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変貌する世界における成功を再定義する ~第19回PwC世界CEO意識調査から~ 2016年2月25日 PwC Japan

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変貌する世界における成功を再定義する ~第19回PwC世界CEO意識調査から~ 2016年2月25日 PwC Japan
www.pwc.com/jp
PwC
Global Megatrends Forum
変貌する世界における成功を再定義する
~第19回PwC世界CEO意識調査から~
2016年2月25日
PwC Japan
日本代表
鈴木 洋之
PwC 「第19回世界CEO意識調査」
2,420名が調査に協力
そのうち1,409名分が
1,409
世界のCEO
83
の国と幅広い業界を
対象
33
名との対面インタ
ビュー
グローバルレポート分析対象
調査方法
83名の女性CEO
が調査に参加
1,747名の
CEOパネルメンバーが
オンライン調査に協力
オンライン
60%
電話
24%
郵送
17%
リアルタイム統計結果を
ダッシュボートに表示
PwC
2
調査参加者の地域分布
2015年9月28日から12月8日ま
でに世界83カ国の1,409名に
対してインタビューを実施
中・東欧
170名 (12%)*
西欧
314名 (22%)*
北米
146名 (10%)*
内、日本126名
幅広い産業全般を網羅、調査
対象企業の30%が10億米ドル
以上の売上
アジア・太平洋
476名 (34%)*
中東およびアフリカ
中南米
134名 (10%)*
169名 (12%)*
*地域ごとのインタビュー実施数および全体での割合
Source: 19th Annual Global CEO Survey
PwC
3
世界のCEOの成長への自信
複雑な経営環境の下、持続可能な成長を遂げる。
世界経済の成長に対
する自信は、2015年
の調査から10%減
質問:今後12カ月の自社の売上および世界経済の成長の改善見通しについてどれくらいの自信をお持ちですか?
「非常に自信がある」の回答の合計(%)
44
39
36
39
35%
の世界のCEOは、短期的な自社の成長
に「非常」に自信を持っている。
37
35
27
18
リーマンショック以降
2004
2005
2006
2007
2008
2009
2010
2011
2012
2013
2014
2015
2016
自社の成長見通しに非常に自信があるCEO
世界経済が改善することを確信しているCEO
Source: 19th Annual Global CEO Survey
PwC
4
世界と日本のCEOの比較 ~ 自社の成長への自信
世界経済と地政学リスクの不確実性の高まりが、CEOの成長への自信に影を落としている。
78%
の日本のCEOは、短期的な自社の
成長に一定の自信を持っている。
質問:今後12カ月に、貴社の売上が成長する見通しについてどれくらいの自信をお持ちですか?
「非常に自信がある」および「多少自信がある」の回答の合計(%)
92%
90%
88%
81%
90%
84%
81%
87%
84%
82%
79%
78%
84%
64%
78%
73%
73%
原油安、中国減速、地政学リスク
の増大やテクノロジーによる新しい
脅威の勃興など、CEOにとっての
懸念材料が更に増している。
85%
50%
44%
世界全体
日本
リーマンショック以降
2007
2008
2009
2010
2011
2012
2013
2014
2015
2016
Source: 19th Annual Global CEO Survey
PwC
5
多極化する成長機会とマーケット ~ グローバル化を超えて
社会・経済システムが多極化し相互連鎖が進む中で、今後の成長市場を探る。
米国
2016
中国
ドイツ
39%
34%
英国
11%
19%
インド
9%
ブラジル 日本
5%
8%
ロシア メキシコ
5%
5%
アラブ
首長国連邦
5%
2016 新規ランクイン
米国
2015
38
中国
34
ドイツ
英国
11
ブラジル
10
19
インド
9
日本
8
ロシア
6
インドネシア
6 オーストラリア
6
Q: 今後12カ月間で、貴社全体の成長見通しに関して、最も重要と思われる3カ国を挙げてください。
Source: 19th Annual Global CEO Survey
PwC
6
成長市場としての米国とアジア ~ 日本のCEO
日本のCEOのアジア重視変わらず
今後12カ月間成長する上で重要な国・地域(自国以外)2013 ~ 2015年調査との比較 (日本のCEOの回答)
55%
62%
+3 52%
57%
-12
2013年
2014年
2015年
2016年
45%
48%
39%
30%
26%
24%
28% 28%
20%
15%
15%
18%
17%
15%
18%
14%
23%
21%
19%
15%
13%
9%
3% 4%
米国
中国
タイ
ベトナム
インド
インドネシア
シンガポール
Source: 19th Annual Global CEO Survey
PwC
7
不確実性がもたらす成長機会と脅威
CEOにとっての脅威は、3年前より増大している。
成長機会のみが増えた
成長機会と脅威の両方が増えた
脅威のみが増えた
69%
74%
58% 西欧
脅威が増えた
66%
34%
のCEOは、脅威と成長機会の
両方が増えたと感じている。
60%
成長機会が増えた
72%
69%
59%
西欧
Q: 貴社のビジネスが直面する脅威と成長機会について、3年前よりも今の方が脅威/成長機会が増えていることにどの程度同意しますか?
Source: 19th Annual Global CEO Survey
PwC
8
世界と日本のCEOの比較 ~ ビジネス上の脅威
日本企業が海外に成長の活路を求め、テクノロジーの影響も含めた経営環境が日々変貌する中で、人材の獲得は引き続き喫緊の課題。
鍵となる人材の獲得
危機に対する備え
エネルギーコストの変動
技術進歩のスピード
サイバー脅威
物価価格の上昇・乱高下
94
79
72
61
75
75
73%
52
61
71
61
57
67
日本
Q: 貴社の成長に対するビジネス上のそれぞれの脅威について、どの程度懸念していますか?
(「非常に懸念している」および「多少懸念している」と回答したCEOの割合(%))
世界全体
49% 世界全体
の日本のCEOは、変貌する
世界で勝ち抜くため、人材
戦略の改革の推進を重要視
し、将来のリーダー候補の選
定および育成を最重要課題
と考えている。
Q:貴社の競争力維持のため、人材戦略のどのような面
を改革して効果の最大化を図っていますか?
Source: 19th Annual Global CEO Survey
PwC
9
新経済圏における成長機会の拡大と国境を越えた人材獲得競争の激化
APEC域内のCEOは、環太平洋経済連携協定(TPP)が大きな成長機会をもたらすと考えている。
• 経済圏内の自由化は物から
サービス、投資へと広がりを見
せる。
• そして、国境を越えた人材獲
得競争激化(War for Talent)
が加速度的に進む。
• ビジネスのデジタル化と併せ、
国境を越えた人材獲得は、イ
ノベーションや競争優位性確
立の鍵となる。
Source: PwC 2015 APEC CEO Survey
PwC
Very likely by 2020
Likely by 2020
Not likely by 2020
10
世界と日本のCEOの比較 ~ 経済、社会、政治的脅威
世界のCEOにとっての三大脅威
過剰な規制
地政学的な不確実性
79%
74%
2013年以降最も上昇率が高い
CEOにとっての脅威
為替の乱高下
73%
贈収賄や不正行為
55
ビジネスに対する信頼
の欠如
55
53
64%
66%
52
85%
金利の上昇
70%
PwC
57%
37
41
ユーロ圏の債務危機
社会不安
地政学的な不確実性
消費者の嗜好や行動
60
67%
財政赤字と債務負担に対する
政府の対応
Source: 19th Annual Global CEO Survey
49
36%
日本のCEOにとっての三大脅威
為替の乱高下
51
65
60
60
N/A
53%
52
49
65%
11
海図なき航海での舵取り
様々なステークホールダーの、場合によっては相反する幅広い要求への対処が求められる。
変貌する世界で成功する企業の姿を考える
環境
エネルギー
格差
生産性と効率
Source: 19th Annual Global CEO Survey
PwC
73%
企業の
社会的責任
71% 82%
67%
95%
87%
72%
70%
現在
汚職と不正
地政学リスク
財務上の利益
81%
コーポレート
ガバナンス
ダイバーシティー
90%
89%
64%
95%
85%
27%
今後5年以内
44%
59%
37% 67%
長期的な利益の優先
84% 55%52%45%
92%
非財務情報の重要視
幅広いステークホルダーへの対応
Q:以下のステートメントのうち、現在の貴社の姿を表しているか、また5年後貴社の業界
で成功している企業の姿を表していると思いますか?
12
信頼を回復し、構築する
多極化、多様化、複雑化する世界で、企業の「存在意義」を捉えなおす。
変更したこともなく、今後
の変更も考えていない
23%
17%
変更をしたことはないが、
今後変更を検討している
16%
12%
“Purpose”
「存在意義」
16%
常に社会に与える影響
を考慮した「存在意義」
を掲げてきた
42%
46%
24%
社会に与える影響を考慮し
て、過去3年間に変更をした
Q:幅広いステークホルダーの期待は、貴社の「存在意義」にどのような形で影響
を及ぼしましたか?
Denise Morrison
President and CEO, Campbell Soup Company
「Purposeは心の中でずっと持ち続け
る言葉で広告代理店に作ってもらう
ものではない。我々はPurposeを
我々が関与する人の心の底から引
出し、7つの言葉でまとめました。
“Real food that matters
for life’s moments.”
Source: 19th Annual Global CEO Survey
PwC
13
ステークホルダーとの新しい対話の方法
データ・アナリティクス
CEOは幅広いステークホルダーの期待に応えるために、様々な分野での改革を進めている。
68%
CEOが変革を進めている領域のTop 5
44
6
テクノロジーの活用
51
65%
90%
CRMシステム
79%
6
リスクの特定と管理の方法
44
49
53%
93%
研究開発とイノベーション
95%
ブランディング、マーケティング、
広報の取組み
6
39
48
92%
50%
ソーシャルメディア
90%
成功の計測方法と説明責任
11
51
35
86%
77%
提携先の選定と提携方法
12
51
34
85%
ウェブ上のコラボ
レーション・ツール
44%
33%
オンライン・レポーティング
84%
変更なし
Source: 19th Annual Global CEO Survey
PwC
ある程度の改革を実施
大胆な改革を実施
30%
23% 21%
個人情報のセキュリティー
ソーシャル・リスニング・ツール
投資家向けツール
14
デジタル化がもたらす変革とクリエイティブ破壊
経済構造の変化や世界的な経済力のシフトも起きている中、企業にとっての成長の追及はますます複雑化している。
96 years
US$28b
valuation
vs
2020年までに生産される車の90%は、
インターネットと繋がり、インタラクティブ
なダッシュボードが装備される。
膨大な資産を所有
7 years
US$24b
valuation
Source: Telefonica, Connected car industry report, 2013, http://techblog.netflix.com/
PwC
90%
Hilton
著作権上、
表記できません。
group
著作権上、
airbnb
表記できません。
※著作権上、表記できません。
シェアリング・エコノミー
75%
のNetflixユーザーは、データ・アナリティ
クスで分析された個人向けの「おすすめ」
を視聴している。
15
新たな不秩序の世界で勝ち抜くには
ニュー・ノーマルからニュー・アブノーマルの時代へ
顧客と幅広いステークホルダーが求める価値と期待値の把握
デジタル・テクノロジーの活用と自らの変革
テクノロジーとイノベーションと人材戦略を結びつける
ステークホルダーの期待に応えるための戦略実行の要諦
企業の「存在価値(Purpose)」を明確にする
塗り替えられたゲームのルール下での成功の追及
PwC
16
www.pwc.com/ceosurvey
PwC
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17
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