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長野県美濃帯および領家帯弱変成部の変形様式

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長野県美濃帯および領家帯弱変成部の変形様式
大 阪 微 化 石 研 究 会 誌 特 別 号[NOM,Sp.Vol.],No.7,P.187・196,May,1986
〔MRTNewsletter,No.2〕
長野県美濃帯および領家帯弱変成部の変形様式
大
塚
勉*
Deformation of the Mesozoic strata in the northeastern
the Mino-Ryoke Terrane, Nagano Prefecture, central
Tsutomu
Abstract
Northeastern
shima, Misogawa
olistostromes.
chert-clastics
sequences
Late Jurassic
olistostromes
Late Jurassic
structures
is structurally
structure
differences
under mutually
は
長 野 県 下 に は,美
by the Sawando
throughout
め
scale
is composed
sedimentary
が,領
zone is occupied
by
of
related
of early
with the process
conspicuous
found
chiefly by
deformation
in the Sawando
in the Shimashima
types
of soft-sediment
and Kyogatake
and tectonic
zone,
zone which
deformation
zones. In view of apparent
among the five zones it is suggested
subterranes
which were
originated
settings.
年代 ・変形 な どの特 徴 に よって5つ の帯 に区分 され る
に
こ とを示 した.本 論 で は地 帯 区分 の概 要 お よび各 帯 の
変形構 造の特 徴 を記 述 し,そ れ らの意 義 につ い て若 干
濃 帯 の 中 ・古 生 界 お よ び 領 家 帯 弱
触 れ る.
の う
この小 論 を ま とめ るに あた って は,大 阪 市立 大学 理
学部 ・市川 浩一郎 教授 お よび同 八尾
濃 帯 と領 家 帯 と に ま た が る 地 域 につ
い て は 片 田 ・礒 見(1964),狩
1986MS)ら
are common
of several
ち,美 濃 帯 中 ・古 生 界 に つ い て は 田 中 ほ か(1952),大
が,美
Although
zone. Various
the Misogawa
変 成 部 の 変 成 岩 が 広 く分 布 して い る(第1図).こ
塚(1985)ら
Shima-
by the piled structure
zones are underlain
are rarely
age and style of deformation
Terrane
different
じ
style of deformation.
and microscopic
in lithofacies,
that the Mino-Ryoke
into five
zone is composed
to be genetically
and Kyogatake
formed after lithification
overlain
are observed
at least
Sawando,
and mudstones.
of mesoscopic
deformation
age. The Shimashima
which are considered
Each zone shows characteristic
structures
is subdivided
are the Hirayu,
zone is characterized
zone. The Misogawa
sandstones
They
zones from north to south. The Hirayu
The Sawando
of Triassic-Jurassic
of piling in the Sawando
Terrane
and age of strata.
and Kyogatake
Middle Jurassic
OTSUKA*
part of the Mino-Ryoke
zones on the basis of lithology
part of
Japan
野(1975),矢
昭講 師 に は有 益
な御 意見 をい ただ いた.信 州 大 学 理学 部 ・矢野 賢 治氏
野(1983,1985,
には,味 噌川 帯の 地質 につ いて ご教 示 を いただ い た.ま
家 帯 の変 成 岩 につ いて は片 田 ほ か
ほ か(印 刷 中)ら が 地 質 学 的 な 検 討 を 行 な っ て い る.片
た木 曾領 家研 究 グル ープ の 方 々 とは,領 家 帯弱 変成 部
の地 質 につ い て共 同 研究 を行 な って お り,経 ヶ岳帯 の
田 ほ か(1959)は,美
資料 はそ こで得 られ た もの で あ る.以 上 の 方 々 に深 く
(1959),礒
見 ・片 田(1959),片
田 ・礒 見(1962),大
濃 帯 構 成 岩 類 と領 家 帯 変 成 岩 類 と
が 漸 移 関 係 に あ る こ と を 初 め て 明 ちか に した.ま
塚 ほ か(1984)は,上
塚
記 地 域 が,中
謝意 を表 す る.
た大
・古 生 界 の 岩 相 ・
地
帯
区
分
長 野県 西部 の美 濃 帯 お よび領 家帯 弱 変成 部 の 中 ・古
*大 阪 市 立 大 学 理 学 部 地 学 教 室 .DepartmentofGeosciences,
生 界分 布 地域 は,岩 相 ・年代 ・変形構 造 な どの特 徴 に
FacultyofScience,OsakaCityUniversity,Osaka558,Japan.
187
188
て 構 成 さ れ る.白 骨 温 泉 付 近 に は塩 基 性 火 山 岩 類 ・石
灰 岩 ・チ ャ ー トの み か らな る 部 分(大 塚,1985のE帯,
お よ び 狩 野,1975の
白骨 層 分 布 地 域)が 存 在 す るが,こ
の 部 分 は沢 渡 帯 か ら切 り離 して 扱 わ れ るべ き もの で あ
る.沢 渡 帯 の 特 徴 は,比 較 的 よ く連 続 す る チ ャ ー トと,
砂 岩 ・泥 岩 な どの 砕 屑 岩 類 が 何 度 も く り返 して現 れ る
こ と で あ る.沢
渡 帯 の チ ャ ー ト とそ の 上 位 に重 な る 砕
屑 岩 類 の 累 重 順 序 に は,一 定 の 規 則 性 が 認 め られ る こ
とが 多 い.そ
れ は 第3図
に模 式 的 に 表 現 さ れ る 層 序 ユ
ニ ッ トで あ り,沢 渡 帯 は,基
本 的 には この層序 ユ ニ ッ
トが 何 回 も く り返 す構 造 を呈 す る.沢
渡 帯の層 序ユ ニ
ッ トを な す チ ャ ー トの 年 代 は 三 畳 紀 か ら ジ ュ ラ 紀 古
世,そ
の 上 位 の 砕 屑 岩 類 の 年 代 は 多 くの 場 合 ジ ュ ラ 紀
中 世 で あ り,一 部 が ジ ュ ラ紀 新 世 で あ る.
島 々帯
島 々 帯 構 成 岩 類 は 梓 川 支 流 の 島 々谷 ・黒 川 に模 式 的
に 露 出 す る が,南
東 の 木 曾 川 支 流 の 西 野 川 流 域 に まで
分 布 が 連 続 す る.島
々帯 は 田 中 ほ か(1952)の
層 お よび 島 々 累 層,片
層 ・波 田 層 を含 み,大
田 ・礒 見(1964)の
一 ノ沢 累
黒 川 層 ・稲 核
塚(1985)のA∼C帯
に 相 当 す る.
島 々 帯 は 沢 渡 帯 の構 造 的 下 位 に 位 置 し,主 に オ リス
第1図
トス トロ ー ム に よ っ て 構 成 さ れ る.オ
美濃 一 領 家 帯 弱 変成 部 の 中 ・古 生 界 分 布
リス トス トロ ー
ム の 基 質 は シル ト岩 な い し珪 質 シ ル ト岩 で,異 地 性 岩
地 域 と調 査 地 域.
塊 と して 長 径 が1000mを
超 え るチ ャ ー ト ・珪 質 泥 岩 ・
よ り,北 西 か ら南 東 に む け て 平 湯 帯 ・沢 渡 帯 ・島 々 帯 ・
砂 岩 な どが 含 ま れ る.部 分 的 に 泥 岩 砂 岩 互 層 が 卓 越 す
味 噌 川 帯 ・経 ヶ岳 帯 の 順 に地 帯 区 分 さ れ る(第2図).
以 下 に 各 帯 の 岩 相 と年 代 な ど に つ い て 簡 単 に 記 述 す
る 部 分(た と え ばB帯)が
含 まれ る.オ リス トス ト ロ
ームの基 質 の年代 は
,ジ ュ ラ紀 中 世 の 後 期 ∼ 新 世 の 前
る.
期 と推 定 さ れ る.
平 湯帯
味 噌川 帯
平 湯 帯 は 検 討 地 域 で は 最 も北 西 側 に位 置 し,飛 騨 外
縁 帯 の 南 に 断 層 で 接 す る.本 帯 は,KAMEI(1952)が
名 した 平 湯 層 群,ADAcHI&KoJIMA(1983)の
オ リス トス ト ロー ム,山 田 ほ か(1985)の
命
丹 生川
駄 吉 層 を含 む.
平 湯 帯 は 主 に シ ル ト岩 基 質 の オ リス トス トロ ー ム に
味噌川 帯構 成 岩類 は木 曾川上 流 の味 噌川流 域 に模 式
的 に 露 出 し,木 曾 川 支 流 の 王 滝 川 流 域 に ま で 分 布 が 連
続 す る.本
帯 には片 田 ・
礒 見(1962,1964)の
針尾 層 ・
味 噌 川 層 ・藪 原 層 が 含 ま れ る.
味 噌 川 帯 は 泥 岩 砂 岩 互 層 を主 体 と し,オ
リス トス ト
よ っ て構 成 され て い る.異 地 性 岩 塊 は チ ャ ー ト ・塩 基
ロ ー ム を 伴 う.後 者 は 針 尾 層 ・藪 原 層 に 相 当 し,異 地
性 火 山 岩 類 ・石 灰 岩 な どか ら な り,そ れ ら の 長 径 は 数
性 岩 塊 と して チ ャ ー ト ・珪 質 泥 岩 ・塩 基 性 火 山 岩 類 な
mmか ら 数100m以
ど を 含 む.味
上 に お よぶ.オ リ ス トス トロ ー ム の 基
質 の 泥 質 岩 か らは,ジ
ュ ラ紀 中世 を 示 す 放 散 虫 の 産 出
が 報 告 さ れ て い、
る(ADAcHI&KoJIMA,1983な
ど)ほ
か,筆 者 も数 地 点 か ら 同 様 の 放 散 虫 を見 い 出 し た.
1981;足
沢渡 帯
経 ケ岳 帯
沢 渡 帯構 成 岩 類 は 平 湯 帯 の 南 東,梓
に 露 出 す る.本 帯 は 大 塚(1985)のD・F帯
中 ほ か(1952)の
徳 本 峠 累 層,山
川流 域 に模 式的
に 相 当 し,田
田 ほ か(1985)の
大 西層
を含 む.
沢 渡 帯 の 地 層 群 は砂 岩 ・泥 岩 ・チ ャ ー トな ど に よ っ
噌 川 帯 の 珪 質 泥 岩 お よび 泥 岩 か ら は,ジ
ュ ラ 紀 新 世 の 放 散 虫 が 得 られ て い る(MIZUTANietal.,
立,1982;矢
野,1985).本
帯 の一 部 は領家 変成
作 用 を受 け て い る.
経 ヶ岳 帯 構 成 岩 類 は 木 曾 山 地 北 端 部 の 奈 良 井 川 お よ
び 横 川 川 流 域 に 模 式 的 に露 出 す る.本 帯 に は 片 田 ・礒
見(1962)の
奈 良 井 層 ・横 川 層 ・桑 沢 層 が 含 まれ る.
経 ヶ岳 帯 は大 部 分 が 泥 岩 砂 岩 互 層 か らな り,チ
ャー
ト ・石 灰 岩 ・塩 基 性 火 山 岩 類 の 異 地 性 岩 塊 を 含 む.泥
B型 の 摺 曲(第5図
一b)は
砂 岩 優 勢 互 層 中 に見 い
出 さ れ,半 波 長 が 数mか
ら 数10m程
度,翼 間 角 は40.
∼60.の や や 開 い た 非 対 称 裾 曲 で あ る
.こ の 摺 曲 の 軸 部
で も地 層 の 厚 さ が や や 増 加 す る傾 向 が あ る が,A型
1
摺 曲 の 場 合 ほ ど で は な い.泥
の
岩 層 と砂 岩 層 と の境 界 に
は 肉 眼 的 な す べ り面 が 存 在 す る こ とが 多 い 一 方,軸
面
壁 開 は 認 め られ な い.
C型 の 裾 曲(第5図
一一h)は,オ
リス トス トロ ー ム
の 基 質 を構 成 す る 泥 岩 お よび 珪 質 泥 岩 中 に 見 い 出 さ れ
る.こ
の 摺 曲 の 半 波 長 は 数cm∼10cm程
間 角 が30.以 下 のtightあ
度 で,一 一般 に翼
る い は 閉 じ た 小 禰 曲 で あ る.
泥 質 物 質 は著 しい 流 動 の た め 膨 縮 が 激 し く,翼 部 で 珪
質 泥 岩 層 が 尖 滅 して 不 連 続 と な る こ と も あ る.
D型 の 禰 曲(第5図
一i)も
に 見 い 出 さ れ る もの で,軸
オ リス トス トロ ー ム 中
面 壁 開 が 発 達 す る.こ の タ
イ プ の 裾 曲 は特 に 異 地 性 岩 塊 の チ ャ ー トや 砂 岩 が 裾 曲
し て い る 場 合 に 多 い が,基
れ る.チ
∼90.で
第3図
,半 波 長 も上 記 のC型
チ ャ ー ト・砕 屑 岩 ユ ニ ッ トの 模 式 柱 状 図.
の 裾 曲 はC型
チ ャ ー ト層 お よ び 砂 岩 ・泥 岩 層 は,他
の 方 向 もほ ほ 等 しい.
部 分 の よ り も か な り厚 い.ユ
の 厚 さ は 数100m∼1000m程
の
ニ ッ ト全 体
度 で あ る.
質 岩 か らは保存 不 良 で はあ るが,ジ ュ ラ紀 放散 虫が 得
られ て い る(大塚 ほか,投 稿 中).本 帯 は全体 が領 家 変
成 作 用 を受 け,南 東 ほ ど高変成 度 とな ってい る.
以上 述べ た各 帯 の岩相 と年代 との関係 を第4図 に示
す.
質 の 泥 質 物 質 中 に も認 め ら
ャ ー トが 裾 曲 し て い る 場 合 の 翼 間 角 は60.
の 裾 曲 よ り も長 い.D型
の 裾 曲 と相 伴 っ て現 れ る こ と が 多 く,軸
プ ーダ ン
プ ー ダ ン とそ れ に 関 連 す る変 形 構 造 と し て,1.プ
ーダン
,2.Pinch-and・swell構
造,3.Rhombicinclusionが
あ げ られ る.
プ ー ダ ン(第5図
径 が5∼20cm程
一一d)は
度 で,主
厚 さ1∼5cm,断
面 の長
と して 泥 岩 優 勢 互 層 中 に見 い
出 され る.検 討 地 域 で 観 察 さ れ る プ ー ダ ン は,砂 岩 と
泥 岩 との 境 界 に 肉 眼 的 な す べ り面 が 認 め られ ず,両
が 漸 移 す る 場 合 も まれ で は な い こ と,ブ
変 形構造 の記 載
者
ー ダ ンの 内 部
に そ の 長 軸 方 向 に垂 直 な 割 れ 目や 石 英 脈 が 一 般 に 少 な
美 濃 帯 お よ び 領 家 帯 弱 変 成 部 の 岩 石 に は,露 頭 か ら
顕 微 鏡 下 まで の 規 模 の 様 々 な 種 類 の 変 形 構 造 が 見 い 出
さ れ る.こ こ で は調 査 地 域 で 見 い 出 さ れ た 小 裾 曲 ・プ
ー ダ ン ・礫 状 化 砂 岩 ・壁 開 な ど の 主 な 変 形 構 造 に つ い
い こ とな ど が 特 徴 で あ る.ま
たブ ー ダ ンはそ の端部 で
徐 々 に厚 さ を減 じ,尖 鋭 な 形 態 を示 す こ とが 多 い.
Pinch-and-swell構
造(第5図
一c)は
上 記の プー ダ
ン と同 様 に泥 岩 優 勢 層 中 で 観 察 さ れ る こ と が 多 い .砂
て 記 述 す る.
岩 と泥 岩 との 境 界 に は 肉 眼 的 な す べ り面 は 認 め ら れ
裾曲
ず,両
露 頭 お よび 岩 石 の 研 磨 面 で 観 察 さ れ る 槽 曲 に は,4
つ の タ イ プ の もの が 存 在 す る.こ
ら をA∼D型
こ で は暫 定 的 に そ れ
と呼 ぶ.
A型 の 裾 曲(第5図
者 は 肉 眼 的 に観 察 す る か ぎ り漸 移 す る こ と も 多
い..最厚 部 か らneckに
か け て 徐 々 に 厚 さ を減 じ,neck
に お い て も割 れ 目 ば 一 般 に 見 い 出 され な い.
Rhombicinclusion(第5図
一j)は
厚 さ0 .5∼10mm,
一a)は
泥 岩 優 勢 互 層 中 に見 い
断 面 の 長 径 が1mm∼3cm程
出 さ れ,半 波 長 が 数10cm∼1m程
度,翼 間 角 が40.以 下 の
泥 岩 ・シ ル ト岩 の 細 互 層 中 に 見 い 出 され る.レ
度 で,主
と して 泥 岩 ・珪 質
ンズ状
tightな 非 対 称 裾 曲 で あ る.こ の 裾 曲 の 軸 部 で は,泥 岩
の 小 ブ ロ ッ ク は 主 に 珪 質 泥 岩 ・シ ル ト岩 か らな り,非
層,砂
対 称 で 端 部 が 尖 鋭 な 外 形 を示 す.泥
岩 層 と もに 層 厚 が 増 加 す る が,特
に泥 岩層 は翼
岩 と小ブ ロックの
部 の3倍 程 度 の 厚 さ と な る.泥 岩 層 と砂 岩 層 との 境 界
境 界 は,鏡
部 の 肉 眼 的 な す べ り面,軸 面 壁 開 な どは 認 め られ な い.
が 多 く,そ れ ら の 面 は30.程 度 で 斜 交 す る2方
下 で観 察 す る と 明 瞭 な す べ り面 で あ る こ と
向の面 で
第4図
各帯 の 岩相 と年 代.
太 い実 線 で挟 まれ た部 分 が異 地 性 岩 塊 以 外の 岩 相 を,細 い実 線 で挟 まれ た部 分 が 異 地性 岩
塊 の 岩相 を示 す.検 討地 域 で は,南 方の 帯 ほ ど若 い年 代 を示 す傾 向 が認 め られ る.
あ る こ とが 一 般 的 で あ る.こ
の す べ り面 に 沿 って,し
眼 的 な 破 砕 帯 を伴 わ な い(第5図
ば しば 微 細 な 白雲 母 が 晶 出 して い る.
塑
礫状 化砂 岩
壁 開 に は,次 の3種
泥 岩 砂 岩 互 層 が 変 形 した 結 果,砂
岩が 不規則 な外形
の 礫 状 と な っ て 泥 岩 中 に含 まれ る 場 合 が あ る(第5図
一e)
囲 の 泥 岩 と の 境 界 は,肉
とが 見 い 出 され る.礫 状 化 砂 岩 は,前
と呼 ぶ.
述 の プ ー ダ ンや
造 と共 存 す る こ と が 多 い.
理 面 に 斜 交 す る もの で,泥
岩 ・珪 質 泥 岩 ・珪 質 シ ル ト岩 中 に 数mm∼1㎝
隔 で 発 達 す る(第5図
眼 的 に 明 瞭 で 密 着 して い る場 合 と,漸 移 的 で あ る場 合
Pinch-and-swell構
類 の 形 態 の も の が 見 い 出 さ れ,そ
れ ら を 便 宜 的 にA,B,C型
A型 の 壁 開 は 層 理 面,葉
.礫 状 化 砂 岩 の 長 径 は お お む ね30cm以 下 で,そ の
外 形 は や や 不 規 則 で あ る.周
一9).
一k).勢
程 度の 間
開 面 は 堆 積 面 に対 して
10.∼30.の 角 度 で 斜 交 す る こ と が 多 く,そ の 面 に 沿 っ
て 変 位 が 生 じ て い る こ と も ま れ で は な い.前
Rhombicinclusionを
形 成 す るす べ り面 は,こ
述 の
のA型
礫 状 化 珪 質 シル ト岩
の 壁 開 に相 当 す る.
泥 岩 あ る い は 珪 質 泥 岩 を基 質 とす る オ リス トス トロ
ー ム 中に
,珪 質 シル ト岩 が 不 規 則 な 外 形 の 礫 状 と な っ
軸 面 壁 開 で あ る(第5図
て 見 い 出 され る(第5図
し,そ の 面 に沿 っ て 変 位 が 生 じ て い る こ と もあ る.
一f).基
質 の 泥 岩 ・珪 質 泥 岩
と礫 状 の 珪 質 シル ト岩 と は 初 生 的 に は整 合 的 で,後
に
B型 の 壁 開 は,先 に述 べ たD型
の 裾 曲 に 伴 う もの で,
一1>.数m程
度 の間 隔 で発達
C型 の 壁 開 は オ リ ス トス トロ ー ム あ る い は礫 状 化 砂
基 質 の 泥 岩 が 流 動 す る こ と に よ っ て 珪 質 シ ル ト岩 が 礫
岩 の 泥 質 岩 基 質 中 に 見 い 出 さ れ,0.1m以
状 に な っ た もの と考 え ら れ る.し
列 す る も の で あ る(第5図
ル ト岩 の 周 囲 に,顕
か し実 際 に は 珪 質 シ
微 鏡 下 で す べ り面 が 認 め られ る こ
質 中 の も の は,調
一m).特
下の 間隔 で配
に礫 状 化 砂 岩 の 基
査 地 域 で は領 家 変 成 作 用 に よ る 変 成
ゴ
とが 多 い.
度 の 上 昇 に 伴 っ て 出 現 頻 度 が 高 ま る.両 者 と も,珪 質
Microfault
シ ル ト岩 や 砂 岩 な どの ク ラ ス ト同 士 が 比 較 的 近 接 して
数cm単 位 で く り返 す 泥 岩 砂 岩 互 層 中 に 見 い 出 さ れ
る.Microfaultは
地層 面 に対 して比較 的 高角 で交 わ る
正 断 層 で あ る こ とが 多 く,そ の 落 差 は お お む ね5㎝
下 で あ る.た だ し断 層 面 は,泥
瞭 とな る.ま
以
岩 中 で は肉眼 的 に不 明
た 断 層 面 は シ ャ ー プ で 癒 着 し て お り,肉
い る部 分 に 出現 す る傾 向 が あ る.
ク ラ ス トの 変 形 と回 転
オ リス トス トロ ー ム に含 ま れ る ク ラ ス トに は,後 生
的 な 変 形 ・変 位 が 認 め ら れ る こ とが あ る.壁
う ク ラ ス トの 変 形 は す で に 述 べ た.そ
開 面 を伴
の他 の 主 な もの
第5図
変 形 構 造 の 模 式 的 ス ケ ッ チ.
a .裾
曲(A型),b.裾
化 砂 岩,f.礫
曲(B型),c.プ
Rhombicinclusion,k,壁
の 回 転,o.ク
開(A型),1.壁
ラ ス トの 塑 性 変 形.ss:砂
ト岩,sc:珪
は,1.ク
質 粘 土 岩,ch:チ
ラ ス トの 塑 性 変 形,2.ク
ク ラ ス トの 塑 性 変 形(第5図
ラ ス トの 回 転 で あ
一 〇)は,長
径 が5cm
以 下 の 珪 質 泥 岩 ・チ ャー トの ク ラ ス トに 生 ず る こ と が
下 で 細 粒 な ク ラ ス トを観 察 す る と,ク
は 壁 開 ま た はRhombicinclusionの
ね 平 行 な 方 向 に伸 長 し,レ
ラス ト
長 軸 方向 に おおむ
ンズ状 あ る いは平行 四 辺形
に 近 い 形 態 を 示 す.
満 の ク ラ ス トに見 い 出 さ れ る.鏡
で 観 察 さ れ る 第5図
開(B型),m.壁
岩,ms:泥
造,e.礫
〉,i.摺
開(C型),n.ク
岩,sm:珪
ラス ト
質 泥 岩,s1:珪
質 シル
性 とみ な さ れ る 大 小 の 岩 塊 に はA型
裾 曲 ・C型 裾 曲 ・
D型 摺 曲 ・Rhombicinclusion・B型
壁 開 ・ク ラ ス トの
塑 性 変 形 ・ク ラ ス トの 回 転 な ど が 認 め られ る.
味 噌 川 帯 で は 泥 岩 砂 岩 互 層 中 にA型
ン ・Pinch・and-swell構
どが 生 じて い る.オ
は,部
分 的 にA型
リス トス トロ ー ム の 基 質 の 泥 岩 に
壁 開 が 認 め ら れ る.
一nの
よ うな 構 造 は,周
下
型 摺 曲 ・ブ ー ダ ン ・Pinch-and-swell構
Microfaultな
の 流 動 に よ る ク ラ ス トの 回 転 を 示 す も の と 考 え ら れ
伴 っ て 出 現 す る 傾 向 が あ る.
る.
構 造 が 見 い 出 さ れ るが,こ
考察 と まとめ
こで は 触 れ な い.
沢 渡 帯 で は,か
に 区 分 さ れ る が,変
形 様 式 にお いて も
こ で は 各 帯 に特 徴 的 な 変 形
だ し平 湯 帯 の 変 形 構 造 に つ い て は さ ら
に検 討 を 要 す る た め,こ
こ で は 触 れ な い.
序 ユ ニ ッ トの 最 下 部 の 珪 質 粘 土 岩 に,か
め られ な い.泥
な り顕 著 なA
り上 位 の 泥 質 岩 中 に は 認
岩 砂 岩 互 層 に はA型
裾 曲 ・Pinch-and-
造 ・プ ー ダ ン が 部 分 的 で あ る が 観 察 さ れ る.
島 々 帯 で は オ リ ス トス トロ ー ム の 基 質 中 にB型
曲 ・Rhombicinclusion・
構 造 な ど が 見 い 出 さ れ る が 発 達 の 程 度 は 弱 い.沢
渡帯
の チ ャ ー ト砕 屑 岩 ユ ニ ッ ト同 士 の 境 界 が 断 層 で あ る 場
合,上
位 の 珪 質 粘 土 岩 に,顕
著 なA型
壁 開 が発達 す る
こ と が あ る.断 層 は お そ ら く ジ ュ ラ紀 新 世 に 生 じ た も
の 断 層 運 動 とA型 壁 開 の 形
成 と の 間 に は 深 い 関 係 が あ る もの と考 え ら れ る.
沢 渡 帯 の構 造 的 下 位 に位 置 す る 島 々 帯 の オ リス トス
トロ ー ム は,岩
種 と そ の 年 代,沢
渡帯 との構 造的 位 置
関 係 な ど か ら,沢 渡 帯 の ユ ニ ッ トの 積 層 体 を 形 成 す る
運 動 に 関 連 した 産 物 と考 え ら れ る(大 塚,1985).島
裾
礫 状 化 シ ル ト岩 ・A型 壁 開 ・
C型 壁 開 な ど が 生 じて い る.ま
裾 曲 ・プ ー ダ ン ・Pinch-and-swell
の で あ り(大 塚,1985),こ
沢 渡 帯 で は チ ャ ー トと そ の 上 位 の 砕 屑 岩 か らな る層
型 壁 開 が 見 い 出 され る が,よ
な りの 程 度 に堆 積 時 の 構 造 が 残 され
て い る.部 分 的 にA型
査 地 域 の 中 ・古 生 界 は 岩 相 な
そ れ ぞ れ 特 徴 を有 す る.こ
構 造 を示 す.た
に ま とめ て 示 す.
理 ・片 理 な ど の 変 形
各帯 の変 形様 式
先 に 述 べ た よ う に,調
壁開 や 片理 が
れ らは 変 成 温 度 の 上 昇 に
各 帯 に 出現 す る変 形 構 造 を 第6図
上 記 の 諸 変 形 構 造 の ほ か に,節
摺 曲 ・B
造・
礫 状 化砂 岩 ・
どで あ る.そ の ほ か にC型
生 じ て い る こ とが あ る が,こ
ど に よ っ て5帯
摺 曲 ・ブ ー ダ
造 ・礫 状 化 砂 岩 ・Microfaultな
囲 の物 質
swell構
状
曲(D型),j.
経 ヶ岳 帯 で 観 察 さ れ る 主 な 変 形 構 造 はA型
ク ラ ス トの 回 転 は,砂 岩 ・珪 質 シ ル ト岩 ・チ ャ ー ト
な ど の 長 径10cm未
曲(C型
ャ ー ト.
る.
多 い.鏡
ー ダ ン,d.Pinch-and-swell構
状 化 珪 質 シ ル ト岩,9.Microfault,h.裾
た 異地性 あ るいは異 地
帯 に はA型
sion・A型
々
裾 曲 ・C型 裾 曲 ・D型 摺 曲 ・Rhombicinclu壁 開 ・B型 壁 開 ・C型 壁 開 ・ク ラス トの 塑 性
変 形 ・ク ラ ス トの 回 転 な どが 随 所 で 観 察 され る.こ
れ
変形の種類
未
摺曲(A型)
固
福曲(B型)
島々帯
ブ ーダ ン
時
Pinch-and-swell構 造
経ケ岳帯
一
礫状 化砂 岩
変
味噌川帯
一
結
の
礫状 化 シル ト岩
rofault Mic
形
主
摺 曲(C型)
に
摺 曲(D型)
Rhombic inclusion
固
第6図
沢渡帯
結
勢 開(A型)
後
勢 開(B型)
の
勢 開(C型)
●■曝
■闘■■
帽■■匿 引■■■夢 引■■●
引■■■レ
燭■
■■願 娼■■口■ 一
変
ク ラ ス トの 回転
1形
クラ ス トの塑性 変 形
■■■匿 一
帽■■■」
諸 変 形構 造 の分 布.
図 中の 太 い 実線 は普 遍的 に,細 い 実線 はや や低 い頻 度 で,破 線 は 局部 的 にそ れ ぞれ の 変形
構 造 が見 い出 され る こ と を示 す.変 形構 造 は,堆 積 物 が 未 固結 時 に 生 じた もの と,固 結後 に
生 じた もの と に夫 別 され る.
ら の う ちA型 裾 曲 な ど一 部 は 未 固 結 時 に 形 成 さ れ た 可
能 性 が 高 い が,他
の 多 くは 固 結 後 の 構 造 変 形 に よ る も
の で あ ろ う.
され な い こ と な ど か ら,味 噌 川 ・経 ケ 岳 帯 の 変 形 の 主
体 は,堆 積 性 で あ る よ り も,む
調 査 地 域 の 南 半 部 を 占 め る味 噌 川 帯 と経 ケ 岳 帯 で 観
察 され る変 形 構 造 に は 共 通 点 が 多 い.味
で 認 め ら れ るA型
か な りの 方 向 性 が あ る こ と,変 形 が 特 定 の 層 準 に 限 定
勢 開 は,新
よ る もの と考 え ら れ る.ま
噌川 帯 の一部
期 の奈 良井 断層 の影 響 に
た 経 ケ 岳 帯 のC型
壁開 や 片
理 は 領 家 変 成 作 用 に よ る もの とみ な され る.こ
れ らの
しろ 構 造 性 の 未 固 結 時
変 形 で あ る可 能 性 が 強 い.
以 上 の よ う に 南 半 部 の 味 噌 川 帯 ・経 ケ 岳 帯 の 変 形 は,
新 期 の もの を 除 け ば,ほ
の で あ る.そ
と ん どが 未 固 結 時 に生 じた も
れ に対 して 島 々 帯 の 変 形 に は 未 固 結 時 に
生 じた もの も存 在 す る が,そ
の 多 くは 固 結 後 に 形 成 さ
後 生 的 な 要 素 を 除 く と,領 家 変 成 作 用 以 前 に 形 成 され
れ た もの で あ る.沢 渡 帯 に は 未 固 結 時 お よび 固 結 後 の
た 両 帯 の 変 形 構 造 に 関 す る特 徴 は,ほ
変 形 が 認 め ら れ る が,そ
な して さ しつ か え な い.経
地 域 で は 大 塚 ほ か(投
ぼ 同 じもの とみ
ケ 岳 帯 の 奈 良 井 川 ・横 川 川
稿 中)に
裾 曲(A型)・Microfaultな
よ り,礫 状 化 砂 岩 ・小
どが,堆
積 物 の未 固結 時 に
形 成 さ れ た こ とが 明 ら か に な っ て い る.新 期 の 断 層 運
動 や 変 成 作 用 に よ る変 形 を 除 く と,味 噌 川 ・経 ケ 岳 帯
の 露 頭 ∼ 顕 微 鏡 下 で 観 察 さ れ る 変 形 は,未
に よ っ て 特 徴 づ け られ る.こ
は 不 明 な 点 が 多 い.し
固結時 変形
の 未固 結時 変形 の要 因 に
か し極 め て 広 範 囲 に わ た っ て 変
形 が 普 遍 的 に 観 察 さ れ る こ と,小 裾 曲 やMicrofaultに
し沢 渡 帯 は,前
の 発 達 は 顕 著 で は な い.し
か
述 の よ う に 島 々帯 と構 造 形 成 の 上 で 密
接 な 関 係 を 持 つ も の と考 え られ,両
者 間 の変形特 性 の
差 は,変 形 時 の構 造 的 位 置 の 違 い に よ っ て 生 じた もの
と推 定 さ れ る.
調 査 地 域 に お い て は,島
々帯以 北 で は中部 ジュラ系
が 主 体 を な し,上 部 ジ ュ ラ 系 の 下 半 を伴 うの に対 し,味
噌 川 帯 以 南 か らは,異
地 性 岩 塊 を 除 く と,ほ
ュ ラ紀 新 世 の 化 石 しか 得 ら れ て い な い.ま
軸 面 は,島
とん ど ジ
た小 裾 曲 の
々帯 で は 沢 渡 帯 の 覆 瓦 状 構 造 と ほ ぼ 同 様 の
1.early Late 一
Jurassic
2.1ate Late Jurassic(1)
3.1ate Late Jurassic(2)
4.Early Cretaceous
第7図
各帯 の 岩相 ・年 代 ・変 形 か ら推 定 され る構 造 形 成 モ デ ル.
1.沢
渡 帯 の覆 瓦 状 構 造 の形 成 と,島 々 帯の オ リス トス トロー ム の 堆積 と変形.2.味
川・
経 ケ岳 帯 を構 成 す る岩 石 の堆 積.3.味
噌
噌 川 ・経 ケ岳 帯の 未 固 結 時 変形 の形 成.4.領
家 花 闇 岩類 貫 入 前 の 各帯 の 関 係.
北 西傾 斜 であ るの に対 し,昧 噌川 帯 以 南で は それ ほ ど
の 集 中 を示 さな いか,あ るい は南東 傾斜 が優 勢 な部分
が存在 す る.こ の ように調 査地域 の 北 半部 と南 半部 と
で は,変 形 様式 ・年代 ・裾 曲軸 面 の方 向性 な どに明 瞭
な差異 が認 め られ る.こ の こ とは,造 構 過程 な らび に
堆 積場 の異 な る複 数の 要素 が,美 濃 ・領 家 帯 に存在 す
KAMEI, T., 1952: The Stratigraphy
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狩 野 謙 一,1975:長
野 県,北
生 層 の 層 序.地
部木 曾 一 梓 川 地 域 の上 部 古 一 中
質 雑,81,185-200.
片 田 正 人 ・礒 見
博 ・村 山 正 郎 ・山 田 直 利 ・河 田 清 雄,1959:
るこ とを意 味 してい る.以 上 の 内容 に基 づ い て,同 帯
中 央 アル プ ス とそ の 西域 の 地 質
の形 成過程 を模 式 的 に表 わ した ものが 第7図 であ る.
の 領 家 帯,地
文
片 田 正 人 ・礒 見
献
守,1982:美
の 一 考 察.大
礒見
濃 帯 のMinfmsusbailayi群
阪 微 化 石 研 究 会 誌,特
博 ・片 田 正 人,1959:木
集 につ いて
別 号,5,211・225,
曽山地 北 部の 非 変 成古 生 層 な
ら び に 領 家 変 成 岩 の 堆 積 層 に つ い て の 考 察.地
10,1037・1053.
片 田 正 人 ・礒 見
調 月 報,
央アルプ ス
片 田 正 人 ・礒 見
分 の1地
質 図 幅 「上 松 」 お
分 の1地
質 図 幅 「伊 那 」 お
分 の1地
質 図 幅 「塩 尻 」 お
質 調 査 所.
博,1962:5万
よ び 同 説 明 書.地
質 調 査 所.
博,1964:5万
よ び 同 説 明 書.地
37・67.
足立
博,1958:5万
よ び 同 説 明 書.地
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そ の1:中
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質 調 査 所.
MIZUTANI, S., HATTORI, I., ADACHI, M., WAKITA, K.,
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大塚
勉,1985:長
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大塚
山 田 直利 ・足立
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大塚
勉 ・森清 寿 郎 ・矢 野 賢 治 ・大 友幸 子 ・富 樫
守 ・梶 田澄 雄 ・原 山
均,印 刷
一長
野県 木 曾 山 地北 部 地 域 一.地 球 科 学.
矢野 賢 治,1983:木
矢野 賢 治,1985:長
遙
曾 山地 北 部の 藪 原 層 の層 相 と古 生物.信
野県,木 曾 山地 北部 味 噌 川 層 の地 質 と放
散 虫 化石.日 本地 質 学 会 第92年 学 術 大会 講 演 要 旨,162.
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渡 礫 岩 の層 位 的位
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智 ・山崎晴 雄 ・豊
分 の1地 質 図 幅 「高 山 」お よび 同説 明 書.
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田 中邦 雄 ・小林 国 男 ・亀 井節 夫,1952:沢
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大 学修 士 論 文.
野 県木 曽山地 北 部 の 中生 界.信 州
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