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大 阪 微 化 石 研 究 会 誌,特 News 別 号,第13号,p.1-11,2004年12月 of Osaka Micropaleontologists (NOM), Spec. vol., No.13, p.1-11, December 2004 愛知 県田原市蔵王 山に分布 す るチ ャー トか ら産す るペルム紀放散虫化石 堀 Permian radiolarians 常 東* from bedded Aichi Prefecture, HORI Abstract cherts in Mt . Zao, Tahara City, Japan Nobuharu* Permian radiolarians were obtained from three samples of bedded chert exposed along the roadside cuttings near the top of Mt. Zao, Tahara City, Aichi Prefecture, Japan. Sedimentary complex around Mt. Zao is characterized by mélange including exotic blocks (e.g. chert and limestone) in muddy matrix. This sedimentary complex can be regarded as the southwestern equivalent of the Iinoya Formation of the Chichibu terrane on the basis of lithologic assemblage. Sample 030514-10 yields Pseudoalbaillella u-forma, P. simplex, P. elegans, P. scalprata m. scalprata, P. scalprata m. postscalprata, P. scalprata m. rhombothoracata, P. lomentaria and others. Sample 030514-3 contains P. scalprata m. scalprata, P. scalprata m. postscalprata, P. lomentaria, P. sakmarensis, P. chilensis and others. Sample 030514-8 includes Follicucullus scholasticus, F. dilatatus, F. lagenarius, F. cf. charveti and others. Based on these radiolarian assemblages, the geologic ages of chert samples of 030514-10, 030514-3 and 030514-8 are assigned to middle Early Permian, middle to late Early Permian and early Late Permian, respectively. Key words : Permian, は radiolarians, じ め chert, Mt. Zao, Tahara, Aichi, Chichibu terrane 地質概説および研究史 に 豊橋 市西 方 の田原 市 お よび それ よ り西側 の渥 美 半 島 には, 浜 名 湖 北 方 か ら豊 橋 市 東 方 の秩 父 帯 は,岩 相 の 相 違 に 第 四系 に囲 まれ る よ うに西南 日本外 帯 の秩 父帯 に相 当す る基 基 づ い て 下 位 の 都 田 層 お よび 上 位 の 井 伊 谷 層 に 区 分 さ 盤 岩類 が 島状 に分 布 す る.豊 橋 市東 部 の弓 張 山地 か らそ の東 れ,そ の 関係 は整 合 と され て きた(斉 藤 ・礒 見,1954;斉 藤, 方 の浜 名湖 北方 地域 にか けて は秩 父帯 の ま と まった分 布 が見 1955;礒 見,1958;礒 見 ・井 上,1972).最 近,丹 羽 ・大 塚 られ る こ とか ら,渥 美半 島の秩 父帯 は これ らの西 方延 長部 と (2001)は 浜 名 湖 西 方 地 域 の弓 張 山 地 に分 布 す る秩 父 帯 に 考 え られ る.関 東 山地,紀 伊 半 島,四 国お よび九 州 の秩父 帯 お い て放 散 虫化 石 の 年代 論 お よび付 加 体 地 質 の観 点 に基 に関 して は1980年 代 か ら放散 虫化 石 に よる年代 ・地質 構造 の づ い た検 討 を行 い,同 再検 討 が精 力 的 に行 わ れて きたが,こ れ らの地 域 に比 較 して ニ ッ トCの3つ の 構 造 層 序 ユ ニ ッ トに 区 分 し て い る.丹 浜 名湖 北方 地域 か ら渥美 半 島 にか け ての秩 父帯 の 年代 学 的資 羽 ・大 塚(2001)に よ れ ば,ユ ニ ッ トAは 泥 岩 基 質 中 に砂 料 はほ とん ど蓄積 され て い ない の が実 情 で あ る. 岩,珪 ャ ー ト,玄 武 岩,石 灰 岩 な どの ブ ロ ッ 筆 者 は5万 分 の1地 質 図幅 「 豊 橋 」地 域 の 調査 ・研 究 を行 っ 質泥 岩,チ 山地 の秩 父 帯 をユ ニ ッ トAか らユ ク を含 む メ ラ ン ジ ュ,ユ ニ ッ トBは 泥 岩 基 質 中 に砂 岩, てお り,そ の過 程 で豊 橋 市 南 西 方 に位 置 す る 田原 市 の蔵 王 珪 質 泥 岩,凝 灰 質 シ ル ト岩,チ 山 に分 布 す る層 状 チ ャ ー トよ りペ ル ム紀 の放 散 虫化 石 を見 ロ ック を含 む メ ラ ン ジ ュで あ る.ま た,ユ ニ ッ トCは 苦鉄 出 した.本 論 文 で は得 られ た放 散 虫化 石 につ い て報 告 し, 質 凝 灰 岩 や 玄 武 岩 を主 体 と し,石 灰 岩,チ 今 後 の研 究 の資 料 と した い. 少 量 の 混 在 岩 や 千枚 岩 を伴 う地 質 体 と され て い る(丹 羽 ・ 大 塚,2001).石 *産 業 技 術 総 合 研 究 所 地 球 科 学 情 報 研 究 部 門 .Institute Geoscience, Higashi 1-1-1, Geological Tsukuba, Survey Ibaraki, of Japan, 305-8567, AIST, Tsukuba Central ャー ト,玄 武 岩 な どの ブ ャ ー トお よび 灰 岩 お よび玄 武 岩 の 量 比 に基 づ け ば,丹 羽 ・大塚(2001)の ユ ニ ッ トAお よび ユ ニ ッ トCは 井 伊 谷層 of に,ユ ニ ッ トBは 都 田層 にそ れ ぞ れ対 比 可 能 で あ るが,丹 7, 羽 ・大 塚(2001)に Japan 1 よ れ ば,そ の 関係 は 断 層 で あ る.一 2 堀 方,Ohba(1997)は 常東 渥 美 半 島 西 部 地 域 に分 布 す る秩 父 帯 に を報 告 した.ま た,家 田 ・杉 山(1998)は 愛知 ・静 岡県 境 付 つ い て検討 し,岩 相 お よび放 散 虫 年代 に基 づ き,ユ ニ ッ ト 近 に分布 す るチ ャー トか ら中期 三畳 紀 の 放散 虫 化 石 の産 出 Aか らユ ニ ッ トCの3つ のユ ニ ッ トに 区分 してい る.ユ ニ ッ を報 告 した.最 近,丹 羽 ・大塚(2001)は 弓張 山地 全 域 に わ トAは チ ャー トお よび泥 岩 か らな る メ ラ ン ジュ,ユ ニ ッ ト た って 地 質調 査 を行 い,前 期 ペ ル ム紀,中 期 三 畳 紀 お よび Bは 砂 岩 お よ び泥 岩 か らな る整 然層 に よっ て特 徴 づ け られ 中期 ジ ュ ラ紀 の 放散 虫化 石 をチ ャー トか ら,中 期 ジュ ラ紀 る.ユ の 放 散 虫化 石 を泥 質岩 か らそ れ ぞ れ見 出 した.渥 美 半 島 に ニ ッ トCは チ ャー ト,砂 岩 お よ び岩 礫 泥 岩 か ら な り,渥 美 半 島 先 端 部 の み に分 布 す る(Ohba, 1997). 浜 名 湖 北 方 地域 か ら渥 美半 島 にか け て の秩 父 帯 にお け る お い て は,永 井 ・石 川(1995)が 半 島 中央 部 に 分 布 す る チ ャー トか ら 中期 ペ ル ム紀 お よび三 畳 紀 の,泥 岩 か らジ ュ 放 散 虫 化石 を用 い た再検 討 は水 垣(1985)に よ って初 め て行 ラ紀 の放 散 虫 化 石 の産 出 を報告 した.ま た,渥 美 半 島西 部 わ れ た.水 垣(1985)は 浜 名湖 北 西 地 域 に分 布 す る秩 父 帯 の 地 域 で は,三 畳 紀 か ら中期 ジュ ラ紀 の 放散 虫化 石 が チ ャー チ ャ ー トか らペ ル ム紀 お よび三 畳 紀 の放 散 虫 化 石 を,泥 質 トか ら,前 期 ジ ュ ラ紀 か ら中期 ジ ュ ラ紀 の放 散 虫化 石が 珪 岩 か ら ジ ュ ラ紀 の放 散 虫化 石 を見 出 し,チ ャ ー トお よびペ 質 泥 岩 お よび泥 岩 か ら産 出 して い る(Ohba, 1997). ル ム紀 の紡 錘 虫 を含 む石灰 岩 は ジ ュ ラ紀 の泥 岩 中に含 まれ 検 討試 料 を採 取 した層 状 チ ャー トは愛 知県 豊 橋市 南 西 方 る異 地 性 岩塊 で あ る と結論 した.最 近,家 田(2001)は 浜 松 に位 置 す る 田原 市 蔵 王 山 に分 布 す る(Fig.1).蔵 市 西 部 に分 布 す る秩 父帯 にお いて ペ ル ム紀 か ら ジュ ラ紀 の 主 と してチ ャー トお よび泥 岩 が分 布 し,泥 岩 中 にチ ャー ト 王 山 には 放 散 虫化 石 の産 出 を報告 した.豊 橋 市 東 方 地 域 の 弓張 山地 の 岩塊 が 含 まれ て い るの が露 頭 ス ケ ー ル で観 察 され る.走 に分 布 す る秩 父 帯 にお い て は,池 田(1990)が 豊橋 市 東 部 地 向 は 一般 にENE-WSWな 域 の秩 父帯 の チ ャ ー トか ら中期 三畳 紀 の放 散 虫化 石 の産 出 緩 く傾 斜 す る.層 状 チ ャー トは灰 色 を呈 し,単 層 の厚 さ は い しE-W方 向 で,北 あ る い は南 に Fig. 1. Maps showing the study area (upper right) and the radiolarian sample localities. Base map is from a part of the topographic map "Oitsu" at 1:25,000 in scale by Geographical Survey Institute of Japan. 愛 知 県 田 原 市蔵 王 山 の チ ャ ー トか ら産 す るペ ル ム紀 放 散 虫化 石 数cmか ら10数cmで あ る.蔵 王 山 の 山頂 に至 る林 道 沿 い の ば,こ 露 頭 に お いて,散 点 的 に チ ャ ー ト4試料,泥 岩7試 料 を採 取 ventralflapの の3つ のmorphotypeはpseudoabdomenの 角 度 で 分 け ら れ,m. し,チ ャ ー ト3試料 か ら年 代 決 定 に有 効 な放 散 虫 化 石 を得 rhombothoracataの る こ とが で きた.し か しな が ら,泥 質 岩 か らは今 の とこ ろ flapの 角 度 が 大 き く な る.本 放 散 虫 化 石 は得 られ て い な い. 存 不 良 の た めventralflapが and Imoto 長 さお よ び scalprata, m. postscalprata, 順 にpseudoabdomenが 長 く な り,ventral 知 県 田 原 市 の蔵 王 山 に分 布 す る層 状 チ ャ ー トか ら 採 取 し た3試 料(030514-3,030514-8お 030514-10)よ り,保 存 は そ れ ほ ど 良 く な い が,年 有 効 な ペ ル ム 紀 放 散 虫 化 石 が 得 られ た.各 た 放 散 虫 化 石 の リ ス ト をTable 1に,ま をFig.2か よび 代 決定 に 試 料 か ら得 ら れ た,電 子 顕微 鏡 写 真 らFig.5に そ れ ぞ れ 示 す. 検 討 で は,P.u-formaとP.scalprataは ら,約5%の の大 きさに砕 いて か フ ッ化 水 素 酸 溶 液 に16時 間 ∼24時 間 浸 し,200 メ ッ シ ュ の 節 で 残 渣 を 回 収 し た.回 酸 お よ び 水 を1:1:1で 混 合 し た 溶 液 を 注 ぎ,15∼20分 P. lomentaria, P. simplex, 種 はP.u-formaと Sashida, 1995)が,Sashida よ びP. Zone よ り 上 位 をAssemblage 子 顕 微 鏡 で 観 察 お よ び 撮 影 を 行 っ た.以 下 に 得 ら れ た 放 散 虫 化 石 に つ い て 記 述 す る と と も に,そ と し た.従 れ ら の 示 す 年 代 に つ い て 議 論 す る. elegans, Aか (1995)のAssemblage Zone C,下 Cま の 初 産 出層 準 u-forma, よ びP. simplexの 位 で の3つ 位 をAssemblage 試 料 に お け るP. Zone 位 で あ る よ びP. lomentariaの Zone っ て,本 出 現 層 準 はP. 層 序 学 的 な 検 討 の 結 果,下 らAssemblage scalprataお P. lomentariaお Imoto, 川 井 層 の チ ャー ト 消 滅 層 準 の 約50cm上 (1995)は,生 か らAssemblage (1980) れ らの 2 of Ishiga and (1995)の elegansの 群 集 帯 を 認 め,P. 下 で 拾 い 上 げ,電 and ブ ロ ッ ク に お け る 検 討 で はP. lomentariaの 行 っ た.残 散 虫 の 固体 を実 体顕 微 鏡 ・記 載 さ れ た.こ 共 存 す る(Tables 1 ウ ォー ター バ ス 中 で湯 煎 す る こ とに よ りク リー ニ ン グ を 渣 を乾 燥 さ せ た 後,放 P. elegansは Ishiga and Imoto に よ り丹 波 帯 の チ ャ ー ト か ら 報 告 (Fig.6).Sashida 間 よ る関 東 山 が 報 告 さ れ て い る(Fig.6). simplexお 収 し た 残 渣 に 塩 酸,硝 (1995)に 地 川 井 層 の チ ャ ー トブ ロ ッ ク に お け る 検 討 で は 両 種 の 共 存 1980; 採 取 し た チ ャ ー ト試 料 は 数cm角 そ ら く 含 ま れ て い る と 思 わ れ る.Ishiga (1980)の 共 存 し な い と さ れ て い る が,Sashida 前 述 の よ う に,愛 m. 試 料 か ら得 ら れ た 個 体 に は 保 保 存 さ れ て い な い が,お す べ て のmorphotypeが 放散虫化石および年代 3 Zone B P. scalprata, P. 共 存 関 係 は,Sashida BとAssemblage Zone Cの 境 界 付 近 の 年 代 を 示 し て い る と 考 え ら れ る(Fig.6). 1.試 料030514-10 Ishiga(1986, 本 試 料 か ら はPseudoalbafllella Pseudoalbafllella sca1prata Jones, Pseudoalbafllella sca1prata. m. u-forma Jones, Holdsworth m. scalprata Pseudoalbafllella scalprata m. rhombothoracata Imoto, lomentaria Pseudoalbafllella Pseudoalbafllella simplex elegans Ishiga Ishiga and Imotoな and Imoto, ば,下 and 帯,Pseudoalbaillellau-formamorphotypeI(PuI)群 集 帯, Pseudoalbaillellau-formamorphotypeII(PuII)群 集 帯, Ishiga, Ishiga Ishiga and and Imoto, Pseudoalbail1ella pseudoalbaillellalomentaria(Pl)生 集 存 期 間 帯,Pseudoalbaillella m. rhombothoracata(Psr)群 集 帯,Albaillellasinuata 生 存 期 間 帯 に 区 分 さ れ て い る.Sashida(1995)のAssemblage Zone P. u-forma and Jones 部 ペ ル ム 系 は 下 位 か らPseudoalbaillellabulbosa群 scaiprata ど が 識 別 さ れ た. お よ びP. scalprataはHoldsworth 本 邦 ペ ル ム系 放 散 虫 生 層 序 に よ れ and Holdsworth postscalprata 1990)の (1980) BはPsI群 CはPl生 集 帯 お よ びPsII群 集 帯 に,Assemblage 存 期 間 帯 に 対 比 さ れ て い る.以 Zone 上 の 議 論 か ら,本 に よ りそ れ ぞ れ ネ バ ダ お よ び ア ラ ス カ の 下 部 ペ ル ム系 か ら 試 料 中 の 放 散 虫 群 集 はIshiga(1986,1990)のPuII群 記 載 さ れ た 種 で あ る.Ishiga Pl生 存 期 間 帯 の 境 界 付 近 の 群 集 と 考 え ら れ る.Ishiga(1986) 態 的 特 徴 に 基 づ い て2つ et al. (1984)は,P. u-formaを のmorphotype(molphotypeIお )に 分 け た.morphotypeIは 形 よび フ ッ ク 状 のpseudoabdomen を 持 つ こ と,morphotypeIIはU字 et al. (1984)は,こ 集 帯 お よ びPl生 II Wolfcampian(下 持 試 料 の 化 石 群 集 が 示 す 年 代 は,前 型 のpseudoabdomenを つ こ と で 特 徴 づ け ら れ る.Ishiga に よ れ ば,PuII群 れ ら2 集 帯 と 部 ペ ル ム 系 下 部)に 存 期 間 帯 は北 米 の 中部 相 当 す る.従 っ て,本 期 ペ ル ム 紀 の 中期 で あ る と 考 え ら れ る. つ の 形 態 の 層 位 分 布 も 検 討 し て お り,morphotypeIIが morphotypeIよ り も層 序 的 上 位 か ら産 出 し始 め る こ と を 明 ら か に し た.本 試 料 か ら 得 ら れ たP. u-formaは 字 型 のpseudoabdomenを morphotypeIIに (1983)に よ り3つ 持 っ て お り,Ishig aet 同 定 で き る.P. scalprataも 明 ら か にU al. (1984)の 同 様 にIshiga のmorphotype(m. skalprata, m. postscalprata お よ びm.rhombothoracata)に 分 け ら れ た.大 局 的 に見 れ 2.試 料030514-3 本 試 料 か ら はPseudoalbai11e11a scalprata Holdsworth and postscaZρlprata Ishiga, Imoto, chilensis Pseudoalbafllella Pseudoalbafllella sa㎞1arensis Ling and m.scalprafa Jones,Pseudoalbafllellascalprata Forsythe, m. lomentaria (Kozur), Pseudoalbafllella Ishiga and Pseudoalbafllella sp. cf. elongata 7 愛 知 県 田 原市 蔵 王 山 の チ ャ ー トか ら産 す るペ ル ム 紀 放 散 虫化 石 Ishiga and Imotoな Wever,Follicucullus どが 識 別 さ れ た. P.scaiprata m.scalprataお よ びP.scaiprata m.postscaiprata ventricosus Ormiston dilatatus,F.1agenarius,Albaillella and sp.Gお Babcock,F. よ びAlbaillella はPl生 存 期 間 帯 か らPsr群 集 帯 に か け て 共 存 す る(lshiga, Eを 1986).P.sakmarensisはKozur(1981)に 本 試 料 中 の 化 石 群 集 はF.scholasticus,F.sp.cf.F.charveti, よ りウ ラ ル の 下 部 ペ ル ム 系 か ら 報 告 ・記 載 さ れ た.本 Ishiga(1986,1990)に 種 の生 存期 間 は よ れ ばPl生 存 期 間 帯 か らPsr群 集 帯 の 中 部 ま で で あ る.ま た,P.lomentariaはPl生 存 期 間帯 に特徴 的 に 産 出 し,そ の 生 存 期 間 の 上 限 はPsr群 集 帯 に は 入 ら な い 普 通 に 含 む(Kuwahara F.(lilatatusお よ びF.lagenariusを 放 散 虫 が 優 勢 で あ る.従 ど の 種 は 含 ま れ て い な い. Ay群 試 料 中 の 化 石 群 集 はPl生 存 期 間 帯 の 群 et al.(1998)の 群 集 帯 の 上 部 か ら 産 出 し,同 示 すP.u-formaやP.simplexな つ 試 料030514-10中 含 ん で い る が,A.yamakitai 検 討 した郡 上 八 幡 の チ ャ ー ト セ ク シ ョ ン で は,A.yamakitaiはFc-Ay 試 料 中 に は よ り古 い 年 代 を 集 で あ り,か et al.1998;Kuwahara,1999). は 見 い だ せ な か っ た.Kuwahara と さ れ て い る(Ishiga,1986).本 以 上 の 議 論 か ら,本 sp. 帯 下 部 で はFollicucullus属 っ て,本 の 試 料 中 の 化 石 群 集 はFc- 集 帯 の 下 部 の 群 集 に 相 当 し,そ の 年 代 は後 期 ペ ル ム 紀 の 前 期 と 考 え ら れ る(Fig.6). の 群 集 よ り若 い 年 代 を 示 す と考 え ら れ る.Ishiga(1986,1990)に よ れ ば,そ 察 考 の年 代 は 前 期 ペ ル ム 紀 の 中 期 ∼ 後 期 で あ る と考 え られ る(Fig.6). 前 述 の よ うに調査 地域 の愛 知 県 田原 市 の蔵 王 山 に分 布 す 3.試 る 秩 父 帯 は 主 と して チ ャ ー トお よ び 泥 岩 か ら な り,泥 質 基 料030514-8 本 試 料 か ら はFollicucullus Babcock, Wever, Follicucullus Follicucullus Rudenkoな scholasticus Ormiston sp.cf.Fecharveti dilatatus Rudenko, F.scholasticusはOrmiston Follicucullus and lagenarius Babcock(1979)に (morphotypeIお よ びmorphotypeII)に morPhotypeIIは 集 帯(Ishiga 試 料 か ら 得 ら れ たF. に よ り そ の 大 枠 が 確 立 さ れ,そ よ り極 東 ロ の 秩 父 帯 と の 直 接 の 連 続 性 は 確 認 で き な い が,こ に お い て,こ れ ま で 水 垣(1985),永 ornithoformis群 北 西 地 域 で は2地 点(JMP1140お ど に よ り 分 け ら れ る.こ の う ち,Fc-Ay群 F.scholasticus,Follicucullus Albaillella bipartitus Caridroit yamakitai Caridroit and 集 帯 の 特 徴 種 は,Fcha却 porrectus Kuwaharaで,他 and 砿 Rudenkoお よ び にFollicucullus DeWever,Follicucullus DeWever,Follicucullus 集 帯 に furca ど を 含 み,年 こ ろ で,水 垣(1985)の and チ ャ ー トか ら はAlbaillella 原著では ど に よ るN.optima帯 et al.1998),後 期ペルム紀の前 asymmetrica た,JMPl145の lshiga and lmoto, Pseudoalbaillella sp.cf.P.rhombothoracata,Pseudoalbaillella sp.aff.P.longicornis JMP1140は De 代 は 後期 が 逆 転 し て 設 定 さ れ て い た こ とが 明 ら Ishiga and Imotoが 期 ペ ル ム 紀 の 後 期 で あ る.産 orthogonus Caridroit らペ ル ム チ ャ ー トはAlbatllella 期 を後 期 ペ ル ム 紀 の 後 期 と読 み 替 え た.ま 集 帯,Neoalbaillella 集 帯 お よ びNeoalbaillella optima群 名湖 こ の チ ャ ー トの 年 代 は 後 期 ペ ル ム 紀 の 前 期 と 推 定 さ れ て い とN.omithoformis帯 部 ペ ル ム 系 は 下 位 か らFollicucullus よ れ ば,浜 よ びJMP1145)か る が,Ishiga(1982a,1986,1990)な よ びKuwahara 田 よ りペ ル ム 紀 の 放 散 虫 化 垣(1985)に and Imotoな ペ ル ム 紀 の 後 期 で あ る.と の 後Ishiga(1986,1990), yamakitai(Fc-Ay)群 井 ・石 川(1995),家 よ び 丹 羽 ・大 塚(2001)に か に な っ た た め(Kuwahara 群 集 帯,Follicucullus scholasticus-Follicucullus ventricosus charveti-Albaillella の観点に 方 延 長 で あ る と考 え る こ と が で き る. triangularis lshiga,Kito et al.(1982a,b) et al.(1998)お 王山の 査 地 域(蔵 王 山)付 近 の 地 層 群 は 井 伊 谷 層 の 西 紀 放 散 虫 が 産 出 し て い る.JMP1140の et al.(1997,1998),Kuwahara(1999)な 改 訂 が 加 え ら れ た.Kuwahara 伊 谷 層 に は 石 灰 岩 お よ び 緑 色 岩 が 多 量 に 含 ま れ, 石 の 産 出 が 報 告 さ れ て き た.水 ・記 載 さ れ た. 本 邦 の 上 部 ペ ル ム 系 放 散 虫 生 層 序 はIshiga 造 的 下 位 の 都 田 層 お よ び 上 位 の 井 伊 谷 層 に 区 分 す る こ とが で (2001)お sscholasticus群 et al.(1984)に シア の 上 部 ペ ル ム系 か ら報 告 名 湖北 方 か ら 相 の 相 違 に 基 づ き,構 浜 名 湖 北 方 か ら豊 橋 市 東 方 を経 て 渥 美 半 島 に至 る 秩 父 帯 限 ら れ る と し た.F.dilatatusお よ びF.1agenariusはBelyanskiy よ れ ば,上 灰 岩 体 が 含 ま れ て い る の は 明 らか で あ る.浜 基 づ け ば,調 層 位 分 布 に つ い て 産 出 はFollicucullu et al.,1982b)に の蔵 王 山 の メ ラ ン ジュ 中 に石 東 側 は 広 く第 四 系 に 覆 わ れ て お り,豊 橋 市 東 方 の 弓 張 山 地 方 の 含 ま れ る.Ishiga のmorphotypeの 検 討 し,morphotypeIの の 周 辺 に は 石 灰 岩 体 の 分 布 が あ り,こ き る.井 よ びpseudoabdomen) は こ の 両 方 のmorPhotypeが こ の2つ 質 中 に チ ャ ー ト岩 塊 を含 む メ ラ ン ジ ュ で あ る.こ 都 田 層 に は ほ と ん ど 含 ま れ な い の が 特 徴 で あ る.蔵 分 け た.morphotypeI ら ん だ 形 態 を も つ.本 et al.(1986)は の 後, の 表 面 に 起 伏 が な い.一 殻 の 下 部(pseudothoraxお scholasticusに よ り北 米 ・記 載 さ れ た.そ のmorphotype は 細 長 い 円 錐 形 の 殻 を 持 ち,殻 (1999)に De 弓 張 山 地 に か け て の 秩 父 帯 は,岩 Ishiga(1985)はF.scholasticusを2つ Kuwahara and ど が 識 別 さ れ た. テ キ サ ス の 上 部 ペ ル ム 系 か ら報 告 が や や 膨 and Caridroit 産 出 し,年 代 は前 出 地 点 か ら 判 断 す る と, 都 田 層 か ら の も の で あ る が,JMP1145は 谷 層 と都 田 層 の 境 界 付 近 に 位 置 し,現 井伊 時点 で は ど ち ら と も 9 愛 知 県 田 原 市 蔵 王 山 の チ ャー トか ら産 す る ペ ル ム 紀 放 散 虫 化 石 Table 1. List of Permian radiolarians from the study area. 030514-3 Follicucullus Follicucullus dilatatus Rudenko lagenarius Rudenko Follicucullus Follicucullus Follicucullus scholasticus cf. charveti sp. A 030514-8 030514-10 Ormiston and Babcock Caridroit and De Weyer + Follicucullus sp. B Pseudoalbaillella chilensis Ling and Forsythe Pseudoalbaillella elegans Ishiga and Imoto Pseudoalbaillella elongata Ishiga and Imoto Pseudoalbaillella Pseudoalbaillella lomentaria Ishiga and Imoto sp. cf. lomentaria Ishiga and Imoto Pseudoalbaillella sakmarensis (Kozur) Pseudoalbaillella Pseudoalbaillella scalprata scalprata m. rhombothoracata Ishiga and Imoto m. scalprata Holdsworth and Jones Pseudoalbaillella Pseudoalbaillella scalprata m. postscalprata simplex Ishiga and Imoto Pseudoalbaillella u-forma Holdsworth and Jones Pseudoalbaillella Pseudoalbaillella Pseudoalbaillella sp. A spp. ? sp. Ishiga Latentifistula spp. Latentifistula ? spp. Raciditor sp. Tormentum ? spp. Gen. et sp. indet. Fig. 2. Middle Early Permian Fig.radiolarians 6. Radiolarian obtained zones fromand a bedded biostratigraphic chert (samplerange no. 030514-10) of selectedin radiolarian Mt. Zao, Tahara species Town, in Aichi Permian Prefecture. time. Estimated Scale bars indicate age of 100 pm. 1-3. Pseudoalba each studied sample is also shown. Radiolarian zones are from Ishiga (1990) and Kuwahara et al. (1998). Biostratigraphic ranges of radiolarians are based on Ishiga (1986, 1990), Sashida (1995) and Kuwahara et al. (1998). 10 堀 明 言 で き な い.永 井 ・石 川(1995)は 渥 美半 島 中央部 の チ ャ ー トか らAlbai11ella sinuata lshiga and Wataseな む 中 期 ペ ル ム 紀 の 放 散 虫 群 集 を 報 告 し た が,こ ど を含 常東 くの有益 な ご助 言 を頂 いた.大 阪市 立大 学 の桑原 希世 子博士 に は,ペ ルム紀 放散 虫化 石 の同定 に関 してご教 示 お よび ご意 のチ ャー ト 見 を頂 くとと もに,粗 稿 を読 んで頂 い た.筑 波大 学地 球科学 岩 体 が 井 伊 谷 層 ・都 田 層 の ど ち ら に 含 ま れ る の か は 不 明 で 系 の指 田勝 男教授 には,本 報 告 を公 表 す る機 会 を与 えて頂 い あ る.家 た.以 上 の方 々 に記 して深 く感 謝 の意 を表 します. 田(2001)は 浜 名 湖 北 東 岸 に 露 出 す る チ ャ ー トか ら Albaillella sp.cf.A.triangularisな ど を含 む 放 散 虫 群 集 の 産 文 出 を 報 告 し,年 代 は 中 期 ペ ル ム紀 の 後 期 か ら後 期 ペ ル ム 紀 の 中期 と考 察 し て い る.し の 生 存 期 間 に 改 訂 が 加 え ら れ た こ とか ら,年 ム 紀 の 後 期 で あ る と考 え ら れ る.こ 代 は後期 ペ ル (2001)は simplexな 羽 ・大 塚 豊 橋 市 東 方 の 弓 張 山 地 の1地 点 の チ ャ ー トか ら Pseudoalbaillella elegans,Pseudoalbaillella longicornis,Pseudoalbaillella 以 上 の 議 論 を ま と め る と,構 biostratigrafii fanerozoya 家 家 田 健 吾 17-21. ・杉 出 す 回 の 検 討 で,井 田,2001;丹 羽 ・ 伊 谷 層 に 属 す る と考 え ら れ る 愛 知 県 田 原 市 蔵 王 山 の チ ャ ー ト に は,少 な く と も下 部 Late 池 橋 市 山 和 弘,1998,豊 る 三 畳 紀 放 散 田 芳 雄,1990,葦 委 員 会 虫 化 Katsumi (Chikyu 石 川(1995)お よびOhba(1997)に よ り放 散 虫 化 石 の 産 出 が 報 告 され て い るが,放 散 虫化 石 を含 む地 質 体 と渥 美 半 島 よ Tamba and of 訓博 士 な らび に柏 木健 司博 士 に は研 究地 域 の地質 につ い て多 change in in Permian 報,no.8, 橋 市 教 育 its the Permian Japan.Trans. radiolarians along south of from Maizuru significance.Earth Southwest and Belt, Science Permian radiolarian Japan.Jour.Geosci.,Osaka radiolarians.In Terranes of Ichikawa,K.et (Chikyu al. Japan,285-295. Permian District,Southwest radiolarians Japan.Earth Science Tanabe,T.,1984,Early radiolarians from the Science(Chikyu Ishiga,H.,Kito,T.and Tamba Belt,Southwest Kagaku),38,44-52. Imoto,N.,1982a,Late radiolarianassemblages in adjacent Japan.Earth area,Southwest the Tamb Permian adistrict and Science(Chikyu Kagaku),36,10-22. biostratigraphy.News of no.5,17-26. in Kagaku、),34,333-345. Ishiga,H.,Kito,T.and 本 報 告 を ま とめ る にあ た り,産 業 技 術 総 合研 究 所 の 中江 一 章.豊 scaiprata Ishiga,H.,Imoto,N.,Yoshida,M.and Japan.Earth 辞 書,第 Imoto,N.,1980,Some Permian 謝 Japan eds.,Pre-Cretaceous Ishiga,H.and り東側 に分 布 す る秩 父帯 の層 序 区分 との対 比 に関 して は未 よ る年 代 決 定 が今 後 の 検 討 課 題 と して挙 げ られ る. Formations Ishiga,H.,1990,Paleozoic the 自 然 Univ.,29,89-100. だ不 明 な点 が 多 い.従 っ て,調 査 地域 の蔵 王 山以 西 に分 布 す る秩 父 帯 に関 して,岩 相 分 布 の把 握 お よび放 散 虫 化 石 に 史 博 研 Carboniferous City 重 要 で あ る.渥 美 半 島 の 中央 部 お よび その 西側 で は永 井 ・ 橋 市 ら 産 Kagaku、),39,175-185. biostratigraphy とぎれ る豊 橋 市 東 方 お よび浜 名 湖北 部 地 域 の秩 父 帯 と調 査 Oi Ishiga,H.,1986,Late に も,蔵 王 山周 辺 に分布 す る秩 父帯 の泥 質 岩 か らの放 散 虫 地 域 周辺 を含 め た渥 美半 島 の秩 父帯 との対 比 を行 う上 で も of and 山周 辺 に分 布 す る メ ラ ンジ ュ の基 質 の年 代 を決定 す る ため 化 石 の抽 出が 望 まれ る.こ の こ とは,第 四 系 に よ り分 布 が ら 産 出 す る 放 の 秩 父 帯 か Ishiga,H.,1983,Morphological Southwest 現 在 の と ころ放 散 虫化 石が 得 られ て い るの はチ ャー トの か 東 部 地 域 毛 湿 原 調 査 報 告 Ishiga,H.,1985,Discovery みで あ り泥 質岩 か らは放 散 虫 化 石 が得 られ てい な い.蔵 王 Permian ・ 豊 橋 市,1-14. Proc.Palaeont.Soc.Japan,N.S.,no.129,1-8. に through の 秩 父 帯 石.豊 る こ と が 明 ら か に な っ た(Fig.6). り Devonian 橋 市 Radiolaria,Pseudoalbaillella わ detal'noy 自 然 史 博 研 報no.11,23-26. ペ ル ム系 の 中部 ∼上 部 お よび上 部 ペ ル ム系 の下 部 が含 まれ お po Vostoka,43-57. 岡 県 浜 松 市 西 部 散 虫 化 石.豊 ペ ル ム紀 の 前期 お よび後期 ペ ル ム紀 の後 期 の放 散 虫群 集 を 大 塚,2001)が,今 dannye Dal'nego for 田 健 吾,2001,静 造 的 下位 の都 田層 には前 期 産 す る チ ャ ー トが 含 ま れ る(水 垣,1985;家 Primor'ya.Novye time.Geology,8,281-285. 出 地 点 か ら判 断 す る と こ の チ ャ ー ト岩 体 は 都 田 層 に 属 す る. svite radiolarianzonation sp.aff.P. の 年 代 を前 期 Rudenko,V.S.,1984,0 sebucharskoy Holdsworth,B.K.andJones,D.L,1980,Preliminary lomentaria, ど を 含 む 放 散 虫 群 集 を 見 出 し,そ ペ ル ム 紀 の 前 期 と し て い る .産 Belyanskiy,G.S.,Nikitina,A.P.and の チ ャ ー ト岩 体 は,都 田層 の 東 方 延 長 部 と考 え る の が 妥 当 で あ ろ う.丹 Pseudoalbaillella 献 か し,上 述 の よ う に,A.triangularis Imoto,N.,1982b,Permian Osaka Micropaleont.,Spec.Vol., radiolarian an 愛 知 県 田 原 市 蔵 王 山 の チ ャ ー トか ら産 す るペ ル ム紀 放 散 虫化 石 Ishiga,H.,Watase,H.and from Nishiki Japan.Earth 礒 見 Naka,T.,1986,Pemlian Group in Sangun-Chugoku Science(Chikyu 博,1958,静 radiolarians 方 の 古 生 層.地 調 月 報,9, 丹 羽 耕 輔 ・大 塚 美 半 島 か ら産 出 す る 中 期 二 古 屋 大 古 川 総 合 資 料 館 報 告,no.11,7-21. 勉,2001,浜 名 湖 西 方 地域 の秩 父 帯付 加 コ ン プ レ ック スか ら産 出 した後 期 古 生代 お よび 中生代 放 博 ・ 井 上 正 昭,1972,浜 報 告(5万 分 の1地 松 地 域 の 地 質.地 質 図 幅),地 域 地 質 研 究 demunteperm Vorurals.Geo1.Palaont.Mitt.Innsbruck,10,263-274. 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