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WebSphere MQ V6.0 for AIX 導入ガイド はじめに
WebSphere MQ V6.0 for AIX 導入ガイド ISE エンタープライズ・ミドルウェア はじめに この資料では、WebSphere MQ(以下 MQ) for AIX V6.0 のMQサーバー導入に関 する項目、MQクライアント導入に関する項目、参考資料をトピックとして取り上げて いますので、目的に合わせて参照してください 各トピックが、必須項目と、オプション項目にわかれている場合、必須項目は必ず 行ってください 注意事項は、※印、または破線のボックスに記述されています ユーザーの入力部分はイタリックになっています この資料は、あくまで参考情報であり、内容について保障するものではありませんの で、あらかじめご了承ください 2 トピック 前提条件の確認・・・・ MQサーバー導入関連項目 前提ハードウェアの確認 前提ソフトウェアの確認 前提ディスク容量の確認 MQクライアント導入関連項目 参考資料 導入準備・・・・・・・・・ MQの導入に必要なユーザーの作成 / グループの設定 ファイルシステムの作成 言語設定 オペレーティング・システムの設定 MQサーバーの導入・・ MQサーバーの導入 CSDの適用 導入可能コンポーネント WebSphere MQ V6へのマイグレーション WebSphere MQ V6のアンインストール 3 トピック MQサーバーの導入確認・・・ MQサーバー導入関連項目 導入確認 (ローカル接続) 導入確認 (サーバー間接続) MQクライアント導入関連項目 参考資料 MQクライアントの導入・・・・・ MQクライアントの導入 MQクライアントの導入確認 その他 ・・・・・・・・・・・・・・・・ マニュアル一覧 オンライン・マニュアル LIBPATH と LD_LIBRARY_PATH 4 前提条件の確認 ✤ 前提ハードウェア ✤ 前提ソフトウェア ✤ 前提ディスク容量 ✤・・・導入に必須の作業 ✢・・・オプション 5 前提条件の確認 最新の前提条件は、以下のURLから参照できます http://www-306.ibm.com/software/integration/wmq/requirements/index.html 6 前提ハードウェア 64ビット IBM pSeries システム 前提OSをサポートするハードウェア AIX5L V5.2 AIX5L V5.3 MQの前提ハードウェア、ソフトウェアに関する最新情報は、Webから入手可能 URL: http://www-306.ibm.com/software/integration/wmq/requirements/index.html 7 前提ソフトウェア (1/2) 項目 内容 OSの前提 oslevel –rで確認可能 AIX5L V5.2 (ML03 以上) AIX5L V5.3 必須 コネクティビティー (※1) TCP/IP SNA LU6.2 (※2) (※3) 必須 コンパイラー C/C++ ・ IBM VisualAge® C++ Professional for AIX V5.0, V6.0 ・ IBM C for AIX V5.0, V6.0 ・ IBM XL C/C++ Enterprise Edition V7.0 COBOL ・ Micro Focus Server Express V4.0 ・ IBM COBOL Set for AIX V1.1 (32ビット・アプリケーションのみ) OP トランザクション・モニター (※4) ・BEA Tuxedo V8.1 ・IBM WebSphere Application Server (WAS) V5.1 ・IBM WebSphere Application Server (WAS)V6.0.1 ・IBM TXSeries® for AIX V5.1 ・WebLogic V8.1 + SP4 (※5) OP データベース ・DB2 Universal Database™ V8.2 ・Oracle 9i Release 2 + Patch Set 4 (9.2.0.5) + patch 3501955 ・Oracle 10g ・Sybase Adaptive Server Enterprise (ASE) 12.5.3 + ESD V1 - Sybase SDK V12.5.1 with ESD V7 ・Informix® Dynamic Server (IDS) V9.40 + Client SDK V2.90 OP OP・・・オプション 8 前提ソフトウェア (2/2) OP・・・オプション 項目 内容 Java™ 32bit ・IBM® 32bit SDK for AIX, Java 2 Technology Edition for AIX V1.4.2 (※1) ・IBM® 32bit SDK V1.2.1, 32bit version for POWER (※2) OP Java™ 64bit (※3) ・IBM® 64bit SDK for AIX Java 2 Technology Edition V1.4.2 (※1) ・AIX Developer Kit, Java 2 Technology Edition V1.4.2 ・AIX Developer Kit, Java 2 Technology Edition V1.3.1, 64 bit version for POWER OP SOAP ・IBM® 32bit SDK for AIX, Java 2 Technology Edition for AIX, V1.4.2 (※1) ・IBM® 64bit SDK for AIX, Java 2 Technology Edition for AIX, V1.4.2 (※1) ・Apache Axis V1.1 (※4) OP SSL (※5) ・IBM Global Security Kit V7 OP ※1 ・これらのJDKは MQサーバー に同梱 ・これらのJDKは SOAP と FIPS 140−2 をサポート ・これらのJDK以外で代替使用可能なJDKは以下のURLを参照 http://www-306.ibm.com/software/integration/wmq/requirements/index.html ・同根されているJDK以外を使用する場合は以下の点に注意 FIPS level 140-2 互換の有無 WebSphere MQ、との互換の有無 SOAPのサポートの有無 ・AIXでは32ビット JDK と64ビット JDKは別ディレクトリーに導入される Javaアプリケーションを使用する場合は、アプリで使用するJDKのバージョンがただしくPATH環境変数に設定されているかを確認する CD-ROMで提供されるJDKのバージョンは V1.4.2だが、これ以降のJDKバージョンでもサポートあり ※2 AIX Developer Kit, Java 2 Technology Edition V1.3.1, 32bit と JSSE クラス・ファイルと同等のものが含まれている製品であれば代替可 SSL機能も使用可能だが、CRLの機能は使用できない (前提条件が JDK V1.4のため) ※3 JDBCおよびXAを使用したトランザクションは、DB2、もしくはOracleのみをサポート ※4 製品に同梱 ※5 製品に同梱される GSKit V6からマイグレーションする場合は、 GSKit V6が前提となっている製品がないことを確認してから、gskak.rte をアンインストールする 9 前提ディスク容量 MQによって使用されるディスク容量 /usr ディレクトリ 項目 使用する /usr/mqm ディレクトリのディスク量 (MB) WebSphere MQ サーバーの導入 325 WebSphere MQ クライアントの導入 276 最低限必要となるサイズ。 導入するコンポーネントによって は、使用されるディスク容量は 変わる。 /var ディレクトリ 項目 使用する /var/mqm ディレクトリのディスク量 (MB) WebSphere MQ サーバー 50 WebSphere MQ クライアント 15 その他、ディスクを使用する項目 これは、循環ログでデフォルト設定値でMQを使用する場合の必要最 低限のサイズ。環境を構築する際には、必要となるディスク容量を見 積もる必要がある。 <見積もりに使用される項目例> ・システムに一時点に滞留する最大メッセージ数 ・メッセージ平均長+500バイト(メッセージヘッダー) ・キューの数 ・ログ・ファイルとエラー・ログのサイズ 前提条件ソフトウェア オプションのソフトウェア ユーザー・アプリケーション 10 導入準備 ✤ MQの導入に必要なユーザー / グループの設定 ✢ ファイルシステムの作成 ✢ オペレーティング・システムの設定 ✤・・・導入に必須の作業 ✢・・・オプション 注: ・導入準備は主にAIXのSMITという管理ツールを使用して行います ・導入に関して、ユーザーの作成/グループの設定は必須です ・ファイルシステムの作成はオプションですが、導入後に作成できませんので、作成する場合は導入前に行ってください ・その他の設定に関しては、必要に応じて設定してください 11 MQの導入に必要なユーザー/グループの作成 MQの導入で使用するユーザーとグループの作成 MQ導入前に作成する 作成するユーザー名: mqm (mqm グループに所属させる) mqm ユーザー と mqm グループ 1次グループとして mqm グループに属する mqm ユーザー が、MQ導入時に必要 MQに関連するリソースが含まれているファイルやディレクトリなどは、mqm ユーザー が所 有 MQ の HACMP構成をとる場合は、マシン間で mqm ユーザーID と mqm グループID を それぞれ合わせる必要があるので注意する 12 mqm グループの作成 AIX管理ツールの起動 rootユーザーでログインし、コンソールから「smitty」と入力 選択し、ENTERキー の押下で実行 次ページへ 13 mqm グループの作成 「mqm」と入力し、 ENTERキーの押 下で実行 グループ ID を明示的 に指定する場合はこ こで設定 (オプション) 実行結果が 「OK」であれば OK 14 mqm ユーザーの作成 AIX管理ツールの起動 rootユーザーでログインし、コンソールから「smitty」と入力 選択し、ENTERキー の押下で実行 次ページへ 15 mqm ユーザーの作成 「mqm」と入力し、 ENTERキーの押 下で実行 ユーザー ID を明示的 に指定する場合はここ で設定 (オプション) 実行結果が 「OK」であれば OK 16 (参考)その他のMQ関連ユーザー 導入時に作成する必要はないが、導入後必要となるユーザー MQを管理するユーザー MQアプリケーション実行ユーザー MQを管理するユーザー MQの管理コマンド (runmqsc や strmqm など) を実行できる権限をもつユーザー mqm グループ権限が必要 (1次グループでなくてもよい) 既存ユーザー をMQ管理ユーザーにする場合は、smit の「ユーザの特性の変更/表示」で mqm グループに追加する MQ 管理者として mqm ユーザーの作成は必須 MQアプリケーション実行ユーザー 作成は必須ではない キュー・マネージャーを使用するアプリケーションの実行ユーザーは、mqm グループ に所属 する必要はない mqm グループに所属させない場合は、MQ管理コマンドで、そのユーザーに対するオブジェ クトへのアクセス権を付与する必要がある アクセス権に関する詳細は、「システム管理ガイド」の「OAMを使用したオブジェクトへのアクセスの制御」を参照 17 Blank Page 18 ファイルシステムの作成 ファイルシステムの作成 MQ導入前にファイルシステムを作成し、マウントしておく 作成は必須ではないが、推奨 ファイルシステムが存在しない場合は、導入時にディレクトリが自動作成される ファイルシステムの作成方法に関しては次ページを参照 MQで使用するファイルシステム 製品コード用 作業データ用 /usr/mqm /var/mqm これらのディレクトリは変更不可 作業データ用ファイルシステムは、/var/mqm とは別に、ログ・データ用、エラー・ファイル用のものを作成したほうがいい場 合がある。詳細は、「/var/mqm ファイルシステム」のページを参照。 19 SMITよるファイルシステム作成 AIX管理ツールの起動 rootユーザーでログインし、コンソールから「smitty」と入力 選択し、ENTERキー の押下で実行 次ページへ 20 SMITよるファイルシステム作成 ファイルシステムを作成するボ リューム・グループを選択 次ページへ 21 SMITよるファイルシステム作成 ユニット数には、作成するファイルシス テムのサイズを入力 (「前提ディスク容量」のページを参照) 作成するファイルシステムのマウント・ポ イントを指定 製品コード用: /usr/mqm 作業データ用: /var/mqm 「はい」に設定しておくと、マシンの起動 時に自動的にファイルシステムをマウン トする ENTERキーの押下で 実行し、結果がOKに なったことを確認 22 SMITよるファイルシステム作成 mount コマンドでファイルシステムをマウントする 作成したファイルシス テムをマウント # mount /usr/mqm # mount node mounted -------- --------------/dev/hd4 /dev/hd2 /dev/hd9var /dev/hd3 /dev/hd1 /proc /dev/hd10opt /dev/lv01 mounted over --------------/ /usr /var /tmp /home /proc /opt /usr/mqm vfs -----jfs jfs jfs jfs jfs procfs jfs jfs date -----------Jun 27 18:37 Jun 27 18:37 Jun 27 18:37 Jun 27 18:37 Jun 27 18:42 Jun 27 18:42 Jun 27 18:42 Aug 30 09:43 options --------------rw,log=/dev/hd8 rw,log=/dev/hd8 rw,log=/dev/hd8 rw,log=/dev/hd8 rw,log=/dev/hd8 rw rw,log=/dev/hd8 rw,log=/dev/hd8 mountコマンドを実行して、 作成したファイルシステムが マウントされたことを確認 23 (参考)/usr/mqm ファイルシステム /usr/mqm ディレクトリにシンボリック・リンクを作成し、リンク先ディレクトリにMQを導 入することも可能 任意のディレクトリーを新規に作成し、/usr/mqm からそのディレクトリーへのシンボリック・ リンクを作成 シンボリック・リンク作成例 # mkdir /otherdisk/mqm # ln -s /otherdisk/mqm /usr/mqm ※ othredisk は任意の名前です ファイルシステムの配置場所 /usr/mqm ファイルシステムはNFSなどのリモート装置にすることも可能 装置について定義されるマウント・オプションはsetuidプログラムの実行をできるようにしてお く 24 (参考)/var/mqm ファイルシステム MQ のデータ用ファイルシステム (/var/mqm) とは別に、ログ用ファイルシステムの作成を推奨 ログ・データ (/var/mqm/log) パーシステント・メッセージはファイルにログを書き込むため、メッセージ・レートが高いと I/O コンテンションによるボト ルネックが発生しやすい キュー・ファイル (/var/mqm) とログ・データを別物理ボリュームに作成することで、I/O を分散させパフォーマンス向 上を図る エラー・ファイル (/var/mqm/errors) 万が一、データ用ファイル・システムがフルになってもエラーログ (FDC含む) は出力されるよう、個別に作成すること を推奨 /var/mqm/errors 下に出力される FDC は自動的には削除されないため、不要なものは削除し、ファイル・シス テムがフルにならないような運用を検討 個別に作成する場合のファイルシステムの必要最低限のサイズ MQサーバー MQクライアント /var/mqm 30MB 以上 15MB 以上 /var/mqm/log 20MB 以上 N/A /var/mqm/errors 5MB 以上 N/A ファイルシステムの配置場所 /var/mqm、/var/mqm/log はローカルにのみ配置可 /var/mqm/errors は、NFSなどのリモート装置にすることも可能 装置について定義されるマウント・オプションは setuid プログラムの実行をできるようにしておく エラー・ファイルをNFSマウントにした場合、N/W障害発生時にログ・メッセージが失われる可能性がある 25 オペレーティング・システムの設定 オペレーティング・システムの設定 導入後に設定してもよい 設定をしないと、実行時にエラーになる可能性がある 設定するパラメーター ファイル・ディスクリプター データ・セグメント スタック・セグメント ファイル・ディスクリプターの設定 /etc/security/limits ファイルの mqmユーザー、もしくは default スタンザに nofiles 属性 を設定 nofiles = 10000 nofile は、プロセスごとのオーpン・ファイル数を制限しますが、MQエージェントのようなマルチ・スレッド・プロセスを稼動させている環 境では、ファイル・ディスクリプターの値がデフォルトではソフト・リミットに到達する可能性があり、 MQRC_UNEXPECTED_ERROR (2195) が返される一因となるので (このときファイル・ディスクリプターに余裕があれば、 FFSTファイルが作成される)、nofiles の値を少なくとも10000に設定する。 また、個々のキュー・マネージャーは依存せずに稼動するので、nofiles の値はキュー・マネージャー数には依存しない。 データ・セグメント、スタック・セグメントを unlimited に設定 コマンド・プロンプトより以下のコマンドを実行して設定 ulimit -d unlimited ulimit -s unlimited 26 MQサーバーの導入 ✤ MQ サーバーの導入 ✢ CSD の適用 ✢ 導入可能コンポーネント ✤・・・導入に必須の作業 ✢ MQ 稼動環境の言語設定 ✢ MQ V6へのマイグレーション ✢ MQ V6のアンインストール 27 MQ サーバーの導入 2種類の導入方法 ローカル・インストール リモート・インストール ローカル・インストール rootユーザーでログイン 導入イメージの用意 CD-ROMを使用する場合は、CD-ROMを挿入 メディア・イメージから導入する場合はイメージを用意 28 ✢・・・オプション ローカル・インストール smit install_update を実行 「すべての使用可能なソフトウェアのイ ンストールおよび更新」を選択 smit install_update実行後画面イメージ カーソルを選択したい項目に移動して、ENTER キーを押してください。 入力フィールドに値を入力または選択してください。 必要な変更を行った後、ENTER キーを押してください。 ソフトウェアのインストール インストール済みソフトウェアを最新レベルに更新 (すべて更新) ソフトウェア・バンドルのインストール フィックス (APAR) によるソフトウェアの更新 すべての使用可能なソフトウェアのインストールおよび更新 F1=ヘルプ F9=シェル F2=再表示 F10=終了 F3=取消 ENTER=実行 * ソフトウェアの入力デバイス/ディレクトリー F1=ヘルプ F5=リセット F9=シェル F8=イメージ F2=再表示 F6=コマンド F10=終了 [入力フィールド] [] + F3=取消 F7=編集 ENTER=実行 F4を実行して、CD-ROMドライブを選択 メディア・イメージの場合は格納してあるディレク トリのフル・パスを入力 29 ローカル・インストール F4 を実行して、導入する構成要素を F7 で選択する 構成要素に関しては34ページを参照 ENTERキーで 導入の実行 新規ご使用条件に同意 するを 「はい」 にする 新規ご使用条件のプレ ビューを 「はい」 にする フィールドの値を入力または選択してください。 変更を完了したら ENTER キーを押してください。 * ソフトウェアの入力デバイス/ディレクトリー * インストールするソフトウェア プレビューだけ行う (インストール操作は行わない) ソフトウェア更新をコミットする 置換ファイルを保管する 必要条件ソフトウェアを自動的にインストールする スペースが必要な場合ファイルシステムを拡張する 同一または新規バージョンを上書きする インストールを検査し、ファイル・サイズを確認する 詳細出力する 複数ボリュームを処理する 新規ご使用条件に同意する 新規ご使用条件のプレビューを行う F1=ヘルプ F5=リセット F9=シェル F2=再表示 F6=コマンド F10=終了 30 F3=取消 F7=編集 ENTER=実行 [入力フィールド] /mqtmp/V6GA [] + いいえ + はい + いいえ + はい + はい + いいえ + いいえ + いいえ + はい + はい + はい + F4=リスト F8=イメージ F4=リスト F8=イメージ ローカル・インストール 導入構成要素選択画面イメージ 導入構成要素選択 gsksa ALL + 7.0.3.15 AIX Certificate and SSL Base Runtime ACME Toolkit 必須のもの以外は必要に応じて選択する 構成要素に関しては 「導入可能コンポーネント」のページを参照 mqm.base ALL + 6.0.0.0 WebSphere MQ Base Kit for Client and Server + 6.0.0.0 WebSphere MQ Runtime for Client and Server + 6.0.0.0 WebSphere MQ Samples 必須 mqm.client + 6.0.0.0 WebSphere MQ Client for AIX ALL mqm.java ALL + 6.0.0.0 WebSphere MQ Java Client, JMS and SOAP support mqm.keyman ALL + 6.0.0.0 WebSphere MQ Support for GSKit <メッセージ言語の選択> 導入後に、メッセージ言語だけを選んでインス トールすることもできます。マシンの locale と同じ 言語は選択しなくてもインストールされます。 mqm.man.en_US.data ALL + 6.0.0.0 WebSphere MQ Man Pages - U.S. English mqm.msg.Ja_JP ALL + 6.0.0.0 WebSphere MQ Messages - Japanese IBM-932 mqm.msg.en_US ALL + 6.0.0.0 WebSphere MQ Messages - U.S. English mqm.msg.ja_JP ALL 必須 + 6.0.0.0 WebSphere MQ Messages - Japanese mqm.server + 6.0.0.0 WebSphere MQ Server ALL ・・・・・・・・・・・・・・・ 31 リモート・インストール リモート・インストール (NFSの使用) 両方のマシンに root でログイン 導入イメージの用意 導入 ローカル・マシンにログインし、以下のいずれかのディレクトリをマウントする。ただし、ファイルシステム が作成されていない場合は、作成してからマウントすること ・CDROMディレクトリ ・メディア・イメージが格納されているディレクトリ smit で、NFSのエクスポート・リストに、マウントしたディレクトリーを追加する リモート・マシンにログインし、上記ディレクトリーをマウントする mount <ローカル・マシン名>: <上記でエクスポートしたディレクトリ> <マウントするディレクトリ> smit を使用して、マウントしたディレクトリから導入 導入方法は、ローカル・インストールと同じ 32 CSDの適用 CSDは、MQの修正モジュールの集まり 最新のCSDを適用することを推奨 ソフトウェアに問題が発生し、パスポート・アドバンテージのサポートを受ける場合は、基本 的に最新CSDの適用が前提 CSD提供サイト http://www-306.ibm.com/software/integration/wmq/support/download.html CSD適用準備 キュー・マネージャーの停止 mqm でログイン endmqm コマンドで、キュー・マネージャーの停止 endmqlsr ‒m <Qmgr名> でリスナーの停止 MQ関連プロセスが残っていないことを確認。もしある場合は停止する ps ‒ef ¦ grep mq ps ‒ef ¦ grep amq ps ‒ef ¦ grep runmq ・amqiで始まるプロセスは無視する 33 CSDの適用 CSD適用導入 rootユーザーで「smit install_upate」を実行 「すべての使用可能なソフトウェアのインストールおよび更新」を選択 「ソフトウェアの入力デバイス/ディレクトリー」で、モジュールのあるディレクトリを選択 「インストールするソフトウェア」を選択 CSDの導入後、十分なテストを行った上で適用をコミットしたい場合は、次の設定に変更 ソフトウェア更新をコミットする Æ NO 置換ファイルを保管する Æ YES ENTERキーの押下で実行 34 CSDの適用 CSD適用時に 「ソフトウェア更新をコミットする」 を 「いいえ」 にした場合 適用をコミット、もしくはリジェクトする ソフトウェア更新のコミットを CSD適用時にしなかった場合、適用前のイメージをバックアップとして 保管しているため、ディスク容量を消費する CSDレベルの更新 → 適用をコミットする smit install_commit を実行 コミットするソフトウェアを F4 でリスト表示し、F7 で選択 ENTERキーの押下で実行 CSDレベルを戻す → 適用をリジェクトする smit install_reject を実行 リジェクトするソフトウェアを F4 でリスト表示し、F7で選択 ENTERキーの押下で実行 35 導入可能コンポーネント WebSphere MQ コンポーネントとファイル・セット OP ・・・ オプション ファイル・セット 説明 サーバー クライアント mqm.base.runtime 実行モジュール 必須 必須 mqm.base.sdk アプリケーションのコンパイルに必須 OP OP mqm.server.rte MQサーバー 必須 N/A mqm.client.rte MQクライアント N/A 必須 mqm.base.samples サンプル・アプリケーション・プログラム OP OP mqm.java.rte Java および JMS サポート OP OP mqm.keyman.rte SSL 鍵管理のサポート (SSLに必要) OP OP mqm.msg.XXXX(※) メッセージ・カタログ (MQが出力するメッセージの言語) OP OP mqm.man.en_US.data マニュアル・ページ (英語版) OP OP mqm.txclient.rte 拡張トランザクション・クライアント用 OP N/A gskta.rte 証明書とSSLのベース・ランタイム-32bit OP OP gsksa.rte 証明書とSSLのベース・ランタイム-64bit OP OP Java14.ext Java14.license Java14.msg.XXXX (※) Java14.Samples Java14.sdk IBM SDK for AIX, Java 2 Technology Edition for AIX, V1.4.2, 32-bit OP OP Java14_64.ext Java14_64.license Java14_64.msg.XXXX (※) Java14_64.Samples Java14_64. IBM SDK for AIX, Java 2 Technology Edition for AIX, V1.4.2, 64-bit OP OP XXXX ・・・ 使用するlocaleのものを選択 36 MQ 稼動環境の言語設定 英語以外のMQメッセージを表示させる場合 OS の日本語対応メッセージ・カタログが導入されていること 使用する言語のメッセージ・カタログを導入 mqm.msg.Ja_JP (MQの日本語メッセージカタログ) キュー・マネージャーの稼動環境を設定 環境変数 LANG を export し、使用する言語を設定する locale コマンドで設定された言語を確認する シフトJISに設定する場合 # export LANG=Ja_JP # locale LANG=Ja_JP LC_CTYPE=“Ja_JP" LC_COLLATE=“Ja_JP" LC_MONETARY=“Ja_JP" LC_NUMERIC=“Ja_JP" LC_TIME=“Ja_JP" LC_MESSAGES=“Ja_JP" LC_ALL= 現在の日本語のNSL言語 Ja_JP ja_JP JA_JP 37 Blank Page 38 シフトJIS IBM-eucJPJIS UTF-8 MQ V6 へのマイグレーション 以前のMQバージョンからのマイグレーション 基本的にファイル・セットは導入時に上書きされる MQ V6で使用されないファイルセットは、自動的に削除されないので、明示的にアンイン ストールする MQ V5.x で作成済みのキュー・マネージャーの定義を保持したままマイグレーション可能 MQ V6導入後、キュー・マネージャー起動時に新規属性追加などのマイグレーションが行われる 導入手順 キュー・マネージャーの停止 停止方法は、「CSDの適用」を参照 サポート・パックのアンインストール (導入している時のみ) アンインストール対象サポートパック SupportPac™ 説明 MA0C MQSeries® Publish/subscribe MA0R WebSphere MQ transport for SOAP MA88 MQSeries Classes for Java™ and WebSphere MQ classes for Java Message Service MACS MQSeries Client libraries for AIX (64-bit) ※/usr/mqm/inc64 ディレクトリも削除すること これらのサポート・パックで提供されていた機能は、MQ V6 で製品として実装されているため不要となるが、自 動的に削除されないので、明示的なアンインストールが必要。 39 MQ V6 へのマイグレーション MQ V6.0 以前のMQ関連ファイルセットをすべてアンインストール アンインストール方法は、P41 「MQ V6 のアンインストール」を参照 キュー・マネージャーのバックアップを念のため取得しておく /var/mqm/qmgrs 以下 /var/mqm/log 以下 新規導入と同様の手順でインストール 40 MQ V6 のアンインストール アンインストール事前準備 キュー・マネージャーの停止 手順は、「CSDの適用」のページ参照 アンインストール /usr/mqm ディレクトリから移動 smit install_remove を実行 削除するソフトウェアを F4 でリスト表示し、F7 で選択 mqm で始まるファイル・セットがMQ 関連のモジュール インストールされたソフトウェアの除去 F4=List を実行してアンインス トールする構成要素を F7 で選 択し、 Enterキーの押下で実行 デフォルトでは「はい」になっているので、 F4 で「いいえ」を選択 フィールドの値を入力または選択してください。 変更を完了したら ENTER キーを押してください。 * ソフトウェア名 プレビューだけ行う (除去操作は行わない) 従属ソフトウェアを除去する スペースが必要な場合ファイルシステムを拡張する 詳細出力する [入力フィールド] [] はい いいえ いいえ いいえ + + + + + /usr/mqm ディレクトリ以下のファイルの削除に失敗した場合は、アンインストール後削除する /var/mqm ディレクトリは自動削除されないので、キュー・マネージャー情報を残す必要のない場合は、アンインストール後削除する 41 Blank Page 42 MQサーバーの導入確認 ✢ MQサーバー導入確認 (ローカル接続) ✢ MQサーバー導入確認 (サーバー間接続) ✤・・・導入に必須の作業 ✢・・・オプション 43 MQサーバーの導入確認 キュー・マネージャーの作成、およびメッセージの送受信を行い、導入確認を行う MQ では導入確認するツールを提供していない メッセージの送受信が問題なく行えれば、導入は成功とする メッセージの送受信には、MQで提供しているサンプル・アプリケーションを使用 キュー・マネージャーおよび関連オブジェクトの作成には、runmqsc コマンドを使用 導入確認方法 1.スタンド・アローン型 2.分散型 ローカル・キューに対してメッセージを読み書きする 異なるキュー・マネージャー間でメッセージ転送を行う 44 MQサーバー導入確認 (ローカル接続) スタンド・アローン型 ローカル・キューへのメッセージのPUT、GETおよびBROWSEで確認 手順 mqm グループに所属しているユーザーでログイン 事前準備 必要となるオブジェクトの作成 サンプル・プログラムの実行 使用するサンプル・プログラム ・amqsput ‒ メッセージを書くプログラム ・amqsget ‒ メッセージを読むプログラム ・amqsgbr ‒ メッセージをブラウズするプログラム ・amqsbcg ‒ メッセージを詳細表示(MQMD含む)するプログラム 構成する環境 キュー・マネージャー: QMGR1 ローカル・キュー LQ 45 MQサーバー導入確認 (ローカル接続) スタンド・アローン型 事前準備 サンプル・プログラムのディレクトリーをPATHに追加 export PATH=$PATH:/usr/mqm/samp/bin サンプル・プログラムのソースは/usr/mqm/samp にある キュー・マネージャーの作成 crtmqm ‒q QMGR1 -q オプション: デフォルトのキュー・マネージャーとなる キュー・マネージャーの起動 strmqm QMGR1 デフォルト・キュー・マネージャーであれば、キュー・マネージャー名を省略可能 46 MQサーバー導入確認 (ローカル接続) スタンド・アローン型 必要となるオブジェクトの作成 作成するオブジェクト オブジェクト 名前 ローカル・キュー LQ 注: WebSphere MQ オブジェクト定義では、大文字小 文字が区別される。MQSCコマンドとして小文字で入力さ れたテキストは、単一引用符で囲まない限り大文字に変 換される。ここでの例は、必ず示されているとおりに入力する こと MQSCコマンド・ファイルの作成 定義ファイル: QMGR1_StandAlone.def *ローカル・キューの定義 DEFINE QLOCAL(LQ) + DESCR(‘Local test queueu’) 注: ・行の先頭が’*’の場合は、コメント行となる ・コマンドが次の行に続く場合は+をつける ・+の前後は空白文字を入れる ・オブジェクト名に小文字を使用する場合は、 (シングル・クォート)で囲む 47 MQサーバー導入確認 (ローカル接続) スタンド・アローン型 オブジェクトの作成 $ runmqsc QMGR1 < QMGR1_StandAlone.def 5724-H72 (C) Copyright IBM Corp. 1994, 2005. ALL RIGHTS RESERVED. キュー・マネージャー QMGR1 に対して MQSC を始動中です。 : *ローカル・キューの定義 1 : DEFINE QLOCAL(LQ) + : DESCR(‘Local test queueu’) AMQ8006: WebSphere MQ キューが作成されました。 MQSC コマンドを 1 つ読み取りました。 構文エラーがあるコマンドはありません。 有効な MQSC コマンドはすべて処理されました。 エラーがないこと を確認 キューの作成を確認 $ runmqsc QMGR1 5724-H72 (C) Copyright IBM Corp. 1994, 2005. ALL RIGHTS RESERVED. キュー・マネージャー MANAA に対して MQSC を始動中です。 キュー名が表示 される display qlocal(LQ) 1 : display ql(LQ) AMQ8409: キューの内容を表示します。 end 「end」 を入力して runmqscを終了 48 MQサーバー導入確認 (ローカル接続) スタンド・アローン型 サンプル・プログラムの実行 キューにメッセージをPUT (amqsputを使用) amqsput ・引数に、キュー名(必須)、キュー・マネージャー名を指定 標準出力よりメッセージを入力 ・1行を1メッセージとして扱う ・空白行でプログラム終了 amqsputの実行結果例 $ amqsput LQ QMGR1 Sample AMQSPUT0 start target queue is LQ test message1 test message2 Sample AMQSPUT0 end メッセージをGET、BROWSE amqsget ローカル・キューからメッセージをGET ・引数に、キュー名(必須)、キュー・マネージャー名を指定 ・キュー内のメッセージをすべて表示し、15秒WAITしてもメッセージがなければ終了 amqsgbr メッセージをブラウズ ・引数に、キュー名(必須)、キュー・マネージャー名を指定 ・キュー内のメッセージをすべてBROWSEし、表示 amqsgbrの実行結果例 amqsbcg メッセージの詳細表示 $ amqsgbr LQ QMGR1 ・引数に、キュー名、キュー・マネージャー名ともに必須 Sample AMQSGBR0 (browse) start QMGR1 ・メッセージ記述子(MQMDヘッダー) なども表示 Messages for LQ 1 <test message1> 2 <test message2> no more messages Sample AMQSGBR0 (browse) end 49 Blank Page 50 MQサーバー導入確認 (サーバー間接続) 分散型 異なるキュー・マネージャー間でのメッセージ転送 プロトコルはTCP/IPを使用 手順 mqm グループに所属しているユーザーでログイン 事前準備 ※「稼動確認(ローカル接続)」のページを参照 必要となるオブジェクトの作成 受信側での準備 送信側での準備 サンプル・プログラムの実行 稼動確認で構成する環境 キュー・マネージャー: QM_S キュー・マネージャー: QM_R リモート・キュー QM_R.LQ チャネル QM_S.TO.QM_R ローカル・キュー LQ トランスミッション・キュー QM_R 51 MQサーバー導入確認 (サーバー間接続) 分散型 必要となるオブジェクトの作成 作成するオブジェクト 送信側 キュー・マネージャー: QM_S 受信側 キュー・マネージャー: QM_R オブジェクト 名前 オブジェクト 名前 トランスミッション・キュー QM_R ローカル・キュー LQ リモート・キュー QM_R.LQ リスナー LISTENER.1414 送信チャネル QM_S.TO.QM_R 受信チャネル QM_S.TO.QM_R MQSCコマンド・ファイルを作成し、実行する ・送信側 MQSCコマンド・ファイル名 : QM_S.def (次ページ参照) ・受信側 MQSCコマンド・ファイル名 : QM_R.def (次ページ参照) 送信側(QM_S) での実行 $ runmqsc QM_S < QM_S.def $ runmqsc QM_R < QM_R.def オブジェクトが作成されたことを確認 $ runmqsc QM_S display qremote(QM_R.LQ) display qlocal(QM_R) display channel(QM_S.TO.QM_R) end 受信側(QM_R) での実行 オブジェクトが作成されたことを確認 $ runmqsc QM_R 52 display qlocal(LQ) display channel(QM_S.TO.QM_R) display listener(listener.1414) end (参考)MQSCコマンド・ファイル 送信側MQSCコマンド・ファイル QM_S.def 受信側MQSCコマンド・ファイル QM_R.def **リモート・キューの作成** DEFINE QREMOTE(QM_R.LQ) + DESCR(‘Test remote queue’) RNAME(LQ) + RQMNAME(QM_R) XMITQ(QM_R) **ローカルキューの作成** DEFINE QLOCAL(LQ) + DESCR(‘Test local queue’) **受信チャネルの作成** DEFINE CHANNEL(QM_S.TO.QM_R) + CHLTYPE(RCVR) + DESCR(‘Test receiver channel’) **トランスミッション・キューの作成** DEFINE QLOCAL(QM_R) USAGE(XMITQ) + DESCR(‘Test xmitq’) **送信チャネルの作成** DEFINE CHANNEL(QM_S.TO.QM_R) + CHLTYPE(SDR) TRPTYPE(TCP) + XMITQ(QM_R) CONNAME(‘HOST2(1414)’) + DESCR(‘Test sender channel’) **リスナーの作成** DEFINE LISTENER(LISTENER.1414) + TRPTYPE(TCP) PORT(1414) *で始まる行はコメントなので、入力は必須ではありません 53 MQサーバー導入確認 (サーバー間接続) 分散型 受信側での準備 リスナーの起動 受信側では、受信チャネル起動のために事前にリスナーを起動 $ runmqsc QM_R 5724-H72 (C) Copyright IBM Corp. 1994, 2005. ALL RIGHTS RESERVED. キュー・マネージャー QM_R に対して MQSC を始動中です。 START LISTENER(LISTENER.1414) 1 : START LISTENER(LISTENER.1414) AMQ8021: WebSphere MQ リスナーの開始要求が受け入れられました。 DISPLAY LSSTATUS(LISTENER.1414) AMQ8631: リスナー状況の詳細を表示します。 LISTENER(LISTENER.1414) STATUS(RUNNING) PID(569572) end STATUSが RUNNINGであること を確認 ・runmqlsr/inetd の設定でも受信チャネル起動可能 送信側での準備 チャネルの開始 $ runmqsc QM_S START CHANNEL (QM_S.TO.QM_R) 2 : START CHANNEL(QM_S.TO.QM_R) AMQ8018: WebSphere MQ チャネルの開始が受け入れられました。 DISPLAY CHSTATUS(QM_S.TO.QM_R) 3 : DISPLAY CHSTATUS(QM_S.TO.QM_R) AMQ8417: チャネル状況の内容を表示します。 CHANNEL(QM_S.TO.QM_R) CHLTYPE(SDR) CONNAME(HOST1(1414)) CURRENT RQMNAME(QM_R) STATUS(RUNNING) SUBSTATE(MQGET) XMITQ(QM_R) end 54 STATUSが RUNNINGであることを 確認 MQサーバー導入確認 (サーバー間接続) 分散型 サンプル・プログラムの実行 amqsputの実行結果例 送信側 リモート・キューに対してメッセージのPUT amqsput QM_R.LQ QM_S 引数にキュー名(必須)、キュー・マネージャー名を指定 標準入力よりメッセージを入力 1行を1メッセージとして扱う 空白行でプログラム終了 $ amqsput QM_R.LQ QM_S Sample AMQSPUT0 start target queue is QM_R.LQ test message1 test message2 Sample AMQSPUT0 end 受信側 メッセージをGET、BROWSE amqsget ローカル・キューからメッセージをGET ・引数に、キュー名(必須)、キュー・マネージャー名を指定 ・キュー内のメッセージをすべて表示し、15秒WAITしてもメッセージがなければ終了 amqsbcg メッセージの詳細表示 ・引数に、キュー名、キュー・マネージャー名ともに必須 ・メッセージ記述子(MQMDヘッダー) なども表示 amqsgbr メッセージをブラウズ amqsgbrの実行結果例 ・引数に、キュー名(必須)、キュー・マネージャー名を指定 $ amqsgbr LQ QM_R ・キュー内のメッセージをすべてBROWSEし、表示 Sample AMQSGBR0 (browse) start QM_R Messages for LQ 1 <test message1> 2 <test message2> no more messages Sample AMQSGBR0 (browse) end 55 Blank Page 56 MQクライアントの導入 ✢ MQクライアントの導入 ✢ MQクライアントの導入確認 ✤・・・導入に必須の作業 ✢・・・オプション 57 Blank Page 58 MQクライアントの導入 MQクライアントの導入 3タイプの導入 スタンダード・クライアント SSL付きクライアント 拡張トランザクション・クライアント (MQサーバー・イメージからのみ導入可能) 導入場所はいかのいずれか MQサーバーと別のサーバーに導入 MQクライアント・イメージから導入 MQサーバーと同じサーバーに導入 MQサーバー・イメージからクライアント・ファイルセットを導入 導入方法 MQサーバーと導入方法は同じ 「MQサーバーの導入」のページ以降参照 MQクライアントの導入構成要素に関しては「導入可能コンポーネント」を参照 CSD適用方法に関しては、「CSDの適用」のページ参照 (オプション作業) 59 MQクライアントの導入確認 クライアント接続でのメッセージ転送 プロトコルはTCP/IPを使用 ローカル・キューへのメッセージのPUT、GETおよびBROWSEで確認 手順 mqm グループに所属しているユーザーでログイン 事前準備 ※「稼動確認(ローカル接続)」のページを参照 必要となるオブジェクトの作成 MQサーバー側での準備 MQクライアント側での準備 サンプル・プログラムの実行 構成する環境 MQサーバー ホスト名: makuhari キュー・マネージャー: QMGR1 ローカル・キュー LQ 60 MQクライアントの導入確認 必要となるオブジェクトの作成 作成するオブジェクト MQサーバー側 キュー・マネージャー名:QMGR1 オブジェクト 名前 ローカル・キュー LQ リスナー LISTENER.1414 サーバー・チャネル CHANNEL1 MQSCコマンド・ファイルを作成し、実行する MQサーバー側 での実行 $ runmqsc QMGR1 < QMGR1_SVR.def QMGR1_SVR.def **ローカル・キューの作成** DEFINE QLOCAL(LQ) DESCR(‘Test xmitq’) オブジェクトが作成されたことを確認 $ runmqsc QMGR1 display lqueue(lq) display listener(listener.1414) display channel(channel1) end **サーバー・チャネルの作成** DEFINE CHANNEL(CHANNEL1) + CHLTYPE(SVRCONN) TRPTYPE(TCP) + MCAUSER(‘mqm’) + DESCR(‘Test server channel’) **リスナーの作成** DEFINE LISTENER(LISTENER.1414) TRPTYPE(TCP) + CONTROL(QMGR) PORT(1414) 61 稼動確認(クライアント接続) MQサーバー側での準備 リスナーの起動 MQサーバー側では、サーバー・チャネル起動のために事前にリスナーを起動 C:¥MQ> runmqsc QMGR1 5724-H72 (C) Copyright IBM Corp. 1994, 2005. ALL RIGHTS RESERVED. キュー・マネージャー QMGR1 に対して MQSC を始動中です。 START LISTENER(LISTENER.1414) 1 : START LISTENER(LISTENER.1414) AMQ8021: WebSphere MQ リスナーの開始要求が受け入れられました。 START LSSTATUS(LISTENER.1414) AMQ8631: リスナー状況の詳細を表示します。 LISTENER(LISTENER.1414) STATUS(RUNNING) PID(569572) end STATUSが RUNNINGであること を確認 ・runmqlsr/inetd の設定でも受信チャネル起動可能 62 稼動確認(クライアント接続) MQクライアント側の設定 N/W の確認 ping <MQサーバー側IPアドレス もしくは ホスト名> MQSERVER環境変数の設定 export MQSERVER= チャネル名/通信プロトコル/ホスト名(ポート) ※ ホスト名はIPアドレスも可 実行例 export MQSERVER=‘CHANNEL1/TCP/makuhari(1414)’ MQクライアントは、アクセス権限がないとキュー・マネージャーに接続することができません。権限を与える方法の1つとして、MQ サーバーが導入されているマシンとMQクライアントが導入されているマシンに同じ名前のユーザーを作成し、MQサーバー上の ユーザーをmqmグループに所属させる方法があります(※)。次ページにあるMQクライアント・アプリケーションはそのユーザーで実 行してください。 その他、MQクライアントにアクセス権限を与える方法に関しては、マニュアル「Security (SC34-6588)」を参照してください。 ※: アプリケーションの実行ユーザーはmqmグループに所属している必要はありません。 63 MQクライアントの導入確認 サンプル・プログラムの実行 amqsputの実行結果例 キューに、メッセージのPUT amqsputc LQ QMGR1 引数にキュー名(必須)、キュー・マネージャー名を指定 標準入力よりメッセージを入力 1行を1メッセージとして扱う 空白行でプログラム終了 $ amqsput LQ QMGR1 Sample AMQSPUT0 start target queue is LQ test message1 test message2 Sample AMQSPUT0 end キューから、メッセージのGET、BROWSE amqsget ローカル・キューからメッセージをGET ・引数に、キュー名(必須)、キュー・マネージャー名を指定 ・キュー内のメッセージをすべて表示し、15秒WAITしてもメッセージがなければ終了 amqsbcg メッセージの詳細表示 ・引数に、キュー名、キュー・マネージャー名ともに必須 ・メッセージ記述子(MQMDヘッダー) なども表示 amqsgbr メッセージをブラウズ amqsgbrの実行結果例 ・引数に、キュー名(必須)、キュー・マネージャー名を指定 $ amqsgbr LQ QMGR1 ・キュー内のメッセージをすべてBROWSEし、表示 Sample AMQSGBR0 (browse) start QMGR1 Messages for LQ 1 <test message1> 2 <test message2> no more messages Sample AMQSGBR0 (browse) end 64 その他 ✢ マニュアル一覧 ✢ オンライン・マニュアル ✢ LIBPATH と LD_LIBRARY_PATH 環境変数を 設定する場合の注意点 ✤・・・導入に必須の作業 ✢・・・オプション 65 マニュアル一覧 プラットフォーム共通 マニュアル名 マニュアル番号 WebSphere MQ Application Programming Guide SC34-6595-00 WebSphere MQ Application Programming Reference SC34-6596-00 WebSphere MQ Bibliography and Glossary SC34-6603-00 WebSphere MQ Clients GC34-6590-00 WebSphere MQ Constants SC34-6607-00 WebSphere MQ Intercommunication SC34-6587-00 WebSphere MQ Messages GC34-6601-00 WebSphere MQ Migration Information SC34-6604-00 Monitoring WebSphere MQ SC34-6593-00 WebSphere MQ Programmable Command Formats and Administration Interface SC34-6598-00 WebSphere MQ Publish/Subscribe User's Guide SC34-6606-00 WebSphere MQ Queue Managers Clusters SC34-6589-00 WebSphere MQ Script (MQSC) Command Reference SC34-6597-00 WebSphere MQ Security SC34-6588-00 WebSphere MQ System Administration Guide SC34-6584-00 WebSphere MQ Transport for SOAP SC34-6651-00 WebSphere MQ Using C++ SC34-6592-00 WebSphere MQ Using Java SC34-6591-00 WebSphere MQ Using .Net 66 GC34-6605-00 マニュアル一覧 UNIX/PC マニュアル名 マニュアル番号 WebSphere MQ for AIX Quick Beginnings GC34-6478-00 WebSphere MQ for HP-UX Quick Beginnings GC34-6479-00 WebSphere MQ for Solaris Quick Beginnings GC34-6477-00 WebSphere MQ for Linux Quick Beginnings GC34-6480-00 WebSphere MQ for Windows Quick Beginnings GC34-6476-00 WebSphere MQ for Windows, Using the Component Object Model Interface SC34-6594-00 z/OS マニュアル名 マニュアル番号 WebSphere MQ for z/OS Concepts and Planning Guide GC34-6582-00 WebSphere MQ for z/OS System Setup Guide SC34-6583-00 WebSphere MQ for z/OS System Administration Guide SC34-6585-00 WebSphere MQ for z/OS Messages and Codes GC34-6602-00 WebSphere MQ for z/OS Problem Determination Guide GC34-6600-00 WebSphere MQ for z/OS Program Directory GI10-2584-00 67 マニュアル一覧 iSeries マニュアル名 マニュアル番号 WebSphere MQ for iSeries Application Programming Reference (ILE RPG) SC34-6599-00 WebSphere MQ for iSeries Quick Beginnings GC34-6481-00 WebSphere MQ for iSeries System Administration Guide SC34-6586-00 最新版マニュアルの入手先: http://www-306.ibm.com/software/integration/wmq/library/ 68 オンライン・マニュアル オンライン・マニュアル 提供方法 製品と一緒に別CD-ROMにて提供 ・直接CD-ROMから参照することもできるし、マシンに導入して使用することもできる ・Windows、Linux(x86) で提供 提供形式 InforCenter (Eclipseベース) PDF 日本語版も提供 PDFであれば、以下のWebサイトからもダウンロード可能 提供元URL http://www-306.ibm.com/software/integration/wmq/library/ サポート・パック 以下のサイトの「Featured」⇒「SupportPacs」を参照 http://www-306.ibm.com/software/integration/wmq/support/download.html サポート・サマリー (最新CSDの情報など) http://www-306.ibm.com/software/integration/wmq/support/download.html 69 LIBPATH、LD_LIBRARY_PATH 環境変数を設定する場合の注意点 MQアプリケーションや、MQコマンドを実行させる環境では、できるかぎり /usr/lib、 /usr/bin、/usr/include をLIBPATH、LD_LIBRARY_PATHに含めない /usr/lib、/usr/bin、/usr/include はデフォルトで32ビット用MQライブラリー (/usr/lib/mqm) へシンボリック・リンクがはられている MQのライブラリーには32ビット用、64ビット用がある MQコマンドは64ビット用MQライブラリーを使用 /usr/lib が LIBPATH に設定されていると、指定する順番によっては適切なライブラリーが参照さ れない /usr/mqm/libが先に参照され、 該当のライブラリー見つかるとそ れを使用する 実行環境1 /usr/mqm/lib64が先に参照さ れ、該当のライブラリー見つかる とそれを使用する 実行環境2 LIBPATH=/usr/lib:/usr/mqm/lib64 64 ビット用MQ ライブラリーを使 用するアプリケー ション 実行に失敗する 可能性あり LIBPATH=/usr/mqm/lib64:/usr/lib 64 ビット用MQ ライブラリーを使 用するアプリケー ション 32 ビット用MQ ライブラリーを使 用するアプリケー ション MQコマンド MQコマンド 70 ✤32ビット・ライブラリー /usr/mqm/lib ✤64ビット・ライブラリー /usr/mqm/lib64 32 ビット用MQ ライブラリーを使 用するアプリケー ション 実行に失敗する 可能性あり LIBPATH、LD_LIBRARY_PATH 環境変数を設定する場合の注意点 LIBPATH、LD_LIBRARY_PATH 環境変数に、/usr/lib、/usr/bin、/usr/include を設定する場合 64ビット用MQライブラリーを使用するアプリケーションの実行環境での対応方法 32ビット用MQライブラリーを使用するアプリケーションの実行環境での対応方法 64ビット用MQライブラリーを使用するアプリケーションの実行環境での対応方法は2つ /usr/lib などよりも前に、64ビット用MQライブラリーを指定する 32ビット・ライブラリーへのシンボリック・リンクを解除した上で、/usr/libなどを設定する シンボリック・リンク解除コマンド: dltmqlnk シンボリック・リンク用コマンド : crtmqlnk 64ビット用MQライブラリー、32ビット用MQライブラリーを参照するアプリケーションが混在し ている実行環境での対応方法 それぞれのアプリケーションを実行する際に、随時適切なパスを指定する 別実行環境で、それぞれのアプリケーションを実行する 71 Blank Page 72