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ユーザーアクセスのない災害対策サーバーに対する 考慮点 Lotusphere Comes To You 2011

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ユーザーアクセスのない災害対策サーバーに対する 考慮点 Lotusphere Comes To You 2011
®
IBM Software Group
Software Service
Lotusphere Comes To You 2011
IBM ソフトウェア アクセラレイテッド・バリュー・プログラム 活動事例紹介
∼災害対策環境構築時の思わぬ盲点!?∼
ユーザーアクセスのない災害対策サーバーに対する
考慮点
日本アイ・ビー・エム 株式会社
ソフトウェア アクセラレイテッド・バリュー・プログラム
柳沢 隆道
IBM Software Group Software Service
特記事項
ƒ 本資料の記載内容は、できる限り正確を期すよう努めてはおりますが、いかなる明
示または暗黙の保証も責任も負いかねます。
ƒ 本資料の情報は、使用先の責任において使用されるべきものであることを、あらかじ
めご了承ください。
ƒ 掲載情報は不定期に変更されることもあります。他のメディア等に無断で転載する
事はご遠慮ください。
ƒ 当資料をコピー等で複製することは、執筆者の承諾なしではできません。
ƒ また、当資料に記載された製品名または会社名はそれぞれの各社の商標または登
録商標です。
IBM、IBMロゴ、Lotus、Lotus Notes、Lotus Domino、WebSphereは、International Business Machines Corporationの米国およびその他の国における商標。
Microsoft, Windows, Windows NT および Windowsロゴは Microsoft Corporationの米国およびその他の国における商標。
-2All Rights Reserved, Copyright(c) IBM Software Group 無断複製、転載を禁ず
IBM Software Group Software Service
はじめに
ƒ Lotus Notes/Domino® の災害対策環境を構築しているケースは多くありますが、ク
ライアントの利用形態によっては、災害発生時にクライアント側のデータが逆流してし
まう場合があります。
ƒ 本資料ではメール逆流発生メカニズムと、影響を最小限にする対応についてまとめて
いますが、当該お客様の環境や運用状況を考慮して実装した機能の一例となって
おります。すべてのお客様の障害対策環境における弊社での推奨設定を説明する
資料ではありません。
-3All Rights Reserved, Copyright(c) IBM Software Group 無断複製、転載を禁ず
IBM Software Group Software Service
目次
1.
2.
3.
4.
5.
6.
通常運用時の環境
障害発生の環境
複製される仕組み
複製される文書を最小限にするために
考慮点
参考情報
-4All Rights Reserved, Copyright(c) IBM Software Group 無断複製、転載を禁ず
IBM Software Group Software Service
通常運用時の環境
拠点A
プライマリ
容量制限100MB
拠点B
セカンダリ
容量制限100MB
障害対策
容量制限100MB
×
・クライアントアクセス
・ローカルレプリカ
(100MB以上保持)
プライマリ、セカンダリ、障害対策サーバーはクラスタリングサーバーとして運用し
ていますが、通常運用時にはクライアントから障害対策サーバーへのアクセスは
行われないよう制御しています。
ユーザーはサーバー上のメールファイルをローカル複製として保持しており、ロー
カル上に削除を反映しないユーザーも多数おり、ローカル上のメールファイルの
サイズはサーバー上より大きいケースが多数存在しています。
-5All Rights Reserved, Copyright(c) IBM Software Group 無断複製、転載を禁ず
IBM Software Group Software Service
障害発生時の環境
拠点A
プライマリ
容量制限100MB
拠点B
セカンダリ
容量制限100MB
障害対策
容量制限100MB
×
災害発生時はクライアントからのアクセスが拠点Bにフェールオーバーされます。
・クライアントアクセス
・ローカルレプリカ
(100MB以上保持)
ただし、通常運用時に障害対策サーバーへのアクセスがなかったため、クライア
ント上のメールファイルと障害対策サーバー上のメールファイルに複製された記
録がないため、初回複製時にローカル上のメールファイルから災害対策サー
バー上のメールファイルに文書が複製されます
-6All Rights Reserved, Copyright(c) IBM Software Group 無断複製、転載を禁ず
IBM Software Group Software Service
複製される仕組み
クライアントからサーバーに複製を実施する場合、クライアント上データベースに保持されている対
象サーバーとの複製履歴の日付と、サーバー上データベースの切り離し日(*1)に記録されている
日付をキーにして複製対象となる文書を抽出します。
ただし、複製履歴が存在してないサーバーとはじめて複製を行う場合、切り離し日に関係なく、ク
ライアント上の全文書が複製対象となります。
※1
切り離し日は、複製の設定の [指定日数間に変更がない文書を削除する]に記録されている日付です。この日付は、同
データベースでパージが実行された時間から、[指定日数間に変更がない文書を削除する] で指定した日付を引いた時刻が
設定されます。
-7All Rights Reserved, Copyright(c) IBM Software Group 無断複製、転載を禁ず
IBM Software Group Software Service
複製される文書を最小限にするために
クライアント側のすべての文書が複製対象となるため、災害対策サーバー上に削除スタブを残し
ておくことで、クライアント側の全文書が複製対象となった場合でも、災害対策サーバー側が受け
取る文書数を少なくすることができます。
■パージ期間を変更する方法
1. 複製の設定、[指定日数間に変更がない文書を削除する]の値を 90日から任意の短い日数に
変更します(※1)
■設定する日付について
設定する日付が長いほど削除スタブとして残る期間が長くなるので、クライアントからサーバーに流れる
文書が少なくなります。
※1
[指定日数間に変更がない文書を削除する]の日付については、LotusScript の NotesReplication クラスの CutoffInterval
プロパティにて変更が可能なので、エージェントを作成することによって一括で変更することも可能です。
-8All Rights Reserved, Copyright(c) IBM Software Group 無断複製、転載を禁ず
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参考情報
タイトル: 「保存または編集された文書のみ複製」の設定が無視されてすべて複製対象となる
文書番号: 729208
URL: http://www.ibm.com/jp/domino04/lotus/support/faqs/faqs.nsf/all/729208
-9All Rights Reserved, Copyright(c) IBM Software Group 無断複製、転載を禁ず
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