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Lotus Domino 6.5  Server.Load 新機能ご紹介 2003年12月 日本アイ・ビー・エム

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Lotus Domino 6.5  Server.Load 新機能ご紹介 2003年12月 日本アイ・ビー・エム
®
IBM Software Group
Lotus Domino 6.5 Server.Load 新機能ご紹介
2003年12月
日本アイ・ビー・エム
ソフトウェア事業部
ロータス技術部
IBM Software Group | Lotus software
はじめに
ƒ 本資料の記載内容は、正式な IBM のテストやレビューを受けておりません。内容について、
できる限り正確を期すよう努めてはおりますが、いかなる明示または暗黙の保証も責任も負
いかねます。本資料の情報は、使用先の責任において使用されるべきものであること、あら
かじめご了承ください。
ƒ 掲載情報は不定期に変更されることもあります。他のメディア等に無断で転載する事はご遠
慮ください。
本資料の著作権は日本アイ・ビー・エムにあります。非営利目的の個人利用の場合において、
自由に使用してもかまいませんが、営利目的の使用は禁止させていただきます。
ƒ IBM、はIBM Corporationの商標。
Lotus、Lotus iNotes Web Access、Lotus Domino Web Access、Lotus Instant Messaging、は
IBM-Lotusの商標。
ƒ Microsoft、Internet Explorer、はMicrosoft Corporationの米国およびその他の国における商
標。
その他、記載された社名および製品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。
ƒ 本資料は、Lotus Notes/Domino 6.5 Milestone 2、もしくはLotus Notes/Domino 6.5 英語版を
使用した検証を元に作成いたしました。
IBM Software Group | Lotus software
目次
ƒ Server.Loadとは
ƒ Server.Load新機能
ƒ Server.Load機能説明
稼働環境
測定手順
エージェントの設定
組み込みスクリプト
カスタム・スクリプト
テスト・パラメーター
停止条件
スクリプト変数
コマンドライン
測定基準設定
ƒ カスタム・スクリプト
ƒ ベンチマーク実施
IBM Software Group | Lotus software
Server.Loadとは
ƒ
キャパシティー計画ツール。テスト対象の Lotus Domino サーバーのキャパシ
ティーや応答時間を測定
管理クライアントに添付されるツール。
サーバーのCPU、メモリー、ディスクの使用量などに関する情報を取得し、実稼動前のベンチマー
ク評価が可能。アップグレード時のサーバー負荷をあらかじめ予測可能。
評価対象として掲示板データベース、Lotus Notes/Webメール、カレンダーやスケジュール機能
などが可能。
管理クライアントが稼動するプラットフォームをすべてサポート。
ƒ
GUI (Graphical user interface) を使ってタスクをコントロール。小・中規模なテ
スト向き
大規模な負荷測定ツールには「NotesBench」があります。(但し、ライセンスが別途必須)
※http://www.notesbench.org/
IBM Software Group | Lotus software
Server.Load新機能
IBM Software Group | Lotus software
Lotus Domino 6.5からの新機能
ƒ Lotus Domino 6.5からiNotesワークロード・シナリオを追加。
R6Mail関連のワークロード・シナリオも追加。
Lotus Domino Web Access(R5/R6) ※旧:iNotes
R6IMAP
R6Mail
IBM Software Group | Lotus software
Lotus Domino 6.5からの新機能(続き)
ƒ HTTP関連のベンチマーク・データを取得可能
Throughput of completed HTTP operations
(完了したHTTP操作のスループット)
Average response time at maximum capacity
(キャパシティー最大時の平均レスポンス・タイム)
Maximum number of R6iNotes users supported before the average user response time
becomes unacceptable
(ユーザー・レスポンス・タイムの平均が許容限度を越える前のR6iNotesユーザーの最大数)
HTTP Stats-----------Min-----Max-----Avg----HTTP Stats------Min-----Max----Avg
ConnectTime :
1
60
13
SendTime : 1
82
4
ReceiveTime :
0
1202
93
TotalTime : 11 1249 112
ActionsTime :
0
172
64
KBytes/Page :
0
136
25
Object/Page :
1
13
3
KBytes/Obj :
0
94
7
------------------KBytes---Pages-----Objs---------------TimeOut---Drops---ActF
Totals
:
1500
58
195 Totals :
0
0
0
---------------------Act---SErrs---CErrs----------------Hit/ Min----MinRunning
Totals
:
16
0
0
:
24
8
IBM Software Group | Lotus software
Lotus Domino 6.5からの新機能(続き)
ƒ HTTPプロトコルに関する取得可能データ
ConnectTime
:HTTPコネクトを確立した最大、最小、平均時間(msec)
SendTime
:HTTPデータを送信した最大、最小、平均時間(msec)
RcvTime
:HTTPデータを受信した最大、最小、平均時間(msec)
TotalTime
:コネクトの確立、データ送信&受信の最大、最小、平均時間(msec)
ActionsTime
:HTTPアクションを実行した最大、最小、平均時間(msec)
Kbytes/Page
:リクエスト毎の最大、最小、平均データ受信量(kbyte)
Object/Page
:リクエスト毎の最大、最小、平均オブジェクト(htm,jpg)数
Totals
:合計データ受信量、合計ページ受信数 etc
Act
:アクションの合計
Serr
:サーバー・エラーの合計
Cerr
:クライアント・エラーの合計
Hit/Min
:1分あたりの平均オブジェクト受信数
Min Running
:テスト稼働時間(min)
IBM Software Group | Lotus software
Server.Load機能説明
IBM Software Group | Lotus software
稼働環境
ƒ
Lotus Dominoサーバー
R5.0.1以降
ƒ
Lotus Notesクライアント
Windows 95/98,Windows NT 4.0 SP4 以上
Server.Loadと同じリリースのクライアント
1仮想クライアントあたり125KBのMemory
ƒ
シミュレーションしたユー
ザーの要求
シミュレーション可能なクライアント
Lotus Notesクライアント
Webクライアント
サーバーの統計
SMTP/POP3クライアント
SMTP/IMAP4クライアント
Server.Loadテスト・クライアント
テスト対象のシステム
(Sload.exe)
[構成例]
(Lotus Dominoサー
バー)
IBM Software Group | Lotus software
主な機能
ƒ
負荷テスト
負荷テストの実行
負荷実行スクリプトをカスタマイズして、独自の負荷のシュミレーション
コマンドラインでのコマンド手動入力
ƒ
グラフィカルなユーザー・インターフェース
サーバー・パフォーマンスを測定するためのグラフィカルなユーザー・インターフェース
ƒ
リアルタイムでの操作環境
リアルタイムにテスト環境や変数を操作
リアルタイムにサーバーのパフォーマンス・データを測定
IBM Software Group | Lotus software
測定手順
ƒ
パフォーマンス・テストを行い、モニター・ツールでデータを収集する
1. Server.Loadを、クライアント・マシンにインストール
2. パフォーマンス・テストの設定
・メール・ファイルの作成
・テスト用ユーザーの登録
Server.Loadのタスクやエージェントを使用
3. パフォーマンス・テストのワークロードを実行して、一定した状態に達するまで、テス
ト対象のシステムに重い負荷をかける
4. Statrep.nsf データベース等で収集されたサーバー統計を参照、グラフ化
5. テスト・ドライバー・クライアントのメトリクス・ファイルから、レスポンス時間のデータ
を収集
IBM Software Group | Lotus software
エージェントの設定
ƒ
Server.Loadエージェント → ワークロードで必要な数のユーザーを登録する
ƒ
クライアントのデータ・ディレクトリーにインストールされるNAMAGENT.NSF ファイルか
ら、Lotus Domino Designer を使用してSUT上のDomino ディレクトリにエージェントを
コピー
※SUT:Server under TEST(テスト・サーバー)
ユーザー文書のワークロードを設定するエージェント
•
Create NotesBench Mail Person Documents
ワークロード設定を復旧および変更するエージェント
•
•
•
•
•
•
Refresh All Documents
Set HTTPPassword to "NotesBench"
Set Message Storage Format = MIME
Set Message Storage Format = No Preference
Set Message Storage Format = Notes
Update ACL of MailDBs to include Owner (mail1, mail2, ...)
エージェントを全てコピー
NAMAGENT.NSF
NAMES.NSF(Domino ディレクトリ)
IBM Software Group | Lotus software
組み込みスクリプト[Test Type=Built-In ]
ƒ
Server.Loadには、スクリプト(あらかじめ用意されたワークロード・シナリオ)がセットで組み込まれている
ƒ
次の手順を実行
1.
2.
Server.Loadを開始
[Test Type] フィールドで [Built-in] を選択し、スクリプトを選択
スクリプト
説明
Idle Workload
Lotus Dominoサーバーがサポートするセッション数の上限
R5/R6 IMAP
Workload
IMAPで通信する、サイト内のメール・ユーザー用のサーバーをシミュレー
ションする Notesトランザクションを実行
R5 Simple Mail
Routing
R5のLotus Notesメール・ユーザーが実行する基本メール操作をシミュレー
ト
R5/R6 iNotes
Workload
Webブラウザー・ユーザーによるR5iNotesメールの送信、取得、削除をシ
ミュレート
R6 Mail workload
6のLotus Notesメール・ユーザーが実行するメールの送信、取得、削除を
シミュレート
R5 Shared Database
同じディスカッション・データベースで 1 人以上のアクティブ・ユーザーが
実行するデータベース操作をシミュレート
SMTP and POP3
Workload
SMTP と POP3 で通信する、サイト内のメール・ユーザー用のサーバーを
シミュレーションする Notes トランザクションを実行
Web Idle Workload
Lotus Domino Web サーバーのデフォルトページまたはホームページに接
続しているユーザーをシミュレート
Web Mail Workload
Webメールユーザーの負荷をシミュレーションするトランザクションを実行
IBM Software Group | Lotus software
カスタム・スクリプト[Test Type=Custom]
ƒ
カスタム・スクリプトを作成する場合は、次の手順を実行
1.
Server.Load を開始
2.
[Test Type]フィールドで[Custom]を選択する。[Browse]をクリックし、追加するスクリプトを選択。スクリプトを表
示または編集するには[Edit Script]を選択
3.
[Test Parameters]タブをクリック。複数のクライアントからテストを実行する場合、それぞれのクライアントから
テストを実行するたびに[Starting Thread No]パラメータ値を増分する
4.
(省略可能)停止条件を設定するために[Stop Conditions]タブをクリック
5.
[実行]をクリック
6.
(省略可能)モニターする測定基準を選択
7.
(省略可能)[Server to receive console commands]フィールドにSUT名を入力
8.
[Start Test]をクリック
IBM Software Group | Lotus software
テスト・パラメーター[Test Parameters]
ƒ
Server.Load テストを実行する前に、必要に応じて、[Test Parameters] タブの以下のパラメー
ターを変更可能
フィールド
アクション
Max No. of Users
シミュレーション・ユーザー数を入力。デフォルト値は 1。最大値は
512。
Script Loop Count
シミュレーション・ユーザーあたりのスクリプト実行回数を入力。デフォ
ルト値は1。繰り返す回数の総数は、[Script Loop Count]値に [Max.
No. of Users]値を掛け計算。
Thread Creation
Interval (sec)
シミュレーション・ユーザーを作成する間隔を秒単位で入力。デフォ
ルト値は 1。
Starting Thread No.
テストを開始するスレッド番号を入力。デフォルト値は1。
Test Time
Parameter
次のいずれかを選択。
[No time limit] (デフォルト) -- 時間を制限せずテストを実行。
[Run between two time periods] -- 開始時間と終了時間の間にテ
ストを実行。その際、標準形式 (1:00 PM) または24時間形式 (13:00)
で入力。
[Specify Total Test Time] -- 指定分数のテストを実行。
Build Recipient
List using Name
and Address Book
[Browse] をクリックし、テスト結果の受信者リストの作成に使用する
Lotus Domino ディレクトリまたは個人アドレス帳を選択。
Storage test
output to
[Browse] をクリックし、テスト出力の保存場所を指定。
IBM Software Group | Lotus software
停止条件 [Stop Conditions]
ƒ
SUT がテスト中に正確に応答しなかった場合の動作を設定することが可能
1.
メイン・ウィンドウから [Stop Conditions] タブをクリック
2.
次の操作のいずれかを行う
・
・
[If Total Number of Timeouts Exceeds] を選択し、テスト停止後のタイムアウト値を入力。
[If Average Response Time Exceeds (msec)] を選択し、テストが中止されるタイムアウト値をミリ秒単位で入力。
IBM Software Group | Lotus software
スクリプト変数 [Script Variables]
ƒ
スクリプト変数のデフォルト値を変更し、テストをさらに細かく設定可能
1.
メイン・ウィンドウから [Script Variables] タブをクリック
2.
変更する変数を含む行を検索し、一番左の列をクリック
3.
スクリプト変数の値をダブル・クリックして編集モードにし、新しい値を入力
4.
次の空白の変数行をクリック
5.
スクリプトを開き、変更内容を Server.Loadに認識させる
IBM Software Group | Lotus software
コマンド テスト[Command Line Screen]
ƒ
[Command Line Screen]タブを使用すると、個々のServer.Loadコマンドをテスト可能。各コ
マンドのテスト結果は[Output]ウィンドウに表示
1.
クライアント・システムでServer.Loadを起動
2.
[Test Type]フィールドで[Manual]を選択
3.
[Command Line Screen]タブをクリックし、Server.Loadコマンドまたはサーバー・コマンドを[Command Line]フィール
ドに入力し、[Submit]をクリック
IBM Software Group | Lotus software
測定基準設定
ƒ
テストを実行すると、スクリプトおよびサーバー統計の各種測定基準を表示でき、必要
に応じてテスト出力を個別のファイルに保存
ƒ
サーバー統計の測定基準は、Lotus Dominoサーバーによって生成される。スクリプトの
測定基準は Server.Loadのコマンド名と同じであり、そのコマンドのパフォーマンスを表
示
ƒ
測定基準を設定するには、次の手順を実行
1.
2.
3.
メイン・ウィンドウから [Execute] をクリック
スクリプトまたはサーバー統計の測定基準を選択
次の操作のいずれかを行う
・
・
4.
測定基準をモニターに追加するために、[Add Metric]をクリック
測定基準のモニターを停止するために[Delete Selected Metric]をクリック
(省略可能)[Store the Metrics to this File]の横にある [Browse]をクリックして、測定基準を保存するファイルを
選択
統計
説明
Script Metrics
取得する情報を選択
Server Stat Metrics
データベース統計、システム統計、メールの
統計、ネットワーク統計の各設定基準を設定
スレッドの 1 分ごとの統計
(Per Minute Thread Stats)
統計は各テスト用に自動的に提供および収
集される
IBM Software Group | Lotus software
カスタム・スクリプト
IBM Software Group | Lotus software
カスタム・スクリプトの特徴
ƒ 組み込みスクリプトの特徴
あらかじめ用意されたワークロード(テスト・シナリオ)である
テスト・パラメーターとスクリプト変数の変更によってワークロードに変化を持たせる
ƒ カスタム・スクリプトの特徴
Server.Loadコマンド言語を使用して作成する
新たにテスト・シナリオを作成できる
•
•
•
•
Notes アプリケーションの処理をシミュレート
お客様特有の使用形態をシミュレート
トラブル時のテスト・シミュレート
組み込みスクリプトを参考にしたカスタマイズ
IBM Software Group | Lotus software
カスタムのスクリプトの作成
ƒ テキスト・ベースのスクリプト・コードを作成
スクリプト・コードを作成
•
•
•
テキスト・エディター等で作成
拡張子はSCR
− SCR以外は読み込みダイアログに表示されない
Sever.Loadコマンド(次ページ参考)で作成
組み込みスクリプト等を参考にカット&ペーストで作成
•
テスト・シナリオに沿ったコード修正
ƒ スクリプト・コードの変更
スクリプト・コード読み込み前の修正
スクリプト・コード読み込み後のダイナミック修正
•
コードは保存されないので、修正作業は必要
IBM Software Group | Lotus software
Server.Loadコマンド
ƒ 単純なコマンド言語となっている
ƒ 各コマンドは1つの機能をシミュレートする
これらのコマンドを集めてシナリオを作成する
ƒ アスタリスクはコメント
日本語コメントは実行時にエラーとなる
ƒ コマンド
制御コマンド
•
@If、@Else、@Endif、@BeginLoop、@BeginLoop2、Rewind、Rewind2 等
データベース・コマンド
•
ChangeTo、DbDelete、NewReplicaDB 等
メール・コマンド
•
SendMessage、SendSMTPMessage、ImailPostMessage 等
*その他のコマンド、詳細は管理者ヘルプを参照してください
IBM Software Group | Lotus software
テスト・シナリオの作成
ƒ Lotus Domino Web Access(iNotes) 用に
新たにテスト・シナリオを作成してカスタム・
スクリプトを作成してみます
テスト・シナリオ概要
•ランダム・インターバル
•データベース・オープン
•ディレクトリー情報取得
•ランダム・インターバル
•ランダム・インターバル
•メッセージを100ユーザーに送信
•メッセージの読み取り(5文書)
•メッセージ削除(1文書)
•メッセージ追加(1文書)
•ランダム・インターバル
操作/シナリオ
処理数
受信ボックスを開く
2
メッセージを読む
5
メッセージを削除
1
メッセージを受信ボックスに加える
1
メッセージを100ユーザーに送信
1
受信ボックスを閉じる
2
IBM Software Group | Lotus software
テスト・シナリオ実行前の必須処理
ƒ ユーザー文書を作成済みであること
Create NotesBench Mail Person Documents エージェントの実行でユーザー文書を作成しておく
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
Starting value to create mail users – 1.00を設定
Number of users to create – 300.00を設定
Number of Mailn.NSF files to create – 1000.00を設定
Starting Mailn.NSF file – 1.00を設定
Location for mail databases – mail¥(推奨)
Mail domain – ドメイン名を設定
Mail server directory is on – Domino ディレクトリ の保存してあるサーバー名を設定
Message storage format – 2(MIME)を設定
Mail system – 1(Notes)を設定
Internet host name – Domino ディレクトリ の保存してあるサーバーのホスト名を設定
IBM Software Group | Lotus software
テスト・シナリオ実行前の必須処理
ƒ メール・ファイルが作成済みであること
iNotes Initialization 組み込みスクリプトを実行してiNotes用のメール・ファイルを作成しておく
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
•
Number of Users/Threads − 1を設定
Script Loop Count − 300を設定(300ユーザー分)
Thread Creation Interval − 1を設定
Starting Thread No − 1を設定
Test Time Parameter − No time limitを選択
NBTestReset −0を設定
MailServer – メール・サーバー名を設定
nb_dbdir – mail¥(推奨)
MailTemplate – iNotes6.ntf を設定
Httphost – サーバーのホスト名かIPアドレスを設定
NormalMessageSize – 作成するメッセージのサイズを設定(1000が推奨値)
NumMailNotesPerUser – 作成するメッセージ数(100が推奨値)
IBM Software Group | Lotus software
スクリプト・コード
• ランダム・インターバルで複数のプロセスをバランスよく実行させる
pause 0-180000
• メール・データベースを開き、ディレクトリー情報を取得してすべてのスレッドで使用できるようにする
webget –url [httphost]/[nd_dbdir]mail[#].nsf –qi
drop
• 60秒間待機
Pause 45000-75000
• ループ部分のスクリプト起動
beginloop
* Webから100ユーザーにメッセージを送信。メッセージ作成には約60かかる。
webget -url [httphost]/[nb_dbdir]mail[#].nsf -h 10 10 40000-80000 -qis profile [NumMessageRecipient] [Nthiteration]
• 1−3分間待機
pause 60000-180000
• 受信ボックスから最初の5メッセージを読み取る。各メッセージを約1分づつ読み取り、最初の1メッセージを削除して1メッセージを追加
webget -url [httphost]/[nb_dbdir]mail[#].nsf -h 10 10 40000-80000 -qri 5 1 1
• 4−6分間待機
pause 120000-240000
• 繰り返し
rewind
IBM Software Group | Lotus software
カスタム・スクリプトの実行
ƒ Server.Load の起動
ƒ [Test Type]フィールドで[Custom]を選択
ƒ [Browse]をクリックして作成したカスタム・スクリプトコードを選択
今回作成したスクリプト・コードを選択
拡張子がSCRでないと表示されないので注意
ƒ [Test Parameters]タブで各パラメータ値を設定
次頁以降を参照
ƒ [Stop Conditions]タブの設定は今回は行わない
ƒ [Script Variable]タブの設定
次頁以降を参照
ƒ [Command Line Screen]タブの設定は行わない
ƒ [Execute]ボタンの押下
データ取得項目の設定(次項を参照)
IBM Software Group | Lotus software
テスト・パラメータ
ƒ シミュレーション・ユーザーを300ユーザーとした時の設定値
1クライアントの最大ユーザー数は512であるが3クライアントで100ユーザーづつで分割設定
行う場合
Max No. of Users(シミュレーション・ユーザー数)
•
それぞれのクライアントに100を設定
Script Loop Count −デフォルト値の1を設定(全てのクライアント)
•
カスタム・スクリプトのコードで無限ループを設定しているため
Thread Creation Interval − デフォルト値の1を設定
Starting Thread No.
•
•
•
1台目のクライアント − 1を設定
2台目のクライアント − 101を設定
3台目のクライアント − 201を設定
Test Time Parameter − [No time limit]
Build Recipient List using Name and Address Book
•
DominoDirectoryを設定
Storage test output to
•
テスト出力の保存場所を設定
IBM Software Group | Lotus software
スクリプト変数
ƒ [httphost]
Lotus Domino Webサーバーのホスト名かIPアドレスを設定
ƒ [nb_dbdir]
メール・データベース・ディレクトリーを設定(推奨はmail¥)
ƒ [NomalMessageSize]
メッセージ本文のサイズを設定(推奨値は1000)
ƒ [NumMessagerRecipients]
メッセージを送信するユーザー数を設定。今回のテスト・シナリオでは100を設定。
ƒ [Nthiteration]
メッセージの送信頻度を設定。今回のテスト・シナリオでは1を設定(推奨値は6)
IBM Software Group | Lotus software
ベンチマーク実施例
IBM Software Group | Lotus software
ベンチマーク実施 環境説明
ƒ ベンチマーク環境
サーバー
•xSeries 200
−CPU 1.3Ghz 1way
−Memory 1.3GB
−Disk 40GB
•Windows 2000 Server
•Lotus Domino 6.5
クライアント
•ThinkPad X31
•Windows 2000 Professional
•Lotus Notes 6.5 with Server.Load
ネットワーク
•Ethernet 100Mbps
Server.Load
クライアント
Lotus Domino
サーバー
IBM Software Group | Lotus software
ベンチマーク測定時の主な注意点
ƒ クライアント、サーバー上に不必要なサービスが起動していないか?
コントロールパネル−サービスから停止/手動により起動に変更
ƒ ネットワークが正常な帯域を確保できているかどうか?名前解決はできている
か?
明示的にネットワーク帯域を指定
DNS または Hostsにより解決
ƒ 測定前に測定サーバーの環境をクリアにする
再起動によるメモリーの開放
テスト環境の統一(テスト前DBへの戻し、ログのクリア、DBの圧縮、etc…)
ƒ クライアント/サーバー・マシンの時刻あわせ
テスト前にパフォーマンスに影響を与える可能性がある要素を
排除することにより、正しいテスト結果を取得できる
IBM Software Group | Lotus software
Server.Load設定パラメータ
ƒ 今回、実施したベンチマーク・テストの想定内容
R6iNotes用のカスタム・スクリプト(前章)にて、100,200,300ユーザーが接続した際
の、connect time,send time,receive timeの合計平均値であるAvg.Total Timeを
Server.Loadにより求め、どの程度パフォーマンスが悪化するのかを調査する。
グラフ化するに当り、以下の点を考慮する。
• 前章にて記載したR6iNotes用のカスタム・スクリプトを使用する
• メール送信数とトランザクション数の推移を比較する
• トランザクション数とTotal Timeの推移を比較する
• 必要なチューニング要素は行うものとする
ƒ ベンチマークの目的によって設定パラメーターは異なる点に注意。
ƒ WindowsのPerformance MonitorにてCPU,Memory,Diskの情報をあわせて
取得することにより、ハードウェアのリソース使用状況も把握することが可能な
ためデータを取得する。
IBM Software Group | Lotus software
Server.Load設定パラメーター(続き)
ƒ 想定したケースを満たすための設定パラメーター例
Server Stat Metrics
•
取得必須項目
− Mail.Delivered
− メール送信数
•
チューニングのために確認した項目
− Domino.Threads.Active.Peek
− 使用される最大同時スレッド数を確認。
− Database.BufferPool.Used
− BufferPoolがどの程度使用されているか確認。あわせて、サーバー上で
Database.Database.BufferPool.PercentReadsInBufferを確認し、Buffer PoolのHit率を
確認。
− Database.DbCache.CurrentEntries、Database.DbCache.Hits
− DBCacheが有効に使われているか確認。
− Domino.Cache.*
− HTTPのメモリー・キャッシュが有効活用されているか確認。
IBM Software Group | Lotus software
実施結果(Metrics & Per Minutes Thread Stats)
ƒ Metrics & Per Minutes Thread Stats
結果がファイルとして書き出される
•
•
一分間隔でファイルに出力される
.csv形式で吐き出されるため、Excel等にインポート可
書き出し先は、同じインターフェースの”Store the Metrics to this File”にて指定
IBM Software Group | Lotus software
実施結果(Metrics & Per Minutes Thread Stats詳細)
*************************************
METRICS OUTPUT LEGEND
TIME STAMP: 2003/10/13 21:13:42
*************************************
Time,# of Running Threads,Total Trans,Min Trans,Max Trans,Avg Trans,No. of
Repls,Agg Resp. Time,Server Not Responding,Session Time Out,Sem
Timeouts,Running Time, Mail.Delivered:min,max,avg,#ops
2003/10/13 21:13:42,1,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1
2003/10/13 21:14:43,5,0,0,0,0,0,0,0,0,0,1,0,0,0,2
2003/10/13 21:15:44,5,0,0,0,0,0,0,0,0,0,2,0,0,0,3
2003/10/13 21:16:44,5,3,0,1,0,0,201,0,0,0,3,0,0,0,4
2003/10/13 21:17:45,5,3,0,1,0,0,201,0,0,0,4,0,5,1,5
2003/10/13 21:18:45,5,0,0,0,0,0,140,0,0,0,5,0,5,1,6
2003/10/13 21:19:46,5,0,0,0,0,0,140,0,0,0,6,0,5,2,7
2003/10/13 21:20:47,5,5,0,2,1,0,163,0,0,0,7,0,5,2,8
2003/10/13 21:21:47,5,4,0,1,1,0,165,0,0,0,8,0,5,2,9
2003/10/13 21:22:48,5,6,1,2,3,0,171,0,0,0,9,0,5,3,10
各取得項目の詳細は、Lotus Domino 6.5システム管理ヘルプを参照してください。
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実施結果(WebでのTotal Timeの導出)
ƒ レスポンスの比較として、ConnectTime,SendTime,ReceiveTimeの合計平均
値である、Total Timeを使用して比較する。
ƒ HTTP Statsの統計は、DOSウィンドウのみに値が出力される。出力された例
は以下の通り。
HTTP Stats-----------Min-----Max-----Avg----HTTP Stats------Min-----Max----Avg
ConnectTime :
1
60
13
SendTime : 1
82
4
ReceiveTime :
0
1202
93
TotalTime : 11 1249 112
ActionsTime :
0
172
64
KBytes/Page :
0
136
25
Object/Page :
1
13
3
KBytes/Obj :
0
94
7
------------------KBytes---Pages-----Objs---------------TimeOut---Drops---ActF
Totals
:
1500
58
195 Totals :
0
0
0
---------------------Act---SErrs---CErrs----------------Hit/ Min----MinRunning
Totals
:
16
0
0
:
24
8
IBM Software Group | Lotus software
実施結果(加工例1)
ƒ トランザクション数とメール送信数の比較
トランザクション数
MailDelivered
35000
250
30000
25000
200
20000
150
15000
100
10000
50
0
0
100
200
ユーザー数(人)
300
)
)
5000
メール送信総数︵
回
トランザクション数 回(
300
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実施結果(加工例2)
ƒ Total Timeとトランザクション数の比較
トランザクション数
Total Time
4000
250
3500
3000
200
2500
150
2000
1500
100
1000
)
50
500
0
0
100
200
ユーザー数(人)
300
Total Time (ms)
トランザクション数 回(
4500
300
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実施結果(Excelでの加工例3)
ƒ CPU,Memory,Disk,Networkの使用率
Processor Time
Available Mbyte
500
90
450
80
400
利用可能メモリ量(Mbytes)
100
CPU使用率(%)
70
60
50
40
30
20
10
350
300
250
200
150
100
50
0
100
100
100
200 200
0
300
ユーザー数(人)
100
Processor Time
Network
1600
7000000
1400
6000000
1200
5000000
転送容量(byte)
ディスク稼動率(%)
300
Available Mbyte
Disk稼働率
1000
800
600
4000000
3000000
2000000
400
1000000
200
0
200
ユーザー数(人)
100
200
ユーザー数(人)
DiskTime
300
0
100
200
ユーザー数(人)
Byte Total
300
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(補足)実施結果詳細
ƒ 実施結果の詳細に関してもログとして出力される
実行中に別ウィンドウで詳細を出力しているもの。
ファイルとしても出力されているので必要であれば確認
別ウィンドウに出力されているログ
ファイルに出力されたログ
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(参考)アプリケーション用組み込みスクリプト
ƒ R5 Shared Database Workload
共有データベースへのアクセスをシミュレートする
•
•
•
•
•
ビュー操作
文書の閲覧
文書の追加
文書の更新
未読文書へのナビゲーション
測定結果
•
•
•
完了したLotus Notes操作のスループット
平均応答時間
サポート・ユーザー数
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