、 Lotus Notes Traveler サーバー上で、 Mail サー バー上の Names.nsf を参照するようにディレクトリアシスタントを設定 – Mail サーバー上の Names.nsf は Lotus Notes Traveler サーバーに複製せず、ユーザー情 報はセキュアなゾーンに保持する 19 IBM Software Group | Lotus software システム構成 ~サーバー構成例~ Autosync Request TCP/8642 ( PORT FORWARDING ) HTTPS protocol TCP Port 443 Sync Request SSL/443 リバースプロキシ DMZ Firewall Firewall HTTPS protocol TCP Port 443 Lotus Domino (8.5.1 +) with Lotus Notes Traveler service (Traveler サーバー ) Lotus Domino (7.0.2 +) ( メールサーバー ) Trusted Domain DMZ にリバースプロキシを配置し、 Lotus Notes Traveler サーバーもセキュ アなゾーンに隠蔽する – Windows Mobile, Nokia 端末を使用する場合は、自動同期用に 8642 ポートを転送する構 成が必要 20 IBM Software Group | Lotus software システム構成 ~サーバー構成例~ Autosync Request TCP/8642 IPSEC HTTPS protocol TCP Port 443 IPSEC Firewall Firewall IPSEC VPN ( Cisco 等) HTTPS protocol TCP Port 443 DMZ Lotus Domino (8.5.1 +) with Lotus Notes Traveler service (Traveler サーバー ) Lotus Domino (7.0.2 +) ( メールサーバー ) Trusted Domain DMZ に VPN サーバーを配置し、 Lotus Notes Traveler サーバーもセキュ アなゾーンに隠蔽する – VPN を使用するためにクライアントの構成が必要 21 IBM Software Group | Lotus software システム構成 ~クライアント構成手順~ Apple 製品 ①Lotus Notes Traveler 設定用画面に Web ブラウザでアクセ スし、「ご使用の Apple iPhone/iPod Touch の 設定」をクリック ②Domino のインター ネットユーザー名とイン ターネットメールアドレ スを入力し、「生成」をク リック ③ プロファイルが表示 されるので、内容を確 認して「インストール」を クリック。画面例では、 クライアント用パスワー ドポリシーと機能制限も 同時に設定される ④Domino のインター ネットパスワードを入力 ⑤ 設定完了 22 IBM Software Group | Lotus software システム構成 ~クライアント構成手順~ Apple 製品 iPhone の設定画面か ら、メール・連絡先・カレ ンダーのどのデータを 同期するか設定可能 過去何日分のメールを 同期するか設定可能 受信ボックス以外に 同期するメールフォル ダを設定可能 過去何ヵ月分のカレン ダーデータを同期する か設定可能。将来のイ ベントは常に同期され る データ取得間隔を設定 可能 ※ Lotus Notes Traveler 以外のメール 設定( Gmail など)と共 有される 23 IBM Software Group | Lotus software システム構成 ~クライアント構成手順~ Windows Mobile ①Lotus Notes Traveler 設定用画面に Web ブラウザでアクセ スし、ダウンロード用リ ンクをクリック ②Lotus Notes Traveler がインストー ルされ、プログラムへの ショートカットが作成さ れる ③ 登録ウィザードが 開始される ④Domino のインター ネットユーザー名、パス ワード、 Lotus Notes Traveler サーバーを入 力 ④' 「 Advanced 」をク リックすると、詳細な接 続設定が可能 24 IBM Software Group | Lotus software システム構成 ~クライアント構成手順~ Windows Mobile ⑤ 自動同期対象のア プリケーションを選択 ⑥ 完了 25 IBM Software Group | Lotus software 管理機能 基本設定 – サーバー文書 -[Lotus Traveler] タ ブで設定を行う • Traveler アクセスを許可するユーザー • ログの詳細度 • 自動同期設定 等 26 IBM Software Group | Lotus software 管理機能 クライアントの管理 – デバイス情報 27 IBM Software Group | Lotus software 管理機能 クライアントの管理 – デバイスセキュリティ情報 28 IBM Software Group | Lotus software 管理機能 クライアントの管理 – デバイスの設定 29 IBM Software Group | Lotus software 管理機能 クライアントの管理 – デバイスの設定(続き) 30 IBM Software Group | Lotus software 管理機能 デバイスの設定は、ポリシーを使用することが用可能 31 IBM Software Group | Lotus software 管理機能 クライアントの管理 – ユーザー情報 32 IBM Software Group | Lotus software 管理機能 セキュリティ – リモートワイプ • デバイスを紛失、または盗まれた場合に、管理者がリモートワイプコマンドを実行することで デバイスからデータを削除することができる • 以下のオプションを選択可能 – デバイスのハードリセット:デバイスを出荷時デフォルト設定に戻す – Lotus Notes Traveler アプリケーションおよびデータ: Lotus Traveler アプリケーションおよび Lotus Traveler と同期されたすべての PIM および E メールデータを削除 – ストレージカード:デバイスに搭載されたストレージカードのすべての保存データを削除 – パスコードロック • Lotus Notes Traveler ポリシー設定文書を作成することで、デバイスが画面ロックパスワー ドを使用するよう強制することができる – パスワードを n 回間違えたら強制的にワイプ、といった設定が可能 • Apple 製品は Apple.xml ( <Domino の Data ディレクトリ >\traveler\cfg\client ディレク トリに配置されている)を編集することで、プロファイルをインストールしたユーザーに対して強 制可能 33 IBM Software Group | Lotus software 管理機能 トラブルシューティング – サーバー • 稼働確認 – show task tell コマンドで以下が出力されることを確認 > 「 Lotus Traveler は実行中であり、○名のユーザーのうちの○名がアクティブです」 (Running: X of X users active. Completed X device and X prime syncs.) > 「 HTTP サーバーが TCP ポート 80 で接続要求を listen しています」 (Listen for connect requests on TCP Port:80) – サーバーコンソールで以下の出力を確認 > 「 Lotus Traveler サーバーが始動しました」 (Lotus Traveler: Server started.) – Microsoft Windows タスクマネージャで ntraveler.exe を確認 • システム全体のステータス – LotusTraveler.nsf でデバイスおよびユーザーの状況を確認 • ディレクトリアクセスの確認 – tell traveler show < ユーザー名 > コマンドでユーザー名が解決されることを確認 > 解決されない場合は、サーバー文書のセキュリティ>インターネットアクセス>インターネット認証 のセキュリティ設定で < ユーザー名 > のフォーマットが許可されていることを確認する。 < ユーザー 34 IBM Software Group | Lotus software 管理機能 トラブルシューティング – サーバー(続き) • 統計およびログ情報 – t ell traveler stat show コマンドで 以下を確認 > システムに既知のユーザー数(オン ライン、オフライン、およびメールファ イル統計を含む) > システムに既知のデバイス数(オン ライン、オフライン、および接続統 計を含む) > プライム同期数(時間および成功 率統計を含む) > デバイス同期数(時間および成功 率統計を含む) 35 IBM Software Group | Lotus software 管理機能 トラブルシューティング – クライアント • Windows Mobile – http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/domhelp/v8r0/topic/com.ibm.help.lnt851.doc/Wi ndows_Mobile_Troubleshooitng.html • Nokia S60 – http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/domhelp/v8r0/topic/com.ibm.help.lnt851.doc/No kia_S60_Troubleshooting.html • Apple – http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/domhelp/v8r0/topic/com.ibm.help.lnt851.doc/Ap ple_Troubleshooting.html 36 IBM Software Group | Lotus software 考慮事項 Lotus Notes Traveler サーバーは Lotus Domino クラスタに対応していない – 複数の Lotus Notes Traveler サーバーをセットアップし、それぞれが同一のメー ルサーバにアクセスするように設定することは可能。1つのサーバーがダウンし た場合、ユーザーは手動で他の Lotus Notes Traveler サーバーにアクセスする。 この場合、同期アンカーがサーバーとデバイスの間で一致しなくなるため、同期 のリフレッシュが行われる – 障害発生時、他のサーバーに同期情報を引き継ぐ形の冗長化をしたい場合は、 MSCS 等ノード間でディスクを共有する形式のクラスター技術を使用する – メールサーバーを Lotus Domino クラスタで冗長化することは可能 • Lotus Notes Traveler サーバーはメールサーバーがクラスタ化されていること を認識し、一次メールサーバーがダウンすると自動的に切り替えを行い、代替 のレプリカからメールデータの同期をとる 37 IBM Software Group | Lotus software 考慮事項 Lotus Notes Traveler サーバーと Mail サーバーは別のドメインに構築可能 – ドメイン間で相互認証を行う – ディレクトリアシスタントを使用してユーザーの認証時に Lotus Notes Traveler サー バーが Mail サーバーの Domino ディレクトリを参照するように設定し、 Lotus Notes Traveler サーバーには Mail サーバーの Domino ディレクトリを複製しないことで、 ユーザーデータへ直接アクセスさせない構成が可能 Lotus Notes Traveler サーバーと Mail サーバーは以下の観点から別サー バーとすることを推奨 – セキュリティ – 冗長構成 – パフォーマンス – 障害発生時の切り分け 38 IBM Software Group | Lotus software 考慮事項 デバイスから直接 Lotus Notes Traveler サーバーに接続することも可能だが、リバー スプロキシまたは VPN との併用を推奨 – 以下のリバースプロキシについてテスト済み • IBM WebSphere Edge Server 6.1 • IBM Tivoli Access Manager 6.0(WebSEAL) – Lotus Mobile Connect 6.1.3 リバースプロキシを使用する場合、クライアント構成ファイルに含まれるアドレ スはLotus Notes Travelerサーバーのアドレスではなくプロキシアドレスとする Single Sign On – 認証プロキシーサーバーを使用する – 複数サーバー認証用のDomino HTTP セッション認証をセットアップ • LTPAトークンを使用 39 IBM Software Group | Lotus software パフォーマンス 8.5.1 でのパフォーマンス情報 http://www.ibm.com/developerworks/lotus/library/notes851-travperf/index.html – 使用 H/W • • • • プロセッサー メモリ ディスク OS IBM X3550 4 Xeon (dual core) at 3.2 GHz 8 GB 2 disks, 73 GB , 10000 RPM, 320 MB Microsoft Windows 2003 Server Enterprise (64-bit) Traveler サーバーのパフォーマンス Resource WM 1000 ユーザー WM 2000 ユーザー Apple 1000 ユーザー Apple 1500 ユーザー Processor percent busy 28 45 37 51 Memory usage in MB N/A 1600 N/A 1500 40 IBM Software Group | Lotus software パフォーマンス メールサーバーのパフォーマンス Resource WM 2000 ユーザー + Mail 4000 ユーザー Apple 1500 ユーザー + Mail 4000 ユーザー Processor percent busy 46 51.21 Total disk reads/second 0.15 0.05 Total disk reads/second 393 275 Lotus Notes Traveler server virtual memory (MB) 1603 1498 Network bytes / second 1766 3102 41 IBM Software Group | Lotus software 8.5.2 新機能 Apple デバイスでの Invitation 機能のサポート – 8.5.1 まででは Invitation メールの内容を参照することしかできなかったが、イベント の Accept 等の出席者側の操作および、ミーティング作成等の議長側操作が可 能になる 「了解」を選択すると、 参加依頼一覧に「依頼 了解済み」として表示さ れる。「拒否」を選択す ると消える Invitation を受信すると 、「参加依頼」としてポッ プアップとアラーム音で 通知 Invitation を受信した ユーザーのカレンダー の「参加依頼」画面に Invitation 内容が表示 され、「了解」「仮承認」 「拒否」が選択可能 受信者が「了解」を選択 すると、送信者には 「 Accepted:< 件名 > 」 というタイトルのメール が送信される 受信者が「拒否」を選択 すると、送信者には 「 Declined:< 件名 > 」 と いうタイトルのメールが 送信される 42 IBM Software Group | Lotus software 8.5.2 新機能 ( 続き ) Apple 用の暗号化メール使用をするためのアプリケーションを配布 Apple デバイスに対しても Lotus Traveler ポリシー設定文書の適用が可能に Push にも HTTP を使用 Linux サポート Windows Mobile 、 Nokia S60 においてディレクトリー検索が可能に Windows Mobile 、 Nokia S60 において自動同期のスケジュールが可能に 43