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, 球磨川中流域における中・古生代放散虫化石群集について
3l l 球磨川中流域における中・古生代放散虫化石群集について 西国幸久*・大石 朗料・佐藤徹判事・村田正文料* Radiolarian Fauna from the Paleozoic and Mesozoic Formations , distributed along the Mid-Stream of Kuma River , Kyushu , Japan Yukihisa NISHIZONO ,* Akira OHISHI アホ Toru SATO前市 *and Masafumi MURATA* 惨事 Abstract The PaJeozoic and Mesozoic formations i n t h i s area are distributed beュ tween t h e Kurosegawa Tectonic Zone and the so-caJled Shimanto Group , showingthe zonaJ arrangement which i s characteristic o ft h e Outer Zone o f Southwest Japan_ These formations are situated a t the Southern BeJt o f the Chichibu Terrain , and h e Yonagu , Yoshi0 , Ebirase , Nabewaritoge , Taka ュ arranged from north t o south , as t sawa and t h e Sakaguchi formations_The Yonagu Formation consists o f more or Jess phyJJitic shale containjng many blocks or lenses o f sandstone. shaJe. c h e r t . limeュ stone and basic pyroclasts i n various size and geologicaJ age.rangingfromtheEarly Permian t ot h e Middle Jurassic_ The Yoshio Formation i s composed o fc h e r t . s i ュ Jiceous shale and black s h a l e . intercalated frequently with massive or laminated ft h i s formation sandstone_ Based on the micropaleontological evidence.chert beds o are referred t ot h e Early-Late Triassic and t h e EarJy-MiddleJurassicrespectively_ I n the same way. siliceous shale i st h eEarly-Middle Jurassic.and blackshalei st h e Middle Jurassic i na g e _ The Ebirase Formationconsists mainlyo f darkgrays h a l e .i s > ntercalated w ith thick beds o f chert i nt h elowerp a r t .and with limestone.siJiceous shale and sandstone beds i nt h e upper_ This formation i s also ranging from the Lower Triassic t o the Upper Jurassic i na g e . however. the Permian chert occurs as a exotic b J o c k _ The Nabewaritoge Formation i s nearly same as the Yoshio i nl i t h o ュ ft h e Takasawa Formation consists o f 1ime ‘ l o g i c a l facies and a g e _ 1も e lower part o stone and basic volcanic rocks > ntercalated with chert b e d s . and ranging from the Middle t o Late Triassic_ The upper part o ft h e Takasawa Formation refers t o the Late Jurassic. and consists o f limestone. chert. _ s h a l e and sandstone_ The Sakaguchi Formation conformablyoverlies t h eTakasawa. and consists mainlyo fshaleand acidic t u f f_ This formation i s ranging from t h e Latest Jurassic t ot h e Late Cretaceous_ The most o fa l l bedded c h e r t . siliceous shale and acidic t u f f . and the majority o f shale i nt h i s area yield rich fauna o fr a d io l a r i a . Sixteen assemblages o fr a d i o ュ nt h i sa r e a . as shown i n Text-fig.3 . They are r a n g ュ larian fauna can be class> fi ed i ing from t h e EarJy Permian t ot h e Late Cretaceous 1-はじめに 球磨川中流域に分布する中・古生界は,九州にお *西日本技術開発株式会社 ¥ V e s tJ a p a nE n g i n e e r i n gC o n s u lt a n t Co. , I n c H 新日本技術コンサル タン ト株式会社 NewJ a p a nE n g in e e ri n gC o n s u1 t a n t Co. , l n c M ・熊本大 学 理 学 部地学 教室 D e p a r t m e n t 01 G e o l o g y .F a c u l t y0 1S c i e n c e . KumamotoUni v e r si t y ける秩父帯南帯の模式地として重視されてきた。こ れら中・古生界各層の層序および時代論については, 石灰府相を中心として研究がすすめられ,フ ズ リナ ・サ ン ゴなどにより,その 多 くが石炭一二畳系,お よび 三 畳系 と みなされてきた ( 松本・勘米良. 1964 ) 。 近年コノドントや放散虫による微化石層序の研究が 3 1 2 西国幸久・大石朗・佐藤徹・村田正文 すすみ,これまで層準不明であったチャート・細粒 砕屑宕相の時代が,古生代のみならず後期中生代ま でかなり連続することが明らかになってきた。 筆者らは 1978年以降.球磨川中流域を中心として, ュラ系に属する。 綴 j頼層は金層にわたり黒色頁岩相が卓越し.チャ ー卜・球質頁岩・石以岩・砂足f の岩塊またはレンス を f半う a 最下位屑状チャート l ム吉尾層中の下一上 中・古生代放散虫による微化石幡序の研究をすすめ 部 三 畳系チャー卜の延長部であり層!写も!写 L 迎。上部 てきたが. :l:l'連続した 16群集を識別し,それらの には,いわゆる鳥ノ巣型石灰岩とされるウーライト 層準が二畳紀より白亜紀後期およびものと考えるに 質石灰岩と,砂 1'f岩相が発達する。中ー上部のチャ ート・ 1圭質頁岩・頁岩からは,ジュラ紀中一後期の 至った。その概械をここに報告する。 報告に先 -.!J牟ち,この研究に終始御指導・{卸便鐙を I買いた大阪大学助教授中世古幸次郎氏に表心より感 謝の怠を表する。また. 1980 ・ 1981 年度熊本大 学理 学部卒業論文として関連地域を調査し,未公表資料 を提供された勝 山 幸八・吉良章 一 郎・竹原 哲 郎・古 二 蛍紀フズリナ・ ・コノドント・放散虫,および 三 畳:紀コノドントを 産出する。 怯本・勘米良(1 964) による天月層・四蔵層を含 チャー卜. 1圭質頁岩・頁岩と砂岩を 主と石灰岩 中・古生界の層序と岩相 ・塩基性凝灰岩の外来岩塊を f半う。 吉尾 府の岩相に 球磨川中流域の秩父帯南帯は,黒瀬川構造帯と四 万十帯にはさまれて. れるチャート・石灰岩塊からも, む鍋割峠層は.全層の岩相としては吉尾層と類似し, 清の諸氏に厚く感謝の意を表する。 II. 放散虫化石を多産する。また外来岩塊としでふくま NE-SW 方向に延びる巾約 13 くらべ,チャート・砂岩が著しく厚 いのが特徴とな る。放散虫化石からみてチャートは上部 三 娃系より kmの帯状地域をしめる。熊本県八代郡坂本村誌ぷょ 上部ジュラ系におよび.珪質頁宕・頁岩!土中ーと昔日 り芦北部田浦町坪木の鉢を結ぶ破木精造線により~ シュラ系に l帝する c 外来岩塊として含まれる石灰岩 瀬川 t荷造帯と境され,その南側に与奈久層(中部二 ・塩基性凝灰岩は,石炭系・下吉1I 二盗:系に属する。 つ'土、 位:系).エントモノチス府(上部 三畳 系) .四蔵層 (下古 lí 二位系 t 部一中部二畳系下部)および吉尾 層 えびらせ (中部 二 畳系中部) .綴瀬層(と部ジュラ系) .天月 神瀬帯の主体をなす高沢層(ま,石灰岩・塩基性火 山岩および火砕岩と,チャー卜が卓越する。高沢膚 の中ー下部は,中ーと部 三畳 系に属する石灰岩・塩 ニフのせ 層(上音 1I 石炭系人神瀬層群(中部 二 畳:系ー上部 三 基性火山岩・火砕岩およびチャ トからなり. I士郎 畳系)が順次帯状に配列し,多くは互いに断層で接 はチャート・頁岩・石灰岩・託金岩の累層からなり, 守るとされてきた(松本・勘米良. 1964)0 コノドン 塩基性火砕岩の薄層を伴う。産出する放散虫化石か ト・放散虫による微化石層序の成果,ぁ、よび堆積 学 らみて,上部は中ー上部シュラ系とみられる。高沢 的見地からの考察を加え,岩相層序を再編成した 。 層の上位に整合に重なり,神瀬帯の南縁に沿って分 すなわち,松本-勘米良(1 964) による与奈久層と 布する坂口層は,チャート・頁岩と淡緑色酸性凝灰 エントモノチス層をあわせて与奈久層,吉尾!脅..w: 岩を 主 とし.下部には石灰岩・塩基性火砕岩・チャ 瀬層,四蔵層と天月層をあわせた鍋割峠層,および ートの外来岩塊をし;工し;まはさんでいる。放散虫化 神瀬層群にあたる高沢層・坂口層である。 石から判断して,坂口層は最上部シュラ系から L 白U 与奈久層は葉片状頁岩相中に妙、岩・頁岩・チャー ト・石灰岩・温基性火砕泊からなる大小多数の主計片 ・岩塊を含む。岩機個々の地質時代も, 二位 紀前期 よりンユラ車己中期まで変化に'孟む。 吉尾腐は,チャー卜. J素質頁岩・頁岩の累府間に, 層 厚 変化の激しい成層または塊状砂岩層を数多くは きみ, 宇部 I j:与奈久層と異相関係とみられる。本層 中のチャートには. f 上告 11 三笠 系と下一中部ジユ ラ系の 2 層 J径のものがあり. ー卜から連続して下 f辛質 頁 岩は 三 位系チャ 中古 11 シュラ系.頁岩は中部ジ 臼 盟系!こおよぶものとみられる c これら各!輔のうち,続 i頼層の上部と高沢層. t反 LJ 層の大部分:ま 次性または 一 次性に近い堆積物とみ られるが,他の諸層の大部分,持に砂岩層の多くは 縞物片に~み日月らかな 二 次堆積相を示す 。 各層準に 挟杵ーする砂宕屑の多くは,来~半同結段階での 二 次 堆積物であるごとを示す。また,チャート・珪í't 頁 岩・頁宕からなる 一 連の細粒堆積相も.完成な一次 性土佐干貨物とは断定できず,多少ともスランプ精造を 伴う 一 次 'I~ ーに近い堆積相とみられる《 球磨川中流織における中・古生代放散虫化石群集について ,, ,, ,,, , J , ,, ,, , 313 J .,/ ///~'ÉB民主…IT腎\〆 〆 〆 "'・ P 2 F , J / ノ /,' Js〆/〆 .T2 J~Jl ' 1 4 SHIMANTO Gp 第 l 図 ill. 球暦川中流域中・古生界層序区分ど模式群集産地 中・古生代放散虫群集 本地域内に分布する層状チャート・珪質頁岩・酸 よぷ。これらの試料から,保存が良好で、産出個体数 の多いもの 200 点を選び\椿成種の検討と化石群集 の区分を試みた。初期段階の区分として,構成種が 性凝以岩のほとんど全てと,頁岩の多数から放青空虫 明らかに異り識別が容易なもののみに限定し, 化石を産出する。各層・各層準より採集された 試料 集を設定した。単!留を基準として採集された 1 試料 の中.放散虫化石を検出したものは 5000点以上にお 中に含まれる全群集を単位とし,各群集にはそれぞ 16群 3 1 4 西国幸久・大石 PALEOZOIC 朗・佐藤 M 微・村田正文 so E IT RIASSIC LaleE. IMid ILIE州I Middle I L O l e e Z 0 JURASSIC CARBONIFEROusl PERMIAN 開明|剛匡瞬間 c CRETACEOUS E ロ rly IMid仰|凶 e 国立国 叩] 戸すT Lale 匝図 t B A A H B R H I 個 甲 町田 困図図 YONAGU F . 匝事時寧 陣事E 恒国 匹事血事ll} I DIWill[[][四 四日 +ロ図凹 一、 ω 。 ωo . " . E コ ~n 0 コ E 一。no「一『可 p 三a. 口'" 0 コ コ。 ;:;.弓 '"。 匝E ζ 品2 堅塁 叩盟 '"ω ω 2 0 0 国 [:"::.;", 1 」半 四国田 ITII:gJllJ司 田 園 川面+国圃 阻+ 回一幽 l B d I H l 匪囲 TAKASAWA 第 2 tえl 一…盟国 匝寧国属医事国医事Rl!îJ fJl(居室川中流域における中・古生界岩キ目と垂 直 分布 匡国国 甲 球磨川中流域に行ける中・古生代金女主化石群集に AGE R A 1 μ」 〉、 -・・圃剛 凶江 υ 。 LA R 工 工 A Assernb1ag 合 Pa 七 ellula planoc 告 xa Ar 七 os 七 or む ium u rna As ぉ 。 I~ 0 D barbu H geysersensis Holocryp七 0 のおれ ium Acaenio 七 y1e umbl Ultranapor白 315 {為 (c与〉 (C弓) むB praespinife C 2) Ass. ( (C ォ〉 Obesacapsula rotunda Mirifusu お mediodila 七段七 us Pseudodic 七 yomi もむ君 。 r carpatic8 Ass Androrneda olae Mirifusus mediodi1a 七百七 us Ass , Zartus jurassicus C 必 crops sp.A A おお. (Jち) "Archa 凸 odic 七 yorni 七 ra directipora 下8 "Eucyr七 idiurn" s p. Ass. (J2) ω 付 Arch符 eodicty 心 mitr相川 sp.A Tri8sso~8mpe sp.A Ass. (J1) pnodoce anape 七 es Ass (T斗〕 E Z 〈工 Follicucullus 立凶 nL 凶. ω-mNO 4《仏 . Ass. (円) の albaille (P2) Pseudoalba匀le11a Asa , 第 3 図 l ' 円) 古生代放散虫イ t-お1il' tt, (Jラ〉 西国孝久・大石朗・佐藤徹・村田正文 316 第 l 表 球磨川中流域における中・古生代飲散虫模式群集 室 a コル\, . "・ ..n\ • prH 川〔山 0 ・ "u...:. 317 球磨川中流域における中・占生代放散虫化石群集についで (第 1 表続き) s . .4Ip)~ • p'~~tlnt 凶図幸久大石朗佐藤徹・村田正文 318 を指定し,持徴的 Hagiastridae .Patulibracchiidae の祖先系が古坐 な権成種名を冠することとする。群集毎の層序関係 代におよ以ことを示す<2.で重要で、ある。 Nassellaria や range は,局地的に連続する層 j子断面で検証され は Fo l l i c u c u l l u s.Alb ω llella .Neoalbaillella の 3 属 れ模式群集 (Type AssembI age) たものも多いが,その粕度は未だ不充分で、あり,各 が悦勢で,特に Al b a i l le l la各種を豊富に含む。 Neo. 権成種,,-4の range や群集の境界についての検討は今 αlb αillella の存在により下位 p ,群集から区分され, 後の課題である。また,各群集の層準については ISHIGA e ta l . (1 982) 共存するコノドント・アンモナイト,および各構成 とされた。 により Guadalupian 後期以降 種の DSDP をはじめとする既報告資料にもとづい で推定した。その結果, 4 群集が三 畳紀, 16群集中 3 群集は 二 畳紀 5 群集がジュラ紀, B. 4 群集が白亜 紀に属するものと推定するに至った。 三畳紀放散虫群集 二登紀放散虫群集が大型の Nassellaria を中心と するのに対し, 三 畳紀の群集は大型の Spumellaria 判長勢となり , A. 二畳紀放散虫群集 A γ chaeospoηgopγ unum .Cαpnodoce ・ Cαp叩 chosph α era などを特徴としで 4 群集に区分 a . Pseudoalbaillellα 群集 (P ,) した。チャー卜からの産出が多く, Spumellaria の 熊本県八代郡坂本村与奈久尚方 1 km の山渋川沿い 内部精造は必ずしも保存良好とはいえないが,外形 に露出する与奈久層中のレンス状チャート (YPC ー や表面装飾が多様化し種属の識別(主容易である。共 みなみあまべ 1),および大分県南海部郡弥生町の尺間山府中の チャー卜より産出する。 存するコノドントにより層準を推定した。 a. Spumellaria は Entactiniidae に属するものを少 未命名 三登紀前期群集 (T.) 芦北君百芦北町吉尾西方 1 km の吉尾川に諾出する, 数含むが,内部情造の保存カ、悪く属の識別が困難で、 吉尾層中のチャート ある。 Nassellaria は大部分 Ps e udoalbaillell α に属 与奈久層・吉尾層・尺間山層より知られる。 ( N S80031903B) をはじめ, し,優勢な P. γ ho刑 bo t hora ca ta とともにごく少数の Nassellaria を欠き Entactini idae に属するものが Follicucullus cf.ventricosus を含む。 HOLDSWOHTH 優勢で,尺閉山層の試料には Hept αcl adus 類似のも & JONES (1 980) したがい, わよび 1 S HIGA& IMOTO (1 980) 二 '民紀前期 に 石炭紀後期とする。 のが含まれる。 Nassellaria を主体とする 二 畳 紀群 集とも , A γ ch αeospongopru山間・ Capnodoce を特徴 b . Follicucullus 群集 (P , ) とする 三 盆紀中期群集とも異るが,現在手許の試料 熊本県 芦 北郡芦北町綴 j額四方約 200m ,綴瀬府中 は保存不良で属種の検討が不充分で、ある c 今後検討 の岩塊状チャート (EPA-l) をはじめ,与奈久層 および尺閉山府中のチャー卜より産出する。 Spumellaria はほとんど産出せず , , トと共存する。 F o l l i c u c u l l u s scholastiC1<S のみによってしめられる 。 しかし 奈久層中のものは , Follicucullus を欠き, 与 ISHIGA& I IOTO (1 980) によって共存種とされた Albaillella s p .C を多産し.わずかに Par α{ollicucullus を伴う HOLDSWORTH& JONES(1 980) および ISHIGA & IMOTO (ω19 鵠 80ω) らの見解にしたがい 二 f 佼 t紀中則の f後愛期 (Guadalupian) とする。 b . Archα eospongoprunum sp.A 群集(T,) 芦北郡芦北町 í1 石西方 1 km で\鍋割峠層下部のチ ャート層 (NS 79040551 ) をはじめ, 与奈久・吉尾 餓瀬・高沢・尺閉山の各層にわたり産出する 。 Aγ ch α eospongoprunt日n が大半をしめ , Tγ ipocycliα がこれにつぐ Sp 仰 山 uJmηm 叩同e 叶 叫l日laria が{優憂勢てで、1'\ assellaria は貧弱でで、ある。 ;二 二畳紀の大型 Nasse l\ 訂 a ri悶 a と異り, 多節の Tri ω socampe' Yeharaia が主体で,殻が- c . Neoalbaillellα群集 (P ,) 八代郡坂本村与奈久南方1. の上,改めて報告する。本群集は Spathian コノドン 重で殻孔の配列が単純なものが多しミ 。 多数の Arc- 5km の l 地点のみから 産出し,与奈久層中の宕塊状チャート (YPA-8) haeospongoprunum と少数のわ tα ssocampe' Yeh αー raia で持 3 1 9 球磨川中流域における中・古生代放散虫化石群集について 吉尾層中のチャー卜には,本群集と下位未命名群集 のチャート ・ 瑳質頁岩,鍋害 IJ 峠層のチャートより産 が連続的に店主出する部分がある。共存するコノドン 出する。 トは Ladinian ー Carnian を示すが,下限は Anisian 後期まで延びる可能性がある。 idium" が特徴的である。 Tγiα SSOC a1叩e は 三畳 紀中 そまの;ま~ 球磨郡球磨村柚鼻山北斜面に露出する高沢層下部 (0179060507) をはじめ,高沢層の吉尾 層・鍋越峠府から産出する。 -Emiluvi αP を伴う。 Polar splne が右旋回を示す A rchaeospongoprunum , の放射頼の 2 本が右旋回の Tripocyclia 3 本 s p _A , 4 本 の放射車車中 3 本が右旋色]の Emìlωzα? cochle αtα を 持徴極とする本群集は (1979) 一後期に多産する T. deweveri は全く含まれず,円 錐状の T.sp.A が代る。“Archaeodictyomil γα" は頭頂 部が不規則な網目状をノjミし,胴昔日は格子状の殻をも Spumellaria が優勢で , A γ chaeospongoprunum が 主体をしめ , Tγ ipocyclia 三 畳紀より連続する Tria- ssocampe 以外に“Aγ chaeodict 型omit γα" ・“E阿古川ー c . Emiluvia? cochle αtα 群集 (T ,) のチャート Nassellaria が優勢で, NJSHIMURA N AKASEKO & による Emiluvia? cochle αtα 群集 l こーー致す ちジュラ紀特有のもので,外形と表面装飾から 8 種 に区分したが,本群集では“A."sp_A と“A."sp. D の 2 種を含む。長大な api c a l horn をもっ“Eucyrli dium"sp_C は個体数{;I:少いが,ジュラ紀中期で低勢 となり,またジュラ紀後期一白亜紀前期に多産する X 山 dae{ こ類似するものが含まれる。 Spumellaria では“ Paronaella" が 三 畳紀から連続し,白亜紀に る。尺間山層・吉尾層中のチャートには,下位の 多産する Alievium 状の殻をもつものや,中央部のふ Aγ chαeospongop山叩m sp.A 群集から本群集まで、連 くらみの著しい海綿状の殻をもっ“P."sp _ A -“ P.H 統するものがある。共存するコノドントは Ladinian s p .B を産する。また , Spongosalurnalis-P αtα eo 後期一 Carnian を示す。 sα lur叩 lìs など環状椋をもつものや Panlanellium が d _ Capnodoce anapetes 群集 (T. ) 出現する 。 行北郡芦北町下白木東方 1 km の天月川に露出する 鍋害Ij峠層下部のチャート (S K 15) をはじめ,与奈 久・吉尾・ IUJ 沢・尺閉山各層のチャ 卜を主として 産出する 。 Capnodoce-Cα同町 hosphae γα を欠くことで 三 鎧: 紀T. 群集から区分され,“Paronaella" を含み Tγi- l l u s .Zarlus を欠くことで上位 J ,群集と区分される。 Y AO e ta l . (1 980) の Dic lyomitrellαsp . C-Arc ー 一ー般に Spumellaria が優勢で、,管状の放射線 3 - haeodictyomitra s p _A 群集と類似するが,透過光に 4 本をもっ Cαpnodoce ・ Capnuchosphaer α が大半を よる記載のために rU] 定が困難で、ある。芦北町下1"1 木 しめ, の鍋越峠層チャ Nassellaria は Triassoc αmpe と原始的(; Dì ・ ctyomilra や Pseudodìctyo叩 tra 類似のものが多し」 また , トには,下位 Cαpnodoce anapeles 群集から本群集まで連続する層序があり,その聞に Xiphotheca の産出も特徴の 1 つである 。 は約 5m の無化石帯ーをはさんでいる。 三 畳赤己 Rhae- NAKASEKO & NJSHIMURA (1 979) の Cα仰町 hosph αeγα tian の放散虫が充分つかめていない現状では,ジュ theloides 群集にほぼ相当し, ラ紀型J 群集の初期のものとして本群集を取扱う。 後期 三 畳:紀群集, γ ella D EWEVER (1979) の YAO e ta l . (1 980) の Dìclyomit- b . "A γ chaeodictyomilr α" のγ ectlpo γαtα ー s p .B 群集とも対比可能である。共存するコノ ドントは Carnian 後期 -Norian を示す。 “Eucyrlìdiu情 岩( C. シ‘ュラ紀放散虫群集 .Nassellaria 共に種分化が著しいが, K R80042539C)をはじめとし, 吉 尾層・与奈 久層中のチャート・珪質頁岩より産する。 放散虫の進化史上の発展期にあたり, Spume l\ aria らべ Nassellaria の発展が顕著である。 sp.A 群集 (J , ) 芦北郡間北田Ti毎路迫に分布する吉尾層中の珪質頁 三畳紀にく Spumellaria.Nassellar はともに種数・個体数 が豊富で, cru SpumellariaI こは Paronaellα . Pseudo- 西国幸久・大石 320 含まれる。長大な apical 朗・佐藤徹・村田正文 horn をもっ 3 室の“ Eucyr tidi叩n" は個体数は少いが, 3 分岐した secondary a p ic a l horn をもっ“E." s p .A や, abdomen 上の縦 筋の細い“ E."sp. B が含まれる。また, 2 分岐した 数ともに豊富に含まれる。 “ A rchaeodictyomilr α" はわずかに“A." s p .G のみが残存する。 Zartus ・ Pachyo町出・ Cecrops s p .A .U加問α ・ Hsuum.Parvicingulα を含み,“Aγ c haeodictyomit r α" 3 本の澱をもっ Micromelis s as p .A を含むことも特 をほとんど含まないことで上記 J ,群集, 徴の I つである MIZ町心司 et al . (1 981) の“Dictyomitrella" s p .A u己特徴のはか,“Paronaella" .Tγ ,assocampe s p .A を欠くことで Ff立 J ,群集と区分され, また Zartus .Archaeodictyomilra'Hsuum.Parvicing. ulα ・ Uηum α を含まない点で上位 J ,苦手集と区別され る。問械に, YAOe ta l . ( 1980).MIZUTANI et α 1. (1 98 1)らの Unum α echinatus 群集とも Unumα を欠 くことで異り,むしろ MIZC寸A Nl e t α 1. (1 98 1) の p .A 群集と “Dictyomit 同 11α"sp. A-Pantanellium s の間に類似性があるが,“ A r chaeodictyomil γ a" 存在が巽 る。本群集の屑準は, の YAOet a l . (I980) の Unum α echinα tus 群集よりも下位で PESSAGNO and BLOME ( 1980) による T rillus の range を考慮し Pliensbachian-Bajocian と推定している c c . Zartus j urassicus- CecTops s p .A 群集 (J ,) 下子;.~Ul[S芦北町 吉 尾南方 500m の吉尾層中の珪質 f[ 量(;.J S 79041009) を模式燃本とし,吉尾・綴瀬・ および ー“Pantanellium" s p .A 群集と区分される。本群集 は Y AOe ta l . (1980) ・ MIZI 庁ANI e ta l . (1 981) ら の Unuma echinα lus 群集に対比され,その層準 l 立ジ ュラ紀中 lJJl Baj ocian-Bathonian と寄えられ,下限 は Pliensbachian まで下る可能性もある。 d. A 勿dγ omedα violα e - Mi γ ifusus mediodilαtα tus 群集 (J ‘) 球磨郡球磨村鍋剖峠に露出する鍋訓峠層中の頁岩 (FR 81080503A) をはじめとし,綴瀬層中の頁岩, 鍋害Ij峠層・高 沢層 上部のチャート・珪質頁岩・ 頁岩 中に知られる c Spumellaria 'l\ assellaria ともに最も豊 富な 群集 をなし,個体数も多い c Spumellaria: 主 Hagiastridae .Patulibracchiidae が主力をしめ Trilrabs casmaliaensis .Tetraditryma pseudopl e na 要種を含む。 c f . など重 ジュ ラ紀中期で特徴的であった Panta- 鍋書Ij峠各府中のチャート・珪質頁岩・ 貰 宕より知ら n e l li inae の Zartus .Trill包括・ Pαchyoncus は消滅し, れる会 放射赦の短い Ij 、主l の Panlanellium 純数・個体数ともに著 しく 登 Z誌で, l J式料中:二 少数産出す るのみで ある e s p .C および D が T γ ipocycli α .E .chic α co γ nuta' Spumellaria .Nassellaria をあわせて 50種以上に Emiluvi α antiの岨 .E 目 salensis もおよぶ。 Spumellaria では Tγ itrubs .Tet γαtγ abs 徴的に含む c f金勢をしめる Nassellaria は. ンユラ 紀中期より 連 続する U加問 0 ・ Purvicingula . Archa .Homoeoparonaellα . Paro加 ella .Cγ ucellα など Hagiastridae'Patulibracchiidae の分化が著しし また , Panlanellium s p .B .Zarlus s p .A .Z .jura- などを持 eodictyomilr α . Hsuum に加え Sethocapsa .Zhamo ー idellum ・ Mirifusus .Amphipyηdax が催勢群集として s s i c u s .Tγ illus elkhorensis .T .s p .A .P αc 旬。町山 登場する 。 Andromeda I 立放散状 feet p .A など Pantanelliinae が多 tumidus .GOTgαnsium s Jαe と feet を欠く A. s p .A がみられ I 数合まれ,尉準決定に重要で Jうる。また,殻精造が が少く , Pγ otunum α は 4 極が識別された cSethoc αpsa Pantanelliinae に矧似する Cec γ ops s p .A も特徴的に は非常に をもっ A. v i o - Unuma(ま個体数 球磨川中流域における中・古生代放散虫化石群集について c f .carpatica 群集 (J , ) Holocryploc 即日,m 芦北郡芦北町下白木北東 1 krn の採石場に露出する 簸瀬層上部の頁岩 (N S 7907070808) を模式標本と (C , ), barbui-H. geyse γ s ens1, S urna 群集 (C. )である。これらの群集は坂口層の模 式地でほぼ連続して達し, のチャート・頁岩より産する。 nlan におよぶ。 群集より減少する 。 Spumellaria は‘ A r chaeospong. opγ unum' Pαronaell a? . Cryptamphorella など Crypto 型 Nasse l l a r ia を豊 E孟 Archaeodictyomitr α . Pseudodictyomitr α .Thαnarla も種数が多い。 Mirifsus mediodilatatus. P町 vicingula boesii など下位層準の群集と共通種を 含むが,その数は少い。また , Novixitus の出現や Eucyrtidium s p .C の産出は特徴の Pseudodictyomit γα ・ Novixitus 1 つである。 .Eucyγ tidium s p . C の 存在と Emiluvia antiq,uα ・ E. sale町 is .Hsuum の 欠 除により下位 J. 群集と区別され, FOREMAN( 19 73) の Sethocaps α cetia 群集, RIEDEL & SANFILIPPO (1 974) の Sphaeγ os 句 lus la冗ceola Zone , PESSAGNO (1 977a, b) の Zone 2-5 ,中世古( 1979) の Miγ i f. USUS 刑 ediodilα latω Parvicingulααltissima 群集 との聞に類縁性が認められる 。 本群集は Tithonian アンモナイト Pseudovirgaites ? sp . と共存し, Tithonian 中一後期から白亜紀 Berriasian におよぶ かもしれない 。 D. 白亜紀放散虫群集 ジュラ紀群集に比し種数・個体数ともに減少し. Spùmellaria では特にその傾向が著し く .大半が Nassellaria でしめられる 。 Spumellaria では Hagi. astridae .Patulibracchiidae .Pantanelliinae の各 属と Emil ω ia が減少または絶滅し , Pseudoaulopha. cus .Ordiculifo γ ma .Acaeniotyle.Pα tellula の各 属が出現する。 Nassellaria でも多くの属で減少が みられ,特に S tichoc αpsa .A γ chaeodictyomit γα Parvicingul α .Mげ ifusus で著しい。他方で , hi 開nd 仰はじめ Thanarla .DicIyo冊 itr α Amp. の分化や Xitidae の滑加がみられる。 2 群集の 4 群集が認められた 。 umblicat α 各群集についての詳細は村田ら(1 982) の報告に ゆずる。 引用文献 P.O., DEWEVER , P. , and KOCHER , R. , i n press: Correlation o f Tethyan Late J u . rassic-Early Cretaceous radiolarian events. Paper present e d att h el nternat i o n aIGeol o g i c aI Congress , Paris , 1 9 8 0 . DEWEVER , P., SANFILIPPO , A. , RIEDEL , W.R. , and GRUBER , B., 1979:Triassic radiolarians from Greece , Sici 1y and Turkey. M Ì<: ropα leont . ( 2 5 ) BAUMGARl下Ii:R , " 75-110. DUM!TR ICA , P ., KOZUR , H. , and MOSTLER , H. , 1 9 8 0 : Contribution t ot h e radiolarian fauna o ft h e eol. Middle Triassic o ft h e Southern Alps. G P a l e o n t .M i t t . lnnsbruck , ( 1 0 ) ' . 1-46. FOREMAN. H .P . .1 9 7 3 :Radiolaria from DSDP Leg 2 0 .l nl n i t i a l Reports o ft h e Deep Sea Drilling .C., U .S .Govt. Printing Project. Washington , D Office , 2 0 . 249-305. HOLDSWORTH , B.K. , and JONES , D .L., 1 9 8 0 :P r e l i . minary radiolarian zonation f o r Late Devonian through Permian t i m e. Geology , 8. 281 ー 285. ISHIGA , H., and IMOTO, N., 1 9 8 0 : Some Permian Radiolarians i nt h e Tamba District, Southwest Japan. Earth Science , ( 3 4 ) . 6. 333-345. 一一一一一一一一 . KITO , T., a nd IMOTO, N. , 1 9 8 2 :Late Permian radiolaran assemblages i nt h e Tamba d i s t r i c tand an adjacept area , South 、lV est Japan. Earth Sc 問先ce , ( 3 6 ) 1 , 10-22. 松本達郎・勘米良亀齢. 1 9 6 4 : 5 万分の 1 ,地質図幅 「日奈久,.及び同説明 書 ,地質調査所. MIZUTAl'H, S., HATTORl, L , ADACHI , M., WAKITA , K. , OKAMURA , Y., K !I沿, S 吋 KAWAGUC阻, r., and KOJ酌仏, S., 1 9 8 1 :Jurassic Formations i nt h e Mino Area , 5 7 ) Ser. Central Japan. Proc. Japan Acad. , ( B, 6 , 194-199. 村田正文・大石 それらは,下位より γ 01 仰向群集 ( C ,), Acaeniolyle Ultra加po γα praespinifer α 群集 (C , ), 朗・西国幸久・佐藤徹・竹原哲郎; 1982; 九州南西部における神瀬帯南縁部の後期中生代 放散虫微化石層序 . 中世古幸次郎, 神瀬帯雨縁の坂口層から白亜紀前期 2 群集,後期 Obesacapsula Valanginian から Santo. .Praeconoc αγ yom隅α のみ ても個体数も少 L 、。 Nassellaria では Zhamoidellum に産し , 群集 Patellula planoconvexa-Aγ tost γ obium し,綾瀬層・高沢層の上部の頁岩および坂口層下部 Nassellaria が90%以上をしめるが,種数は下位 321 JRS 81 Osaka , 327-337. 1979 : 本邦白亜系放散虫群集と国際対比 の可能性.化石, 2 9 27-35. NAKASEKO , K. , and NISH酌!URA, A. , 1 9 7 9 :Upper Triassic Radiolaria from Southwest Japan S c i . Rep. , C o l . Gen. Educ. Ssaka Univ ., ( 2 8 )2 61-109. 322 西圏幸久・大石朗・佐藤徹・村田正文 PESSAGNO , E.A. , Jr ., 1977a: Upper Jurassic Ra. diolaria and radiolarian biostratigraphy of 出 e Oregon and British Columbia. MicTopaleonl ( 2 6 ) S 225-273. 2 3 ) 1 RIEDEL , W.R. , and SAN FlLIP問, A. , 1 9 7 4 : Radiolaria California Coast Ranges. Mic γ opaleont . ( 5 6 - 1 1 3 f r o m t h e Southern 1ndian Ocean , DSDP Leg 2 6 . , 1977も Lower Cretaceous I n 1n は ial Reportso ft h e Deep Sea Drilling R adiolarian Biostratigraphy of the Great Valley Project, Washington , D.C. , U .S .Govt . Printing Sequence and Franciscan Complex , California Office , 2焔, 771-813. YAO , A. , MATSUDA , T. , and TSOZAKI , Y. , 1 9 8 0 : Coast Ranges. Cushman Foundation f o r Foram. 5 1-63. Triassic and Jurassic : radiolarians from t h e i n i f e r a l Research , Spec. Pub. , 1 -一一一一一一- and B 凶ME , C .D. , 1 9 8 0 :Upper Triassic 1nuyama area , Central Japan. Jour. Geosci. and Jurassic Pantanelliinae from Ca Ji forn > a , Osaka Cit封 Univ. , 23 , 135-154. Explanation o f Plate 1 1 . Entactiniidae gen. e ls p .i n d e t Yonagu Formation (Loc. YPC-1 , Pl Ass.l p .c f .T .cαS 間α liaensis (PESSAGNOl 2. Tγ ilrabs s Nabewaritoge Formation (Loc.FR81080503A J4 Ass.l 3. Paronalla s p . Yoshi o Format i o n (Loc.KR80042539C , J2 Ass.l 4. Pseudoc γ ucella s p .C BAlJMGARTNER 5. Yoshio Formation (Loc. KR80042539C , J2 Ass. l “Pα ronα ella" s p. Nabewaritoge Formation (Loc. SKO , Jl Ass. l 6. Ar chaeospongop γ unum s p .A Nabewaritoge Formation (Loc.NS79040551 , T2 Ass.l 7. Archaeospongopγ unum s p .B Nabewari t o g e Format i o n (Loc.FR81080503 l A , J4 Ass. 8. A γ ch α eospongoprunum sp.C Takasawa Formation (Loc.0179060507 , T3 Ass.l < l BLOME 9. Pα chyoncus tumidus PESSAGNOan Nabewaritoge Formation (Loc.KT80032613 , J3 Ass 目) 1 0 . Tri l l u s elkhornensi s PESSAGNOand BLO恥伍 Yosh > o Formation (Loc.ST80033011B , J3 Ass.l . Zaγ lus ju γα ssicus PESSAGNOand BLOME 11 Yoshio Formation (Loc.NS79041009 , J3 Ass.l 1 2 . Zartus s p . Yoshio Formation ( o c . NS79041009 , J3 Ass. l 1 3 . Gorgansw m sp Yoshio Fomation (LoιNS 79041009 , J3 Ass.l (BAlJMGARTNER l Nabewaritoge Formation (Loc. FR81080503 A , J4 Ass.l 1 5 . Tripocyclia sp. 1 4 . Tγ 'poc 百 clia coγ nuta Takasawa Formation (Loc. 0179060507 , T3 Ass.l 1 6 . Cαpnodoce anapetes DEWEVER Nabewaritoge Formation (Loc.SKF , T4 Ass.l 1 7 . C叩叫 chosphae γαtγ 回 ssica DEWEVER Nabewaritoge Formation (Loc.SKA , T4 Ass.l 1 8 . Emilu 砂田 ant iq,u α(RÜSTl Nabewaritoge Formation (Loc. FR81080503 A , J4 Ass.l 1 9 . Em via (1) cochle α ta NAKASEKOand N1SH島町R Takasawa Formation (Loc. 0179060507 , T3 Ass.l Scale bar A: Figs. 1 , 4 ー 7 , 10 , 16 , 1 8 9 . Scale bar B : Figs.2 , 8 , 14-15, 17 , 1 Scale bar C : Figs . 3 , 9 , 11-13. Explanation o f Plate 2 1. Pseudo α lbaillella γ hombothoracata ISHIGA and IMOTO Yonagu Formation ( Loc. YPC-l , Pl Ass.l 2. Pseudo α lba ü/ella sp.A ISH1GAand IMOTO Yonagu Formation (Loc. YPC-l , P1 Ass. l 3. Foll町 ucullus scholaslicus ORMISTONand BABCOCK BABCOK Yonagu Formation (Loc. YPA-8 , P3 Ass.) 4. Fo l l icucullus vent γ icosus ORMISTONand BABCOK Yonagu Formation (Loc. YPA-8 , P3 Ass.l 5. Pαγ afollicucullus sp. Yonagu Formation ( Loc. YPA-8 , P3 Ass.l 6. Alb α üle /l,αsp. C I SHlGAand IMOTO Yonagu Formation ( Loc. YPA-8 , P3 Ass.l 球磨Jl I 中流域における中・古生代放散虫化石群集について 7.α IbaüleUα 。 γ nithoformis ミMURA and NAKASEKO Yonagu Formation (Loc. YPA-8 , P3 Ass.) f .N .opt即時 !SHlGA, KI T O 8. NeoalbaiUella s p .c and IMOTO 九%九 agu F、 (Loc. 岬 8, P3 9. Pe '1' ispy γ idium ordin α rium (PESSAGNO) Nabewaritoge Formation (Loc. FR81080503 1 0 . . A . J4 Assl romeliss γ。治 hio Form ぉ tion (Loc. く校 80042539 仁、 J2 Ass.) 1 1 . Eucyrtidium s p . 交い rase F ormation (Lo 仁 ト:biraseγorma t i o n (Loc. おお 79070808 , Ass.) 2. “ Archaeodic Iyomitra" sp.A Nabewaritoge Formation (Loc. SK8 , J1 A 5 5 . ) 3. “ rch α eodic οm ばγ a H di'ゲ γα ta ( RワST) Yoshio Format卲n (Loc. KI当 8004253泊 C , J2 Ass.) 4 . Arch α eod i<: t 曹 O 拙 itr ααp 阻 γa (RUST) Nabewarヘ!oge γormation J4 Ass. l 5 . Hsuum maxwelli PESSAGNO 1 3 . 1 4 . A . J4 Ass.) 釘 ens i s PESSAGNO RIEDEL SANFILIPPむ Nabe もゐ'aritoge F ormation (Loc. FR81080503 A , J4 Ass.) ! idium Yoshi o Format on(Loc. 80042539C. A , J4 Ass.) 7. Hsuum s p . Yoshio Foγ 拙 ation (Loc. とう 1・ 80032501 J2 Ass.) 8. 山 cyrtidium Andro 隅 eda む I!4 m Formation (Loc. FR1080503 J4 Ass.' 15.γ omeda Nabewaritog乙 Formation ( Loc. FR81 む品… 5 リ3 s p .A Nabewari 国車 e μαθBAUMGA設 1 6 . Tァ icoiocaps α plic crum YAO Nabewaritoge Formatiol1 Ass.) 3 Ass.) s p . Ebirase Format i o n (Loc. NS79070808 , J5 Thanα rla Ass.) 阜、 Nabewaritoge Formation (Loc. FR81-80503 A , J4 Ass.) eudodic γa s p .C ca .rpatica . ( L . . O Z Y N I A K ) Ebirase Formation (Loc. NS79070808 , J5 Ass.) lち Mirifusus 制 ediodiialatus (RワST) Nabewarito 部合 Formationωc. FR 民 KT8003261 、人 J4 A ぉ, 1 7 . Tri < :olocapsa s p .A Takasawa Formation (Loc. 0179060507 , Ass.) 1 8 . げ .oc. FR81 口氏 Nabewaritoge Formation (Loc. FB81080503 NS79070808. J5 6. ! i . < uum ? s 12. 323 lunu隅 sp. 11 . Parvicingula? p γ oce γ a PESSAGNO Nabewaritoge Formation (Loc. FR81080503 J4 As ぉ J 12 , Nabewaritoge Formatioll (Loc. FR81υílO 泊。斗 A , J4 Ass.) 1 9 . Unu冊a t智 picus ICHIKAWA andYAO Yoshio FormatlOn (Loc. ア合 041009. Po.Tvicíngu[α ii (PA及。 I Ebirase Format i o n (Loc. NS79070邑 08 , J5 Ass.) 1 3 . Tγ ias Soc αmpe de 叩 e む eri (NAKASEKO and 話料lMU臥) Yoshio Formation (Loc. S '1 '80032504 2 0 . 2 1. and YAO Yoshio Formation (Loc. NS79041009 , J3 Ass.) αps α S. cet i a FOllEMAN T2 Ass.) Unu摺a echìnatus、 1CHIKAWA Eh叝ase Format卲n (Loc. Ass.) 2 2 . Sethocapsa s p . Nabewarito 再 J4 Ass.) l e bar Formatior主 7907080品 1 4 . s p .A Nadewaritoge Formati 川、 (Loc. SK4 . J1Ass.) Triassoc αmpe γc 品 α ra' α 汽 p [、 akasawa Formation TK8104 T2 Ass.) 1 6 . Amphipyndax ? 5 p . FR81080503 Nabewari 相官待 Format;on (Loc. FR 開 1080503 A, J4 3- • /-10 , 17 , 2 2 . Scale bar B : Figs. 1- 2 , 14-15 , 21 . l e bar く:ト igs. 6 , 18-1' 1 . れ gs. Explanation o f Plate る 1. Cryptampho1'eUa sph α erica (WHITE) 場長-:U. í!y γ t !S Nabewaritoge Formation (Loc. FR81080503 A . J4 Ass.) Xiphot h e c(l k αγ penis sionen5 DEWEもでR Nabe 机 γ 蔀 e Format卲n ( Loc. SKA. T4A5S ScaleγFig5. - 6 , 9 , 11~-18. Scal e bar B: F刕s. 7 , 1 0 . Scale bar C : Figs. 1 , 3. 8. 324 Plate 1 西国幸久・大石朗・佐藤徹・村田正文 球磨川中流域における中・古生代放散虫化石群集について Plate 2 325 326 Plate 3 丙園幸久・大石 朗・佐藤徹・村田正文