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Domino サーバーにおける HTTP ログについて
® IBM Software Group Software Service Lotus Knows EXPO 2010 IBM ソフトウェア アクセラレイテッド・バリュー・プログラム 活動事例紹介 DominoサーバーにおけるHTTPログについて 日本アイ・ビー・エム 株式会社 ソフトウェア アクセラレイテッド・バリュー・プログラム 岩倉 祐次 IBM Software Group Software Service 特記事項 本資料の記載内容は、できる限り正確を期すよう努めてはおりますが、いかなる明 示または暗黙の保証も責任も負いかねます。 本資料の情報は、使用先の責任において使用されるべきものであることを、あらかじ めご了承ください。 掲載情報は不定期に変更されることもあります。他のメディア等に無断で転載する 事はご遠慮ください。 当資料をコピー等で複製することは、執筆者の承諾なしではできません。 また、当資料に記載された製品名または会社名はそれぞれの各社の商標または登 録商標です。 IBM、IBMロゴ、Lotus、Lotus Notes、Lotus Domino、WebSphereは、International Business Machines Corporationの米国およびその他の国における商標。 Microsoft, Windows, Windows NT および Windowsロゴは Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商標。 -2All Rights Reserved, Copyright(c) IBM Software Group 無断複製、転載を禁ず IBM Software Group Software Service 当資料について Lotus Domino® サーバー環境でHTTPを利用する場合、トラブル時などの調査や通常運用時のチェッ クにはHTTPログが必要となります。このHTTPログには、大きく2種類(書き出し方法)のログが用意されて います。 この2種類のHTTPログにはそれぞれメリット・デメリットがあり、利用環境・用途によって検討する必要があ ります。 この資料では、取得できる情報・設定方法・メリット・デメリットについてまとめた資料となります。 -3All Rights Reserved, Copyright(c) IBM Software Group 無断複製、転載を禁ず IBM Software Group Software Service テキストログ 【取得できる情報】 サーバー文書のログ形式を[共通]に設定している場合(*1) • • • • • • .クライアント DNS 名、または DNS 名が利用不可の場合は IP アドレス 要求のホストヘッダー、またはサーバーの IP アドレス (ホストヘッダーが利用不可の場合) リモートユーザー (利用可能な場合) 要求のタイムスタンプ HTTP 要求行 HTTP 応答のステータスコード *1 この場合には、3つのテキストファイルが作成されます(アクセス・エージェント・参照ログの3つ)。 サーバー文書のログ形式を[共通 (拡張)]に設定している場合(*2) • .クライアント DNS 名、または DNS 名が利用不可の場合は IP アドレス • 要求のホストヘッダー、またはサーバーの IP アドレス (ホストヘッダーが利用不可の場合) • リモートユーザー (利用可能な場合) • 要求のタイムスタンプ • HTTP 要求行 • HTTP 応答のステータスコード • 要求の内容の長さ。利用不可の場合は「-」で表示。 • 参照 URL。利用不可の場合は「-」で表示。 • ユーザーエージェント。利用不可の場合は「-」で表示。 • 要求を処理する時間 (ミリ秒) • cookie ヘッダーの値 • 変換された URL (実際のサーバーリソースのフルパス、利用可能な場合) *2 この場合には、1つのWeb サーバーの全情報が1つのテキストファイルに記録されます。 大部分のサードベンダー製のログ解析ツールなどは、1つのファイルが必要になりますので、その場合にはこちらを設定します。 -4- All Rights Reserved, Copyright(c) IBM Software Group 無断複製、転載を禁ず IBM Software Group Software Service テキストログ(続き) 【出力例】 サーバー文書のログ形式を[共通]に設定している場合 アクセスログ • 127.0.0.1 penguin “CN=Admin IWA/O=IWA” [01/Aug/2010:13:06:43 +0900] “POST /names.nsf?Login HTTP/1.1" 302 - エージェント • [01/Aug/2010:16:01:28 +0900] "Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Win32)" 参照 • [01/Aug/2010:13:08:52 +0900] "http://penguin/names.nsf/85255e01001356a8852554c200753106/da5e80fa78cfb4ca4925701 4002bd6dc?OpenDocument" サーバー文書のログ形式を[共通 (拡張)]に設定している場合 • 127.0.0.1 penguin - [01/Aug/2010:16:45:49 +0900] “GET /names.nsf HTTP/1.1” 200 3592 “http://penguin/names.nsf” “Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.1; SV1)” 20 “DomAuthSessId=46A2C6F24BB4BC9AE9BB6F478C4BF603" "d:/domino6.0.3/data1/names.nsf" -5All Rights Reserved, Copyright(c) IBM Software Group 無断複製、転載を禁ず IBM Software Group Software Service テキストログ(続き) 【設定方法】 サーバー文書で設定します。 ①[インターネットプロトコル]−[HTTP]タブの"ログ書き込み"で、ログファイルを"有効"にします ②[インターネットプロトコル]−[HTTP]タブの"ログファイルの設定"欄を必要にあわせて変更します ③[インターネットプロトコル]−[HTTP]タブの"ログファイル名"・"ログからの除外"欄を必要にあわせ て変更します -6All Rights Reserved, Copyright(c) IBM Software Group 無断複製、転載を禁ず IBM Software Group Software Service DominoWebサーバーログ 【取得できる情報】 要求が生成された日付と時刻 ユーザーの IP アドレス (サーバー文書の [DNS 参照] が [有効] になっている場合は DNS アドレス) ユーザー名 (ユーザーがサーバーにアクセスする際に名前とパスワードを入力している場合) サーバーがブラウザに返す、要求の生成に成功したか失敗したかを示すステータスコード サーバーからブラウザに送信されるバイト単位の情報の長さ text/html や image/gif など、ユーザーがアクセスするデータの種類 ブラウザからサーバーに送信される HTTP 要求 サーバーへのアクセスに使用されるブラウザの種類 内部プログラムと CGI (Common Gateway Interface) プログラムのエラー このサイトのページにアクセスするためにユーザーがアクセスした URL サーバーの IP アドレスか DNS 名 要求を処理する時間 (ミリ秒) ブラウザから送信された cookie 変換された URL (利用可能な場合は実際のサーバーリソースのフルパス) -7All Rights Reserved, Copyright(c) IBM Software Group 無断複製、転載を禁ず IBM Software Group Software Service DominoWebサーバーログ(続き) 【出力例】 Webサーバーログ(domlog.nsf)に文書が作成されていきます。 ビューを追加することにより、さまざまな角度でログを参照することが可能になります。また、エー ジェントなどでデータを処理させることも可能です(通常のNotesデータベース扱いです)。 -8All Rights Reserved, Copyright(c) IBM Software Group 無断複製、転載を禁ず IBM Software Group Software Service DominoWebサーバーログ(続き) 【設定方法】 テンプレートからデータベースを作成し、サーバー文書で設定します。 ①テンプレート(Domino Web サーバーログ:domlog.ntf)から、新規にデータベースを作成します。 ※このとき、ファイル名は必ずdomlog.nsfにして、DominoのDataディレクトリ直下に配置してください ②[インターネットプロトコル]−[HTTP]タブの“ログ書き込み”で、Domlog.nsfを“有効”にします。 ③[インターネットプロトコル]−[HTTP]タブの"ログからの除外"欄を必要にあわせて変更します -9All Rights Reserved, Copyright(c) IBM Software Group 無断複製、転載を禁ず IBM Software Group Software Service メリット・デメリット それぞれの方法によってのメリット・デメリットを以下に記述します。 メリット デメリット テキストログ ・書き込みがDominoWebサーバーログに ・テキストファイルにべた書きとなるので、 比べると早い(特に、アクセスが多い場合に Notesとしてデータを参照・分析しにくい は顕著) (ツールなどを別途作成する必要がある) ・ファイルの作成頻度(日次・週次・月次) を指定でき、そのファイルのみアーカイブす ればよいので、運用管理が比較的楽 DominoWeb サーバーログ ・Notesデータベースであるので、ビューを ・データベースは1つであり、アーカイブは文 追加したりすることで、データの参照(分析) 書単位などで行う必要があり、テキストロ が容易 グと比較するとアーカイブ運用負荷が高い ・書き込みが遅くなり、処理が遅くなる可 能性がある - 10 All Rights Reserved, Copyright(c) IBM Software Group 無断複製、転載を禁ず