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IBM Rational Performance Tester v8.0 評価ガイド ISE - IBM Japan Systems Engineering

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IBM Rational Performance Tester v8.0 評価ガイド ISE - IBM Japan Systems Engineering
®
ISE -IBM Japan Systems Engineering-
IBM Rational Performance Tester v8.0 評価ガイド
200811月17日
© 2008 IBM Corporation
Rational Performance Tester V8 評価ガイド
本資料について
内容と目的
•本資料は、「IBM Rational Performance Tester」 の基本的な使用方法をまとめた資料です。
•「IBM Rational Performance Tester」 は本資料で述べる以外にも豊富な機能を有していますが、
ここではファースト・ステップとして基本的な使用方法に焦点をあてて記述します。
対象者
•IBM Rational Performance Testerによるパフォーマンステストを実施される方
注意事項
• 本資料では特に断りのない限り、「v8.0」のバージョンをベースに記述しております。
最新情報についてはWebサイト、Readme、リリースノートなどをご確認ください。
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Rational Performance Tester V8 評価ガイド
目次
ƒ 1.テスト手順概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P.4
ƒ 2.テストの作成 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P.5
ƒ 3.スケジュールの作成 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P.33
ƒ 4.スケジュールの実行と結果の分析 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P.55
ƒ 5.データプールの使用 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P.73
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Rational Performance Tester V8 評価ガイド
1.テスト手順概要
1.
テストを作成する
⇒本資料「2.テストの作成」で解説
・テストを記録する
・テストを検証する
2.
スケジュールを作成する
⇒本資料「3.スケジュールの作成」で解説
・スケジュールを作成する
・スケジュールに設定を加える
3.
スケジュールの実行と結果の分析
⇒本資料「4.スケジュールの実行と結果の分析」で解説
・スケジュールを実行する
・結果を分析する
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Rational Performance Tester V8 評価ガイド
2.テストの作成
・Performance Testerを起動する
Windowsのスタートメニューから「スタート > すべてのプログラム > IBM Software Delivery Platform >
IBM Rational Performance Tester > IBM Rational Performance Tester 」をクリックする
ワークスペース・ランチャーが表示されたら、「OK」ボタンをクリックする
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Rational Performance Tester V8 評価ガイド
下図のような「ようこそ」画面が表示されたら、画面上部の「×」ボタンをクリックして、閉じる
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Rational Performance Tester V8 評価ガイド
・プロジェクトを作成する
「ファイル>新規>パフォーマンス・テスト・プロジェクト」をクリックする
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Rational Performance Tester V8 評価ガイド
プロジェクト名を入力して終了ボタンをクリックする
そのまま記録を開始するかどうかを選択する
準備ができていない場合は「キャンセル」を選択する
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Rational Performance Tester V8 評価ガイド
テストナビゲータービューにプロジェクトが作成されたことを確認する
このプロジェクト内にテスト関連のリソースを作成していく
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Rational Performance Tester V8 評価ガイド
・テストの記録を開始する
「記録からテストを作成」アイコンをクリックする
「新規の記録からテストを作成」を選択する
レコーダーの選択では「RPT HTTP 記録」を選択し、
「次へ」をクリックする
SAP記録およびCitrix記録を行なうためには
別途Extensionライセンスが必要です。
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Rational Performance Tester V8 評価ガイド
保存するプロジェクトを指定し、ファイル名を入力して「終了」をクリックする
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Rational Performance Tester V8 評価ガイド
記録用ブラウザが起動する
「ツール>インターネットオプション」よりCookieとキャッシュを削除し、クリーンな状態で開始する
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Rational Performance Tester V8 評価ガイド
<<補足>>CookieやセッションIDの取り扱いについて
RPTは基本的に記録した時点で流れたHTTPのリクエスト、レスポンスデータをキャプチャーし、テストコード
を自動生成する。
しかし、CookieやセッションIDはテストを実行した時にサーバー側で発行され、レスポンスデータで運ばれる。
そして、実行時に受け取ったデータと同じデータを次のリクエストで送らなければ正しい処理ができなくなる
ことがある。
テストコードが、記録した時に受け取ったCookieやセッションIDの含まれたリクエストデータであると、
実行した時には新規のデータを受け取ったにもかかわらず、過去のデータを含むリクエストを送信するので
上記の問題が発生してしまうことになる。
RPTではこのような問題を防ぐために、CookieやセッションIDについては記録時に自動認識し、
「記録時のデータではなく実行時にレスポンスに渡されたデータを次のリクエストに追加して送信する」
といった処理を行うようなテストコードを生成する。
よってCookie、セッションIDに関してユーザーが意識する必要なく、RPTがすべて対処することとなる。
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Rational Performance Tester V8 評価ガイド
アドレスバーにテスト対象アプリケーションのURLを入力し操作を開始する
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記録が開始されレコーダーコントロールビューに状況が表示される
※バイト数が0でないこと、状況が記録となっていることで記録されていることを確認
ブラウザでの操作完了後、ブラウザ右上の閉じるボタン、もしくは
レコーダーコントロールビューの「記録の停止」ボタンで記録を停止する
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記録を停止し、エディターのオープンの確認ダイアログが表示されたら、「はい」をクリックする。
以後このダイアログを表示させたくない場合には、「常にこの設定を使用する」にチェックを入れる。
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Rational Performance Tester V8 評価ガイド
テストが自動生成され、画面に表示される
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Rational Performance Tester V8 評価ガイド
・テストを検証し、正しく記録されているかを確認する
テストコンテンツに記録されたテストが階層表示されている
テスト名
ページ要素
リクエスト要素
応答
・
・
・
※リクエストにはページ本体に対するリクエスト(太字)と
ページ内の部品に対するリクエストがある
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Rational Performance Tester V8 評価ガイド
テストコンテンツ内の要素をクリックすると、階層レベルに応じて詳細情報が右手に表示される
(ページ要素とリクエスト要素では表示される内容が異なる)
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Rational Performance Tester V8 評価ガイド
プロトコルデータビュー内の要求をクリックすると記録されたHTTPデータが表示される
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要求:HTTPリクエストデータ
応答ヘッダー: HTTPレスポンスヘッダーデータ
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応答コンテンツ: HTTPレスポンスボディデータ
ブラウザー: 記録時のHTTPデータをブラウザー表示
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イベント・ログ:テストの実行時に各HTTPページで生じたイベントを表示
テストを実行すると、イベント・ログ・タグに、各ページの応答時間、失敗した検査ポイントの数、想定
外の応答の数、出力されたメッセージ(エラーメッセージ時など)などのサマリー情報が表示される)
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・テスト単体で実行し、問題なく実行できるかを検証する
テスト上の「実行」ボタンをクリックする
または
テストナビゲータービューにてテストを右クリックし、
「実行>テスト」を選択する
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テストの実行と共にデフォルトレポートが起動され、リアルタイムに状況を表示する
※テスト単体の実行はテストが正しく実行できるかを検証するための機能であり、
ユーザー数は1、ログレベルは最も詳細と設定が固定されている
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Rational Performance Tester V8 評価ガイド
・実行結果を確認する
テストの実行が完了すると、左下のパフォーマンス・テストの
実行ビュー内に「テスト名+日付情報」の要素が現れる
こちらを右クリックし、実行結果情報を詳細に確認できる
「テスト・ログの表示」を選択する
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「判断」にて合格であったかを確認する
デフォルトでは応答コード400,500番台のレスポンスがなければ合格とみなされる
※この合格基準は検査ポイントの設定により変更可能
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左下のイベントタブをクリックし、展開すると1ユーザーの実行した内容が表示される
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さらに展開しリクエスト要素をクリックすると、実行時に流れたHTTPデータをプロトコルデータビューにて確認できる
特に問題がなければ「テストの作成」は完了となる
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<<補足>>検査ポイントの設定
検査ポイントを設定することで、合格とみなす基準を変更することができる
検査ポイントは4種類あり、対象を右クリックして「検証ポイント」より設定する
※テスト全体でもリクエスト1つに対しても設定変更可能
・ページタイトルVP
ページタイトルが記録時と同じ場合合格
・応答コードVP
応答コードが記録時と同じ場合合格
(200,300台なら合格などあいまい設定も可能)
・応答サイズVP
応答コンテンツのサイズが記録時と同じ場合合格
(何%の差まで合格とするか設定可能)
・コンテンツVP
設定した文字列が応答コンテンツに含まれれば合格
(設定文字列が含まれなければ合格という設定も可能)
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<<補足>>テストの拡張
テストは必要に応じて以下の拡張ができる
●ページ要素画面で設定できるもの
・ページ間の考慮時間
●リクエスト要素画面で設定できるもの
・要求ヘッダー(値を変更可能)
・リクエスト毎の遅延時間
リクエスト要素画面
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<<補足>>テストの拡張
●テストに挿入できる要素
ƒ
HTTPページ
ƒ
空のリクエスト要素
カスタムコード
ƒ
ユーザーの作成したJavaコードを挿入できる
遅延
ƒ
テストの実行を一定期間一時停止させる
同期ポイント
複数ユーザーが揃ってから処理を開始させる
ポイントを設定できる
一斉に負荷を掛けたい処理の前に追加する
ƒ
ループ
ƒ
設定回数だけ繰り返し実行する
条件
ƒ
設定された条件を満たした場合に実行する
トランザクション
複数のページをまとめる
複数ページの応答時間を計測できる
ƒ
ランダム・セレクタ
複数の処理のうち、いずれか1つのみを選択
して実行させる
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Rational Performance Tester V8 評価ガイド
3.スケジュールの作成
パフォーマンステスト設計を設定するための「スケジュール」を作成する
「ファイル>新規>パフォーマンス・スケジュール」をクリックする
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Rational Performance Tester V8 評価ガイド
対象のプロジェクトを選択し、名前を入力して終了ボタンをクリックする
※ 「次へ」をクリックすると、スケジュールのデフォルト値の一部を変更できる
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Rational Performance Tester V8 評価ガイド
テストナビゲータービューにスケジュールが作成され、右手にGUI表示される
この画面でパフォーマンステストを設計する
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Rational Performance Tester V8 評価ガイド
●テストの追加
ユーザーグループを選択した状態で右側にある「追加」ボタンをクリックし、「テスト」を選択する
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Rational Performance Tester V8 評価ガイド
追加したいテストを選択し、OKボタンをクリックする
ユーザーグループの下にテストが追加される
(このユーザーグループの実行する内容にtestが追加されたことになる)
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Rational Performance Tester V8 評価ガイド
●ユーザー数の設定
スケジュール・コンテンツのツリーからスケジュール名をクリックし、タブ「ユーザ・ロード」にてユーザ数を設定する
ユーザー数を設定するには、ユーザーロードタブの行を選択し、「編集」をクリックする。表示された「ユーザー・ステージ」ダイアログ
で、ユーザー数を入力する。
※RPTには基本パッケージに5ユーザーライセンスが含まれており、5ユーザーまで実施可能
6ユーザー以上で実施する場合は仮想ユーザーのライセンスの設定を行うことで実施可能となる
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Rational Performance Tester V8 評価ガイド
●考慮時間の設定
タブ「考慮時間」にて考慮時間を設定する
※ここではスケジュール全体の考慮時間をコントロール可能
ページ毎に固定値を設定したい場合は、テストにてページ要素の詳細画面(右手)で設定する
「考慮時間を最大値に制限」にチェックをし、最大考慮時間を入力すると、最大考慮時間よりも長い考慮時間が
設定されている場合には、設定した最大考慮時間の値に変更される。
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●リソースモニターの設定
各マシンのCPU,メモリなどのリソース情報を取得できる。
タブ「リソース・モニター」にて、「リソース・モニターを有効にする」にチェックし、「追加」ボタンをクリック。
※複数登録することが可能なため、RPTマシンや対象のサーバーマシンを追加する。
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「新規リソース・モニター・ロケーションの作成」にチェックを入れ、「次へ」をクリック。
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Rational Performance Tester V8 評価ガイド
ホスト欄に接続したいホスト名を入力し、「Windowsパフォーマンス・モニター」にチェックを入れ、Windowsが取
得できる情報をRPTへ収集する。
「ロケーション」タブにて接続情報を入力する。
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Rational Performance Tester V8 評価ガイド
「リソース」タブにて収集する情報を選択し、「OK」をクリック。
「選択されたカウンターのみを表示」のチェックを外すと収集可能な情報を全て表示させることができる。
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Rational Performance Tester V8 評価ガイド
対象プロジェクトを選択し、「終了」をクリック。
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●統計の設定
タブ「統計」にて、レポート情報に関する設定を行なう。
統計ログレベル:詳細度
統計サンプル間隔:情報を取得する間隔
「すべてのホスト」の統計のみを保管:保管して残す情報の絞込み
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Rational Performance Tester V8 評価ガイド
●テスト・ログの設定
「ロギング・レベル」:テスト・ログの詳細度
「固定数のユーザー」:テスト・ログに表示される仮想ユーザーの人数
※ログ収集負荷のため、検証時は詳しくし本番実施時には詳細度、表示人数を落とす
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Rational Performance Tester V8 評価ガイド
●問題判別の設定
障害発生時に開発部門に内部情報を渡す必要のある際などに設定することがある。
通常使用では設定入力不要。
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Rational Performance Tester V8 評価ガイド
●応答時間明細の設定
「応答時間データの収集を使用可能にする」にチェックを入れると、サーバー側のアプリケーション
実行情報を取得するための設定が可能となる。
応答時間明細の機能を使用するには
別途Rational Application Performance Analyzerを
購入する必要があります
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Rational Performance Tester V8 評価ガイド
<<補足>>スケジュールのオプション要素
スケジュールコンテンツには遅延やループ、ランダムセレクターなどの要素を追加することも可能
これらを組み合わせてより現実的なスケジュールを設計していく
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●遅延
下に配置されている要素を実行する前に設定された時間だけ実行を停止する
設定時間の単位はミリ秒、秒、分、時間
ここではtestを実行する前に1秒の遅延が設定されている
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●ループ
階層下にある要素を設定された回数だけ繰り返し実行する
(ループに対して追加された要素はループの下の階層に配置される)
反復の頻度を設定することでペースを調整できる
設定時間の単位はミリ秒、秒、分、時間
ここではtestが5回反復されるよう設定されている
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●ランダムセレクター
階層下の各ブロックをランダムに選択して実行する
各ブロックには重みを設定できる(下の例では80%の確率でtestを実行、20%の確率で1秒の遅延を実行)
反復回数も設定可能
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Rational Performance Tester V8 評価ガイド
●同期ポイント
ƒ
複数の仮想ユーザのアクティビティを停止し、全ユーザーを一斉に再開する場合に追加する
例)「ログイン処理」は分散して実行し、その後の「照会処理」は全ユーザで一斉に実行させたい場合
⇒照会処理の前に同期ポイントを追加する
ƒ
同期ポイントは、スケジュールとテストの両方に追加できるが、スケジュールの同期ポイントのみ、「解放」オ
プションと「タイムアウト」オプションを設定可能(テストは「解放」オプションが「同時」、「タイムアウト」が5分に
設定されている)
ƒ 同期ポイントの動作イメージ(解放タイプが「同時」の場合)
ランダムに実行
同期ポイントで一時停止
まとめて解放
再開ま
で待機
する
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4.スケジュールの実行と結果の分析
・スケジュールを実行する
スケジュール上の「実行」ボタンをクリックする
または
テスト・ナビゲーター・ビューでスケジュールを右クリックし、
「 実行 > パフォーマンス・スケジュール 」をクリックする
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Rational Performance Tester V8 評価ガイド
スケジュールが実行され、デフォルトレポートが表示される
上のバーに進捗状況が表示され、グラフなどの表示内容はリアルタイムに更新される
※タブを切り替えて他の視点でのグラフを確認することも可能
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・テスト実行完了後、各タブで結果を確認する
全体:ページ・ページ部品の成功コードの割合
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要約:実行、ページ、ページ部品全体の要約
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ページ・パフォーマンス:グラフ上にページレスポンスタイムのワースト10を表示(下図は3画面遷移のため3つ)
表に全てのページの最小、平均、最大応答時間と、毎秒の試行(送信リクエスト数)、実行全体の試行を表示
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応答と時間の要約:ページ・ページ部品全体のレスポンスタイムの推移を時系列に表示
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時間軸を自由に変更してグラフを描き直すことができる
グラフを右クリックし、「時刻範囲の変更」をクリック
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デフォルトは実行が始まってから終了するまでとなっている。
「新規時刻範囲」ボタンをクリックして新しい時刻範囲を登録する。
※複数登録しておき、簡単に切り替えることが可能
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Rational Performance Tester V8 評価ガイド
以下のように任意の設定をすることも出来る。
「定常状態に設定」ボタンをクリックすれば、定常状態の開始・終了時刻が自動で設定される。
※定常状態とはサーバーに最大ユーザー数がアクセスしている状態のこと
その前後のデータをカットした、定常状態のみの統計情報を取得したいケースに利用できる
設定が完了したら「終了」をクリックする
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Rational Performance Tester V8 評価ガイド
応答と時間の詳細:ページ毎のレスポンスタイムの推移を時系列に表示
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ページ・スループット:リクエスト送信数、応答返信数を時系列に表示
ユーザー状況(実行中or完了)別のユーザー数を時系列に表示
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サーバー・スループット:送受信したデータのサイズを時系列に表示
ユーザー状況(実行中or完了)別のユーザー数を時系列に表示
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サーバー正常性の要約:ページ、ページ部品のリクエスト送信数、応答返信数、応答コード成功数を表示
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サーバー正常性の詳細:応答コード成功率をページ毎に表示
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リソース :登録したマシンのリソース情報の推移を表示
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・その他のレポートを確認する
「パフォーマンス・テストの実行」ビューにて「右クリック>テスト・ログの表示」をクリックする
※各レポートの詳細はヘルプ参照
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概要:全体として合格であったかを確認する
※合格の基準は検査ポイントの設定によって異なる
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イベント:ユーザー毎の実行結果が表示される
階層を展開するとユーザー毎に全リクエストが表示され、
プロトコルデータビューで実行時に流れたHTTPデータを確認できる
※想定されたデータが流れているかなどを確認する
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5.データプールの使用
データプールはあらかじめ用意したデータの集まりである。
仮想ユーザーが別々のデータを入力しなければ現実のトランザクションにならない場合などに適用する。
(例)ショッピングサイトで購入するという内容のテストにおいてユーザーIDが記録時の1種類だけだと
・キャッシュが有効になり現実らしい応答時間とならない
・同一ユーザーが購入を繰り返すのでDBで一箇所の更新が集中するなどして待ち時間が発生し現実らしくない
などの問題が起こる
→仮想ユーザー数分のユーザーIDをデータプールとして用意しておき、仮想ユーザー毎に別々の
ユーザーIDを使用させることで回避できる
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Rational Performance Tester V8 評価ガイド
データプールは下図のように表形式で表現される
行はテストケース、列は変数名を表す
例)検索画面でキーワードとして入力する文字列にデータプールを使用する
・キーワード文字列をリクエストの一部として送信している部分を発見する
(対象となる候補はRPTが自動的に洗い出す)
・データプール候補に対してデータプールの設定を行う
関連付けるデータプールと対象の列を設定する
・データプールにて必要なだけテストケース(行)を増やす
・実行される度に違うデータがキーワードとして使われる
(リクエスト内の設定した部分が実行する度に順番に差し替えられる)
※各行を使用する順序は上から順番となる
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Rational Performance Tester V8 評価ガイド
データプールを作成する
「テスト・ナビゲーター」ビューにて「右クリック>新規>データ・プール」
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Rational Performance Tester V8 評価ガイド
対象のプロジェクトを選択し、名前を入力して終了ボタンをクリックする
※ データプールの初期設定を行う場合や、CSVファ
イルからデータプールを読み込む場合は「次へ」
エディターのオープンの確認ダイアログが
表示されたら「はい」をクリック
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Rational Performance Tester V8 評価ガイド
データプールを作成すると「テストナビゲーター」ビューにデータプールが追加される
ダブルクリックすることで内容を確認・編集することができる
この画面で必要な数だけ行を追加し、テストケースを増やしていく
※変数名はデータの内容がよくわかるものに変更するとデータ作成の効率が良くなる
※データプールはcsvファイルとしてエクスポートできるので、大規模なデータ作成を行う場合には、
エクスポートファイルをEXCELで編集する方が効率が良い場合がある
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Rational Performance Tester V8 評価ガイド
データ・プールの変数名を適切な名前に変換する
「変数1:String」をクリック
データ・プールの変数名を入力
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Rational Performance Tester V8 評価ガイド
「右クリック>レコードの追加」で行を増やす
・今回は5パターンの検索キーワードを使用させるため
5行分のデータプールを用意する
・5ユーザーで実行した場合、全員が別々の検索キーワードを
使うこととなる
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Rational Performance Tester V8 評価ガイド
・検索キーワードに対してデータプールを設定する
「テストコンテンツ」にてページ要素をクリックすると右手の「テストデータ」にRPTが洗い出したデータプール
の候補が表示される
「SOA」という値から「q」が検索キーワードを表す変数名と判断できる
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Rational Performance Tester V8 評価ガイド
<<補足>> データプール候補データの使用箇所の追跡方法
「テストデータ」内の「SOA」をダブルクリックすると、リクエスト内の具体的な使用箇所にジャンプする
こちらから対象のデータを右クリックしてデータプールの設定を行うことも可能
(RPTが洗い出す候補以外のデータに対してデータプールを設定したい場合は、リクエスト内の対象箇所を発見し、
対象データを選択した状態で右クリックし、「置換>データプール変数」を選択してデータプールの設定を行う)
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Rational Performance Tester V8 評価ガイド
テストデータ内の「SOA」を選択し、「データプール変数」ボタンをクリックする
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Rational Performance Tester V8 評価ガイド
データプール列の選択画面が表示される
データプール、置換する列を選択後、「終了」をクリック
※データプールのオプションを設定したい場合は、「次へ」をクリックし、次ページのオプションを参照。
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Rational Performance Tester V8 評価ガイド
<<補足>>前画面において、「次へ」を押すとデータ・プールのオプションを設定できる
<<補足>>データプールの共用範囲
オープンモード:
データプールがどのように共用されるかの設定
共用方法は以下の3通りがあり、
次ページ以降で図とともに説明する。
・共用(マシンごと)
・専用
・セグメント化(マシンごと)
・・・p.79
・・・p.80
・・・p.81
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Rational Performance Tester V8 評価ガイド
共用(マシンごと):
同一エージェントマシン上で1つのデータプールを複数仮想ユーザーが共有するため、同一マシン上で重複す
る行を同時に実行することはない。(「最後の行に達した場合は元に戻る」にチェックが入っていない場合)
複数エージェントマシン上では重複する可能性がある。
コントローラー(RPT)
データプール
エージェント 1
仮想ユーザーA
仮想ユーザーB
1.
2.
3.
4.
5.
仮想ユーザーD
仮想ユーザーE
仮想ユーザーF
・・・・
仮想ユーザーC
・・・・
1.
2.
3.
4.
5.
1.
2.
3.
4.
5.
エージェント 2
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Rational Performance Tester V8 評価ガイド
専用:
仮想ユーザーにつき1つずつ同じデータ
プールを持たせるイメージ
各仮想ユーザーが同じ行から始め同じ順番
でデータを取得するため重複の確率が極め
て高い
処理効率は最も良い
コントローラー(RPT)
データプール
1.
2.
3.
4.
5.
エージェント 2
エージェント 1
1.
2.
3.
仮想ユーザーE
・・
・
仮想ユーザーC
1.
2.
3.
・・・
仮想ユーザーB
1.
2.
3.
仮想ユーザーD
・・・
・・・
1.
2.
3.
・・・
1.
2.
3.
仮想ユーザーA
・・・
1.
2.
3.
仮想ユーザーF
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Rational Performance Tester V8 評価ガイド
セグメント化(マシンごと):
ユーザーグループ毎にデータプールの中の使用行を分割する。
ユーザーグループ1が25%のユーザー数設定、ユーザーグループ2が75%の設定になっている場合、100行
のデータプールを使用すると、ユーザーグループ1はデータプールの最初の行から25行を使用し、ユーザー
グループ2は26行目から75行を使用する
グループ内の仮想ユーザーは分割された行範囲を共用するため、使用データの重複はない
(「最後の行に達した場合は元に戻る」にチェックが入っていない場合)
コントローラー
エージェント 1(ユーザーグループ1)
1.
2.
3.
24.
25.
1.
・
・
・
100.
仮想ユーザーA
仮想ユーザーB
エージェント 2(ユーザーグループ2)
1.
2.
3.
24.
25.
26.
・
・
・
100.
仮想ユーザーD
仮想ユーザーE
・・・・
仮想ユーザーC
・・・・
1.
・
・
・
25.
データプール
仮想ユーザーF
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Rational Performance Tester V8 評価ガイド
以上で、リクエスト内の検索キーワードを扱う変数qにデータプールが設定され、
テストが実行される度にデータプールの列qで用意されているデータを毎回差し替えて使用するようになった
データプール設定をすると対象部分は緑の白抜きに色が変化する
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Rational Performance Tester V8 評価ガイド
5ユーザーでスケジュールを実行し、テストログのイベント・タブで実行時のHTTPデータを確認する
検索ページを選択しプロトコルデータビューを確認すると、検索キーワードに「Rational」が使われていることがわかる
※プロトコルデータビューにてデータプールが利用されていることを確認するには、スケジュール実行前に
スケジュールの「テストログ」タブの設定で、「他のすべてのタイプも表示」のロギング・レベルを「すべて」に設定する
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Rational Performance Tester V8 評価ガイド
ƒ 当資料は2008年11月時点の情報に基づいて作成されていますが、
ƒ 事前の予告なく変更される場合があります。
ƒ IBM, WebSphere, Rational, ClearCase は、IBM Corporation の商標。
ƒ "Microsoft" "Windows" "Windows NT" ".NET Framework" および "Windows"
ロゴは Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商標。
ƒ "Java" およびすべてのJava関連の商標およびロゴは Sun Microsystems, Inc.
の米国およびその他の国における商標。
ƒ "Linux"は、Linus Torvaldsの米国およびその他の国における商標。
ƒ 他の会社名、製品名およびサービス名等はそれぞれ各社の商標。
© 2008 IBM Corporation
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