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. s 高知県室戸半島に分布する四万十帯南帯(第三系)の放散虫
399
高知県室戸半島に分布する四万十帯南帯(第三系)の放散虫
石川照久*
Radiolarians
. from the Southern Shimanto Belt (Tertiary) in
Kochi Prefecture , Japan
Teruhisa
ISHIKAWA取
Abstract This paper deals with radiolarians from t
h
e Southern Shimanto Belt
(Tertiary) , especially i
nt
h
e Muroto Peninsula a
r
e
a
. The stratigraphy o
f t
h
i
s
area i
s divided i
n
t
o Muroto Group and Nabae Group by t
h
e Iwato-Shiina Fault
.
Muroto Group yields t
h
e Eocene assembleges from black mudstone and tuffceous
h
e Upper Oligo.
rock (MR-l. MR-43 , MR-91. MR-608). Nabae Group yields t
cene and Lower Miocene assembleges from black mudstone (MR-28 , MR-714)and
t
h
e Eocene assembleges from greenish shale l
e
n
s (MR-35. MR-42, MR-584) s
u
g
ュ
gesting t
h
e olistostrome origin o
f rock f
a
c
i
e
s
.
1-はじめに
II.
第三紀の放散虫化石については,近年数多く研究
試料の採集と処理
試料の採集は.砂岩 i尼岩互層中の泥岩や赤色頁岩,
され,特に深海掘消 IJ 言十 l司(D SDP) の成果により,
灰緑色凝灰岩を中心に行った。スレ ー トへき聞の比
その系統進化や分帯を過してその層位学的また古生
較的発達してない塊状の新触なシルトサイズの珪杭
物 学 的重要性が認められてきた。筆者はこれらの研
及び石灰質な泥岩に保存の良好な微化石が入ってい
究成果を基に四万十帯から産する放散虫化石により
る可能性が高い。
時代決定を行なう べく 研究を進めてきた。高知県に
おける四方十帯北帯の研究は,甲藤(1 96 1),
(1 980) ,
岡村
(1980)
田代
らの研究により他地域に
採集する試料は 500g-
1kg 程度,室内処理での汚
染を防ぐため,採集地点にで細かく砕き,シ
ル付
ピニール袋に入れ,ナンバーを記載し再現できるよ
比べ多くの報告があるが,南帯に関する報告は少な
う試料を採集地点に置き写真を織る 。 採集した試料
い。本論は室戸 半島に分 布する四万十帯雨帯におい
は実験室内で 300 cc のポリエチレンのビーカ
て採集した試料,及び放散虫化石についての予察的
れ,水洗し,
報告である。
フト内にて放置する 。 放置時間は試料により異なる
本研究にあたり放散虫について初歩から御教 /R い
3% -5% の弗化水素酸に浸し,
が,泥岩の場合.
1 回 目は 5% で 24時間
に入
ドラ
2 回 目以
ただいた大阪大学の中世古幸次郎先生,宇都宮大学
降は 3 %10-20時間で行なった。放 i司会した試料を水
酒井豊 三 郎先生および 高 知大 学 岡村
洗し,
真 先生に厚く
60 メッシュと 200 メ y シュの聞の残漬をシャ
御礼申し上げます 。また試 料を提供していただいた,
ーレに取る。次にシャ
安田尚登氏,宇都秀幸氏,また試料作製において御
した後,実体顕微鏡にて観察し,細筆にで摘出し,
レをホ y トプレ
トで乾燥
協力いただいた,宮本敏彦氏に感謝を 意 を表します。
スライドカラスの上に載せる 。 試料の上からエンテ
ランニューを落とし,カバーグラスをかぶせ封入し,
)
a
c
u
l
i
t
yo
fS
c
i
e
n
c
e
.K
o
c
h
i
D
e
p
a
r
t
m
e
n
to
fGeology , F
U
n
i
v
事 高知大学理 学 部( 高 知市曙町 一j 目 5 - 1
透過型の光学顕微鏡にて観察および撮影を行なう
以上筆者が行なってきた方法て‘ Jうるが,処E里時間
400
石川照久
.
c
.
.
p
t
o ""U'O~ 。
F
i
g
.1.室 戸 半島と放散虫所出地点
や処理方法においでさらに I一夫改良をすることによ
り,さらにより良い成果が得られると忠われる。
田.
大山山甲層;正 ,
r,- 宕の出撃を合む機岩・砂宕・頁岩ブ
ロ y ク状砂泥混合層などよりなり,北西側は安芸断
層で白亜系と抜し,南東傾 IJij:断層で奈半利川屑と接
地質概説
する。層厚約 300~40ωn 。
台 I也I或の地質については,げf くは大築
(1904)
奈半干 11 川層 i 主主として,中~細粒の砂岩勝ちの砂
,
鈴木(1 929 ) ,平田(1 950 ) ,深凶(1 95 1) ,小林(1 9
泥互層を主体とした単調な層相を示しスランプ棺曲
5 1)がふれでおり.続いて叩藤
も普遍的に伴う。大山山甲層・室戸層とそれそれ断層
藤・有国
(1967) ,申藤.
また最近平ら(1 980)
;
1
.
1
(1961 ,
(1978)
1969) ,
甲
の研究があり,
で接する z
層 I¥が}4000~500仇n c
により室戸半島の I也氏 1'1<1 及び
室 μ!弱は泌岩勝ちの砂ィJi::互層でスランプ摺曲が著
説明替が完成されている。 地質の詳細な報告はそれ
しし、 。 本層中:ニ i 針表色岩を含む泥質岩伺を含んでお
らに譲り,ここでは概要を述べる。
り,佐喜 J兵 (Sakihama) メランシェ.奥郷 (Ogo)
四万卜帯は安芸械造線を土交に,北 IMII を北得,南側
を l将滑に分けられる。さらに凶万十帯「前帯は,岩戸
(I wato) ←堆名
(Shiina) 断層を境 に,北 [主 室 戸 半
島層群に,待l は芸高生層群に分げられる c 室 戸 半島層
群は,大Ll J 山甲府・奈半利川府・室戸婦の 三 l冒よりな
る。
メランシェとして断腐をもっで切り離した。南 JMI] は,
岩戸ー堆名断府で接する c 本 ~:Hi~ 半平 11 川層よりは
るかに泥 í1 でスランプ徳曲がさらに著 L
l",
~o 層厚は
3000~400仇n 。
菜生!訴群;正,ィ掌円 l弱. ~手津層・四卜寺山層の 三 層
にう〉けられる
高知県室戸半島に分布する四万十帯南帯(第三系)の放散虫
401
津呂層は,泥岩主体の下部層と砂岩優勢の上部層
3.
奈半利川層,砂泥互層中の厚さ 100 m の泥岩部
よりなる。下部層は,砂岩プロ y クを含んだ泥岩や
4.
産出する放散虫は,保存良く個体数も極めで多
スランプ摺曲した砂泥 E 層よりなり,その層中をハ
い。特徴的な種として apícal horn が二つに分岐し
ンレイ岩が貫入している。上部層は,砂岩勝ちの砂
た Calocy c/as sp. を多産する。その他 Bathropt.
泥 E 層よりなり,その層中に赤色頁岩が数枚挟まれ
ramis sp. ,
ている。本層と浮津層は室津
Theocotyliss αsp.
(Murotsu)
一三津
(Mitsu) 断層で接する。層厚は約 3000-400白n 。
浮津層は岩戸ー堆名断層で室戸層と,室津一三津
断層で津呂層と接する。勢断された泥質マトリック
ス中に砂岩ブロック.泥灰岩,酸性凝灰岩レンズを
Theoc αmpe mo 飽ogol(ieri (Ehrenberg) ,
sp ・ .
Periphα ena
sp. を産する。時代は中期始新世~後期始新世を
示す。これらの群集は後述する,
M R-584 の群
集と非常に似ている。
MR-91
含む砂泥混合層よりなる。本層中にもハンレイ岩の
1.室戸市河内北方
貫入が見られる。層厚は約 1000m。
2.
四十寺山層は,浮津層に整合に重なった中一粗粒
Theocorys
室津川左岸
黒色泥岩
3. 泥岩優勢の砂泥互層の室戸層。 10 Om~ヒ方には,
砂岩の卓越した地層である。基底部は泥岩勝ちの砂
幅約 5仇羽の奥郷メランジェ中の赤色頁岩が滋出し
泥互層よりなり,その層中には,枕状熔岩やピロー
ている。
プレ y チャーが挟まれている。四十寺山周辺は浮津
N.
4.
産出する放散虫 !i ,保存はあまり良くないが個
体数は多い。同定可能な種としては ,
層と共に,向斜構造を示している。
叩 ongol(ieri (EHRENBERG)
室戸半島の放散虫
,
Theocampe
Lithomitr α
line αtα
(EHRENBERG), Pterocodon tenellus , T
hyrsocyrtis
本地域は砂泥互層を主体とする四万十帯南帯に属
triacantha (EHRENBERG) ,
Theocotyle crypto.
Podocyrlis diamesa
している。おもに黒色~黒褐色泥岩より放散虫を産
cephala (EH阻河ERG) ,
する。本地域の放散虫化石は産出地点は多いが,保
RIEDELand S んNFILIPPO Lychnocanomαsp. がある。
存が極めて不良のため同定不可能の試料が多い。以
これらの群集は T.
下同定可能試料について
による産出地点
4.
2.
1. 5 万分の l の地形図
産出岩相
3.
周辺の地質
放散虫化石についての順に述べる。 Zone は Rie.
del and Sanfílippo ,
1.室戸市羽根町羽根岬の海岸
2.
泥岩勝ち砂泥 E 層中の黒色泥宕
3.
奈半利川層最下部
FOREMAN.
Podocyrtis
Cycladophor αcf. hispida , T
heo.
campe mongol(ieri (EHRENBERG)
tγ iacantha (EH旺NBERG) ,
Thyrsoc 到 γ tis c
f
.
Bathropyramis sp ・ , Ly
Entapium sp. ,
Actinomíds が産
T
.mongol(ie γ i-P. ampla zo 町に対比され,
時代は,前期始新世~中期始新世を示す。
MR ー 137 ,宇都秀幸氏採集
1.安芸郡北川村弘瀬小 )I[)I[ 沿
2.
黒色頁岩
3.
砂泥互層やスランプ摺曲した互層の室 戸 層最下
産出する放散虫は保存が極めて悪く,個体数も
少な1,' 0 Bα thropyramis
Trist 百 lospyris
Theocotyliss αα:utor
出し ,
2.
部
ある。
chonocanom αsp. ,
MR-43
4.
産出する放散虫は,個体数が多く保存も良好で、
αmplαEHRENBERG ,
zone に対比され,時代は前期始新世~中期始新世
を九三す。
1.室戸市元行当岬
1978 による。
MR-l ,安田尚登,岡村兵氏採集
4.
塊状の黒色泥岩
cryptocephala- T.lriacanthα
sp. Periphae加 sp. ,
l
r
i
c
e
r
o
s (EHRENBERG) が識別可能。
時代は後期始新世~前期漸新世。
M R-608
1.室戸市鹿岡の海岸
2.
灰緑色凝灰岩
3.
泥岩勝ちの砂泥瓦層の室 戸 層。 50ωn 南方には磯
岩層がある。機種は,砂岩・頁岩が多く中に花開
え~1. 1'tの礁を含んでいる。また磯層の基底音[1 には,
フルートキャストが兄られ古流向は,
l\: 20 o E から
S20・ E 方向を示す。
4.
産出する放散虫は,個体数は多いが保存が悪い c
402
石川照久
Theoca冊pe mongolfie γ i
cl αS sp. ,
状の泥岩。
(EHRENBERG) , Cα locy­
Theoco γ ys sp. ,
Spongodiscus sp. を産する。時代は中期始新世~
放散虫は,保存良く個体数も多い。稀に浮遊性
有孔虫を産する。
MR-35
KEL ,
室戸市浮津の海岸
Cyrtoc αpsella
Cyrtoc αpsellα tetr αpera
2. 泥岩中の灰緑色頁岩レンズ
capsellα japonica (NAKASEKo) ,
3
. ì尼岩中に砂岩・泥灰岩・凝灰岩ブロックを含む
cαlve γ tense
産出する放散虫は,保存は悪く個体数も少ない。
Spongαtγα:c tus
cornuta HAEC
ュ
HAECKEL Cy γ t 0-
Eucyrtidium cf
.
MARTI N , Eucyrtidium cf.μ ts ω-
e出 e , Sl
ichocorys sp., Cγ yplocephαlus sp ・-
浮津層
4.
1980)
を産する。
4.
後期始新世を示す。
L
rii] 泥岩中より,二枚貝,フジツボの貝
化石や海干長崎浮動物の骨(酒井,長谷川,
Actinommids ,
Carpocaπ islrum sp. ,
Spongodiscus sp. を産し,
C.tetr αpera- S.delmontensis zone に対比され
sp., Dictyophimus sp. , P
e
r
時代は前期中新世を示す。
phaena sp. を産する。
M R-714
MR-42
1.室戸市津呂,ーノハエ付近の海岸
L
室戸市四十寺山
2. 泥岩中の灰緑色頁岩レンズ
2.
黒色泥岩
3.
3.
砂岩勝ちの砂泥互層よりなる四十寺山層最下部
砂岩勝に砂泥互層からなる津呂層上部層砂泥互
の j尼岩層。この泥岩層は層厚約 5臼n- lOωn ,数 cm
層中には,赤色頁宕が挟まれている。
4.
産出する放散虫は.個体数は多いが保存が悪い。
Theocampe 情。世golfie γi
f
i
stligerm (EHRENBERG) ,
~数十 cm の凝灰岩と互層をなし,局所的に枕状熔
岩とピロー・ブレ y チャ
Essy γ ti­
(EHRENBERG) ,
4.
Lychonocano間αcf.
を扶んでいる。
産出する放散虫は,保存良く個体数も多い。
bellum , Bathγ opyramls sp. を産し,日寺代は中期
Cyγ toc αpsellα tet γαpeγαHAECKEL,
Cyγ tocapse­
始新世~後期始新世を示す。
l
l
a co γ nuta HAECKEL , Eucyrt
idiu明
c f. calveγ t.
M R-584
ense MART!~, Eucyrtidium c
f.yatsuoense ,
1.室戸市六ヶ谷の海岸
Calocycletta v
i
r
g
i
n
i
s HAECKEL
2.
泥岩中の灰緑色頁宕レンズ
sp. を産し,時代は前期中新世を示す。
3.
砂岩・泥灰岩・凝灰岩ブロ y クを含む泥宕勝ち
の砂泥互層の津呂層下部層。すぐ南に数ケ所,
ド
結論
高知県下に分布する四万十帯は,時代から北帯
レライトの岩脈が見られる。
4.
V.
, Cαγ poc αnis t γ um
産出する放散虫は,個体数は多いが保存はあま
(白亜系) ,
南帯(第 三 系)に大別される。南帯か
apical horn
ら約一 千個の試料を採集,検討した結果,時代決定
が二つに分岐した Calocyclα5 Sp. を産する。この
に有効な放散虫試料 10 点および浮遊性有孔虫試料
り良くない。特徴的な種としては,
{也 ,
Theocampe mongolfie γi (EHRENBERG) , Eu-
cyrtidium fisluligerum(EHRENBERG) ,
Phormo ・
C 百γ tis 5 trial αB RAl\l DT , Lychnoc α.noma
Theocorys Sp. , Entapium Sp ・ ,
Sp. ,
Pe γ iphαeηαsp. ,
AmphicraspedumS
p
. A , SpOη'godis cu
sS
p
. を産
する。時代は中期始新世
後期始新世を示す。こ
の地点の群集は先述した M
R -137 の群集と同
(MR-195 , MR-523, MR-66 1)を得た。
浮
遊性有孔虫の時代は,海呂廓に属する試料 M R-195
が前期中新世 (Aquitanian 階)
津層の M
(SAITO , 1980) ,浮
R -523 は,後期漸新世一前期中新世.四
十寺山層の M
R -661 は,前期中新世を示す。
放散虫の多くは,これまで R I
EDELand SANFIL
lPPO
らによって記載された種に同定できる。その結果,
である。
始新世を示す放散虫群集は,室 戸 半島層群の黒色泥
MR-28
岩と灰緑色凝灰岩,菜生層群の灰緑色頁岩レンズよ
1.室戸市菜生菜生 j巷
2.
黒色泥岩
3.
砂岩勝ち砂泥互層の涼呂層上部層の最上部の塊
り産出している。後期漸新世ー前期中新世を示す放
散虫群集は,菜生層群の黒色泥岩より産出している。
よって室戸半 島 層群 u章邑層,浮津層,四十寺山
高知県室戸半島に分布する四万十帯南帯(第三系)の放散虫
層)は,後期漸新統一前期中新統の泥質マトリック
ス中に始新統の灰緑色頁岩レンズが入っている再堆
積相,すなわちオリストストローム相と考えられる。
深田淳夫,
1951: 室戸層群からの多毛目
ついての若干の考察ー鉱物と地質,
害.
酒井治孝・長谷川善和,
1980: 室戸半島南部の室戸層よ
り大型脊椎動物化石の発見.四万十帯の地質学と古生
,林野弘済会話
p.245-246 , pl
.3
5
.
9
7
3
: Cenozoic
SANFI Ll PPO , A. , and RIEDEL , W.R. , 1
知支部,
( Polycheala)
の産出に就いてー干潟の堆積物 (W α tlen5chlike)
甲藤次郎,
(1 980) , Rinya-k05aikai Pγ e58 , Kochi , p
.
227-234 , pI
.28-29_
Kα 110
物学ー甲藤次郎教授還暦記念論文集
引用文献
403
4 巻,
に
1 ・ 2 号.
1960, 1961: 高知県地質鉱産図および同説明
129 ,高知県.
甲藤次郎・有田正史,
1967: 室戸半島の地質(その 1 )
.
高知大学学術研究報告 15 ,
(自然科学 1
)
. 8 , 57-
i
g
s
.
3
.
63, pls.2 , f
甲藤次郎,
1969: 高知県の地質.高知市民図書館 .
甲藤次郎
平
朝彦,
1978: 室戸半島層群の岩中目と堆
radiolaria (exclusive o
f theoperids , artostrob
ii
d
s and amphipyndaci
d
s
) from t
h
e Gulf o
f
Mexico , DSDP , Leg X
. ln: Worzel , J
.L. e
t
a l., l
n
i
l
i
a
l Repo γ ls of l
h
e Deep Sea D
r
i
l
l
i
n
g
PToject , 10 , Washington , D.C.: U
.S.Govt.
l 1-36.
Printing Office , p.475-534 , p.
1
9
8
0
:Revision of t
h
e Radiolarian
Genera Theocolyle , Theocotylis5a and Thyr8o
c
y
r
t
i
8
.Micropaleonl. , p
. 1-45 , pl
. 1- 3.
鈴木達夫, 1
9
2
9
: 7 万 5 子分の 1 ,地質図幅「室戸」お
,
287 , 21-31
.
よび同説明容.
NAKASEKO.K. , 1
9
5
5
:Miocene Radiolarian f
o
s
s
i
l
平朝彦・岡村真・団代正之・甲藤次郎, 1980: 高知
assemblage from t
h
e Southern Toyama Prefecture
県四万十字普の地質とその起源.四万十帯の地質と古生
i
n Japan. S
c
i
. Rept. Osak αU削 V. , P 目 65-127 ,
積環境,地質ニュース.
物学.ー甲藤次郎教授還暦記念論文集
pl
. 1XI.
中世古幸次郎・西村日月子・菅野耕三,
1979: 四万十帯の
. 大
阪微化石研究会誌.特別号, No.2 , p
. 153-178 , pl
.
1-8.
放散虫化石の研究(白亜系放散虫を中心として)
岡村
真,
1980: 高知県四万十帯(白亜系)の放散虫化
石,四万十帯の地質と古生物学ー甲藤次郎教被還暦記
念論文集ー
林野弘済会高知支部. p
.
1-49 , pl
.1
-8.
RIEDEL. W.R. , and SANFIL
!PPO. A. , 1
9
7
0
:Radiolaria ,
Leg 4 , Deep Sea Drilling Project
. l
n
: Bader ,
R
.G. , Gerard , R.D. , e
l α 1. , l
n
i
t
i
a
l Reporl5 of
I
h
e Deep Sea Dri
l
l
i
n
g Pγ oject , 4 , \Vashington ,
D
.C
.
:U
.S
. Govt
. P
rinting Office , P.503-540 ,
p.
l 1-15.
一一一一一一一一一一一一 , 1
9
7
1
: Cenozoic radiolaria from
t
h
e'western t
r
o
p
i
c
a
l Pacific , Leg 7
.I
n
: Wint.
erer , E
.L., Riedel , W.R
.
.e
l al リ lnitial Repo γ15
of I
h
e Deep Se α Drilling Pγ ojecl , 7 , Washing.
.C
.
:U
.S
.Govt. Printing Office , P
.1529ton , D
. 1-8.
1605 , pl
1
9
7
7
: Cainozoic radiolaria.
Oceanic MicTopaleon l., 2 , p
.847-888 , pl
.1-
一一一一一一一一一一一 ,
2
3
.
1
9
7
8
: Stratigraphy and evolution o
f
t
r
o
p
i
c
a
l Cenozoic Radiolarians. Mic γ op α leon l.
23, No.1 , p.61-96, pl
. 1-10.
SAlTO , T. , 1
9
8
0
: An Early Miocene (Aquitanian)
h
e Tsuro
planktonic foramin > feral fauna from t
Formatioz , t
h
e youngest part o
ft
h
e Shimanto
Supergroup , Sh > koku , Japan. I
n
: Taira , A
.
.and
Tashiro , M.. Geology α nd Paleonlolog百 of Ihe
Shimα旬 10 Belt , S
elecl. Paps.Hon. Pro(. J
一一一一一一一一一一 ,
.林野弘済会
高知支部. p
.319-389.
団代正之,
生層位
1980 :
高知県の四万十帯の二枚員化石とその
特に自主E系・古第三系を中心にー,四万十帯
の地質学と古生物学.ー甲藤次郎教授還暦記念論文集
ー.林聖子弘演会話知支部. p.249-264 , pl
.37-41
.
404
石川照久
figu , es
t
e
:~OO)
1
. U!homilγ a lineata (EHRENBERG). MR-9し RIEl)EL and S A.W I Ll PPO , 197 1. ρ. 1600, p.
l3E、 fig. 1
0
.
e問 Uus , 刈 R '
)
1
. RIEDELand SA町FI Ll PPO. 1
9
7
7
. pl
. 4 事 fig. 1
0
.
? Plcroco r/ υ n l
る . Theoc α凪pe mOflgol(ien (E IlRl三NBEHG) , M - 1. RIEDEL and S <\N FI Ll PPO , 1')78,
"6, l
' 9 , fi 寂 13.
4. F.usyr 川戸山花 (is luligerum (EHRENBERG) , M R -584. RIEDE!.and SANFI Ll PPO , 1978, p
.68 , pl
. 5. f
i
g
. 7.
. Lychon()c α nom αsp. ìnde t.,
Rp
.indc t., M R ー 1 .
6 , 7 , 8. Lychonocanoma s
ョ .Thpocotyle crN~, locephalα 〔ぶ HRE:\B FRG)
, 弘ωlR 一《汁弘?凡
RIEむ正 L a'ぬし
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高知県室戸半島に分 布する四万十字骨南帯(第 三 系 )の放散虫
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高知県室戸半島に分布する四万十帯雨帯(第三系)の放散虫
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