...

Lotus Notes/Domino 8.5 へのアップグレード ∼アップグレードの手順と注意事項の概要∼ 日本アイ・ビー・エム システムズ・エンジニアリング(株) 2009年 3月30日版

by user

on
Category: Documents
327

views

Report

Comments

Transcript

Lotus Notes/Domino 8.5 へのアップグレード ∼アップグレードの手順と注意事項の概要∼ 日本アイ・ビー・エム システムズ・エンジニアリング(株) 2009年 3月30日版
®
Lotus Notes/Domino 8.5 へのアップグレード
∼アップグレードの手順と注意事項の概要∼
2009年 3月30日版
日本アイ・ビー・エム システムズ・エンジニアリング(株)
© 2009 IBM Corporation
IBM Software Group | Lotus software
特記事項
ƒ 本資料の記載内容は、正式な IBM のテストやレビューを受けておりません。内容につ
いて、できる限り正確を期すよう努めてはおりますが、いかなる明示または暗黙の保証
も責任も負いかねます。本資料の情報は、使用先の責任において使用されるべきもの
であることを、あらかじめご了承ください。
ƒ 掲載情報は不定期に変更されることもあります。他のメディア等に無断で転載する事
はご遠慮ください。
ƒ 本資料の著作権は日本アイ・ビー・エムにあります。非営利目的の個人利用の場合に
おいて、自由に使用してもかまいませんが、営利目的の使用は禁止させていただきま
す。
ƒ IBM、AIX、WebSphere、は IBM Corporation の商標。
Lotus、Lotus、Lotus Workplace Messaging、Lotus Enterprise Integrator、Lotus
Enterprise Script Builder、Lotus Domino Unified Communications Service、Lotus
Instant Messaging/Web Conferencing、Lotus Team Workplace、Lotus Workplace
Team Collaboration、Lotus Learning Management System、Lotus Virtual
Classrooom、Lotus LearningSpace、Lotus Workplace Collaborative Learning、
Lotus Domino Document Manager、Lotus Discovery Server、Lotus Extended
Search、Lotus Workplace Web Content Management、Lotus Workflow、は IBMLotus の商標。
その他、記載された社名および製品名は、それぞれ各社の商標または登録商標です。
IBM Software Group | Lotus software
Agenda
ƒ アップグレードの準備・計画
ƒ サーバー移行の考え方
ƒ クライアント移行の考え方
ƒ 混在環境の注意点
ƒ TIPS
ƒ 参考情報
IBM Software Group | Lotus software
Agenda
ƒ アップグレードの準備・計画
ƒ サーバー移行の考え方
ƒ クライアント移行の考え方
ƒ 混在環境の注意点
ƒ TIPS
ƒ 参考情報
IBM Software Group | Lotus software
アップグレードの基本
ƒ Notes/Domino システムのアップグレードとは・・・
– Domino サーバーのアップグレード
•
•
•
•
メール/ iNotes(※)サーバー
アプリサーバー
ハブサーバー
MTAサーバー など
– Notes クライアントのアップグレード
アップグレードの基本3要素
1.
1.サーバー
サーバー
2.
2.クライアント
クライアント
3.
3.アプリケーション
アプリケーション
– メールテンプレートのアップグレード
– アプリケーションの新環境対応
※ Notes/Domino 8.5 から
Domino Web Access(DWA) は iNotes と改名されました
IBM Software Group | Lotus software
Notes/Dominoシステムのアップグレードの進め方(例)
Plan
Preparation
Pilot
Production
全体
移行方針策定
サーバー
移行設計
クライアント
テスト
移行設計
移行作業
テスト
移行作業
(移行ツール開発)
アプリ
移行設計
テスト、修正
新設計適用
時間
IBM Software Group | Lotus software
基本方針の策定
ƒ Notes/Domino 環境のアップグレードにあたり、プロジェクトのゴールを制定
– パターン1 : 既存環境を純粋にアップグレードする
• サーバーのみ
• サーバー&クライアント など
– パターン2 : 移行のタイミングで、追加拡張を考える
•
•
•
•
•
クライアントの種類を変更する(Web 化、メールクライアントの変更)
障害対策、災害対策の実装
サーバー集約/再編成
プラットフォーム変更
Notes/Domino 8.5 新機能の活用
※パターン2の場合、純粋なアップグレードに比べて、移行設計として必要とされる項目が多い
IBM Software Group | Lotus software
事前の確認必須事項(1)
ƒ サポートされているプラットフォームの確認
– Dominoサーバーのプラットフォーム、バージョン
※Windows 2000 は対象外、Windows Server 2008 をサポート
※AIX 5.1/5.2 は対象外、AIX5.3/6.1も64bit カーネルのみサポート
– クライアントのプラットフォーム、バージョン
• Notesクライアント、Webブラウザなど
※Notes : Microsoft Windows は Windows XP/Vista のみ
※iNotes : Windows XP/Vista のみ、IE6以上
– 利用している、コンパニオン製品、サードパーティツール
• Dominoリリース、プラットフォームとバージョン
※詳細を最新のサポート技術情報で必ず確認して下さい。
Notes/Domino
Notes/Domino8.5
8.5から、リリース情報の提供形態が変更され、従来のNotes
から、リリース情報の提供形態が変更され、従来のNotesデータベース
データベース
<readme.nsf>ではなく
HTML
ファイル<readme.html>で提供されます。
<readme.nsf>ではなく HTML ファイル<readme.html>で提供されます。
(情報源は
(情報源は Information
InformationCenter
Center とサポート技術情報<
とサポート技術情報< Technote
Technote >となる)
>となる)
IBM Software Group | Lotus software
事前の確認必須事項(2)
ƒ ハードウェア要件
– サーバースペックの確認
• Technote の記述は最低要件
• 特定条件下の負荷テストにおいて、Disk I/O の削減に効果あり
– Domino7 > Domino8 > Domino 8.5
【参考】 developerWorks : Domino7 と Domino8 の比較
http://www.ibm.com/developerworks/lotus/library/domino8-performance/
• テンプレートサイズの増加による、ディスクサイズの確認
【参考】 mail85.ntf は約 28MB (mail8.ntf は約 27MB、mail7.ntf は約18MB)
• ユーザー数の増加がないか、クライアントタイプの変更がないかを確認
– クライアントスペックの確認
• Notes クライアント
– Standard 版を利用する場合は特に要注意
• iNotes クライアント
– サポート技術情報(Technote) に従ってスペックを確認
IBM Software Group | Lotus software
新環境基本設計
ƒ サーバー環境設計
– 移行時にサーバー追加がある場合は実施
• 新サーバーとのメール/複製のトポロジーの組み方
• サーバーのセキュリティ
• Web 環境設計(認証、SSO など)
など、現行の設計にあわせて
ƒ サーバー運用設計
– Domino 8.5 環境での運用方針の決定
•
•
•
•
サーバースケジュール/監視/障害対策・復旧
ユーザー・グループ管理
クライアント管理
データベース管理
– 基本的に、Domino 8.5 の機能を利用した運用設計を行ってよいが、
リリース混在時の考慮が必要
IBM Software Group | Lotus software
クライアント環境の把握
ƒ クライアントの数、ロケーション
– 大まかな台数の把握がスケジュールの決定などに必要
– 十分なネットワーク回線があるかどうかの確認(配布方法に影響)
ƒ 現在利用しているクライアントのリリース
– Smart Upgrade が使えるかどうか、などにつながる
ƒ 現在利用しているクライアントの H/W、OS
– Notes 8.5 でサポートされているかどうか
– Notes 8.5 を動かすのに十分なスペックであるかどうか
ƒ その他
– 現在のクライアント環境構築上、特殊なことをやっていないかどうか
– ユーザーの OS に対する権限
• プログラム、データディレクトリに対して、書き込み・変更権限が必要
IBM Software Group | Lotus software
推奨されるアップグレードの順序
1.
Domino Administrator クライアント
ƒ
Domino 8.5 サーバーを管理するために
2.
Domino ディレクトリ
ƒ
下位互換性あり ( Domino 6.5/7/8でも稼動可能)
3.
Domino システム管理サーバー
ƒ
Domino 8.5 の adminp リクエストを処理するために
ƒ
Domino ディレクトリと同一タイミングのことが多い
4.
ハブサーバー
ƒ
ユーザーが直接アクセス出来ないサーバーから
5.
メールサーバー
ƒ
メールテンプレートは Domino 8.5 サーバー上で稼動保証されており、テンプレートの種類が
少ないため移行しやすい
6.
アプリケーションサーバー
ƒ
これまでのサーバー移行での経験を元に
7.
Notes クライアント
ƒ
サーバーの移行が完了後に行うのが理想的
8.
メールテンプレート
ƒ
Notes クライアント移行後に、メールテンプレートを 8.5 に置換可能
IBM Software Group | Lotus software
Agenda
サーバー
クライアント
メールテンプレート
ƒ アップグレードの準備・計画
ƒ サーバー移行の考え方
ƒ クライアント移行の考え方
ƒ 混在環境の注意点
ƒ TIPS
ƒ 参考情報
IBM Software Group | Lotus software
移行設計の実施
1. スケジュールの決定
– 大まかな移行の流れに従ってスケジュールを決定
•
•
•
アーリー・デプロイメント期間の決定
サーバー台数、ロケーションなど、スケジュールへの影響要素の考慮
クライアント展開、アプリケーション修正などとのタイミングとの調整
2. 混在環境への対応策
– 移行シナリオ、既存環境にあわせて、混在環境時の注意点の洗い
出し、および事前検証
3. 個々のアップグレード作業詳細の決定
– 手順の明確化、および事前検証
– ロールバックプランの検討
– 移行トラッキング方法の検討
IBM Software Group | Lotus software
移行前の事前準備
ƒ 不要データベースの削除
– アプリケーションの Notes/Domino 8.5 対応にあわせて、棚卸しも実施
• 例: catalog.nsf より、ユーザーのデータベース使用状況を確認して判断するなど
ƒ サーバー設定の見直し
– Domino ディレクトリ
• 不要なプログラム文書、サーバー接続文書などがないかどうか
• 複製トポロジーの見直し
– 不要タスクの削除
• notes.ini パラメータの ServerTasks, ServerTasksAtX に不要なタスクはないか
– notes.ini パラメータの見直し
• マシンの入れ替えがある場合はパフォーマンス関連のパラメータを削除しておく
– ログのエラー解消
• サーバーログ(log.nsf)に記録されるエラー内容を判別・対応し極力解消させておく
ƒ 設定の見直し
– 現行の Domino ディレクトリをカスタマイズしている場合、Domino 8.5 に対応
させる
– Domino ディレクトリ複製への配慮
IBM Software Group | Lotus software
安全な移行のための環境作成 (1)
ƒ 既存データベースの安定化
– 移行前に updall -r , fixup , compact -c を実施
• 実行しなくてもよいが、データベース破損などが現在発生していた場合に、「移
行が破損の原因だったかどうか」の切り分けが可能になる
• compact – c は DBIID の変更に注意
– トランザクションログを利用している場合
• 実行には時間がかかるため、実施する場合はスケジュールを検討
– パフォーマンスへの影響から、オフピーク時間帯の実行を推奨
IBM Software Group | Lotus software
安全な移行のための環境作成(2)
ƒ トラブルシューティングしやすい環境の生成
– コンソールロギングの有効化(Domino6.5からのバージョンアップの場合)
• notes.ini に Console_Log_Enabled=1 を設定
–
IBM_TECHNICAL_SUPPORT ディレクトリに
console_<Server>_<Date>@<Time>.log というファイル名で取得
– クラッシュ時の NSD 自動取得、FaultRecovery の設定確認
• サーバー文書で設定
– サーバーのプロセス情報とセマフォ情報をログに出力する
• notes.ini に debug_threadid=1 を設定
– コンソールログに、プロセスID 、スレッドID を記録
• “Debug_Caputure_Timeout=1” と ”Debug_Show_Timeout=1” を設定
– コンソールログに、セマフォタイムアウトのメッセージを記録
– Amgr, Update などキーとなるタスクのログを詳細にしてもよい
• notes.ini パラメータ : log_update=2 , log_agentmanager=1
IBM Software Group | Lotus software
Domino 8.5 設定の事前検討 - 機能について(1/2) ƒ 追加された機能についての検討・注意
– メッセージリコールの利用( Domino 8.0 ∼ )
• Domino 8.5 アップグレード時、デフォルトで有効となる
– 不要な場合は、サーバー設定文書 (・メールポリシー) で無効にする
– ODS (詳細は後述)
• 基本的には ODS51 の利用を推奨
– Notes/Domino 8.5 --- ODS51
> notes.ini パラメータ CREATE_R85_DATABASES=1 が必要
【参考】 Notes/Domino 8.0 --- ODS48
> notes.ini パラメータ CREATE_R8_DATABASES=1 が必要
– DAOS (Domino Attachment and Object Service)
• 利用の前提となる設定に注意
– ODS51
– データベースプロパティのDAOS設定
– トランザクションログの設定
• DAOS 有効化対象とするデータベースの選択や、DAOS リポジトリ (添付ファイル保存先)
に対する検討も必要
IBM Software Group | Lotus software
Domino 8.5 設定の事前検討 - 機能について(2/2) ƒ
廃止された機能についての検討・注意
Notes/Domino 8.5 において以下の3つの機能が廃止となっている
1. 共有メール
9 代替として、新機能であるDAOSを利用するかどうかの検討が必要
2. XPCプロトコル・モデムの利用不可
• XPCプロトコル・モデム利用(Comポート/シリアルポート)はできない
9 利用が必須な場合はNotes/Domino 8.0.x へのバージョンアップを考慮
3. サーバーヘルスモニター
• Domino8.0.x の場合も Domino8.0.1 からサポート外
• Dommon.nsf にレポートが生成されない
9 OSのモニタリング機能や他モニタリング製品などの利用を考慮
IBM Software Group | Lotus software
Domino 8.5 設定の事前検討 - 仕様変更について ƒ バージョンアップ後の仕様変更に対する検討・注意
– システム管理プロセスの動作変更( Domino 8.0∼)
• Domino 8 より、デフォルトで、目的サーバーの DB へ要求を直接保存するように変更される
– Domino 7 以前と同様の動作をするためには、 notes.ini に
ADMINP_DONT_ATTEMPT_DIRECT_DEPOSIT=1 が必要
(例えば、ネットワークの都合上などで、直接接続したくない場合)
– コンソールログファイルのデフォルト
• デフォルトでは 1KB のログファイルが自動的に作成されるため必要に応じてサイズ変更や
取得停止を実施( Domino 7 から)
– notes.ini パラメータ CONSOLE_LOG_MAX_KBYTES にて、必要に応じてログファイルのサイ
ズを変更可能 (∼1000KB 程度を推奨)
– iNotes テンプレートの統合( Domino 8.0∼)
• iNotes テンプレートは提供されず、Notes も iNotes も mail85.ntf を使用する
• ユーザーの登録時に、Lotus iNotes メールシステムと mail85.ntf メールテンプレートを選択
(参考)インターフェースのパラメータ設定 ( &ui=webmail ) を使って、Web メールのユーザーインター
フェースに切り替えることが可能
IBM Software Group | Lotus software
Domino 8.5 設定の事前検討 - 既知の問題報告調査 (1/2) ƒ 要確認
– グループ文書のユーザー名の変更に失敗する (SPR # JPAI7MFS69)
【事象】
Lotus Domino 8.5 サーバー上で、システム管理プロセスを使用してユーザー
名の変更やユーザーの削除を行おうとすると、グループ文書にあるメン
バーフィールドの名前の更新に失敗する。(ただし、名前の変更や削除を
行うユーザーが、グループ文書の管理者フィールドにも含まれているユー
ザーの場合は成功する)
【対応策】
– Lotus Domino 8.5 Interim Fix 1 (IF1) で修正 (Fix Central より入手可能)
– Lotus Domino 8.5.1 で修正予定
IBM Software Group | Lotus software
Domino 8.5 設定の事前検討 - 既知の問題報告調査 (2/2) ƒ 利用機能によって確認が必要
– iNotes
【事象】Domino 8.5 インストール時に、以前のバージョンのファイルが削除されてしま
う(SPR# BCOE7JDNN6)
※混在環境期間が存在する場合は、以下の対応策を実施
【対応策】Domino サーバーのインストール前にバックアップをとって、以下のファイル
を元のパスに戻す
– Dwa7.cab, Dwa7w.cab, Dwa7res_en.dll
– DAOS
【事象】サーバー ID を2048 ビット (デフォルトは 1024 ビット)にすると DAOS が正
常に機能しない (SPR# DROO7N9JC5)
【対応策】Disable encryption using the notes.ini に DAOS_ENCRYPT_NLO=0 を
設定し暗号化をしない、または、1024 bit (より短い)キー長でサーバーID を作成
※詳細を最新のサポート技術情報で必ず確認して下さい。
IBM Software Group | Lotus software
移行作業(1/2)
ƒ サーバーのバックアップ取得
– notes.ini, id ファイル
– 重要な全てのデータベース、テンプレート
– log.nsf などはバックアップをとっておくことで、移行後の問題判別に有用
ƒ ユーザーアクセスの遮断
– drop all コマンドによるユーザーセッションの遮断
– set conf server_restricted=1 (もしくは2) の設定によるサーバーアクセス
制限
ƒ タスク処理の終了
– adminp タスクの処理終了 ( admin4.nsf に残る未承認要求やエラー要求を
処理後)
– router タスクの処理終了 ( mail.box の未送信メールやデッドメールを処理後)
ƒ OS上の配慮
– Windows サービス, UNIX cron など、関連項目を無効化しておき、自動的に稼
動するのを避けておく
IBM Software Group | Lotus software
移行作業(2/2)
ƒ プログラムの導入
– 詳細は、Lotus Domino 8.5 Administrator ヘルプ参照
– 日本語版はランゲージ・パックが必要
ƒ 導入、起動の前に
– OS パラメータの確認(Information Center 参照)
– notes.ini の設定再確認
• (推奨) CREATE_R85_DATABASES=1 を設定
– テンプレートセットの確認 (必要に応じて、削除や入れ替えなど)
– (必要に応じて) log.nsf/domlog.nsf の退避(再起動時に自動新規作成)
ƒ 再起動後にて
– (最初のサーバーの場合)Domino ディレクトリのアップグレード、ビュー索引再構築
• 「Domino ディレクトリの設計をアップグレードしますか ? この更新により標準フォームとビュー
はテンプレートのものと同じになります。 (Yes/No)」
– 全てのデータベースの圧縮 (ODS48 または 51 への移行) とビュー・全文索引の更新
• compact -c , updall -r , updall -x
※上記の CREATE_R85_DATABASES=1 の設定が前提
– ユーザーサービス開始する場合は、 server_restricted=0 (アクセス制限しない)を確認
– 最低限の稼動確認の上、OS 設定で無効化したものを、正しい形で有効にする
IBM Software Group | Lotus software
サーバー移行後の考慮点
ƒ Domino ディレクトリの複製
– ディレクトリ設計変更後は、ビューの再構築が必要
updall -r names.nsf コマンドで再構築 (大規模の場合は、やや時間が
かかる)
• Domino 8.5 導入後、サーバー初回起動以前に手動での updall -r
names.nsf 実行を検討
• ドメインの他のサーバーに反映させる場合は、オフピーク時間帯に行う
•
– 「このレプリカの複製を一時的に無効にする」オプションも利用可能
ƒ 会議室予約の利用
– 会議室予約のタスクが RnRMgr に変更(Domino 7∼)
• 利用には、RnRMgr タスクの稼動が必須
• Domino 7以降の、Rescr8(7).ntf(Domino 8(7)会議室予約テンプレート)
を使ったデータベースのみに機能
– Domino 6.5 以前のデータベースは正しく動作しないため設計置換が必須
– Notes クライアントは、Notes 6.5/7/8いずれも利用可能
IBM Software Group | Lotus software
Agenda
サーバー
クライアント
メールテンプレート
ƒ アップグレードの準備・計画
ƒ サーバー移行の考え方
ƒ クライアント移行の考え方
ƒ 混在環境の注意点
ƒ TIPS
ƒ 参考情報
IBM Software Group | Lotus software
移行設計の実施
サーバー
クライアント
メールテンプレート
ƒ 移行要件と移行環境の調査
– 対象バージョン
– ユーザー環境
ƒ 移行方法の決定
–
–
–
–
クライアント移行方法の検討
使用するクライアントの検討(Standard版 、 Basic版)
クライアント移行とメールテンプレートの移行タイミングの検討
ユーザーへの移行アナウンス方法の検討
ƒ クライアント管理に向けた、ポリシーの設計
– Smart Upgrade など、移行にポリシー機能を併用する場合、移行後のクライアント運用を考
えてのポリシー定義も行う
ƒ スケジュールの決定
– 移行期間はどのくらい必要となるのか (混在環境の有無)
ƒ ユーザー教育、ヘルプデスクなどに関する準備
– 特に Standard 版はユーザーインターフェースが大きく変わるため、ユーザーへの事前教育・
連絡必要
– 問い合わせに対するヘルプデスクの用意
IBM Software Group | Lotus software
移行要件と移行環境の調査
サーバー
クライアント
メールテンプレート
ƒ 対象バージョン、クライアントタイプ
– Notes 6.5.x, Notes 7.x, Notes8.0.x
– Notes クライアント / Administrator クライアント /Designer クライアン
ト
•
ALL Client インストールモジュールは Standard 版のみ
ƒ ユーザー環境
– OS の確認
– クライアントユーザー権限の確認
– クライアントスペックの確認
• CPU
• Memory
• HDD 空き容量
– HDD 空き容量の調査は、Notes レベルでは難しい (p30参照)
IBM Software Group | Lotus software
サーバー
移行方法の決定
クライアント
メールテンプレート
ƒ 移行クライアント
– Notes 8.5 Standard / Notes 8.5 Basic
• 決定要素1:機能
【参考】Lotus Notes/Domino 8.5 機能評価ガイド
http://www.ibm.com/developerworks/jp/lotus/ldd_tech/20090227nd.html
• 決定要素2: System Requirements
【参考】Lotus Notes 8.5 - Detailed system requirements
http://www-01.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg27013074
• 決定要素3:クライアントタイプ
– Designer クライアントは Notes 8.5 において Eclipse と統合した開発環境となったため、
Standard版を導入する必要がある
ƒ 移行方針
– パターン① 新規端末への移行 (PC リプレイス)
– パターン② 既存クライアントへのアップグレード
ユーザー環境や
ユーザー環境や
移行クライアントなど
移行クライアントなど
により決定(次頁参照)
により決定(次頁参照)
IBM Software Group | Lotus software
【参考】 Notesクライアントのバージョンによる違い
【バージョンによるサポートOS・推奨スペックの違い】
Notes 8.5
サポート OS
推奨 H/W スペック
Windows XP
CPU: Intel Pentium 4, 1.2GHz 以上
Windows Vista
Mem: (XP) 最小 512 MB, 1 GB 以上を推奨
(Vista) 最小 1 GB, 1.5 GB 以上を推奨
Notes 8
Notes7.x
Notes6.x
Windows XP
CPU: Intel Pentium 4, 1.2GHz 以上
Windows Vista
Mem: 最小 512 MB, 1 GB 以上を推奨
Windows 2000
CPU: Intel Pentium
Windows XP
Mem: 最小 128 MB, 256 MB 以上を推奨
Windows Vista (7.0.3から正式サポー
ト)
(VistaはMem:最少1GB、1GB以上を推奨)
Windows 95/98
CPU: Intel Pentium
Windows 2000
Mem: 最小 128 MB, 256 MB 以上を推奨
Windows XP
Windows NT4
【アップグレードによるプログラムの容量増加分】
Notes 6.5.5
Notes 7.0.2
Notes 8.0 Basic
Notes 8.0 Standard
Notes 8.5 Basic
120MB
30MB
20MB
ー
Notes 8.5 Standard
495MB
410MB
390MB
130MB
IBM Software Group | Lotus software
Notes 8.5 設定の事前検討 - 既知の問題報告調査 ƒ Notes クライアント
– マルチユーザーインストール
【事象】 UseBasicNotes=1 を使っているとマルチユーザーインストールがハン
グする(SPR# MPGY7J6SJQ)
【回避策】 -sa か -basic でショートカットを作成するか、クライアントのセッ
トアップの完了後にパラメータ設定を行う
– Notes 6.5.6 (Notes/Designer/Administrator) からのアップグレード
【事象】Notes 8.5 へアップグレードすると、Notes6.5.6 のアイコンが残る
(SPR# CLJA7JQDHT)
【回避策】手動で Notes 6.5.6 のアイコン削除
IBM Software Group | Lotus software
サーバー
新規マシンへの移行ステップ
クライアント
メールテンプレート
1.
Notes 8.5 Client のインストール
– 導入するパスを合わせる必要あり
•
9
2.
既存ファイルのコピー
– notes.ini
9
既存環境の引継ぎは可能だが、既存と Notes 8.5 の差分にあたるパラメータについては調査する必
要がある
names.nsf
desktop6.ndk
bookmark.nsf
user.id
(必要に応じて) ローカルに作成/複製した データベース
(必要に応じて) user.dic や dirファイル
–
–
–
–
–
–
3.
Notes 8.5 の 標準インストール先 : C:¥Program Files¥IBM¥Lotus¥Notes
導入パスを合わせない場合は、以下 2 でコピーする既存 notes.ini の Directory パラメータの修正が
必要
ユーザーによる初回起動
– 初回起動時に、ローカルファイルのバージョンアップが実行
•
•
9
Notes.ini の TemplateSetupパラメーターにて制御
ブックマーク、デスクトップ、個人アドレス帳の更新(既存情報はそのまま引き継がれます)
ツールバーは、初期化されます
IBM Software Group | Lotus software
既存クライアントへのアップグレードステップ
サーバー
クライアント
メールテンプレート
1. Notes 8.5 Client の上書きインストール
–
上書き導入では、導入するパスの変更は不可
–
管理者のユーザー権限が必要。
2. 上書きインストール後の初回起動
–
以前のクライアントと同じ起動アイコンからNotes 8.5 を起動
–
初回起動時に、ローカルファイルのバージョンアップが実行
notes.ini の TemplateSetupパラメーターにて制御
ブックマーク、デスクトップ、個人アドレス帳の更新(既存情報はそのまま引き継がれま
す)
9 ツールバー設定は、初期化されます
•
•
IBM Software Group | Lotus software
既存クライアントへのアップグレード方法
サーバー
クライアント
メールテンプレート
1. Smart Upgrade
Notes 6 以降を使っているユーザーに対して利用可能
–
•
•
–
サーバーアクセス時の自動アップグレード通知(Yes/No画面)
ユーザーによる手動起動
(オプション) ポリシーと組み合わせることで、アップグレードの期限設定や、
移行状態の管理が可能
2. メールによるアップグレード
–
ユーザーへのアップグレード通知は行われるが、実際にアップグレードを行う
かの判断はユーザーに依存
3. 手動(CD による配布など)
–
CD による配布や、ファイルサーバーへのアクセス
–
明確に手順が決められるため、事前のバックアップなどの制御は行いやすい
IBM Software Group | Lotus software
メールテンプレートのアップグレード
サーバー
クライアント
メールテンプレート
ƒ アップグレードのタイミングの決定
– 順次行う
• Notes クライアントをアップグレードしたユーザーから順次テンプレートの変換を行う
• シームレス・メール・アップグレード機能の利用(次頁参照)
– 一括で行う
• 全ユーザーのNotes クライアントをアップグレード完了後にテンプレートの変換を行う
• 管理者による、Convert タスクの実行
• ユーザーは、「クライアントの移行」と「メールテンプレートの移行」の2段階の移行を経験
することになる
ƒ メールテンプレート更新の注意
– メールテンプレートの更新が集中すると、サーバーに負荷がかかり、サーバーのパフォーマン
スが悪化する可能性がある
– メールテンプレート更新後のユーザーアクセスは、ローカルキャッシュが使えないため、ネット
ワーク負荷が高まる
– メールテンプレート更新後、ビュー再構築もあわせて行う
– mail85.ntf を Web からもアクセスする場合、iNotes の設計となるため、「Web メール」イン
タフェースとしてアクセスしていた場合は注意が必要
IBM Software Group | Lotus software
【参考】 アップグレードをサポートする機能 (1/2)
サーバー
クライアント
メールテンプレート
ƒ シームレス・メール・アップグレード
– デスクトップポリシーにて設定
– クライアントのアップグレードの後、メールテンプレートを自動に更新
– 各ユーザーのメールのアップグレードの完了報告を管理者へ通知することも可能
– テンプレートの更新だけでなく、同時にフォルダの更新も可能
9 クライアントのアップグレード⇒サーバーへの初回アクセス⇒メールテンプレートの更新
(Convertコマンドの実行) ⇒フォルダの設計更新
(画面)ユーザーへのダイアログ表示
【初回サーバー接続時に更新ダイアログ】
【フォルダ設計の更新】
【完了】
IBM Software Group | Lotus software
サーバー
【参考】 アップグレードをサポートする機能 (2/2)
クライアント
メールテンプレート
ƒ SURun-As
– Smart Upgrade において、ユーザーが制限付き権限の環境である場合、管
理者権限でインストールを可能にする機能
– 機能は Domino Administrator クライアントに含まれる
9 Notes/Domino 8.0 での検証において、Standardクライアントの自己解凍形式での
パッケージ作成に失敗しているため、Notes/Domino 8.5 においても、利用する場合
は事前に充分な検証を推奨
【参考情報】IBM Lotus Notes/Domino Smart Upgrade、6.5から7への機能検証レポート
ƒ (他社製品) InstallShield Tuner for Lotus Notes
– クライアントインストールにおける、カスタムインストーラー(変換ファイル)の
作成が可能
– サイレントインストールや導入する機能設定を定義/変更することが可能
9 ただし、InstallShield社製品のため、IBM/Lotus ではサポート外
IBM Software Group | Lotus software
クライアント導入時の注意
サーバー
クライアント
メールテンプレート
ƒ Windows アカウントの権限
– Notes 8.5 インストール時には管理者権限またはシステム特権を持つユーザーが必要
ƒ Windows Vista の UAC (ユーザーアカウント制御) 設定が On であってもインストール可能
9 ただし、UAC が無効の状態でインストールされた Notes 8.0 から、UAC が有効の状態で
Notes 8.5 へとアップグレードすることはできない
(一度現行クライアントをアンインストールしてから、 UAC を On に設定して Notes8.5 をインストール
する)
ƒ Windows Vista のシングルユーザーインストール、または Windows XP で制限付きユーザー
を使用している場合、 NSD を正しく実行できるようにするには、Lotus Notes クライアントを
インストール後、NSD をサービスとしてインストールする必要がある
Notes 8.5 Beta 版からのアップグレードはサポートされない
ƒ Notes 8.5 Standard のインストールに関する制限事項
– Windows Installer 3.1 以降が必要
– 共有ネットワークインストールはサポートされない
– USBデバイスドライブへのインストール不可
ƒ Notes 8.5 インストールパス名
– Notes 8.5 のインストールパスと Notesアプリケーションのファイル名には、非 ASCII 文字に加え、次の
特殊文字はサポートされない。 ; ! # & $ ` , ' = ^ @
※詳細については、最新のサポート技術情報を必ずご確認ください。
IBM Software Group | Lotus software
Agenda
ƒ アップグレードの準備・計画
ƒ サーバー移行の考え方
ƒ クライアント移行の考え方
ƒ 混在環境の注意点
ƒ TIPS
ƒ 参考情報
IBM Software Group | Lotus software
混在環境の考慮点(1) ∼設計要素∼
ƒ Domino ディレクトリ
– 下位互換性あり:Domino 6.5/7/8サーバーで利用可能
• Domino 8.5 以前のサーバー上の、pubnames.ntf は、削除するか置き換えたほうが無難
(Designタスクとの兼ね合い)
• ただし Domino 8.5 の新機能は、Dominoディレクトリで例え有効化されてあっても、下位リ
リースでは動作しない
– 設計要素の複製禁止を行うことで、各サーバーのリリースそれぞれの設計要素で動
作させることも可能
ƒ データベースの設計、テンプレート
– システムテンプレートは基本的に下位互換性がある
• admin4.nsf, events4.nsf は、アップグレード時に自動的に Domino 8.5 の設計になる
– 下位サーバーと複製しても構わないが、設計の反映を嫌う場合は、設計要素の複製禁止にしてもよい
– events4.nsf は DDM 関連の設定文書が競合するので、競合文書を無効にする、削除するなどの注意
が必要
– テンプレート(ntf)も複製される
• 複製後は、下位サーバーのテンプレートの設計が、Domino 8.5 の設計になるため、下位
サーバーのテンプレートを削除しておくなどが無難
• Design タスクが Domino 8.5 と Domino 8.5 以前の両方で動作することは好ましくないた
め、テンプレートの削除、もしくは Design タスクの停止などを実施
IBM Software Group | Lotus software
混在環境の考慮点(2) ∼IDファイルのキー長(1/2)∼
ƒ Domino 7 より、セキュリティ機能の拡張
– Domino 7から1024bit 、Domino 8 から 2048bit のパブリックキーの ID
ファイルが生成可能だが、これらは R5 以下(2048bit は Notes/Domino 6
以下)のクライアントと非互換
【Domino 8.x において】
【参考:Domino 7.0.x において】
×
1024bit
Domino 7
×
○
Notes R5.x
512/630bit
Domino 7
○
×
Notes 6.x
2048bit
×
○
Domino 8.5
○ 630/1024bit
Domino 8.5
IBM Software Group | Lotus software
混在環境の考慮点(2) ∼IDファイルのキー長(2/2)∼
ƒ Notes 6.5.x クライアントが存在するときの対策
– Notes 6.5.x クライアントは、2048bit キーを利用することが出来ない
• ユーザー ID ファイル生成時に、パブリックキーを 630 または1024bit モードにする
– Notes 6.5.x クライアントからは、 2048bit キーの Domino サーバーに接続す
ることが出来ない
• サーバー追加時(サーバー ID 発行時)に、パブリックキーを 630 または 1024bit
モードにしておく
R5.x クライアントが存在する場合
1.1024bit
1.1024bitにも対応していないため、上記の
にも対応していないため、上記の
キー長を
630bit
キー長を 630bitで対応する。
で対応する。
2.2. Domino
Domino77以降のバージョンで新規構築
以降のバージョンで新規構築
するサーバーの
するサーバーのcert.id
cert.idは、デフォルトで
は、デフォルトで
1024bit
で作成されるため、サーバーの初
1024bit で作成されるため、サーバーの初
期設定を行う前に、
期設定を行う前に、
Setup_First_Server_Public_Key_Width=6
Setup_First_Server_Public_Key_Width=6
30
30 をnotes.ini
をnotes.iniに設定する必要がある。
に設定する必要がある。
IBM Software Group | Lotus software
混在環境の考慮点(3)
ƒ ODS (On Disk Structure)
– データベース内のデータの格納形式
– データベースのプロパティで確認可能
•
•
•
•
•
Notes R4.x
Notes R5
Notes/Domino 6, 7
Notes/Domino 8
Notes/Domino 8.5
ODS20
ODS41
ODS43
ODS48
ODS51
ƒ ODS の互換性
– 高いバージョンの ODS のデータベースへは、ローカルからはアクセスできない
– リモートアクセスは問題ない
• 例) Notes 6.5.x から Domino 8.5 上の ODS51 のデータベースへのアクセス
– Domino 6.5, 7サーバーに FTP などする場合は、ODS43 に戻す必要がある
•
compact -r
ƒ Domino 8.5では、ODS 51の利用を推奨
– compact -c 実行で ODS 変更可能
• notes.ini に CREATE_R85_DATABASES=1 の設定が必要
– ODS51を前提条件とするDomino8.5の新機能(DAOS)利用時はODS51、ODS48を前提条
件とするDomino8.0.xの新機能利用時はODS48(以上)が必須となる
IBM Software Group | Lotus software
アップグレードを成功させるために・・・
移行時の考慮点を事前に理解する
移行時の考慮点を事前に理解する
Redbook
Redbook
Information
Information Center
Center
Lotus
Lotus サポート技術情報
サポート技術情報 (英語・日本語)
(英語・日本語)
入念な計画と十分なテスト
入念な計画と十分なテスト
混在環境へ細心の注意を払い、できるだけ混在期間を短
混在環境へ細心の注意を払い、できるだけ混在期間を短
くする
くする
新機能を利用する場合は、互換性を意識して、可能な限
新機能を利用する場合は、互換性を意識して、可能な限
り移行完了後から利用する
り移行完了後から利用する
IBM Software Group | Lotus software
IBM Software Group | Lotus software
Agenda
ƒ アップグレードの準備・計画
ƒ サーバー移行の考え方
ƒ クライアント移行の考え方
ƒ 混在環境の注意点
ƒ TIPS
ƒ 参考情報
IBM Software Group | Lotus software
DJX環境の移行
ƒ Dominoディレクトリの設計をアップグレード(djxdd.ntfを使用)
9 インストール後の自動アップグレードでは pubnames.ntf に置換される
ƒ DJX管理ツール(djxadmin.nsf)、DJX管理データベース(djxmstr.nsf)のアップグ
レード
– 管理者のクライアントは Notes 8.5 になっている必要がある
9 エージェントが無効になるのを防ぐため、設計の引継ぎは行わない
ƒ メールテンプレートのアップグレード
– ノーツクライアント、iNotes とも共通テンプレート(djxmail85.ntf)を使用
ƒ サーバー設定文書の iNotes 設定の確認
– 日本語環境設定ガイドの「DJX Lotus iNotes (旧 Domino Web Access)のための設定」を
参照
9 Domino8.0.x 以前で必要だったファイル置換の作業は不必要
※日本語環境設定ガイドの「Notes/Domino 7.0 以降のリリースから
Notes/Domino 8.5 へのアップグレード」を参照して下さい。
IBM Software Group | Lotus software
iNotes 移行概要
【移行の流れ】
1. サーバーのアップグレード
– Domino 6.5.x / 7.0.x /8.0.x のサーバーを、Domino 8.5 にアップグレード
2. サーバー上のメールテンプレート置換
– サーバーコンソール上にて、convert タスクを実施
– convert タスク実行には時間がかかるため注意が必要
– -u オプションにも注意 (フォルダ設計置換)
– 設計置換後に、ビューインデックスの再構築が必要 (updall ‐r)
– Notes クライアントからのメールファイルアクセスがある場合は、全 Notes クライアント
のバージョンアップ後に設計置換が推奨される( mail85.ntf 利用の観点より)
3. (DOLS 利用時) Sync Manager 移行
•
iNotes 8.5 を利用開始後、必ず Sync Manager もバージョン 8.5 にする
IBM Software Group | Lotus software
Agenda
ƒ アップグレードの準備・計画
ƒ サーバー移行の考え方
ƒ クライアント移行の考え方
ƒ 混在環境の注意点
ƒ TIPS
ƒ 参考情報
IBM Software Group | Lotus software
参考情報 (一般)
ƒ IBM Lotus Domino and Notes Information Center
– http://publib.boulder.ibm.com/infocenter/domhelp/v8r0/index.jsp
ƒ Lotus サポート技術情報 (Technote)
–
–
–
–
–
–
–
–
–
–
–
–
–
–
–
–
–
–
–
Lotus Notes/Domino 8.5 リリース情報の提供について
http://www.ibm.com/jp/domino04/lotus/support/faqs/faqs.nsf/all/732311
Domino 8.5 - Detailed system requirements
http://www.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg27013072
Domino 8.5 is now Certified on Windows 2008
http://www.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21366754
Lotus Notes 8.5 - Detailed system requirements
http://www.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg27013074
Lotus iNotes 8.5 - Detailed system requirements
http://www.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg27013132
Detailed system requirements for Lotus Notes, Lotus Domino, Lotus Domino Administrator, and Lotus Domino
Designer
http://www.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg27007909
Supported versions of Java with IBM Lotus Products
http://www.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21188789
(参考)Lotus Domino 8.5 AIX 32 bit 版の入手方法について
http://www.ibm.com/jp/domino04/lotus/support/faqs/faqs.nsf/all/732357
For Notes 8.5, which clients are available in each install package?
http://www.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21321100
FAQ: 64-bit version of Domino
http://www.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21296452
IBM Software Group | Lotus software
参考情報 (移行関連)
ƒ IBM Redbooks
– IBM Lotus Notes and Domino 8 Deployment Guide
http://www.redbooks.ibm.com/abstracts/sg247506.html
– Lotus Notes/Domino 7 エンタープライズ・アップグレードとベスト・プラクティス
http://publibfp.boulder.ibm.com/epubs/pdf/g8885520.pdf
ƒ Lotus Developer Domain
– IBM Lotus Notes/Domino 8 デプロイメント・ガイド
http://www.ibm.com/developerworks/jp/lotus/ldd_tech/20080801_nd.html
– Lotus Domino 7 導入ガイド -Windows編 第2版http://www.ibm.com/jp/software/lotus/developer/ldd_tech/20051125.html
ƒ Lotus サポート技術情報 (Technote)
– Lotus Notes/Domino 8 がサポートする環境とマイグレーションの諸注意事項
http://www.ibm.com/jp/domino04/lotus/support/faqs/faqs.nsf/all/731094
– (参考)Lotus Notes/Domino 6.5.x および 7.0.x から 8.0.x への移行手順
http://www.ibm.com/jp/domino04/lotus/support/faqs/faqs.nsf/all/731952
– Upgrade Central: Planning your upgrade to Lotus Notes / Domino 8.5 (including Lotus iNotes and
Lotus Notes Traveler)
http://www.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21358469
– Supported configurations for Notes and Domino 8.5
http://www.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21358406
– Supportability matrix of operating systems and Notes 8.5 client and embedded plug-ins
http://www.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21329357
IBM Software Group | Lotus software
参考情報 (機能)
ƒ IBM Redbooks
– Understanding Lotus Notes Smart Upgrade
http://www.redbooks.ibm.com/abstracts/redp4180.html
ƒ Lotus Developer Domain
– Lotus Notes/Domino 8.5 機能評価ガイド
http://www.ibm.com/developerworks/jp/lotus/ldd_tech/20090227nd.html
– IBM Lotus Notes/Domino Smart Upgrade、6.5から7への機能検証レポート
http://www.ibm.com/jp/software/lotus/developer/ldd_tech/20070914.shtml
– IBM Lotus Notes/Domino 7 スマート・アップグレードの機能拡張
http://www.ibm.com/jp/software/lotus/developer/ldd_tech/20050429.html
ƒ Lotus サポート技術情報 (Technote)
– Is Shared Mail supported in Notes and Domino 8.5?
http://www.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21328028
– (参考)リリース 8.5 で XPC プロトコルがサポートされていない
http://www.ibm.com/jp/domino04/lotus/support/faqs/faqs.nsf/all/732417
– (参考)Server Health Monitoring ツールが dommon.nsf にレポートを生成しない
http://www.ibm.com/jp/domino04/lotus/support/faqs/faqs.nsf/all/732502
– (参考)Lotus Domino Web Access の製品名がリリース 8.5 で「Lotus iNotes」に変更されました
http://www.ibm.com/jp/domino04/lotus/support/faqs/faqs.nsf/all/732566
IBM Software Group | Lotus software
参考情報 (障害情報)
ƒ Lotus サポート技術情報 (Technote)
– (参考)グループ文書のユーザー名の変更に失敗する
http://www.ibm.com/jp/domino04/lotus/support/faqs/faqs.nsf/all/732305
– Domino 8.5 server crash on HTTP task with HTCgiScriptRequest
http://www.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21369978
– Using 'UseBasicNotes=1' in a multi-user installation causes Notes setup to hang
http://www.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21318037
– Error: 'unable to write to the file' when saving an attachment using DAOS
http://www.ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21365902
IBM Software Group | Lotus software
Notes.ini 情報
ƒ Lotus developerWorks にある Notes.ini 文書
– Lotus developerWorks で提供される Notes.ini の変数についての説明は
下記 URL の文書に一元化され、定期的に頻繁に更新される予定です
• http://www.ibm.com/developerworks/lotus/documentation/notes-ini/
Fly UP